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FANGS
絵柄も吸血鬼って設定も、ファッションもキスもセックスも何もかもがバッチバチに最高。
世界観に酔ってグワッと感情が高まる。
これは私のためのBL。何もかもが好き。
久しぶりに語彙力なくなるくらい圧倒的ラブな一冊。いや本当は分かってたんだ…この表紙を見た時から。これはヤバいやつだって…。予想通りいやいや予想以上でしたけどね!
パウチングされた血液、ペア制度、ゴツ目のピアス、血婚、忘れられない人、消えない匂いと気配、処女の極上の血、セックスと吸血……好きな要素挙げ出したらキリがないんですが、一つでもピンと来たらポチッと注文です。もしくは本屋へ走ってください。
というかセックスシーンエッチすぎやしませんか!?
最初の血を舐め取りながらのキスでまずヤバいし、1回目のセックスでイチイの血を吸いながら極めてしまうのも最高だし、2回目で言葉攻めされながらバックからするの支配欲と興奮で高まる感じが最高にえっち!
あとはですね、いつもは攻めスキーな私ですが、今回は受けちゃんが最高に可愛くて一生愛す、って感じなんですよ……。受けバブちゃんなのたまんないです…。暗い日陰で長い時をスローに生きてるジジイな吸血鬼たちには太陽のような存在なんでしょうね。まぶしっ!
そして作中で私が一番刺さったのはスギのこの言葉です。
『星の数ほど出逢いはあったのにこんなに愛したのは彼だけだなんて……さみしいよ』
この物語でも吸血鬼……やはり彼らは孤独な生き物なんですね。
エンがこれから彼らの太陽になってくれるといいな。特にイチイ。きっと1巻で見せた陽気な姿は彼の全てではないのでしょうから。今はエンが圧倒的にイチイに助けられていますが、今後精神的に支える存在となるのは間違いなくエンでしょうね。精神的には攻めを抱いてよしよしする受け大好きなので、バブちゃんのエンにも頑張ってもらいましょう。
そんなこんなで一巻を秒で読み終えてしまったのですが……、それにしてもエンの血は一体どんな味がするんでしょうね……。イチイがエンの血を吸うのはもっともっと先で大丈夫です!まだまだこの2人のジレジレを楽しみたい!
2巻がはちゃめちゃに楽しみです。
「吸血鬼って淋しい生き物だからさ」
作中に出てくるこの一言がずっと心に残っています。
どこか淋しげな吸血鬼たちを読み返す毎に愛おしさが増す…(;///;)
物語はいろんな吸血鬼の人生の一端を垣間見ながら展開します。【FANGS】とは吸血鬼が組織化された団体のこと。命がとてつもなく長い吸血鬼は組織化することで助け合いながら生きています。
受け:エンは最近まで人間でした。けれど暴走した吸血鬼に噛まれてしまい、気付いた時は吸血鬼にーーー。エンのような若くてピチピチな(吸血行為のない)処女はイイ匂いを放ち大変危険なんですね。「FANGS」保護課・イチイの元に身を寄せ、一から吸血鬼のアレコレを学び中です。素直なワンコタイプでバ可愛くて個人的にはドツボで好き…!!
攻め:イチイは「FANGS」保護課の者。吸血鬼としては生まれたての赤ん坊状態のエンの世話をせっせとしている吸血鬼です。そりゃーもう手取り足取りせっせと。甘やかしが堪らんです////エンが変な奴に狙われないようセキュリティーも兼ねてるのが個人的に激萌え…!!
エンはイチイの仕事についていって、いろんな吸血鬼と出会います。
ペアリングしている吸血鬼。
人間と一緒に幸せに暮らす吸血鬼。
伴侶を失って死にたがっている吸血鬼。
彼らの生活に触れ、吸血鬼として生きる壮絶さを知っていくエン。イチイはエンのメンタルをフォローしつつ豊かな感情を持つエンに惹かれていき、エンもイチイに触れているうちに少しずつ心が動かされていく。けれどイチイは過去にペアリング相手となにかあったようでーーーとお話は進みます。
※ちなみにペアリングとは吸血衝動解消のために支え合う契約。単に食事と割り切るだけでなく恋仲に発展しやすい為「血婚」とも呼ばれてます。組織に書類を提出する必要もあるので、恋人同士だとマジで結婚の意に近いですヾ(*´∀`*)ノ
淋しげなのに暖かい、暖かいけれどどこか淋しい。
その中で「愛」を大切にしている穏やかな時間に
シットリとした甘やかさがあってめちゃくちゃ好きです…!!
