獣はかくして交わる

kemono wa kakushite majiwaru

獣はかくして交わる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神89
  • 萌×227
  • 萌12
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
23
得点
590
評価数
131
平均
4.5 / 5
神率
67.9%
著者
沙野風結子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784403525162

あらすじ

半グレ集団を執拗に追う刑事・鹿倉は、ゼロと名乗る男に窮地を救われる。
利害の一致から、ギブアンドテイクの関係を成立させる二人だが……?

表題作獣はかくして交わる

自称フリーライター
30歳,警視庁組対二課

その他の収録作品

  • 獣はかくして食らう
  • ゼロの匂い

レビュー投稿数23

怖い世界観

続編の「獣はかくしてまぐわう 」と二冊セットで電子版を購入。
小山田先生のイラストが、作品のムードと合っている。綺麗で怖い。

家出した青少年の拉致と人身売買
半グレと反社や、不法滞在のベトナム人
・・今湾岸に近い都市で実際にそれに近い事が起きているので怖いな、と思いながら読了。

BLだから、そんなに深く情報収集せず、妄想と推測を下地にして書かれていると思うけど、 
こういう闇事件はそんなに遠い所で起きていないと、震えながら読了。


★北斗七星とゼロの素性が肝。
光と闇の点が交わる、という流れ。

0

コレは読み応えあり

ここのところ、甘い系のお話を読んでいたので、久しぶりにガッツリ男臭い話に夢中になりました。

組対刑事の鹿倉は、個人的な理由もあって、半グレ組織の東界連合を摘発することにかけていた。ある時、罠にかかって手がかりを得ようとしていた鹿倉だが、すんでのところである人物に助けられる。それがゼロと名乗る得体の知れない人物で…

鹿倉はゼロから情報を引き出すために、ゼロも鹿倉から情報を得たいと二人は近づくのですが、裏切らない契約がわりに肉体関係を(最初はまぁ手で致すとこから始まるんですが、このいきなりじゃ無いところにまた萌える!)持ちます。
事件が起こりつつ、たまにゼロと逢いつつ、鹿倉はちゃっかり?(笑)ゼロに惹かれちゃってるわけです。うーん、この至るまでのプロセスの書き方が沙野風結子さん上手い。
鹿倉の負けたく無いっていうか葛藤っていうか、矜持なのか、、、でも結局ゼロに落とされちゃうところとか、もう悶えます♪

最後はゼロの正体を聞いて、二人の中には信頼関係も芽生えたかなってところに次の事件が。。。そこには新たな強敵、検察庁の桐山が参戦。東界連合の遠野と桐山、どちらも追いかけるべき相手、ってところで終わります。続編は今年出るようなので、続編の文庫も出るはず。楽しみでしょうがない!!

鹿倉が男前受だと後書きにありましたが、その鹿倉を攻めるゼロもコレまたええ男!
なにかと言えば、鹿倉を仲間に尾行させて窮地から守ったり。ゼロの得体の知れなさ加減も今後とも変わってきたりするのかな。次はカワウソ君も活躍できると面白いのにな。ま、活躍する雰囲気が無いからカワウソ君なのかw

久しぶりのヒットに読み応えあって面白かったです。


3

追う男達

なるほど、獣はかくして交わったのですね。
男前攻め×男前受け、マウントの取り合い、いいですね!

お話はラブラブハッピーではないですが確かに交わったかな。
光と闇に惹きつけられて、守り守られ、表と裏で。

最後の事件が予想通りで…。まんまと桐山の思うツボで。まだまだ俺達の戦いはこれからだって感じなのかな?続編ありそうですね。

ゼロが鹿倉に執着するところはいいぞ!と。鹿倉もゼロにはまっていき…。
鹿倉の首大丈夫かしら?と心配になりました。
そもそも最初からゼロにねえ。飼いならすのはお互い様になれたかな?

なんか似たような事件があったような気がするような。

特別な関係、いつまで続くかな?
ゼロの嫉妬には萌えたけど、最後の事件が駆け足でもうちょっとページを割いてくれたらなあと。そしたら信頼関係も萌え所だったんだろうなあ。

2

シリーズ化するのかな

刑事と、裏のある謎男とが、同じ目的に向かうお話。
なんだか久しぶりに、男くさい裏社会もの読んだような気がする。
夜って感じのブルートーンのカバーイラストも美しくて、凄く目を惹く。
早い段階から、二人の間には、何か過去の因縁があるのだろうなって事は垣間見えていて、一応本編中にその過去の因縁については解明されるのだけど、その上で、これから先の二人は…って所で終わってしまっている感があるので、これはシリーズ化して続きがあると思ってもいいのだろうか?
続編がどうなるのか、期待して待ちます。

