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kinou kimi ga shinda
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
仕立て屋の羽繕の好きだった人が、タヒんでしまった。
相手は、学生時代の同級生で、密かに想いを寄せていた護堂。
悪魔のような男に魔法のミシンをもらった羽繕。
亡くなった護堂をもとに、寸分違わずミシンで護堂の人形「ゴドー」を創り上げたが、彼のたましいが足りず、探す旅へ2人とお供の猫と雑巾で出発したが、、、
というお話。
1話1話が短く、それぞれ完結したストーリーなのですが、どれも独特なARUKU節が炸裂しています!(褒め言葉)
脇キャラなどの設定も素晴らしく、ARUKU先生の感性って?!! (←もちろん褒め言葉)
と、震撼したまりあげはでした。
報われない想いを抱えたまま亡くなり、最終的に羽繕のおかげで好きな人の傘になったお話とか、最高すぎるし、ゴドーの本体の護堂のたましいは、実は羽繕の傍にずっといたりする設定とか、なんてドラマティックなんだろう! と震えました(2度目震える、まりあげは)。
はぁ、もお、この空気感出せるのはARUKU先生だけですよねえ。
この伏線が回収されたら、どんな結末になるのでしょうか!
すごすぎる、、、(うっとり)
タイトルの通り、主人公の思い人が死んだ所から始まるので暗い話かと思いきや、全体的にほっこりする作品です。
たまに言動と表情が合ってなくないか?と思う所はありますが、多分敢えてのチグハグにしているのかな?と思うようになり、それよりも先が気になるのでどんどんページを捲りたくなる作品です。
今主人公と旅をしているのは人形なので、簡単に部位欠損をする事があるのでそこが苦手な人には辛いかもしれませんが、でも血みどろでもなくサラッとした感じに描かれているので読んでみる事をお勧めします。
独特な世界観を持つ作品です。
はじめは、キャラクターの表情の薄さや、セリフのテンポに違和感を覚えていましたが、それがストーリーの美しさを際立たせていると感じました。
まるで人形劇のようなキャラクターたちの可愛いやりとりに癒されます。
ストーリー展開も素晴らしく、ARUKU先生は天才です!
ちなみにARUKU先生の他の作品も気になって読みました。
ファンタジーかつ人の優しさに溢れるお話で、ARUKU節が全開でした。
他の作品もぜひ読んで欲しいです。
読後の今、頭がボーっとしており現実世界に戻ってくるのに時間がかかっています。内容が衝撃的なのでは無くて、お話が完璧で素晴らしくて今日は他の作品が読めないなぁと思う位に魅了されました。
仕立て屋の羽繕とゴドーくん、黒猫と雑巾が旅の仲間で魔法のミシンを携えてゴドーくんのたましいを探す旅が始まります。
世界の終わりで人間が滅びつつある時代。天使と悪魔も登場します。特に悪魔は味方なのか敵なのか、はっきりしないのですが彼も今後のストーリーにおいてキーパーソンのような気がします。
道中出会った人々の悩みをはづがミシンや手縫いで直したり、新しく作ってあげることによって助けていくロードムービーです。
それぞれが聖書のような示唆に富んだお話で心がほんわか温かくなります。
はづとゴドーくんには今以上に幸せになって欲しいです。
おのれ「ちょっと魔」めぇーーーーwww
って彼らの生きがいを知った時は思ったのに…あんなに目をキラキラさせて前を向いている彼らを知っちゃったらさ、、、コンディショナーだと思って手に取ったその液体がやたら泡立っている事で3度目のシャンプーしてるじゃん…私、、、って思う事なんて些末な事よな、、、と思えちゃうよねw
むしろこれからはちょっと魔がソコに居たのかも?なんてちょっとホッコリしちゃって失敗さえも笑えそう( ´3`)~♪
っと…いきなり脱線気味でレビューを始めてしまいましたが、ファンタジー全開のこの作品世界に溢れかえるARUKU先生が生み出した数々のキャラクターに心が躍らずにいられません
ファンタジー味がある作品ではなくしっかりファンタジー!!
そしてどこかで観た事があるファンタジーではなくて、間違いなく初めて出会う世界観だからこそワクワク出来るような既視感ゼロのARKU先生ワールド!!
