巣作りして俺を待ってたのか?

最強アルファと発情しない花嫁

saikyo alpha to hatsujoshinai hanayome

最強アルファと発情しない花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神85
  • 萌×235
  • 萌16
  • 中立6
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
17
得点
619
評価数
149
平均
4.2 / 5
神率
57%
著者
中原一也 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
Splush文庫
シリーズ
最強アルファと発情しない花嫁
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784781686240

あらすじ

不器用アルファ×生意気オメガ


オメガの五色はまだ人生で一度も発情期がきていない。
このまま一生自分は発情しないだろう。
そう思っていた矢先、軍人・黒瀬と出会い、初めての発情が起きてしまう。

黒瀬はオメガの発情を自由に操れる『Sアルファ』という特別な存在らしい。
発情してしまったのは黒瀬の特別な性質のせい……? 
初めての体験に困惑する五色。

しかも、五色は軍の探していた『Sオメガ』であるという。
そのことを知った黒瀬はなぜか軍には報告せず、自らの屋敷で五色を匿う。
一緒に暮らすうちに互いに惹かれていく二人。だが、五色のことが軍にバレて――!?

表題作最強アルファと発情しない花嫁

Sアルファの軍人
27歳,発情経験の無いオメガで漢方薬の調剤師

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数17

ストーリーと絵がマッチしすぎてます!

オメガバースの良さをたっぷり味わえるお話でした。
黙っていてもちょっと他と違う最高のアルファなんだとわかってしまう攻め、黒瀬と発情したことのないオメガ五色。
奈良先生の表紙にひかれました。この絵だからこそ中原先生のお話の世界に深くはいっていけました。
軍服って良いですね。

萌2評価なのは自分が溺愛執着攻めにハマっており黒瀬が寡黙すぎて五色を好きなんだっていう気持ちの動きをあまり感じられなかったからです。

頭じゃなくて体で感じる衝動的な二人の始まりはドラマチックで夢がありました。だからこそ心の変化の部分がもう少し読みたかったです。

でも黒瀬が育てている子供たちは皆んな可愛かったし、悪役はマジで気持ち悪かったのでまた読み返します。

0

No Title

ん-…?試し読みして、ちょっと自分の中で期待値が上がり過ぎてたかも。
面白かったけど、お互いが惹かれ合う過程をもうちょっと深く丁寧に描いてほしかったかな。
ページ数がちょっと少なめだから駆け足気味なのかな?
攻・黒瀬が引き取った子ども達に言われてあっさり恋を自覚するのとか、ちょっとリアリティがないなと感じました。
まあ魂の番だから最初から惹かれ合ったと言えばそれまでなんですけど。

あと個人的に、お互い以外の相手とする描写がすごく苦手なので、そこも減点ポイントでした。
受・五色が黒瀬以外の男に無理矢理犯され、項を噛まれて番にされる描写。
しかも黒瀬が見ている前で。
これは苦手過ぎる…。
しかもオメガバースものの「項を噛んで番になる」って、一度噛んだら消すことが出来ないことが、オメガにとってもアルファにとっても一種の安心材料というか、特にオメガは「これでもう不特定多数のアルファを誘惑せず生きていける」という安心と、「これで自分は番だけのオメガだ」という安心だと思うんです。
でもそれがSアルファなら上書き出来るとなると、今作ではそれが良い方向で描かれ、黒瀬以外のアルファに無理矢理番にされた五色も、黒瀬がSアルファだったことで番を上書きしてもらえました。
でもそれって裏を返せば、これからもずっと五色は他のSアルファから更に上書きされ、無理矢理番にされるリスクがあるということ。
オメガバースの番契約に安心感を求める私としては、上書き可能っていうのが不安材料にも感じてしまいました。

1

戦い、抗う男達、最強。

うわ〜!!激萌えでした。
文句なしの神、神、神評価。

以下、ネタバレありのレビューとなります。





軍服 × オメガバース。最高の組み合わせ。
オメガバの無限の可能性を感じる作品でした…中原先生ありがとうございます✨

オメガバースあるある、Ωにとってとても生きにくい世界。
オメガは軍によって管理され、自由恋愛も許されていません。
「オメガを護る」という名目の下、婚姻も軍によって管理されています。(アルファを産ませるため)

う〜ん、すごい差別世界…!(・∀・; )
オメガがめためたに虐げられてる世界観って本当は得意ではないんですが、この物語は”戦い、抗い、大切な存在を守る男たち”が本当に格好良くて。
読みながら大興奮でしたよ。

この物語で鍵となるのが、アルファ、オメガの中にそれぞれ「Sアルファ」「Sオメガ」と呼ばれる特別なアルファとオメガがいること。
これが物語の味付けを何倍も濃厚かつ重厚にしてくれているんですよーーーー!