3

どちらが飼うか飼われるか

電子版カラー口絵、挿絵、あとがきあり。
アンダーグラウンドの世界で生きる謎の男と、刑事の秘密の関係。
ストーリーはハラハラドキドキ、面白かったんですが、正直お互いに情報をやり取りする対価としてカラダの関係を…というのがなんか、わかるようなわかんないような…。そこでエッチする必要ある?と思っちゃった。要するに自覚するのは遅かったけど、どっちも一目惚れだったってことなのかな…。

一見ハードボイルドで甘さのないようなお話ですが、だんだん愛や執着も感じられて。秘密の関係を築いて危険な逢瀬を重ねる中で、関係が深まっていくのは萌え。
お話としては、後半の、カメレオン検事桐山が出てきてからの方が面白かった。受けの首筋にキスしたり、耳を舐めたりめっちゃキモいんだが(笑)、その後の攻めの嫉妬がおいしい!
ラストはカラダだけじゃなくて、極限でお互いを信頼し合う二人にグッときました。

小山田先生のイラストは表紙も口絵も、本編の挿絵も、どれも超絶美しくてドキドキ。
強引な俺様っぽいのにどこか可愛げのある攻めもよかったんだけど……うーん、なんだろう、どっちがマウントをとるか、というようなバトルセックス自体が私、そもそも好みじゃなかったわ、と読み終えてから気づきました。

2

沙野さんの男前受けが帰ってきた!

アングラの世界に住むフリーライターのゼロと、国家組織に所属する刑事の鹿倉。
強い信念を胸に、違う世界で生きていた二人の男たちが出会い、やがて共通の目的の元共闘する姿を描いた、まさに男✕男の作品。

女の自分から見ると、肩を並べる男同士の絆というのはどこか憧れる。
鹿倉は、命さえ失うかもしれないと感じた時、後を託す相手に同じ警察内の同僚たちではなく、素性どころか本名さえ不確かなゼロを選ぶ。
ゼロもまた、鹿倉へ猜疑心を抱く中ですら、鹿倉の言葉を信じて行動に出る。

片一方に寄りかかるような不均衡さはなく、かといって全てをさらけ出し合う仲でもない。時おり、対抗心や戦意が顔をのぞかせることもある。それでも、根本的な部分では信頼が克つ。
ゼロと鹿倉の駆け引きじみたそういう微妙な心理が、かえって互いに認め合っていることの証左にうつる。
男女間や女同士とは一味違ったこうした関係性こそ、何故BLに惹かれるのか?という自分の原点を思い出させてくれて、個人的にはかなりの充足感が得られた。
しかも嬉しいことに、続編も決定しているそう。次回こそは鹿倉の悲願が果たせますように。

また、現実に起きた事件をベースにしているだろう点も大事だと思う。事実は小説より奇なり。

8

ビターで男前

いやあ、良いですねえ。
この、作品全体から男くささがあふれ出る感じは久しぶりな気がします。
甘い溺愛ものや優しい作品ももちろん大好きだけれど、ハードで硬派な作品もやっぱり良いものだなと再認識。
最近、あまりこういった雰囲気の作品は見かけなくなりましたよね。ヒリヒリ感のある空気というか、男と男のぶつかり合いみたいな感じというか。
なんだか無性に懐かしくなっちゃいました。
糖度が高めの甘い作品がお好きな方には物足りないかもしれませんが、男同士の骨太系作品をお求めの方におすすめです。

大変失礼ながら、ストーリーに物凄く魅力を感じた!とはならなかったんです。
なぜかというと、序盤でグイッと惹き込まれかけたものの、途中で少し性急さを感じてしまったり、ゼロが何者なのかが読めてしまったり、面白かったんですけど、展開にうーん?となってしまう部分もあったのです。
ストーリーに関しては、雑誌掲載分の前半よりも後半の方が面白かったかなと思います。

ただですね、設定とキャラクターが本当に魅力的だった。恋人関係なんて甘い関係ではない、飼って飼われて…な2人ならではのちょっとしたやり取りや身体の関係、会話の数々に読んでいてワクワクする。
これって多分、鹿倉が男前受けじゃなかったらそこまでワクワクはしていないと思うんですよね。
抱かれて簡単にとろっとしてしまうような受けではなく、むしろ尻で攻めを抱いてやる感が出ているのが良かった。
と、鹿倉も魅力的なのですが、キャラクターで言うのなら、特にゼロが好きでした。
ちらほらと鹿倉に対しての好意のようなものが見え隠れしつつ、謎に包まれたミステリアスな彼が気になって仕方がない。
その辺りに関しても、消化不良気味な本編に関しても今後出版予定の続編で判明していくのかな。
まだまだ序章といった印象を受けましたので、今回は間をとってこちらの評価で。
香りの表現が大変色っぽくて好きでした。
しかしまあ、結束バンドはお値段以上の良い仕事をしますね!

