いじわるしないで手加減してよ

ijiwarushinaide tekagenshiteyo

いじわるしないで手加減してよ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神38
  • 萌×237
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
15
得点
369
評価数
87
平均
4.3 / 5
神率
43.7%
著者
リオナ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784344846982

あらすじ

総務部の仙波夏都と矢部英彰は同期入社。大らかで細かいことは気にしない(悪く言えば雑)夏都に対し、矢部は几帳面で真面目な(悪く言えば面倒臭い)男。タイプの違いからか、矢部の態度はそっけなく、自分は嫌われているんだと夏都は思っていた。でも、ある日矢部からまさかの告白をされる。性格上、深く考えずOKしてしまった夏都だけど、曲げられない『自分ルール』が多々ある矢部の生活に驚かされてばかり。矢部からの愛は十分感じるものの、相容れない相手との恋愛は思った以上に波乱万丈で…!?

表題作いじわるしないで手加減してよ

27歳,リーマン
27歳,リーマン

その他の収録作品

  • 幸せプロポーズ計画(描き下ろし)

レビュー投稿数15

我が家の家訓:「タレ目の攻めには中毒性があるから気を付けるべし」は間違ってなかった

去年の末に読破。
おたがいに性格が正反対の「ツーブロの超潔癖症x大らかなゆるふわ男子」リーマンBL。
ツーブロが良い…と感じられるようになったのは完全にリオナさん著作「その恋、成立なるか」のおかげです(土下座感謝

序盤からキュンキュンします。1話1キュンどころか2キュン以上ある。
そして2話での攻めが雄っぽさ徐々出しかっけぇ…やられた。
本作は攻めの潔癖症をどれだけ許せるかにかかっているとも言えます。
とにかくめんどくさい!
でもストーリーはかなり腑に落ちる、納得のいく内容でした。

本作の伝えたい大事なことは:
「愛する相手には、たとえ態度や行動で愛を示していたとしても、必ず言葉でもきちんと伝えるべし」
です。お前らちゃんと話し合え!っていう。

「アンドロイドは恋の夢を見るか?」などの私的神作に比べるとややアッサリめですが、トータルで大満足です。
ちなみに「Estate(エスターテ)」は英語ではなくイタリア語で「夏」の意味で、ジャズで有名なスタンダード曲でもあります。
すっごい素敵な曲なんで、本作もそちらも前述の別作品も、ご興味あればぜひ。

0

もだもだ同棲同僚BL

受ちゃんの末っ子気質にちょっぴりイラッとしてしまった・・・_(:3 」∠)_

お姉さんに指摘されてましたが『してもらって当たり前』な感じ、、解せぬ。たしかに癒しは与えてるんだろうけど、、うーんーーーーこれでいいのかな??まあ攻くんがね、世話を焼きたいタイプなら!いいんだけど!!

ストーリーとしては一緒に住むことになっちゃうあるあるハプニングで楽しいんですが、攻くんの頑張りにたいしてどうも返しきれてない感のある受ちゃんの言動が最後まで気になってしまいました。完全に好みの問題ですが・・・。

1

社内恋愛BL

社内恋愛いいですよね、ドキドキ設定です。
しかしこの作品は、ちょっと胸が痛くなったり切なくなったり…社内恋愛だからこそのすれ違いや勘違いに胸がキュッとなりました。

ですが、この作品しんみり系かと聞かれたら基本的には笑い満載でコミカルです!最初に逆のことを書いてごめんなさい。でも、中盤の切ないトーンは最初のコミカルテイストのギャップがあって、読むのがとてもしんどいなって思ったんです。

結果としては、仙波の言葉足らずが引き起こしたことなんです。…が、矢部の分かりにくい態度も合わさって余計に悪循環を引き起こすことになってしまう。

仙波はノンケで矢部はゲイ。性格も真逆な2人で喧嘩ばかりしています。すれ違いや誤解の原因は別にそれではなくて、完全にコミュニケーション不足。でもそれは同性カップルだけじゃなくて、異性カップルにも言えることなんですよね。
仙波目線なので、矢部なんで〜って感じでしたが、矢部目線だと仙波なにやってんの、となるんですよね。リオナ先生の見せ方が上手いとしか言いようがないです。