軍服姿の戦うアルファ攻め様はもちろん格好いいんですが、受け様の春(あずま)の格好良さもピカイチでした✨
過酷な運命に、体では戦えずとも精一杯抗おう、攻めと子供たちを守ろうとする姿が眩しかった。

個人的に一番ああ…!と心震えたのが、NTRによって意に沿わぬ相手の番にされてしまった春と黒瀬が再び体を重ねようとする前に、黒瀬がかけた言葉です。
もう、心震えた。まじで。しばらくそのページを凝視してしまった。
どんだけ深い愛なの……

見たことのないオメガバースストーリーに、二人の最高に最強な男達、+可愛すぎる子供たち!

文句のつけようなく、神✨でした。

1

設定が面白い

オメガバース、と言ってしまえばそうなんですが、そもそもはあんまり好みではありません。が、中原一也さんが書かれているってことと、そこかしこで高評価だったので手に取りました。

で、良かったのは設定がちょっとオリジナルなこと。
普通のアルファ、オメガ、だけではなくさらに特別な、レアな「Sアルファ、Sオメガ」なるものが出てきます。それぞれの特徴が高められ、産まれる子供達の確率も違う。発情のタイミングや威力も。
それ故、攻めの黒瀬も、受けの五色も辛い思いをしながら生きてきてます。
黒瀬は種馬としてのみ期待されて、五色はアルファを産む為だけに。そんな彼らは惹かれ合うんですが、簡単には結ばれません。いや、体は結ばれるんですが、本当の意味での番にはなれてない。

それどころか…黒瀬の兄(黒瀬は妾腹)が五色を入手しようと画策するんです。
無理矢理、それも黒瀬の前で…さらに番にされてしまう。
ま、兄ちゃんは、やっつけられるんで、その辺りはストレスにはなりませんが、このシチュは苦手な人もいるかも。逆に私は萌えましたけど。(必ず黒瀬がなんとかするはず!と)
本来なら番を変えることは出来ないはずですが、これまた「Sアルファ」という設定が活きてきます。ちゃんと黒瀬が噛み直す、という事が出来たらしい。

子供達の描かれ方も良くて、黒瀬の仕事ぶり?と家の中での雰囲気がギャップ萌えな形で描かれています。そこへ入り込んだ五色がぴったりハマちゃったというか。
他の方も書かれてますが、私も黒瀬がDTだったことにはびっくりしました。ストイックというか五色を待ってたんですね。

続巻でどうなっていくのかが楽しみです。

0

神オメガバ

 最初の二人が出会うシーン、二度目に遭遇して五色が黒瀬にはじめて発情してしまうシーンが最高に良い。
 連れられた黒瀬の邸には6人位の子供達。全員血の繋がった子供だと言う。
 ちるちるの黒瀬の欄を見て、は? って思った方安心してください。全員黒瀬の兄の子供です。
 こんな色気ダダ漏れセクシー男だけど黒瀬はちゃんと綺麗な童貞です。
 
 好きとか愛とか言葉にしなくても、こっそりと無意識にしてた巣作りがバレて想いが通じあったのがオメガバースならではのうまみ。

 Sアルファにしか発情しない五色を、黒瀬を餌に無理やり発情させて、黒瀬兄が抱き無理やり番にした公開NTRがたまらない。
 アルファだから有り得ないが、黒瀬兄が脂ぎったハゲデブオヤジみたいな見た目なら無理だった。しかし容姿が整ってるのでNTRも美味しい。
 文章、キャラデザとイラストが神。

1

守りたいもののために戦う(≧▽≦)

オメガバースというのは、いろんな設定の物語があって、つくづく面白いなぁ、と楽しませてもらいました。

突然変異で生まれるSアルファ。
オメガを強制的に発情させることができ、またオメガのフェロモンに自身が発情させられることはない、アルファの中でも最強のアルファ。
今回の攻め様は、そんなSアルファの黒瀬。

遺伝的要素の強いSオメガ。
成熟に時間がかかるが、産まれる子供はアルファの確率が高くSアルファの可能性も高い。
そんなSオメガの五色が受け様。

偶然出会い、お互いにフェロモンに惹き付けられ求めあった2人。
そのまま、五色はSオメガとして黒瀬に保護と称して拉致されるのだけど、その屋敷には6人もの子供たちがいて。
黒瀬をパパと呼び、パパが連れてきたからママと呼ばれる五色。

最初こそ憤慨し警戒していた五色だけど、不器用な気遣いをみせる黒瀬の優しさや子供達への愛情に気付き、いつの間にか黒瀬に惹かれていた。
無意識に黒瀬の物をベッドに持ち込んで巣作りをしてるとか、かわいいしかない。


黒瀬の方はもう一目惚れだよね。
本人、初めての感情に戸惑っていたけど、それはもう恋だよ(≧▽≦)


愛する者のため、守りたいモノの為に、2人自分のやり方で戦う姿がよかった( ☆∀☆)

黒瀬を目の敵ににしてるただのアルファだけど上司の兄貴。
こいつが五色を番にした時は、えぇぇぇーってもう大ショックですよ!
でも、非常に萌えでもありました。
目の前で五色を奪われた黒瀬の気持ちを思ったら、めっち滾る!!