それからこちらは余談なのですが、コミコミスタジオさんの特典イラストカードの小山田先生の色気ダダ漏れなイラストがとっても素敵だったので、小山田先生ファンの方はぜひコミコミさんで…!
カバー・カラー口絵とは異なる絵柄だったので、雑誌掲載時のイラストなのでしょうか。

5

こういうの待ってた

甘いBLはもちろん大好きですが、食傷気味になると、甘さが極限まで削られたBLを読みたくなりませんか?私はなります。そんな時にこの作品が出版されて、フルコースのあとのエスプレッソのごとく、苦さと芳醇さを感じることができました。
本当に、こういう作品を待ってました……!久しぶりに男臭い作品に出会えて嬉しい。(出版社さんもYouTubeにCM動画あげてたので気合い入ってるなーと思いました)
続編も決定しているとのことですが、続編で終わらず是非ともシリーズ化してほしい作品です。

15

最高の熱い男達!

沙野風結子先生と小山田あみ先生
最強のお二人による 夜が似合う男前同士
読む前から期待しかありません。

「疵物の戀」「チェンジリング」と今年後半連続で発売された沙野先生の本。
それぞれ趣きが違いながらも どれも最上のエンターテインメントでした。

この本はBL小説を読む皆さんが 一番飢えてた本じゃないでしょうか?
ともすれば攻めよりも向こう見ずな正義感溢れる鹿倉
男前×男前のこれ以上ない 熱い本です。

「好き」も「会いたい」もなし
会うのは夜、川沿いのマンション
2人だけの暗号のようなやり取り
甘さはないが濃厚な時間

痺れます!
立場が違い本来交わる事のない2人が ある目的の為に共闘する。
恋人とは呼べない関係ですが 思う気持ちは強く繋がりを深めていく。
バディのように張り合いながらもお互いを守りたい。

とにかく こんな本に飢えてました。ずっと読みたかった。 息切れしそうな熱い本でした。

来年に続く!! 楽しみです。

18

攻めさんも受けさんも、カッコよすぎて悶絶。

作家買い。
沙野作品は個人的にハズレがないのでいつも新刊を楽しみにしていますが、今巻は挿絵が小山田さん。ということで否が応でも期待は高まる。

もうさ、表紙!
なにこれ。
カッコよすぎる。

読後にじっくり拝見すると、この作品の世界観がぎっちりと詰め込まれていることが分かるのも良き。

ダークで、シリアスで、流血もある。
性的に襲われるシーンもある。

裏社会をバックボーンにした作品、なので、もしかしたら読み手を選ぶ作品かもしれません。が、硬派な作品がお好きな方には超お勧めしたい。かくいう私もがっつりと引き込まれました。

沙野先生×小山田さん、そして主人公が刑事であることから、沙野作品の既刊と若干被る点もありつつ、けれどやっぱり沙野先生の書かれる作品は最高だ…!と激しく萌えつつ読破しました。





主人公は刑事の鹿倉。
彼は組対のデカということで裏社会で暗躍する組織を追うのが仕事。今現在、彼はとある組織を追いかけているがなかなかしっぽを掴ませない。

そこで彼が考えたのは「自分をエサにすること」。
自分が捕らえられ、そこで暴行を受ければ、それを突破口にして逮捕することができる。

そう思った彼だが、一人の男性が助けに入りー。

というお話。

鹿倉を助けた人物はゼロと名乗る自称フリーライター。
鹿倉とゼロは、お互いのメリットのために情報を交換することにするが。

ゼロという人物がとにかくミステリアスです。
鹿倉の味方なのか、あるいは敵方の人物なのか?
彼の素性は?

基本的に、鹿倉が裏組織を壊滅できるのか、という点を軸にストーリーは展開していきますが、それだけではないのがさすが沙野さんと言ったところか。

ゼロという男性の謎、鹿倉が組織壊滅にまい進する理由。
そういった彼らの内面をも追いかける展開になっているため、物語に緩急があって面白い。

裏社会、がバックボーンにあるお話なので、痛い展開になることもあり、また弱者が食い物になるシーンもあります(詳細な描写はありません)。そういった展開が苦手な方にはやや不向きかも。