ヘタレの仙波の方が先に矢部にプロポーズしたのにはビックリしましたが、今までゆるっとした恋愛ばかりしてきた仙波にしたらすごい成長を見たようで、とても嬉しくなりました!プロポーズの仕方ひとつでも価値観が違う2人だけど、彼らがギャアギャアしながら仲良く暮らしていくのを、ずっと側で見ていたくなる素敵なカップルだなぁと思いました^ ^♪

1

対照的な同期リーマンラブコメ

安心安定なリオナ先生のラブコメです。予想以上に楽しくてほのぼのしちゃいました。

総務部の同期二人組、攻は几帳面、潔癖症気味なツーブロクールゲイ、受はキレイ系?大雑把、いわゆる普通のリア充系ノンケ。常に塩対応なツーブロに嫌われていると思っていたノンケ、実はずっと片思いされていたとわかって、絆されていくという展開ですが、めっちゃスムーズに萌えました。塩対応は好意の裏返しという、なんというシャイ(小学生?)…なんでもそつなくこなしているように見えて、実は不器用なツーブロのキャラクターがいいです。自宅への除菌水際対策とか(時代を先取りしてましたね)、独自のマイルールを徹底する攻とマイペースな受が繰り広げる面白パートだけでなく、それぞれが自分の恋愛観と向き合うちょっと真面目パートもあり、密度の高めな作品だと思います。

エロいのにそんなにエロい感じがしない即物的な”せっ”は、彼ららしいというかCPの個性が感じられます。最初からあからさまに受の”尻”狙う攻のまっすぐさがいいですよ!とにかく、今回攻のキャラに魅力を感じました。(ツーブロ含め)

こんなにも違うのに(から?)、こんなにも好きになるというオチが尊いし、内勤リーマンっぽいスーツ描写にもちょっとこだわりが感じられて萌えました。

2

カッコ良くてカッコ悪くて可愛い


ラブコメ作家さんの中では抜きん出て大好きなリオナ先生です。どの作品も、攻めにも受けにもカッコ悪いところがあって、完璧すぎないのが好きだなとこの作品で改めて気づきました。

「俺のことは座薬だと思え」って何も大丈夫じゃない笑
外国人男性の写真バーンだったり、朝礼の質問に狼狽えたり、表紙からもいかにもカッコいい攻め〜な矢部が、可愛いなと思える適度なカッコ悪さなのが良い。
すれ違いのドキドキ感もうまくいくと分かりつつ胸が苦しくなる絶妙な塩梅で、白けない程度のコメディ要素もバランスが最高!本当にリオナ先生と相性いいなぁ。

2人の新婚生活が見たい!

萌2〜神

2

2人の暮らしぶりが堪らない

この作品の素晴らしさは、受けのキャラクターで出来上がったと思います。一見普通という設定かもしれないけど、スパダリ風の攻めが憧れてしまう男らしさ!これです。
男性社員の少ない職場の同僚で仕事のライバル、家に住めなくなり突然同居するハメに、等あるある設定なのにストーリーは創意工夫に溢れていて、ありきたりに感じません。
特に気に入ったのが、脳内回想モノローグ扱いで描写される2人の暮らしぶり。うらやましくなっちゃいます。
攻めが潔癖で住まいの入り口に手指消毒アルコール設置してるのが今(コロナ禍)の生活に密着しており、コロナ禍前に描かれてるのも面白い。

2

おしり、ぷりん。

表紙の夏都のぷりんとしたおしりに釘付け。おしり買いしてしまった作品でした。
堅物×天然人たらしみたいなカップルが本当に好きなのでお話もすごく面白かったです。

自己ルールがめちゃくちゃあるし感情分かりにくいし、仕事は出来るけど正直矢部はめんどくさい男。
でもふたりになった時夏都に見せる照れた表情や取り乱してしまったあたふた感などギャップにかなりやられました。
言葉で「好き」と伝えられていないからずっと不安に感じてたとか、ピュアすぎか!と。
誤解があるときや微妙にすれ違っているときは素直に伝えることって本当に大事なんだなと感じました。

