純情セフレは愛されたい

junjou sehure ha aisaretai

純情セフレは愛されたい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×210
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
8
得点
86
評価数
26
平均
3.5 / 5
神率
15.4%
著者
蓮山田れん 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784815501372

あらすじ

セックスじゃなくて本当は“あなた”が好き
学生時代の先輩×ビッチなフリをする健気リーマンの両片想いBL。

立ちバックも言葉責めも、本当は好きじゃない──

小宮山将希は、スポーツジムの本社で働くサラリーマン。
同じジムでトレーナーをしている藤井篤宏は大学時代のサークルの先輩、そしてセフレだ。
大学時代、飲み会の後に雰囲気に飲まれて体を重ねて以来、体目当てのビッチを演じ続けてきた将希。
でも本当は、初めてセックスする前からずっと藤井に片想いをしている。

そばにいるため、嘘を重ねる将希。
そんな時、藤井が結婚を考えていることを知ってしまい──!?

表題作純情セフレは愛されたい

藤井篤宏,ジムトレーナー
小宮山将希,リーマン

同時収録作品ラブ・ワークアウト ~陰キャリーマンとモテトレーナー~

鹿島章太郎,担当トレーナー
大阪慎二,陰キャリーマン

その他の収録作品

  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数8

同時収録作CPが好き♡

蓮山田先生は、私の中ではカチCOMIのちょっとハードなイメージが強いのですが、本作は読み終わった後に心がほっこりするような素敵なラブストーリー2本でした。

 
【純情セフレは愛されたい】
表紙が素晴らしく、目線が色っぽーい!

タイトル通りの内容です。
大学の先輩・藤井に想いを寄せる、セフレの将希。
社会人になっても続く関係の中、藤井に自分の気持ちを悟られまいと、将希は慣れた遊び人の振りをしていています。
ある日、藤井がプロポーズの準備をしているという話を聞いてしまい、関係を終わらせようと藤井を突き放しーー…

この場所だけは譲らないと決めていたのに、傷付きながらも藤井のために距離を取ろうとする将希が切ない( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
好きなのに、好きだから、本命の女がいるのに思わせぶりな藤井の態度に耐えられない。
必死に藤井の手を振り払う場面がすごく苦しくて、怒りと悲しみの感情を爆発させる将希に胸が詰まりました。

そして、藤井視点にうつってみると、藤井も最初から将希が好きで……ということが分かります。
両片想いが分かっているからこそ、すれ違いや素直に言えない不器用さがもどかしくて堪りません!

言い争いからお互いの気持ちが発覚し、そのまま両想いセックスになだれ込みます。
手練れの雰囲気を漂わせていた藤井も、実は将希を満足させるために必死だったことが分かり、そんなところにもキュンとさせられました♡

ラストは呆気なくて物足りなさも感じましたが、幸せそうな満面の笑顔が印象に残りました。


【ラブ・ワークアウト〜陰キャリーマンとモテトレーナー〜】
表題作のスピンオフですが、このお話大好きです!

やりがいを感じていた研究職を外された慎二。
やる気をなくし、時間を持て余す慎二は、妹に無理やりジムに入会させられてしまいーー…!

パーソナルトレーナーの鹿島と出会った慎二は、鹿島のキラキラ陽キャオーラにくらくら(笑)
褒めて伸ばす鹿島と根が真面目な慎二。
二人は相乗効果でお互いに充実した日々を送ります。

陰キャな慎二と陽キャな鹿島。
正反対のタイプの二人がストーカー事件などを乗り越え、ごく自然に惹かれあっていく姿にキュンキュンします♡
程よい体格差も萌えポイント♡

Hまでの流れが急なのですが、心から応援したくなる二人だったので、ハッピーエンドは嬉しかったです。
事後も爽やかな鹿島は、根っからのキラキラ王子だと思います^^

4

この切なさよ・・・

個人的ツボに、ビッチのふりをする健気受けと言うのがあるんですよね。
攻めの事をずっと想い続けてる受けが、遊びでもいいからそばに置いて欲しい・・・。
と、本心をひた隠しにして、割り切った関係を楽しむ軽いセフレを演じ続ける。

今作の主人公ですが、攻めとは大学の先輩後輩の関係になるんですね。
後輩としてそばで過ごすうちに、努力家で飾り気のない藤井(攻め)に恋をした。
ただ、飲み会のあと雰囲気に流されて寝てしまうも、誤ちだったと言われるのが怖くて、セックスなんて遊びでできる軽いキャラを咄嗟に演じてしまう。
そこから、社会人となった現在まで、二人はずっと先輩後輩でセフレの関係。