で。

今作品には敵が何人も登場しますが、彼らがまた魅力的なのがなんともニクい。

いやいや、めっちゃ悪いやつなんですよ。
でも、頭が切れ、腹黒で、でも魅力的。
それをサポートするのが小山田さんの描かれた挿絵。

カッコよい。
とっても。

「彼」との闘いは、続編が決まっているらしく、はい、正座してお待ちしております。

ストーリー自体非常に面白いのですが、BL的な描写も非常によろしかったです。

ゼロと鹿倉には、序盤から性的な意味での接触が非常に多い。
そこにきちんと意味があるのでストーリーに重きを与えますが、この彼らのやり取りがね、

めっちゃ、エッロいのです…。

エロいのに、カッコいい。
まるで闘いさながらの濡れ場なのです。

どちらが上、ということはない。
イーブンな関係。
沙野先生の描く男前受けって、なんでこんなにかっこいいんでしょうね。

中身がカッコいいんですよ。非常に。
一本心が通ってる、っていうのかな。

人に左右されることなく、自分の信念を貫く。
そのために、彼は自身を犠牲にすることも厭わない。

刑事としては失格なのかも。けれど、人として、カッコいい。

ゼロもカッコよかった。
彼にも彼の信念がある。
けれど、鹿倉と出会い、彼は守るべきものが増えた。
どちらも守りたい彼に、心からのエールを送りたい。

裏社会を描いた作品であること、ゼロや鹿倉の過酷な過去がバックボーンにあること。それらから、今作品は「夜」の匂いが付き纏います。「闇」と言い換えてもいいかも。

けれど、そこに光は差し込む。
その「光」が、いったい何なのか。

非常にクールな男気と、そこに相反するように、けれど人には必ず必要な深い愛も描かれていて、そのバランスが秀逸。

小山田さんの描かれた挿絵も相俟って、非常にカッコよく、けれど時に不器用な、愛情深い世界観を放つ作品でした。

文句なく、神評価です。

18

男前受けだけど

男前×男前でぶつかり合う色気がムンムンする作品でした。

最近は沙野先生の「チェンジリングシリーズ」に「疵物の戀」を読んだばかりで否応もなく期待が高まっていました。それになんと言っても小山田あみ先生のイラストも素晴らしかったです。

謎の男ゼロもカッコ良いし、彼の纏う匂いの描写が好きでした。

でもですね、鹿倉が熱くなってゼロの警告を無視して突っ走って行った辺りから「すん」って冷めだした自分を感じてしまいました。
何というか亡くなった従姉妹を思い出すシュチュエーションが絡むととても青臭いんですよ。
まぁそれがゼロが惹かれたところでもあるんだと思います。

でも何回もゼロの仲間達に助けられておいてって思ってしまったんです。やる事がちょっと穴があるんです。
後輩を危険な目に合わせていたし。
最終的にはゼロの仲間達を助けた事にはなりましたが、桐山検事の方が上手でした。

桐山検事と海外に逃亡した遠野の目的もまだまだ謎です。
続編が出るという事なので今後の展開を待ちたいと思います。
その時に正しい評価が出来ると思うので萌にしました。

3

残り香にエロス

タンデムシリーズって竹書房だったんだぁと振り返りつつ。個人的にこういったカラーの作品に作者らしさを感じます。ディアプラスではちょっと珍しいハードなタイプなんじゃないでしょうか…?

シリアスな警察・裏社会ものは好きです。得意とされる作家様が多々いらっしゃる中、沙野先生が手掛けるものはやっぱりエロが手堅いんですよね。…手堅いエロってなに?笑

それにやみつきになるような独特な暗さがあって、読んでいる間、どっぷり作品世界にハマっちゃいます。本作ではなんとなくヨネダコウ先生の夜っぽい作品(めちゃくちゃ好きな作品です)の雰囲気と重なって、ワクワクして読み進めました。

いやはや、受けと攻めの敵対関係をにおわせておいてからの中立的な落とし所に持っていく展開は、わかっていてもひゃーっ!ってなります。お化け屋敷で自分の先を行くグループが、ぎゃーってなってるのがわかってるのに、やっぱり自分も同じところでぎゃーってなる情けなさね笑

緊張感みなぎる中、実は攻めは受けが大好きなのが端々から漏れてるとこが一番美味しかったです♡

取引関係がラブに転じていくさまをハラハラしながら味って欲しい…というか、出会った時あるいはその前からロックオンしている/されているスタートはBL的にお約束ながら、妄想が爆走します!

イラストについて。常に進化し続けている小山田先生は、わたしの中でキング・オブ・キングズ、ロード・オブ・ローズのハレルヤ的イラストレーターさんということもあって、今回のカバーイラストのあまりの美しさにゾワゾワと鳥肌が…本当に美しいですよね…。

イラストを含め、裏テーマとともに続きが楽しみな二人です。

23

過去の大好きな作品と同じ匂いが

10年前に刊行された『タンデム~狂犬と野獣~』が大好きな私としては「これぞ沙野&小山田コンビの例のやつ!待ってました!」と叫び(指笛付き)たくなる様な一冊でした。

『恋』と言うより闘いの熱に冒された様なセックス、それぞれ心に決めたことがあるので敵にも味方にも転びうる関係性、獣として互いを威嚇しながらも根幹の部分では強く惹かれあってている……そんな雄2匹が、同じ獲物を追うのですよ。
カッコいいじゃないですか!
おまけに来年にはssが、再来年には続編が、ディアプラスに掲載予定との事。
何と嬉しい。