夏都は色々ハードル低いけど、それは流されているんじゃなくて彼自身の器の大きさからくるものなんだろうなあ。
でも矢部のことも是非名前で呼んであげてほしかった!そしてぎゅんっ!となる矢部がみたかった(笑)

夏都も矢部もどっちも推せる!末永く幸せに暮らして欲しいです。

1

性格正反対の同期カップル。

主人公の夏都は、おおらかで脳天気な性格。
自分とは正反対で、真面目で几帳面な矢部に嫌われていると思っています。
けれど矢部は、自分にはないおおらかさを持っている夏都に憧れていて…というお話です。

家に入る時はまず除菌(2プッシュ以上すると怒られる)。
テレビの音量は15で固定。
神経質な矢部のマイルールも面白いですが、おおらかな夏都もだいぶコミカルなキャラでした。
矢部がぺろっとしてしまった告白を、ノンケなのにさらっと受け止めてしまうんですよね。
いやいや、柔軟すぎるでしょ!(笑)

そんな軽い感じで始まった交際ですが、夏都のほうもちゃんと矢部に惹かれていきます。
順調に見えたふたり。
でも矢部の内心は違っていて…
ちょっとした言葉や、考え方の違いが原因ですれ違ってしまいます。

ころころ表情が変わる夏都に対して、矢部は分かりづらいタイプなんですよね。
なので夏都が振り回されていた印象が強いけど、不安になったりやきもきしていたのは矢部も同じでした。
誤解が解けた時の矢部はいじらしくて、マイルールを破ってしまうほどの必死さにキュンとしました。

印象的だったのは、初エッチのエピソード。
初めてなのに気持ちよかった♡というパターンも多々ある中で、初エッチが上手くいかなかったことがすれ違いの原因のひとつになっていたところがいいなぁと思いました。

描き下ろしも面白かったです。
あれ、もしかして夏都って天然キャラ入っている?(笑)
雰囲気をぶち壊す最後の一言に笑っちゃいました。
なにかと口うるさい矢部と、それをヘラっと笑って受けとめる夏都。
真逆だからって相性が悪いとは限らない。
幸せそうなふたりにほっこりするラストでした。

1

冷たい態度の同期の本心は

今回はマイルールを貫く会社員と能天気な会社員のお話です。

諸事情で攻様の部屋に転がり込んだ受様が攻様の恋人となるまでと
その後のプロポーズ編を収録。

受様は総務部に配属されて5年目になる若手社員です。総務部には受様と
同期で一緒に配属された攻様がいますが、受様達以来、新人が入って
来ないせいで2人はいつまでも下っ端です。

その上、攻様は入社当初「新入社員同士仲良くしよう」と笑顔で挨拶し
たのですが「同期はライバルだろう」と言われてた上に「仲良くしない
けどよろしく」と受様には全く分からない反応をされるのです。

受様は細かい事は気にしない大らか(能天気)な性格ですが、攻様は几帳面
で真面目、効率よく仕事をこなしたい性格のようで、攻様と180度、正反
対ともいえる性格の受様が嫌いらしくいつも塩対応です。

今も2人1組で社内設備の点検をしていましたが「ボーとしてるなら邪魔」
とはっきり言われて追い返されます。攻様は他の人には物腰も柔らかく、
何故に自分が嫌われているのか、受様にはさっぱりわかりません。

そんなこんなで自宅に帰りついた受様がドアを開けると、部屋の中は雨
降り状態!? なんと上階の部屋から雨のように水が漏れていたのです!!