いろいろ済んだ後の、静かに揺るがない愛を告げる黒瀬も切なくてかっこよくてめっちゃいいσ(≧ω≦*)

まさかの展開に、さすが最強アルファさま、と胸をなでおろしました。


イラストは奈良千春先生。
まずは表紙からかっこよさと色気とが溢れてる(#^.^#)
ストイックな軍服姿ににまにまし、子供達との幸せそうな姿にほっこりとなったのでした。

さ、続編へゴーです( ☆∀☆)

0

オメガバースに新しい風が

中原さんの初オメガバースもの。
しかもイラストが奈良さん!
グイグイ引き込まれました。

やはり中原ワールドです。
五色と黒瀬の生い立ちや境遇に、それに縛られず生きる二人。互いに惹かれ合い。
なのに五色と黒瀬が引き裂かれ…。

とうとう本物の当馬に出会ってしまった!
当馬の本来の意味はこれに近いんですよね。
これはひどい。これは辛いどっちも。

そして黒瀬もうダメか!なところで事態をひっくり返し、なんとかお互い無事に取り戻して。

上沼のせいで五色は諦めかけるも、そうだ!黒瀬はSアルファなんだ!でウルトラ超展開に。

そしてアルファとオメガに関わる法律も変えようと世間の流れが生まれ、軍の問題も明るみに出て。

知り合って一緒に過ごすうちに二人とも良い変化して、愛情深く素直になりましたね。

上沼にされたことは引きずってないようで良かったです。

最後はハッピーであたたかさに包まれて。
まだまだ行くよー!

最強の不器用アルファと生意気だけど子育て上手なオメガの波乱万丈な物語でした。

五色の巣作り!こりゃ黒瀬もたまりませんね。

1

好き

続編を読む為に再読。

黒瀬も五色も2人ともとーっても好きなキャラです。心根の優しさが上手く描かれていていい。

黒瀬の不器用ながらも子ども達を愛情深く育てているのが、素敵でした。甘やかさなくても子供にはちゃんと愛情が伝わってるんですよ。
五色が惚れちゃうのもわかるわ。

上沼がクソ過ぎて、それに惚れちゃう久住もやっぱクソだと思うから久住には同情しない。けど捕まってないみたいだしまたなんかやらかしてきちゃうんじゃないかと心配。

あの場面で、やらなきゃいい。ってあっさり言っちゃう黒瀬に痺れました。
五色の不安も後ろめたさも吹き飛んだろうな。

素直じゃないみたいですごく素直な五色がとても可愛いかったです。それでいて大切な人を守ろうとするカッコいい受け。

面白かった。


1

「スーパー」なαとΩ

テンション渋めのオメガバース。甘くない。

①「最強アルファと発情しない花嫁」は、
著者「初めてのオメガバース作品」。
黒瀬玲二,Sアルファの軍人 // 五色春,27歳,発情経験の無いオメガ(実はSオメガ)
五色が町でヒートを起こしたとき、助けた黒瀬がラットに。
この二人は運命の番で、お互いが初めての相手だった。
黒瀬の腹違いの兄が、五色に横恋慕して、バトルになる。

②「最強アルファと発情させられた花嫁」は、
この続編で「祝・デビュー20周年」と帯の文。登場人物は、同じ。
五色の争奪戦がまた再燃するみたい。面白そうです。

オリジナルのオメガバース設定で、
 ①βにも影響を及ぼす強いフェロモンを発する「スーパー」なオメガとアルファが存在する。
 ②スーパーオメガの成熟は遅い。五色は、20過ぎても初発情がなかった。
 ③項を噛む「番契約」は、SΩは上書き可能。

1巻は、二人の出会いと、スーパーオメガの争奪戦を経て、運命の番の二人は結婚。五色は、まるで嬢王バチ。運命の番の間に可愛い子供も生まれて、連れ子も養子にできた。一旦争奪戦は終焉して終わり。

続く2巻は、電子版が出るまで待ちます。

0

最強のアルファとオメガだった

SアルファとSオメガの存在が面白かったです。
攻めの黒瀬がSアルファだった故に救いがあったので、スッキリとした読後感でした。

警察の介入があって黒瀬の処刑を阻止出来て、異母兄である上沼の組織の私物化とオメガの人権侵害が明るみになりました。裁判中で終わってたので胸糞悪い異母兄と父親がどうなったか知りたかったです。

黒瀬が異母兄が捨てた子たちを引き取って、愛情深く育てていました。黒瀬と春は運命の番であったけど家族愛に恵まれなかったもの同士でした。

正式に子ども達を養子にして2人の間にも子どもが生まれて、幸せそうな様子が奈良千春先生の素敵なイラストでも堪能出来ました。


7

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