私、この手の物語を読む時、一番大切にしたいのは空気感なんですね。
お話に若干の破綻があろうがなかろうがかまわないと思っているんですよ。
ノアール感に浸れているかどうかが最も気になる部分なんです。
んじゃ「ノアール感って何だ?」と言えば説明に困るんですけれどもね。
『明るい方向ではなく暗闇を見続けさせられて、澱んでいるものを見せられているはずなのにどこか冴え冴えとした空気を感じること、そして冷たい』とでも言いますか……
で、この本はノアール感に溢れている!

続編ありとの事なので、期待を込めて今作は萌×2にしておきます。
何て心躍る萌×2でしょう。いやー、楽しみだな。それまで死ねないな。

(蛇足)
『獣は斯くして交わる』だと思ってたんですね。でも、読んだ後に『獣は隠して交わる』っていう意味もあるかも?なんて思っちゃいました。
『タンデム』よりも外連味は少ないと言うか『大人感』が漂っていますが、この手の思わせぶりも好きなんですよねー。

13

これは期待しかないシリーズ!

謎をたっぷり残した状態で終了、続きがちゃんとあるとのことで一安心。
この低糖度な刑事モノの雰囲気がツボにはまって最高だった。

キャラ設定は攻めのゼロが特にめちゃくちゃ好き。カリスマ感とラスボス感と圧倒的な雄感が、挿絵と文章で押し寄せてくる感じ。いろいろと濃い背景を持っていそうなのも、今後明かされていくことへの期待が高まる。
受けの鹿倉は心理描写まで徹底してクール。刑事モノのドラマや映画でよくある、大きな事件解決のために目の前の事件は見ないフリをしなければいけないという展開。王道は我慢できずに飛び出す熱血主人公刑事!てな感じになるが、鹿倉は苦しみながらも仕事に邁進する。ここがとても好きだった。刑事は感情で動かないキャラの方が好感が持てる。
まあ過去に囚われ正気を失い、指定時間にのこのこ出て行こうとしていたところは少々お粗末だったが。

エロシーンにまだラブはない。世界観を壊すことなく、マウント取りに使ってみたりと面白い。セリフも切り取って帯に書けそうなものだらけ。徐々に関係性が変わっていく上でも重要で、エロだけ読み飛ばすとかはできない。
どこをとってもクールだが、こんな二人が今後心を通わせることになるのか?と勝手にヒヤヒヤしながら読むとすごーく萌える。

一応事件は解決したが、これ一冊で完結はしていない。最も気になるゼロについてはまだまだ明かされていない部分が多すぎる。二人の関係も、さらに進んで欲しい。あ、光と闇なんて言い回しは萌える、好き。

とにかく攻めに魅かれる作品だった。設定盛り盛りっぽいので次作以降が楽しみすぎる。
あと刑事モノに小山田先生はぴったりすぎて。表紙もじっくり見惚れた。

25

硬派なBL!!!!

こういう作品をずっと待ってました(TДT )
最近の流行りなのか、あったかくて優しいほんわかBLが主流ですが、
やはりBLはこうでなくては!!!!

正体不明×めちゃ強×包容力の鬼=男の中の男の攻め!!!!!!
待ってました〰️!!!!
小山田先生のイラストと相まって、男臭さに思わず呻きました最高です。

強い×タフ×男前×(優しさ)=男前の受け〰️!!!!最高です神です。
自分を投げ出してでも、目的に向かって孤高に暗躍する受け、大好きです。

骨太なストーリーでミステリー要素もありつつ、男前攻め受けの打算有りラブも目が離せません。
シリーズ化するようで、とても嬉しいですん
こういうガッツのある作品、最近は減っているのでとても貴重です。

是非お姉さまがた、読んでください!!!

20

クール!

珈琲でいうところのブラック、甘さゼロです(笑)。「好き」とか「愛してる」とかゆー言葉はいっさいありませんので、糖度高めなものを求める読者向けではないと思いますが、この男前二人の間にある不穏でありながら親密な空気を嗅ぎ取ってドキドキ、むはむはできる作品だなと思いました。タイトルが素晴らしいです。

なにしろ、この二人は、仕事(目的)以外のことには一切興味がないです。
仕事に対しての貪欲さ、特に鹿倉(受・クールビューティー)に関しては、自分の目的に有益に働くならば犯されることくらいなんとも思わないくらいのキャラクターなんですね。(個人の解釈です…。)
目的が同じ、立場が表と裏という似た者同士が、互いが発するフェロモンに強烈に惹かれあい交わってる感があります。あくまで、情報交換としての逢瀬なのですが、そのなかでセックスという行為は、二人の関係性を補完するうえで、なくてはならない描写だと思いました。野性味、男前っぷりに痺れます。