将希(受け)ですが、要はすごく臆病なんですよね。
一歩踏み出す勇気が無くて、そばに居られる今の関係を何年も続けてきた。

「藤井先輩のエッチ本当に好き」と軽い調子でいいながら、心の中では「藤井先輩が好き」と、狂おしく叫んでる。
好きで、好きで、そばにいられるだけでいいと、切なく想い続けている。

こういうの、めちゃくちゃ萌える。
こういう拗らせまくった臆病な受け、切ないのに、いや切ないから異様に萌える。
「ああああ・・・!」と、悶えまくっちゃう。

ちなみにこちら、オチとしてはありがちなんですけど、同時に個人的黄金パターンでもあります。
実は藤井は藤井で、同じようにセフレならそばに居られるんだと思い込んでいて・・・みたいな。
グウッ!
この、互いに想い合いながらも何年もスレ違い続けると言う切なさよ・・・。
や、そこに萌えちゃうんだけど。

ちなみにこちら、この表題作と同時収録作の2作からなります。
同時収録作の方がやや長めでしょうか。
表題作を電子の単話でも読んでて、めちゃくちゃ好きなんですよね。
ただ、ページ数がページ数な為、わりと展開が早いと言うかサクッと進みすぎな気もする。
これは、表題作の二人で丸々1冊読みたかったなぁ。

あと同時収録作ですが、ジムトレーナー×無気力なリーマンによる、爽やか日常の出会い系でしょうか。
リーマンがジムで担当トレーナーである攻めと出会い、トレーニングを続けるうちに、前向きになって行くお話。

相手の何気ない言動が、心にささる事ってありますよね。
こちら、そんな恋に落ちる瞬間と言うシーンが印象的なお話でした。
爽やか~。
あと、こっちの攻めは表題作の攻めの同僚。
彼は表題作で女性会員と問題を起こした社員として出てくる為、なんだコイツと思ってたんですよね。
真っ直ぐないい攻めでした。

3

セフレって、近くて、遠い。

【純情セフレは愛されたい】
タイトル通り。
とはいえ、なかなかグッと来る場面が結構ありました。

そう、セフレは近くて遠い。
身体は繋げて、隙間なくくっついて。
気持ち良さは、一緒に共有出来ても何処か切ない。
セックスする仲でも、心は見えなくて掴めない。でも、これって一方が期待する部分が有るからなんですよね。
期待さえなければ、正直、気楽。
快楽の時間と、感覚が有れば良しですから。

先輩後輩の、藤井と後輩の将希。
両片思いのセフレは、ややこしい…

私が好きだったのは、仕事帰りのコンビニでの将希です。
コロッケとハイボールが好きになったのは、藤井と過ごした思い出が有るからなんですよね。なんか、何気ないエピソードですが切ない気持ちと純粋な恋心が伝わってきて。
なかなか響く場面でした。

【ラブワークアウト 陰キャリーマンとモテトレーナー】

タイトル作とこちらは、スポーツジムのお話。
で、藤井と同僚のトレーナーの鹿島と、ジムに通い始めたリーマンの慎二です。
なかなか、ジムトレーナーさん大変だなぁ…
親身に指導してくれて、褒めてくれたら、人間誰しも好きになっちゃうなぁ…

こちら、慎二が一生懸命にワークアウトするところと、ストーカーに悩まされる鹿島の恐怖感がリアリティが有りました。
蓮山田れん先生の取材力だなぁと思いました。

でも、好きだ~って自覚してからが展開速かった~!ヤんなくても別に良かったかも。
いや、ヤんないと物足りない気持ちになるかもしれませんけどね、エロを愛する民なので…

読む前より、想像した読後感が良かったです。展開は甘めです。



0

腐のプロテイン

個人に担当トレーナーがつくパーソナルトレーニングジムが舞台で、表題作3話と同時収録3話構成。
表題作より同時収録寄りなレビューです。

表題作
『純情セフレは愛されたい』
ジムトレーナーの藤井と本社勤務の小宮山は大学時代の先輩後輩。
成り行きで身体を重ねた両片想いのふたりですが、お互いが気持ちを伝えることで関係が終わってしまうのを恐れて気の合うセフレを演じているという、本気だからこそ言えない、でも愛したいし愛されたい、不器用で臆病なふたりの健気でせつない遠回りな恋でした。