慌てて管理会社に連絡する者の上階の住人は留守で連絡が取れません。
どうやら昨日の清掃作業の断水を知らずに蛇口をひねり、そのまま外出し
しまったらしいのです。

その日はホテルで過ごして何とか出社した受様でしたが、件の住人の勤務
先に問い質した管理会社によると、住人は海外出張中で帰国は2週間後、
部屋の修理は2ケ月近くかかると言われてしまいます。

空き部屋はなく、受様の実家は地方、友人は既婚者、彼女無しで頼る人が
いないと先輩に泣きついた受様に、先輩社員は攻様が広めの部屋に1人暮
らしなのを思い出し「受様を泊めてやれない?」と持ちかけるのですよ。

攻様は「受様が嫌がるだろう」と言いますが、受様にとっては渡りに船で
助かるばかりです。受様は拝み倒してお願いして攻様宅に連れられて行き
ますが、攻様は恐ろしいくらい細かな生活ルールで暮らしていたのです。

どうやら「受様が嫌がる」と言ったのはそんな面倒くさい自分と暮らす
のを「嫌だろう」と思っての事らしく、受様は攻様の意外な細やかさに
びっくりしつつも嫌われている自覚がある受様は、置いてもらえるだけ
で御の字なのです。

受様が素直にそんな感想を漏らすと攻様は「受様を嫌いじゃない。むしろ
嫌いになる努力をしているくらいだ」と受様が好きな事を暴露する羽目に
なるのですよ(笑)

そんな攻様の気持ちが嬉しかった受様は「じゃあ付き合おうか」とさらに
攻様をノックアウトするのですよ(爆笑)

果たしては同居=同棲となった2人の未来はいかなることに!?

雑誌連載作をまとめての紙書籍化で、反りが合わないと思っていた同期の
告白から始まるラブコメディになります♪

同じ部で働く同期同士、性格が正反対、ゲイ×ノンケとバチバチしそうな
感じの設定に惹かれて手にした1冊でしたが、面白かったです (^-^)v

攻様は生真面目すぎてマイルール徹底男です。しかし、ところどころに
見え隠れする受様への恋心と、それを抑えようと格闘しているのに受様は
そんな攻様の悶々ごと大らかに受けとめちゃって、攻様にさらに惚れこま
れていくという好循環なのか、悪循環なのか分からない転がり具合が実に
楽しいです。

そんなにも攻様を魅了する受様ですが、一線を越えながらも自分の気持ち
に気付かず、攻様と同じ趣味の後輩社員の出現にモヤモヤしている姿に
ニマニマしてしまいました。

描き下ろしのプロポーズ編も実にそれぞれらしくプロポーズで微笑ましく
最後まで気持ちよくほっこり幸せな気分にしてくれる1冊でした♡

カバー下はあとがきとなっていますが、キャラ設定等の制作秘話っぽいお話
が楽しめますので、カバー下も忘れずにぺらッとめくってださいね。

1

幸せな爽快感

こだわりが過ぎる男・矢部とおおらか過ぎる男・夏都、相反する性格同士の共同生活。

リオナ先生の描かれるキャラは性格の肉付きがしっかりしていて、すごく細かいところまで表現されているから人となりが掴みやすくて、イキイキしているから好きです。

矢部の長年の燻らせ続けた想いをあっけらかんと受け入れた夏都が矢部への好きな気持ち度20%、と言った時、正直低っ!と思ってしまったのですが、矢部の0%だと思ってたから、としおらしさを見せてからの100%宣言には私もファーーーッてなりました。

矢部の身体がさすがマイジム(笑)で鍛え上げているだけあってめっちゃ良くて、3話の扉絵なんてたまらんかったです。
あ、スーツを着ていてもわかるプリっとした夏都のおしりもイイ。
スーツ姿のふたりもかっこいいんですよ〜。

自分ルールでガチガチだった矢部が夏都の汗は大丈夫とか、仲直りエッチの時に除菌うがいその他〜、をすっ飛ばしてベッドになだれ込んじゃうのとか、愛だなあ…と思いました。

プロポーズの仕方も、ムード重視派の矢部と自然な流れ派の夏都とで正反対。でもどちらのプロポーズもすごく良かったです。
読んだ後の幸せな爽快感が心地よい一冊でした。

4

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