描き下ろしで登場した桐山検事(変態紳士)が気になります。もっとグイグイ鹿倉に絡んでくれないかしらと、ついつい期待してしまいました。
シリーズ化しそうなので、今後が楽しみです!そのうち、半グレの親分(どんな性癖が…♪)とかも登場するのでしょうか。獣が増えていくのも、なんだかワクワクしそうです。

描き下ろしぺーバーは、朝から濃密なお散歩(そこはかとない萌え)、目黒川沿いの二人です(平和な風景から浮いてる気がする…と妄想)。
最後に、言うまでもないのですが、小山田先生のイラストが神です!

9

続刊希望!

今作を読み終え、レビューを書く前に寝落ち、メモとして下書き保存していたレビュー画面にひと言、男くさいと残していました。寝落ちる前にどうしても書き留めておきたかったのが、それ!?となんだか自分で可笑しかったのですが、まぁ間違ってはいないのかな(*´◒`*)

沙野先生に小山田先生のイラストとくれば、必然的に期待値も上がる訳で。
発売前から、何度、表紙のイラストを眺めたか分かりません。
個人的な話ですが…沙野先生の作品、ハマる時は冒頭からドンピシャでハマるのですが、嵌まらない時は沙野先生の作品という期待値の分だけしょんぼりする事もあるのですが、、今作は、読み進めるにつれじわじわとハマっていきました!!面白かったです。

お話について。(ゼロ×鹿倉)
男性×男性ではなく、少し荒っぽく男×男と表現するのが合っているかなと思う作品でした。
二人を繋ぐのに、多くの言葉は要りません。甘い馴れ合いも必要なし。お互いの目的の為に繋ぐ関係。
でも、ゼロと鹿倉のお互いを思う気持ちは、多くは語られずとも読者に伝わります。
お互いを思う気持ちはあっても、己の目的の為にそれを手離してしまうのではないかという切ないドキドキを孕みながら。

ゼロは、笑っている描写が度々でてくるのですが、愁いが常に付き纏い、普段は、物語りで語られる事以外を想像する事の無い私ですが、ゼロという男性には、何を思い何の為に生きるのかを想像させられました。
鹿倉は鹿倉で、守られる可愛い受けではありません。己が意志を持ち、自分で切り開こうとする強い人でした。
一枚も二枚も上手のゼロを相手に、イーブンの関係を望む鹿倉はどこまで対抗できているのか。是非、ニヤニヤしていただきたいです(=^▽^)♡

沙野先生の作品、毎度、裏テーマを予想しながら読むのですが、今作はキスマークだな。と思っていたら、全然違いました。笑

6

男前受け万歳!

男前攻めと男前受けという個人的に最高の組み合わせ。
さらに沙野風結子さんと小山田あみさんという素晴らしい組み合わせ!
買うしかないでしょう!と発売を楽しみにしていました。
結果、大・大満足。
好みのカップリングということもありますが、最初から最後までノーストレスで読み進めあっという間に読了してしまいました。
そしてまたイラストがとんでもない破壊力。眼福です。


フリーライターのゼロ(攻め)と刑事の鹿倉陣也(受け)が半グレ集団である東界連合を潰すために共闘する物語。
二人ともに理由があって東界連合に拘り、なんとしても倒すことを心に誓っています。
利害関係の一致から利用したりされたりするのですが、互いにマウントを取る姿が男前。
同等な二人が遠慮会釈せずに力を出しあっている関係性が堪らない。均衡するパワーバランスからしか生まれない色気が充満していて読んでいて心が踊ります(笑)
ページが進むほどに二人の間に信頼や情が生まれ、少しずつ心の距離がなくなっていく道程もある意味お約束な展開かもしれませんが、十分に楽しませてくれるものでした。

一冊に「獣はかくして交わる」「獣はかくして喰らう」、SSの「ゼロの匂い」が収録されています。
「獣はかくして喰らう」に曲者な桐山検事が登場するのですが、この人の胡散臭さ&きな臭さが凄い。
一応の決着はありますが、嬉しいことに続編が決定しているとのこと。
本にまとまるのはまだまだ先のことだと思いますが、次巻発売を楽しみにしています。

25

イラストを裏切る浅い内容。小山田さまあぁッ!

 あまりにも安直なストーリー運びは、テンポのリズム感を狙った結果の失敗のようであり、早急になだれ込むセックスは、小説のキモである説得力と共感を無視したある意味でスグレモノ。

 まるで、八百長プロレスか、アダルトビデオの早送り。 か、よくてもその脚本。愉しむヒマもなかったよ。
作られた男前受けがわざとらしくて白々しい。
 
小山田氏のイラストがめっちゃ良かった分の落差が、ひっ、………ひどい!