エンはどこへいっても可愛がられるんですが(なんせ吸血鬼にとってはエンは赤ちゃんみたいなものなので・笑)、イチイがエンに惹かれる理由を語ったときに皆から愛される理由もそれなんだろうな…と思いました。
永遠のような時間を生きていると少しずつ感情が鈍っていく。笑うことも、怒ることも、愛することさえも。けれどエンはまだ最近まで人間だったこともあり、天真爛漫で感情がすべて顔に出る。そんなエンと一緒にいるとイチイの心も明るくなれる。ずっと孤独だったイチイがエンの世話をすることで癒やされているんだな~と思うとグッときました。これがね、すごく良いッ!!!
逆にエンは右も左もわからない世界に放り込まれて、いつも一緒にいるイチイだけが心の拠り所になっている部分もあってですね。吸血鬼になったばかりのエンの怯えや不安などもイチイは全て否定しないで受け止めてくれて、甘やかなキスを与えてくれて。吸血欲求もイチイが満たしてくれて。ちょっと刷り込み的な部分もあるんですが、個人的に刷り込みにめっっっっちゃ萌えるのでキュンキュンしまくり。エンがめっっちゃ可愛いんですよ。可愛くて可愛くて…堪らん(∩´///`∩)
で。ケアの一環でエッチするのがッッ!もうッッ!イチイのエロさとトロトロになっちゃうエンに萌え転がりました(∩´///`∩)この行為は"セックス"とは少し意味合いが違うので、終わった後にセンシティブな空気なるのが切なキュン。イチイの優しさにニヤニヤしちゃう////その後に想いの通じ合ったセックスはまた違ったキュンキュンが味わえました(∩´///`∩)
けれど1巻はまだ序盤といったかんじです。イチイの過去になにがあったのか、チラチラ匂わせてくるけど全く読めない…。イチイが時折遠くを見ていることにエンは気付いています。2巻はもっと深い展開になりそうでとても楽しみです…!!
面白かった〜
独特の世界観にどっぷり浸れる、とても美しいピュアラブです。
表紙も巻末のイラストも素敵過ぎてため息もの。
事件に巻き込まれ吸血鬼にされしてしまったエンは、吸血鬼人権保護団体「FANGS」の健康福祉部保健課,イチイに保護され一緒に住むことにーー…!
美しくも切ない吸血鬼ファンタジー。
吸血鬼の人権を守り、人間との共存を目指すための組織が「FANGS」です。
その「FANGS」が運営するイベントが〝ペアリングパーティ〟で、吸血鬼同士の食事を管理・支え合うペアリングを斡旋するハッテン場です。
そして、イチイに連れられてパーティーに参加したエンは、吸血鬼になりたての処女として多くの吸血鬼たちに狙われ、とっさにイチイをペアにすると宣言してしまい……という展開。
吸血鬼になったことに戸惑いながらも、素直で優しいエンがイチイをはじめ、周りの吸血鬼たちに受け入れられていく所が好きでした。
まだ人間の感覚が残るエンがイチイの感情を揺さぶります。
エンと居ると感情表現が豊かになるイチイが可愛くて、各話に必ずといっていいほどあるキスシーンがとっても素敵なんです。
イチイからのキスは、エンへのさりげない愛情表現なんですね。
そして、二人を取り巻くキャラクターたちの魅力的なこと。
千年生きる執着攻め・青桐×美人なビッチ・ウツギ。
人間のマリコと家庭を築くマサキ。
ペアを亡くした喪失感を抱えて引きこもる「死にたがりのスギ」。
吸血鬼の数だけ世界があり、人生があり、思いが、悩みがある。
彼らの暮らしや個性を知るたびに吸血鬼たちへの愛しさが増します。
エンとイチイが惹かれ合うことを自然に感じられるように描いているビリー先生、素晴らしいです!
お互いを知りたいと思いながら、自分の気持ちに向き合っていく心理描写が秀逸。
想いが通じ合い、恋人の様に行われるセックスが甘美なんです♡
エンを甘やかすイチイからは、ダダ漏れの愛を感じました。
長い寿命の中でも大切に思える人って限られてると思う。
だからこそ、二人の関係がずっと続いていって欲しい。
ただ、イチイには何か大きな傷があるようです。
イチイから漂うもう一つの〝匂い〟の正体は?
