条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
一途に愛する人魚×素直になれない中年男 人魚と夫婦になると不老不死になるという――
wadatsumi no yome tori
アンデルセンの「人魚姫」の美しいイメージとは全然違う、ちょっと生々しい感じの二人による異種婚姻譚。
人魚はザ日本の妖怪、って感じでツノが生えていて、腹びれがパタパタ(←ちょっと可愛らしい)。
下半身の魚部分の腹側はウロコに覆われているんじゃなくて、龍のお腹みたいになっていてちょっとキモい…。
そしてよくわからない触手がウニャウニャ〜。
受けのキヨは風采の上がらない腰痛持ちのオヤジ。で、身持ちが固い。
オヤジ受けなら、もっとビッチで色気がある方が好きだなぁ。
触手責めに遭っている姿を見ながら、女の子の方が萌えるかもなんて思っちゃったり。
…ごめんなさい。
そんなオヤジに人魚は「かわいい、かわいい」って言って、デレデレ。
でもよく考えたら、人魚の方が何百歳も年上なんですよね。
人魚がキヨを娶った理由……気になって見ているうちに、もっと見ていたくなった……っていうのは、まごうことなき恋です!
キヨの方は?
やっぱ、ほだされたのかな。
それとも、人魚のアレがそんなにイイのか。
「海象の陰茎」に似ているのなら、長さ60〜75センチとか!? 死…
仲間がいなくなっても、大切な者たちが死に絶えても、人魚もキヨも不死である限りひとりぼっちではない。
でも時代時代で、ひと時出会った人たちとの交流もあるわけで。
作中の時代では大女将だったり、千代だったり。
そりゃ取り残されるのは寂しいけれど、本当に孤独な生涯と言うのとは違う。
だからこのお話は寂しく悲しいだけじゃなくて、温かい感じがするのでしょう。
黒猫の千代ちゃん、男の娘なんですね!
タマタマがポンポン可愛いっ♡
お着物姿は華やかで可憐だし、黒猫姿もしなやかで素敵。
作者様の画力を実感いたします。
そして飼い主様とのエピソードが切ない…。
いつかスピンオフで描いて下さらないかな♪
人外専門のマージナルコミックスということで、人魚がさすがのビジュアルでした。触手+質感が微妙そうな鱗付きの人魚は見た目だけで敬遠する人も少なくないだろうに、これで出してくれる心意気。もう大好きです!レーベル推しでいきますよ!笑。
人間のキヨとこの世で最後の人魚のお話。キヨさんが善い人で情の深そうなところが魅力的でした。人魚はデフォルメ顔がめっちゃツボです。目をそらしてハート飛ばしてる小さな絵がお気に入り!キヨさんを娶るまでの過去回想が泣けます。
最後のキヨさんの覚悟には感動しました。あのキヨさんがここまでの激情に駆られる姿を見せるなんて。本当に半端な決断じゃなかったんだなあと。何年分の思いが詰まってるのかもう分からないくらいで、その分重くなってたのかな。
本当に一生離れずにいて欲しい二人です。
ぬるくないBLが読みたいとツイッタで呟いたらフォロワさんがオススメして下さった作品。
触手ですが…と教えて頂き、決して得意ではないですが、内容がよければ構わないので読みました。
人魚って触手ありましたっけ?w
まず、そこが気になりました。
私が知らないだけでそういう説があるのか、先生の創作なのか。
触手自体はそんなにグロテスクではなかったので大丈夫でした。
ストーリーがしっかりしていたし、何より愛があったし。
(以前読んだ触手モノはエロいだけでLがなかったのでダメでした)
前半で、人魚のキヨちゃん好き好きがかわいいな〜と思うと同時に、どういうこと?と謎が散りばめられていまして。
後半で、いろいろ明らかになるんですが、キヨが本当にやさしい人なんだなと感動しました。
人魚がキヨのやさしさに惚れたのわかる!となりました。
それも多くを語らない、人魚のことを思っての覚悟、愛が深いなと。
死ねない、生き続けることは辛いことなのに。
それでも人魚のことを思ってあげられるやさしさ。
人魚がキヨを娶ったのは、あくまでも自分の寂しさからくる欲だと言っていたのかよかった。
変に、恋だ愛だと言わないのが正直で好きです。それもあったでしょうに。
愛する人にとっての、生とは死とは、愛とは、と壮大に描かれた深い物語でした。
ネタバレしまくりの感想です。
まず、人魚が人間を娶る理由が、人魚自体の不死を終わらせるっていう設定がとても好きでした。
結局、娶った人間を、愛している相手だとは言え、「あなた、私のお墓になって!」って言ってるみたいなもんですよね。
完全に人魚のエゴです。
人外キャラならではの良さをドバドバ感じて、最高でした。
受け・キヨちゃんが、結局自分が人魚の嫁になった本当の理由を知らないまま、本編が終わるってのも、もやもやしましたが、余韻があって、作品を読了後の後味はよかったです。
ただ、人魚さんの思いも伝わって欲しかったので、いつかお互いに本心で話せる日がくるといいなぁ、と願っています。
ラストページの、3人の手のカット。
二人の結末がわかるコマだと思うんですけど、二人の気持ちを考えるなら心から喜ばしい結末だと思います。
ただ、人外が人間に寄っていくのが苦手私には、辛い結末でした。
不老不死のまま、二人で生きていくのではな駄目なのか?という気持ちもありつつ、二人が共に人生に区切りをつけることが出来そうなラストに、よかったね、と言ってあげたい気持ちになりました。
続編があったら、是非読みたいのですが、あえて結末をはっきり描かない方が、美しいお話かもしれません。
続編というよりも、これまでのふたりの話や、ちょっとした日常の小話を沢山摂取したい!!と思わせられる、素敵な作品でした。
また読みたい!!