   を、確認しただけの退屈な一冊でした。

               以上。
      
                  

9

足りない

先生買い。甘さがすくな――――――――――い。受けが強くカッコいいのは嬉しいのですが溺愛大好物人間には、ちょっと物足りないので中立よりの萌にしました。先生あとがきによると来年以降に続きが雑誌掲載されるとのこと。甘さを盛ってもらえると嬉しいが、この二人じゃあなあ・・・・・雑誌掲載分本編150Pほど+その続き90Pほど+あとがき+雑誌掲載時の全員サービス7P。

海外マフィアと手を組んでいる半グレグループ・東海連合のエリアに足を運んだ組織犯罪対策部の刑事鹿倉。なかなかシッポをつかめないでいるので、自らを差し出してちょっかい出してもらおうとし、無事スタンガン持った方々がお出ましになったのですが、見ず知らずの男に助け出されてしまい・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
早苗優(鹿倉の部下、通称カワウソ、この子は可愛い)、相澤(受け同僚)、スアン(ベトナム人の少女)、春佳(受けの従姉、故人)、遠野(東界連合リーダー)、ハイイロ、リキ、カタワレ(エンウのメンバー)、桐山(東京地検特捜部検事、爬虫類系)ぐらいかな。

++以下 より内容に触れる感想

攻めも受けも男くさーーーーーい。いきなり受けは拉致られるは、口に一物突っ込まれるわ、溺愛大好き婆にはなかなかハードな出足でして。
デレが無い!ちゅ♡なんてキスもない!
喧嘩してんのか!というぐらい、がっつり激しめ色事な印象でした。
お互いの目標が合致したから共同戦線はる という二人に見えて、なんでお互いを良いと思ったのか読み取れませんでした。しょんぼり。

お話としては終わってなくて、スリリングな展開が今後も予想されます。
次、出てもどうしようかなあ・・とちょっと悩む一冊でした。先生ごめんなさい。

5

男前受けに飢えている方にお勧め

刑事受け大好きな私ホイホイの本。しかも作家も絵師も最高。ディアプラス文庫っていうのがレーベルのカラーとしては意外性がありました。今回の表紙の雰囲気みたいなちょっとダークなイメージが今まであんまりなかったので。BL文庫レーベルの数が減ったのでディアプラスでもこの路線の本も出してくれるの嬉しいです。元々エロだけでなくストーリー性の高い話は多いレーベルですが。

今回は先生によると表テーマも裏テーマも全力で男前受けの話。男前なのに男を惑わす系の男大好き。受けは刑事ですが攻めは自称フリーライターで正体がよくわからない謎めいた人です。2人が共闘して悪の組織に立ち向かうアクションストーリー。BLえっちシーンがなければゴールデンのドラマ化してもいいような話です。
 
しかし沙野先生作でそんな訳がない。目黒川近くのマンションで情報交換がてら逢引するのですが、合言葉みたいな暗号でいつも待ち合わせるのがカッコいい。最初は男同士に抵抗のあった受けがいつのまにか攻めの存在に溺れているというのがいいなあ。私としては行為後炎症起こすくらい腫れ上がった受けの片乳首を裏テーマに推しますよ。

しかし今回ラスボスを逃すというかしっかり登場すらしてないので絶対続編あると思うので楽しみにしてます。

12

雄の香りが魅力的…!

カッコよかったです!!!

沙野さんが作り上げる雄フェロモンあふれるキャラクター×小山田あみさんの雄臭さ溢れるイラストがガッチリハマって、とにかく眼福(∩´///`∩)としか言いようがない。文字からも絵からもムンムンと香り立つ雄×雄のストーリーでした♡

表紙は凛とした空気で美しく、口絵カラーは体温の感じられる色っぽさで…///見下ろす瞳と見上げる瞳が絡み合う濃厚な空気が良い意味でネットリと。は~~~~こっちもすごくイイ////(ちょっとエッチぃので背後注意です←)

さてさて。

内容はあらすじにもあるように、ミステリアスな男と刑事の利害が一致して半グレ集団の組織を潰すという目的のために手を組みます。情報を共有し、次第に仲が深まっていくけれどミステリアスな男のバックボーンが全くみえなくてーーーと展開するストーリー。

うーん…。事件に関してはちょっとスッキリしないかな…。個人的には消化不良の読後感だったので評価は萌え×2にしました。しかし続編が決定しているようなので今作は前哨戦といったところ♪消化不良といっても役人が絡む組織なので簡単にいかないのは納得は出来ました(。_。)ウム

