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民族BL×両性具有 狼と白鹿シリーズ累計30万部突破! 「お前は俺の花嫁で、俺の番だ――」
ookami no hanayome
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家買い。
りゆま作品の、『狼は恋に啼く』→『狼は花の馨り(全3巻)』に続く狼シリーズの3作目である『狼の花嫁』の3巻目にあたります。『狼は恋に啼く』、『狼は花の馨り』の前2シリーズはスピンオフなので未読でも問題なく読めますが、『狼の花嫁』は続きものなので1〜2巻が未読だと理解できません。未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
狼を従える王族と、彼らと番になる白鹿がいる、という世界観を持つ今シリーズは、既刊では白鹿が主人公で彼ら視点で進むストーリーですが、この『狼の花嫁』は白鹿視点のお話ではありません。
王子に嫁いできた、隣国のお姫さまのルーイ、の視点で進むお話です。
お姫さま、と謳ってはいますが、実はルーイは身体に秘密を抱えている。その秘密ゆえに、ルーイは王族とは思えぬ扱いを受けてきた。
人質のような形で嫁いできたルーイに、番のゼスをはじめとして優しくしてくれる人がいて、ルーイは少しずつ明るさを取り戻していくが―。
というのが前作までで描かれていたストーリー。
そして3巻である今巻。
ようやくゼスと心を通わし始めた矢先に、ルーイの腹違いの兄のアズラクがやってくる。アズラクの到来が、大きな波乱を呼び…。
アズラクは冷遇されていた幼少期のルーイに唯一優しくしてくれた人物。
が、それと相反するように、ルークを手籠めにもしようとした過去がある。
アズラクの本意は?
というところが前巻から描かれていた謎でしたが、3巻でそこがはっきりします。
アズラクという青年は、大きな波乱を呼び起こした張本人なのですが、彼もまた切ない恋をしていて。
ルークにつらく当たった過去、そして今、彼が波乱を起こした理由。
彼の過去を知るにつけ、その理由も見えてきます。とんでもなく自己中で嫌な奴、ではあるのです。
が、彼が幼少期のルークに優しくしていたのもまた、彼の本心だったのだろうと、そう思うのです。彼の淡い恋心と、そして絶望に、思わず心を寄せてしまいました。
国を、そして愛する人を守りたい。
そう願い奮闘する若人とは対照的に、両国の王が愚王で腹が立ちます。特に、ルークの父親。まー、なんとも嫌な爺です。はよ討伐されてしまえ。と思うのは、きっと私だけではない…、と思う。
アズラクの登場により物語は大きく動きます。
特にルークは危機的状況に置かれますが、彼は彼の優しさと愛情深さでもって周囲の人たちを味方につけている。
そして何より、ゼスときちんと想いを通じ合わせることができた。
どうか、心優しき彼らに幸せがやってきて欲しいと願ってやみません。
ゼスとルーイはもちろん、彼らを取り巻く周囲の人たちにも萌え。
白鹿のユルール。
ルーイの付き人としてついてきてくれたマルジャ。
彼らにも、どうか幸せになってほしい。
今シリーズは、白鹿さん含め受けさんたちがぱっと見女の子に見えることもあってBL的な因子が若干弱い作品なのですが、今作品はルーイの身体の秘密が大きなバックボーンになっているのも高ポイントかと思われます。
健気受けさん大好物な方にはぜひとも手に取っていただきたい、切なさMAXのお話でした。
こういう御伽噺は、ホッとするので大好きです。嘘嘘の異世界ファンタジーがいいんです。
★このマンガは、電子版には前巻までのあらすじと説明が入っていない(たぶん紙版にも無かったと思う)ので、1~2巻を読まないと、あらすじのつながりを掴めません。公式サイトを読んでね。https://bit.ly/3nSdzB7
★背景は、石造りの塔があるチベットの美人谷:丹巴あたりに似ています。人の姿は、ウイグルに似ている。衣装は、ミャオ族辺りに似ているといった、郷愁のアジア少数民族混合版。
訳わかんないアズラクの行動で、国家間の戦闘に発展していきそう。
ルーイを呼び出して狼を殺し、1巻にあるルーイが嫁ぐ経緯を、王族の前でアズラクが暴露。
アズラクの狼の刺殺事件→アズラクは拷問へ。ルーイも拷問されそうに。
ルーイの両性具有の暴露→庇っていたゼスがピンチ
ルーイの母の死亡→ルーイが壊れて泣きっぱなし
ルーイの国は、和解を軽く見て姫を嫁に出さなかった→バレた時には戦争だ、と当初から王は考えていた
アズラクは、最愛の女性(ルーイの母)を実父に奪われ、心が壊れた気の毒な人。父王への復讐と、拷問で死にたがっている。
両国の戦闘への誘導は、アズラク一人の工作かも?父への復讐の可能性が有りそう。
両国の戦闘に発展するかどうかは、アズラクの自白が鍵になりそう。
余命短い病身のゼスの父は、ルーイの国に侵攻する戦の準備を命じます。
(ゼスの父が、「早く子を生め」と急かす訳に興味。和平の理由にしたいのかも。)
ゼスはルーイの安全を保障する代わりに、最前線の出兵を志願する。
色々他にも波乱あります。でもルーイとゼスの心の結びつきは堅くなりました。
シリアスモードへの展開で、ルーイの垂れ眼コメディ顔が、マトモな顔に描写が変っています。(編集担当さんに意見されたんだと思う。担当さん、グッジョブ!)