そんな作品を紡ぐメインキャラは仕立て屋の”はづ”こと羽繕(はづくろ)と”ゴドー”こと護堂です(攻め受けはゴドー×はづ)
ある目的で2人は旅をしていますがその先々でたくさんの物語に出会い、掬い、時には救い上げ、後には救われたり、同行者が増えたりしながら進みます
その過程で出会う物語を生むのがちょっと魔のような数々のキャラクターです(”ちょっと魔”の正体は是非本編でお確かめ下さい♪)
本当にファンタジーの楽しさや可能性を無限に感じさせてくれる創作の素晴らしい世界!!
次はどんな物語が?どんなキャラに出会えるの?と、読むのが、観るのが楽しい時間が続きます٩(๑´3`๑)۶
そして挟まれる数々の美しいストーリーや先の見えないドキドキに心が掴まれます
ぎゅっとグッと心を掴まれながら明かされていくゴドーの欠けた魂の在りか…
この設定が明かされるタイミングも秀逸で!もぉこの作品の結末を知るまでは読むのを止められないな、と確信しました
作品序盤の旅の始まりのきっかけとなった地獄のファッショニスタこと地獄のお洒落バカ殿下(←呼び方…笑!!!)にはきっとあの時点から欠けたゴドーの部品=護堂自身の魂が視えていたのかも知れないのでは?!
なんて、、、思えたりする妄想領域!本当にストーリー構成が秀逸です
ページ数も多くボリュームもあります
その分散りばめられたピースを拾いながら読む楽しさも味わえます
軸はBLとして大きな背骨を感じる構成ですが、その軸を支える骨格と肉には様々な世界や立場からの想いが詰まっていて、その出来上がった世界は大きな「愛」という温かな布に包まれている
まだ1巻
この先2人の旅が穏やかながら幸せに、そして前向きに進んで欲しいと願って止みません
それでは2巻に行ってきます
修正|メイン2人以外の絡みなどがたまにありますがどれも修正不要な描写でした
大好きな作家様。数作拝読していて「百年でただ一度だけ恋した」「嫌い、大嫌い、愛してる。」などが特に好きです。
こちら長らく積んでいて、3巻発売を機にやっと読みました。
あらすじ通り、かなりガッツリなファンタジーですね。読むまでにちょっと気合いが必要だったんですが、読み始めたら世界観、キャラクター、ストーリーなどに引き込まれて、読む手が止まらなくなりました。さすが皆さんが高評価されるだけありますね。
終末後の世界。仕立て屋の羽繕(はづくろ)が、悪魔がくれた魔法のミシンで縫うと、それは命を持つ。死んだ想い人の護堂を縫うと、たましいの部品の足りないゴドーができた。悪魔に後押しされ、ゴドーのたましいを探す旅に出る、というお話。
本物の護堂は強面の参事だけど、ゴドーはちょっと抜けてる感じのワンコで、羽繕に懐くのが可愛い。
羽繕は養父母に「クソほどの価値もない」などと言われながら育った、またまた不憫受け。(先生の作品、大抵受けが不憫ですね!)
そのためすごくネガティブなんだけど、実は仕立て屋としてすごい腕を持っている。
この二人が、魔法のミシンを持って一緒に旅をするロードムービー風の作品。
旅先で出会ういろんな生き物に頼まれ、ミシンを使って様々なものを作り手出していく…。
うん!面白い!どのエピソードもすごく面白いし、登場人物たちも魅力的。あと絵柄がとても美しいですね。服のデザインもかっこいいな。
ARUKU先生の大変読み応えのあるファンタジー、素晴らしいです!BLという枠を超越した作品と思います。もっと早く読めばよかった〜。
護堂のエピソードが出てきたのも嬉しかったな。天使とのやり取りがあったけど、結局どうなったのか、気になるところ。
旅はまだまだ続きそう。
続いて2巻もレビューします。
タイトルを見て
「これもう絶対悲しいやつやん…」
と "勝手に勘違い" して二の足を踏んでいたのですが、3巻が発売されてレビューを覗き、「明日屋商い繁盛」「キラキラセブン」が好きなら迷わず読んで、と書かれていた方がいたので、ガッツリ該当する私は触発されて読みました。
(レビュワーさん ありがとうございます!)
内容を全く知らずに読み始め、ちょうど自分の服や靴下を手縫いでいろいろ直していた時だったので驚きました。
ARUKUさんが仕立て屋BLを描いてらっしゃったとは!