そして、不穏なラスト……
先が気になって仕方がありません。
※レンタ白抜き
吸血鬼が好きなことと美麗な表紙に惹かれて購入しました。
作者様の他作品は未読です。
以下、ネタバレや作品内容の詳細には触れないレビューです。
読み終わって最初に思った事はただ一言、「強い作品だな」ということです。
現代社会におけるFANGSの立ち位置、キャラクターたちの関係性、繊細で引き込まれる絵柄、どれもがひたすらに「強い」です。
正直性的なシーンは少ないのですが、そんなことを気にする暇もありませんでした。むしろ、自然な流れで行われる行為が美しくて「これぞボーイズラブ」と思わされるほど。
こう言った特殊な設定がある作品は説明が冗長になってしまうものも多いと思いますが、この作品の場合は全くそんな事はなく自然に世界観に浸ることができました。
メインの二人以外のキャラクターたちも何人か出てくるのですが、その関係性や背景の描き方も自然でストンと腹落ちします。
この一巻の中だけで様々な「愛の形」を見た気がします。なのにごちゃついた印象が全く無くて素晴らしいの一言につきますね。
一巻は過去にはあまり触れないまま終わっていますが、今から二巻が非常に楽しみな作品です。
ビリー・バリバリー先生の作品を拝読していつも思うのは、本当に美しい♡
本作はその美しさに加えておしゃれでキュートでストーリーも面白くて、読者に楽しんでもらおうという先生自身の気合をビシビシと感じた。これからの展開がとっても楽しみ♪
初ビリー・バリバリー先生作品でした。
なにこれ、すっごく面白い。
設定もキャラクターも最高じゃないですか?
セリフ回しが特別それっぽいというわけでもないのに、海外の空気を感じるというか。
なんとなく海外ドラマのようなおしゃれな雰囲気がありますね。
現代に生きる吸血鬼達の姿が、どの人物もとってもクールでチャーミングなんです。
1度読んだらどんどん惹き込まれる。
ウウン、これは夢中になっちゃうな。
絵柄も本当に美麗ですよね。
不運にも、巻き込まれるような形で19歳の若さにして吸血鬼となったエンと、エンを保護するイチイという吸血鬼を中心に、さまざまな理由から吸血鬼となってしまった者達の文化、生き様や苦悩が描かれています。
エンという、新入り吸血鬼の"バブちゃん"がキュート。
彼は、少なく見積もっても吸血鬼界では50年以上振りの新人さんなのです。
何百年もの時を生きる彼らにとってみれば赤ちゃんのようなもので。
何も知らない度で言うのならば、読者と何ら変わりのない彼の目線を通して、吸血鬼達の保護活動を行なっているイチイに同行しながら吸血鬼界のあれこれを知っていくという形で進みます。
吸血鬼・ペア・etc…特殊設定の数々も、エン視点にする事によって説明くさくもなく、無理なくスッと世界観に浸れますし、エンとイチイの関係性が徐々に変化していく様子も自然に描かれているんですよ。
これってすごく難しいと思うのですけれど、あくまでも自然に読ませる辺りが見事だなあと。
登場キャラクターもシリーズものの1巻目にしては多めだと思うのです。
人が多いと覚え切れなかったり、誰かの影が薄くなってしまったりしちゃいますよね?
しかしながら、今作はそのどの人物もが強く印象に残り、愛着が湧いてしまうようなエピソードがたっぷりと詰まっていて、読み終える頃には皆好きになってしまう。
先ほども書きましたが、主人公であるエンという青年があまりにもキュート。
19歳らしい若者っぽさもありつつ、すごく心の優しい子で、決して吸血鬼社会だったり、個人を否定しない良い子なのです。
この、エンと個性豊かな吸血鬼達が出逢う事によって生まれる変化がまた良くて。
エンは自身の吸血鬼化に戸惑いながらも、吸血鬼ならではの愛の在り方、寂しさや孤独だったり、永遠を生きる存在の苦悩を強く感じ理解していく。
吸血鬼達はと言うと、エンという存在が現れたことによって、飾り気のない彼の何気ない言葉の数々に救われたり、失っていた感情を引き出されたりしていくんです。
もうねー、ここにグッと来てしまうんだなあ。
だからどの人物にも愛着が湧いてしまうのかも。
飽き飽きするほどの永遠を生きる、イチイも含めた吸血鬼達にとって、純粋な楽しさや笑いなんてものは長年忘れかけていたものなんですよね。
それをひょっこり現れた新人吸血鬼が自然体な素直さと可愛さで溶かしていっちゃう。
皆がエンを可愛いと甘やかすのも無理はない気がします。
可愛すぎますもの。
そして、エンとイチイが惹かれていく様もたまらないんです。
毎話登場するキスシーンがまたすごく良いのですよねえ。
甘さと愛情たっぷりなのが分かるキス。
いやあ…これは大好きですね…
セックスシーンも愛に溢れていて多幸感がすごい。
これも、このシーンに至るまでの心理描写や心の距離が縮まる様子がしっかりと描かれていなければこうはならないと思うのです。
イチイの過去や別の血の香り、エンの血をイチイはいつ飲むのか?など、気になる点もたっぷり。
2人のラブな部分も含めて、どう進んでいくのかが楽しみです。
1巻目にしてこの面白さです。
いったい2巻にはどんな展開が待ち受けているのか?