初めて読む作者さんの作品でしたが、切なさも愛しさもあってとっても良かったです。
テーマとして暗くなりがちだと思うのですが、人魚のキャラクターの可愛さとか、キヨさんの柔らかさもあり、シリアスになり過ぎていないんです。
人魚が何故キヨを嫁に選んだのか、60年(59年)も離れていたのは何故かとか後で理由が分かってくるのですが、切なくて愛が深くて泣きそうになりました。
人魚が自分を不老不死にしてしまった事、嘘をついていた事、全てを受け入れ自分が人魚より少しでも長く生きて最後の人魚を見届けるという決意をしたキヨが男前でした。涙が美しかったです。
本編最後のページで、大人2人の手に重なる小さい手…子供ができる日がくるのかな。
そんな日までどうか2人が幸せであるように願わずにいられません。
作者さんこだわりの触手エロもとても良かったです。
Hのバリエーションが無限に広がりそうなところが良いですね♡
時間の豊富にある2人だから、色んなプレイにチャレンジできそうです♪
60年を待ちきれず待ち合わせ場所に来てる2人が可愛い。
壮年の風貌で描かれたキヨが、ぐーるぐーる悩んだり、組み敷かれたりする様に萌える作品でした。エッチに受動的なおじさん、そして後半ちょっと積極的になるおじさん、いいですよね。
最後一コマだけ現代風の2人が描かれてますが、彼らが今どんな生活をしているのか非常に気になるので、何らかの形で描いて欲しいな〜
2人でアパートとかに住んでるのかな…
自分の非常に面倒臭いこだわりの一つに、"名前を持たないキャラクターが苦手"というものがありまして。名前を大事にしすぎたせいでこんなネジくれた業を負ってしまったのですが、人魚…どうして君には名前がないんだ…あとがきで先生が理由書かれてるんですけどね。
〖DMM電子書籍〗
修正 : 濃霧
カバー折り返し : あり
カバー下 : あり
帯 : あり
裏表紙 : あり
電子限定特典 : 描き下ろし4コマ漫画1P
備考 :
ひと言 : 昔観た『人魚の肉』の感じでビクビクしながら読み始めたら時を超えるラブストーリーで素敵だった。
〖紙媒体〗
未読
表紙を見てお相手はおじさん?って購入してから失敗したかなと思いましたが、文善やよひ先生だしと思って作者買いです。
不老不死の人魚に嫁にされた男の話とありましたが、想像してたお話とは違いました。
ふわふわした掴み所の無い人魚と、常に悲観的な顔をしたくたびれたおじさんのキヨが嫁です。
全然甘さは無いしする事はしてるしで、途中までは戸惑う事ばかりです。
人魚にはキヨへの気持ちは見えますが、キヨにはあまり見えません。自分の不老不死を終わらせる事しか考えていません。他の妖怪が登場してから一気に面白くなりました。
キヨはやっと死ぬ方法が分かったのに、人魚が最後の1人だと知ると彼を残して逝けないと思うのです。そんな優しいキヨだからこそ、人魚はずっと見ていたいと思って彼を伴侶にしたんです。
人魚が人の姿になって2人で薬屋を始めてたのが微笑ましかったです。
キヨが若返るかなと思いましたが、おじさんのままでした。
不死身の体と寿命ある体を巡って、人魚と人間の間で交わされる絆。不死身と聞けば大昔の人間なら飛びついたんでしょうけれど、現実的で理性ある現代人ならきっと、死ねないことほど辛いことはないと考える人の方が多いですよね。水に溺れても炎に焼かれても、刃で切り裂かれても痛みは感じるが、死ねない。自分の周りでは愛しい人、大切な人がどんどん死んでいき、自分だけがずっと生きている。死を求めてもがく人魚とキヨの姿には、己の死生観を問われているような気にすらなりました。
死にたいのに死ねないと思いながら生き続けること、私には地獄のようにしか思えません。途中まではほとんどの読者の方がそう感じたのではないでしょうか。でも、その運命を受け入れて、この人と一緒であればそれにも耐えられる、と思えるほどの生涯の伴侶を見つけた2人。彼らは地球上の誰よりも、強固でかけがえのない絆を得たと言えるんじゃないかな、と思いました。たとえ永遠に死ねる方法が見つからなくても、この相手となら生き物すべての最期を見届けてもいい。ひょんなきっかけからそこまで言い切れる関係に漕ぎ着けた2人が、とても眩しく思えました。
この作品では人外ならではの寿命問題が顕著に表現されていて切なさと尊さがギッシリと詰まってました。
人魚によって不老不死にされたと思っていたキヨが自分の”不老不死”の真実を知り始めた4話からは切なさの嵐でした。
仲の良い人たちの死を看取り残されていく辛さ。
自分だけの時が止まったように永遠に続くという絶望感。
それを知ったからこそ、人魚のした事にも全てを説明しなかった事にも易しく向き合えるキヨにガッツリ泣かされちゃいました。