タイトルとは裏腹に明るめの内容で、悲壮感がほぼないのも嬉しい誤算。
しかも一話完結スタイルなので(もちろん大きな流れもあり、いろいろと変化していきます)、3巻もあるのに、思った以上にサクサクと一気に読めました。
決壊した壁から悪いものが侵入してきて人類を滅ぼし、残ったのは主人公(受け)たった一人(?)という世界。
悪魔に仕立て料の代金としてもらった魔法のミシンの力を借りて、仕立て屋としての技能を生かしつつ、いろんなキャラを助けながら攻めの魂を探す旅に出るので、なんだかわらしべ長者っぽくもあるし、回のたびに仲間も増えてRPGっぽくもある。
本筋のネタバレは避けますが、魂が登場した瞬間は本当に衝撃でした。
雑巾がキャラになってるのは生まれて初めて見ましたw もう発想がすごいのw
「ちょっと魔」というネーミングセンスよw 好きw
そうそうこういう「魔」いるわw ほんっと上手い!
てゆーかミシンて「ガルル」ってやる気の音出すのかw
そら豆共和国の国民もw かわえぇなw
作中何度も、特に春を呼ぶ虫の回と赤い糸の回は涙が出ました…
春の王様=あの下級天使だったのですね。
攻めのビジュアルが回によってコロコロ変わりますが、そこにもちゃんと意味があります。
攻め視点の回は心臓がギュンギュンきたので、ARUKUさん著作の中では特に私に刺さる萌えが多めでした。
攻めが過去に別の男とヤるシーンが一コマだけあるので、地雷な人は注意です。
まわりの人々に優しくしよう、自分も努力してみよう、そんな勇気ももらえた神作でした。
しかも、知らない言葉もいっぱい出てきて勉強になりました。
猫回もあるので、猫好きさんはお見逃しなく。
特に心に残った言葉:
「生きていると体の中にあるエンジンが 前へ前へと言うのです」
「「他の誰かのために」という 脆そうで結構強いエンジンシステムで 世界は稼働しているのかも」
「誉め言葉はいつでも心にあって 取り出して眺める宝石箱みたい」
「あの頃ほしかった返事を今の自分が書けるなら 最高だね」
「魔法のミシン」で好きな人を蘇らせ魂を探す旅!!
~なのだ!って語尾がかわいい…と思えるのはARUKU先生男子の特権ですね。
童話みたいにキラキラほわほわ優しくて心温まって、辛辣なとこは徹底的なのが面白い!!
切なさとキュンもいっぱい、切り口も独特で
ARUKU先生の世界をたっぷり堪能できました。
続くような、ここで終わりなのようなところが気になるところ。
すごく前向きな気持ちになれる終わり方なので、これはこれで良いなぁなんですが、羽繕が真底幸せにイチャコラするの見たいです!!
何百冊と読んできましたが、レビューを書くのは初めてです。この作品は書きたい!と思いました。下手くそな文章になります。お許しください。
ファンタジー特有のその作品の世界観を掴むまで時間がかかる感じがなく、1ページ目からすーっと入り込めました。
話の内容も面白いです。感動もする。
槇原敬之の曲を思い出します。「きっとーまたーこのーさき」っていう歌。
ファンタジー苦手な方もぜひ読んで見てほしいです!
大好きな1冊になりました。
ARUKU先生の作品は「嫌い、大嫌い、愛してる。」だけ読んだことがあり、まずその独創性に圧倒されました。
自分にとってBLとは男×男の恋愛を見守るものであり、それで萌えを摂取できればそれで満足なんですが、ARUKU先生の作品はただのBLを遥かに凌駕しちゃってる、つまりNEXT LEVELといった感じです。
本作の世界観にはとにかく驚かされました。
試し読みでは、ちょっと薄暗い悲しい感じだな…って感じだったんですが読み進めると、ん?悪魔?魔法のミシン?終末世界?ととにかく次々驚きの扉が開かれる感覚でした。
綺麗さ、可愛さ、醜さ、不思議、寂しさ、と色々な表現があり様々な感情が刺激される!
なるほど、これが皆様のおっしゃるARUKUワールドなのか。
自分に合うか、と言われればピッタリハマる!ってわけではないのですが、読み始めたら沼なんですよね。
これは神をつけるしかない作品でした。
読み終わってから気づいたのですが、2巻へ続く…なんですね!
2巻発売待ってます!