非常に続きが待ち遠しいシリーズとなりました。
あなたの近くにも、もしかしたらこんな吸血鬼がいるかもしれない。
クールで、チャーミングで、それでいてあたたかさと儚さもある吸血鬼達の素敵なお話でした。
はあ〜面白かった〜ため息でるわ〜
哀愁というか侘び寂びというか情緒があるんですよね…
作画も眼福で、ジッ…と見入っちゃう。
あと、国語の流れが美しい。
アニメイトで大量に他の漫画カゴに入れてたからどうしようか悩んだけど、マジで買って良かったです。2巻が楽しみ。リンクスとか電子で追っちゃいそう。
ちるちるのエロ度少なめになってたけど、違います。じっとり湿度のあるエロでした。最高。
吸血鬼ってだけでエロい。吸血鬼の最中に吸血とか嫌いな人はいる?エロ度じっとり。
うわん。
面白かったです!
数あるヴァンパイアもののなかでも、設定が素敵すぎてやられましたね…!
ヴァンパイアの健康福祉自助グループって、最高じゃないかなぁ。
互いの存在を存続させるために、パートナーを作るとか、マッチングパーティーが開催されるとか!
バブちゃんヴァンパイアのエンが、可愛い。
素直で、一生懸命に活きている。
いや、まあ人間としては死んじゃっていますけどね!
バブちゃんヴァンパイアとして、イチイとパーティーとなっていく展開や、キラキラした人間らしさを遺したフレッシュさと元々のキャラの優しさで周りのヴァンパイアを惹き付けていく様子は愛しかったです。
時々入る、エンのモノローグも効果的。客観的に自嘲しつつ何かにすがって頑張ろうとする健気さが感じられました。
続いていくFANGSの世界。
早く続き読みたいです!
イチイの過去や、エンのこれからを追いかけます。
ビリー先生の作品はこちらが初めましてでしたがビリー先生の世界観が神すぎてどっぷり沼です。
海外ドラマを見てるかのようなシーンが多々あり、キスシーン多めなのも胸にぐっとくるものがあります!
攻めのイチイがなんといってもカッコイイ!!!イチイの過保護感がたまりません!えちシーンも最高すぎますし、なんといっても絵が綺麗すぎて眼福です!!!!
吸血鬼になったばかりのエンと吸血鬼の保護観察職員なイチイの過去、2人のLoveも今後見逃せません!!!
たくさんの方に読んで欲しいオススメです!!
続きがとにかく楽しみな作品です(^ ^)
続き物の1巻目という事で、今作は世界観や登場人物を分かりやすく教えてくれ、深い部分はこれからのお楽しみという感じなのですが…期待値凄いです!
吸血鬼モノってそれだけで個人的にテンションが上がります。しかし、吸血鬼モノのお話が明る過ぎても暗過ぎても私はついて行くのがしんどくなるのですが、これはちょうど良い〜〜!
ちょっぴりシリアス。でも、主人公のエン(受け)が明るい子なので暗くもなり過ぎない。
スギというちょっと闇かかえた吸血鬼がエンのとった行動に対して、エンに感謝を伝えるセリフがあるんですが…涙出ちゃった( ; ; )
my broの部分です!(萌えるのそこ?ってね。笑)
1巻で相関図が巻末に載るくらい登場人物も多いのですが、皆さん美しくてオシャレ(^ ^)
服装見てるだけでも楽しめます。
あ、最後になりましたが、攻めのイチイも最高に格好良いですよ〜♡