同時収録
『ラブ・ワークアウト〜陰キャリーマンとモテトレーナー』
仕事の部署の配置換えが不満ながらも淡々と受け入れこなしているリーマンの大坂が妹のゴリ押しでジム通いを始めることに。
担当になったトレーナーの鹿島は表題作にも登場していてなんだかトラブルメーカーっぽいのかな?と思っていたのですが、実は鹿島自身はそんなつもりはないのに人懐こい態度でラブな勘違いをさせちゃう名人で、そんな人たらしな鹿島に惹かれていってしまい戸惑う大坂…。
こちらの話の方がスポーツジム感があり(それを求めていたわけではないのですが)、ふたりの間に生まれる信頼感からの恋愛感情がわかりやすくて、真っ直ぐな鹿島に感化され、身体を動かして心も動いていく、大坂の仕事に対する心持ちの変化も見ていて気持ちが良かったです。

美味しい腐のプロテインが摂取できました(笑)

0

将希くんが健気

大学時代のサークルの先輩後輩で現在セフレの関係の二人。

本当はずっと藤井さんに片思いしていて、傍にいたいがためにビッチを演じ続けてきた将希くんがすごく健気。

途中で藤井さんに「彼女」がいると思い、「彼女」との幸せを願って、藤井さんに別れを告げた将希くんの姿が切なかったです。

職場では仕事の顔をして振る舞う将希くんに対して納得いかない藤井さん。

居酒屋でようやく2人が本音をぶつけ合って、本当の両思いになれたところはすごくよかったです。

両片思いから両思いになれてよかったです。

0

健気バリエーション

表題作と、そのスピンオフ的な作品の2作品収録。

「純情セフレは愛されたい」
先輩に恋する男は、相手がどうせノンケと思ってるがゆえにはじめっから諦める。
相手が自分を好きになるわけないし。
だから「酔った勢いで」Hしてしまった事を捩じ曲げる。
先輩に謝られたくない。だからアフェアに慣れてるふりをする。
だけど実は…
…という展開。
粗筋を読んで期待してたんだけど、読んでみればこういう展開ありがちだったな…
つまり「両片想い」。特に目新しい心模様もなく終わってしまった。
あ〜後悔…なんて思ってしまったのですが……

「ラブ・ワークアウト」
同時収録のこちらのお話が結構面白かった。
研究職から経理部に転属になったリーマンが主人公。
毎日ため息ばかりの慎二が無理やりスポーツジムに入会させられる。そこで担当になったトレーナーと…というお話。
ジムで親身に指導してもらったら恋愛が絡んじゃうのかもね…というリアルさがあった。
ただ…女ストーカーを撃退するためにゲイのふりをするっていうネタは、どの漫画家/小説家もやめたほうがいいんじゃないのかな…
ともかく、その事で意識してという展開はいいんだけど、すぐベッドというのがどうなんだろう。
心理の描き方が良かっただけに、この最後の駆け足は気になった。

3

純情ビッチが大好きです

帯とタイトルに惹かれて購入しました。
表題作以外にもう一つの短編が収録されてます。

表題作はかなり好きな好みです。
一ページ目、導入部分がかなり記憶に残り、きれいな描写だなぁと思いました。
かなり好きな設定なので、もう少しすれ違いがほしいです。割とあっさりと仲直りして結ばれる(短編だから仕方がないが)ので、やや物足りないです。
二人の心情描写がうまかったので、もう少し読みたい気持ちがありました。

もう一つの話は、表題作のスピンオフです。
こちらも面白かったですが、ページ数の問題なのか少し駆け足気味な終わり方。

全体的に読みやすいです。癖もない話なので、万人受けな作品だと思います。

1

3話ずつのお話2編を収録

STEADY WORK OUT GYMというスポーツジムを舞台にした2本のお話が収録されています。
大学時代の先輩後輩(先輩がジムのトレーナー、後輩が本社勤務)の「純情セフレは愛されたい」(表題作)、ジムに通い始めた会社員とそのトレーナーの「ラブ・ワークアウト」の2本です。
えーと、こういうことを言ってはいけないのかもしれませんが、表紙の絵柄と本編の絵柄の印象が随分違って驚きました。
表紙は雰囲気もキャラの表情もすごく良くて、タイトルの「愛されたい」という言葉としっくりくる温かい色味のイラストなのですが、本編(表題作)ではキャラの表情がかたくて、表紙のように優しくやわらかく微笑むシーンがなかったです。コマによって顔立ちも違って見えることがあって違和感を感じました。

2本収録なので、それぞれが3話ずつ。大きな展開やじっくり心情を描くというのが難しいページ数と思いますが、後半の「ラブ・ワークアウト」はそのような条件下でありながら、トレーニングの面白さを知った主人公が身体を鍛えるのに励んだり、トレーナーに親しみを覚えてそういう自分に戸惑ったりする気持ちの変化が伝わってきて、素直に楽しめました。新しいことをはじめたことが生活の張りにも繋がっていくのはよくわかるし、そういう彼だからこそトレーナーの方も親身になるのだろうと思えました。

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