素性をしらぬ男と信頼関係を築いていくのが中心になっていたのでBL部分はた~っぷりです(∩´///`∩)色っぽいシーンが堪能できてウハウハ楽しーーい♡♡


攻め:ゼロは自称フリーライターを名乗る男。立派な体躯と纏う空気は一般人とは違い、裏社会に生きる雰囲気が漂うカッコイイ男です…!素性が明らかにならないまま展開するんですが、裏切るんじゃないか…と疑心暗鬼になる必要がない男前攻めで個人的に安心して浸れました(^///^)

受け:鹿倉は刑事。職業柄もあると思いますが、なにがあっても屈しない。ゼロとの営みも強気で応戦するんですが、快楽に流されそうになっても負けずに快楽倍返ししてやる!な勢いでやり返すようなお人。どっちが気持ち良くできるか攻め勝負するエッチなどもあるのでめっっっちゃ萌えました(∩´///`∩)

恋や恋愛とは違う関係が魅力的です。
帯に書いてあるんですが、ギブアンドテイクで情報を渡して渡して貰う。契約の証に身体を繋げる。雄の本能に酔いしれ快楽を共にするけれどベッタリ愛を囁く関係ではないんですよね。これがもう萌えます…!!!初めはキスも一緒に迎える朝もずっと躱してた鹿倉ですが、次第に変化していくのはニヤニヤニヤニヤ♡♡

で。向かう敵は同じで情報を共有して戦うけれど相棒とはちょっと違うんですね。鹿倉とゼロでは置かれた立場も境遇も価値観も違いすぎるんです。背中合わせで一緒に戦うというよりは、別々の場所で相手を信頼して自分の立場を全うする…という精神的な繋がりがグッときました。

また愛を囁くことはないけれど嫉妬はするのですね。ゼロが嫉妬でキレちゃうとこはゾクゾクしたし、ゼロの捨て台詞を誤解した鹿倉の切なさにキューーーーン(;///;)ベタベタの恋愛モノじゃないけれど、たま~~~~にLOVEっぽい香りがほんのり流れてくるから、シリアスとのギャップでゴロンゴロンしちゃう////

少しだけ気になったのは鹿倉の髪色。前半(雑誌掲載分)は白髪だけど、描き下ろし部分は黒髪なんですよね。小山田あみさん大好きなんで、この部分の違和感はちょっと謎でした。何か意図があったのかなぁ…。(解釈不足ならすみません;)

何もかも持つモノが違う男同士がこれからどう生きていくのか、最終目的は果たせるのか、今後の展開が楽しみです。

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シリーズ化しそう

小山田先生の表紙がめっちゃ素敵!
写真かな?と思ってじっくり見てしまいました。
攻めのゼロ(左)と受けの鹿倉(右)のビジュアルが最高!
しかも、この2人は中身もかっこいいのよ〜
惚れるわ♡

ストーリーとしては、半グレ集団・東界連合と、それを追う刑事・謎の集団エンウとの攻防を軸に描いています。
そこに海外マフィアや検察が絡んできて複雑な作品かと思いきや、スピード感ある展開とキャラのかっこよさでグイグイ読ませてくれます!

東界連合を追う刑事の鹿倉に接触してきたのは、自称フリーライターのゼロ。
「お前は俺が守ってやる」
ゼロに危機を何度も救われる鹿倉。
敵のように思われたゼロと鹿倉は、〝東界連合解体〟という同じ目的を持っていてーー…

ゼロの正体は中盤まで明かされないのですが、分かった時にはヒューっと口笛を吹きたくなりました!(吹けないけど;)
常にゼロが鹿倉を守ってるのがキュンとくるし、守られてるばかりじゃない鹿倉もまたカッコいいの!

キャラが躍動的で人間味あふれてるのが凄くいい。
それぞれのキャラが、しっかり自分の意思で動いている感じがしました。

そして、Hはまさに男と男のガチンコのぶつかり合い。
男前攻め×男前受けの絡みが最高です!
ギブアンドテイクの媚びない関係に萌える‼︎
マウントの取り合いが男同士って感じで大好きでした。
内容はハード。なのに、2人きりの時に漂う甘さが堪らないのよ。

表裏テーマ:男前受け……だよねー!
沙野先生の意図、しっかり伝わりました^^

鹿倉が東界連合を追う目的が切なくて痛い……
ゼロのバックグラウンドは壮絶だけど謎だらけ。
まだ続きますよね?
本当の敵は、法で裁かれない場所にいる人たちなんだと思う。

検事の桐山がめちゃくちゃ変態っぽくてゾクゾクしちゃいます。
カワウソ早苗は可愛いし、ゼロの部下たちも気になるのよね。
ただのモブにならない脇役たちが魅力的。

暗闇で輝く鹿倉と光の中の闇であるゼロ……関係はまだ曖昧。
愛を囁くゼロが見たいな〜
デレる鹿倉が見たいな〜

続編、期待してます!

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