巻末の、ある日の出来事編によると、ルーイは妊娠可能な体という設定じゃないですか。早く子供を観たい!
次巻は、ルーイが兄のアズラクへ交渉と説得をするのでしょう?
良い結末になると嬉しいなー。
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白鹿:先天性色素欠乏症、白子症
この物語の白鹿は、俗にいう、「アルビノ」ではないようです。髪の毛が白いだけ。
瞳が違う。アルビノの場合、眼の虹彩の色は青から灰色調。視力障害や眼の揺れ(眼振)を伴うことが多い。
何故か3巻を買い逃してて、ようやく読み終わりました。
もうもう!ルーイの健気さと優しさに涙腺がジワジワとヤられました。
そして、4巻で謎だったアズラクのしでかした事に絶句でした。
アズラクの絶望や自国でしでかした事を考えれば、破滅の道しかないのはしょうがないとは思うけど、何の罪もないルーイや狼を巻き込むこはヤメテって憤りを感じてしまいました。
ゼスの父王の余裕の無さといい、やっぱり狼の国も西の国も父親世代が碌でもないと3巻でも思ってしまいました。
ユルールがルーイに言った「異国から来た君が何かを変えてくれるんじゃないかって」って言葉が胸に突き刺さりました。
まさにルーイの存在でゼスとユルールが変わったように、次巻では徐々に皆が変わって行ってました。
描き下ろしの「体調のわるい日の話」では、ルーイに月のものがあるらしいと知り、もしやと期待しました。
あとがきのりゆま先生と担当さんの仁義なき戦いの話も面白くて、あの父親のキモい台詞があるからこそ、ゼスやアズラクじゃなくても誰か容赦無くやっちゃってと思えるので、キモいままで良かったです。www
待ちに待った3巻!!
2巻では明かされていない要素が多くわからないことが多かったですが、今巻は一気に物語が進んでいきます。
物語はぐんと進んでいるのに、とても静かだなあと思った読後感でした。
個人的な萌えは、ゼスがどんどんとルーイに歩み寄っていっていること。
ずっと不憫だったルーイが徐々に幸せを感じている過程がたまりません。
それでもやはり不憫受け。
ルーイの関わることのできない領域で、物語は展開していきます。
せっかくゼスと心が通じ合えたのに!!
また離れてしまうなんて、可哀想で仕方ありません。もう少し余韻がほしい...
けれど、きっと最後には心からの幸せを見せてくれるのだと信じています。
早く四巻が読みたい!もう続きが待ち遠しくて仕方ありません。
刺繍の作画コストが高めなところも、必見です。
3巻まとめて買ったのですが、それがお勧め。
特に2巻はあまり進まない様な雰囲気なので、ジリジリするかと思われ。
未読の方は一気読みして頂ければと思います。まだ続いてますけども。
兄であるアズラクの目的は、この狼の国との戦争を申し入れること。
それが母国の本当の目的かどうかはまだ謎ですが、ザックリ言うと、ゼスは前線に出征する事になります。
アズラク的には、思慕を寄せていた、父王の愛妾でルーイの母、ザフラが亡くなったというので、ちょっとばかり破れかぶれ感あり。
あ、愛妾と書きましたが、事実はそれよりも酷いこと。父王はザフラを愛していたわけでは無くて、アズラクが慕っているのを見て、ムラムラして手を付けて捨てただけだったのです。この好色な王の下衆いこと‼︎ あまりの気持ち悪さに担当編集さんからクレームが入るほど‼︎
アズラクはその事で悔いている。自分がザフラを慕わなければ、ザフラが父王に目を付ける事など無かったのかも知れない。自分の非力でザフラを救えなかった事。
しかし、何か知らんけど、この男は愛するザフラの子、ルーイをもの凄く憎んでもいる。
面倒くさい。
ルーイは愛する母親を人質に取られているからこそ、嫁としてひとりこの地に来たのに。
また、アズラクによって、自分が王女で無い事をこの国の人たちにバラされてしまうが、
ショックのが大き過ぎて茫然自失。母国にもう何も思い残す事は無い。
出征するゼスの安全だけを祈るのでした。
下手くそだけど、やっと覚えた民俗柄の刺繍を刺したハンカチをゼスに託す。
これ、第二次世界大戦時の千本針みたいで。涙フラグなんですけど‼︎
多分ハッピーエンドだと思うので、ゼスが無事にルーイの元へ帰る事を信じて待ちます!
巻末の「体調の悪い日の話」が温かくて、本編のキリキリ感の癒し。
ゼスの優しさが可愛い。