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ビール好きなエリート営業マン×家庭的なお坊ちゃん大学生
sweet home lemonade
古い趣ある家が絵になります。
庭があってレモンの木よあるなんてステキすぎる。
憂いある倫太朗がきれいなお兄さんでちょっとエロい。
愛は家事ができるしっかり者だけど夜が怖かったり子どもっぽい部分もある。
倫太郎の家への思いが在りし日の家族に重なって、それが愛への気持ちに変わっていった。
2人の気持ちがレモンの味と重ねて描かれ、爽やかな香りと酸味と苦味のなんとも言えない味を思い出し、嗅覚と味覚を刺激されながら恋心に思いを馳せるという贅沢な読書体験をさせて頂きました。
浜真田かもめさん、絵がいいですね。
丁寧で上手で可愛くて。
お話はツッコミ所が多くて途中で1度読むのを諦めましたが、なんとか最後まで読みました。
いろいろ組み込まれてるんですがね…。
お互いの家族事情や倫太朗のあの家の思い入れや。
始まりからして、えええ!!??イケメンセーフなの?警察呼ぶよね?
からの週末通いが始まりほのぼのへ。
溶け込んでるけど、まあそこは家を愛する共通点があるから馴染んでるのかな?
倫太朗が愛に手を出すのもいきなり?どうして?好きなの?と謎で。まあBLなので好きだからなんだよね?とか、台風の夜に抱き合って寝るとかなんで?
え?どちらも男性オッケーなの?
と疑問が気になって気になって。
いや、大前提にこれBLだから!なんだけど…。
なんかこう……BLなんだけど、
BLじゃなくてもいいような、
とても爽やかな風が吹いている……v
いや、腐女子としてはBLが嬉しいのでですが、
この二人の気持ち的関係って、
まだまだ恋愛未満な感じがして、
先に身体だけ突っ走ってしまった感じが……
まぁ、それもアオハルなんですがv
このお話し、倫太郎がスパダリじゃない所がいい!
今後育っていったら、
愛ちゃんの方が出来たスパハニになりそうですv
相変わらず波真田さんは、
小道具とシチュエーションの使い方が
絶妙にお上手でありますv
好きv
評価は、ちょっと
精神的いちゃいちゃ不足を感じて「萌×2」!
ゆっくり成長するレモンの木のように、ゆっくり育む恋のお話。
以前住んでいた、幸せだったころの思い出の詰まった家が、今でも大事に愛されてそこにあったら、
そこにいたのが、家族に愛されて素直に育ったかわいい子だったら、
その家に愛着を感じるのと一緒に、現在の住人までも好きになってしまうよね、っていうお話。
まあ、言ってみれば荒唐無稽なおとぎ話ではあるけれど、BLは須らく、云わば究極な絵空事なので、こんな風にほのぼの甘いので癒されるのもいいよね。
素直ないい子好きさんにおススメ。
『おはようとおやすみとそのあとに』のtripを読んで、この作家さんの作品いいなーと思ってました。
東京の平家建て一軒家、素敵な庭のある家に住む愛ちゃんと、週末に訪れてはビールを飲み居座っちゃう倫太郎のお話です。
お互いに寂しさを心に持っていて、徐々に心通わせるようになるんですね。
愛ちゃんのピュアなワンコ具合がたまらんです。
倫太郎は大人だけど余裕がなくて、少し駄目で、大人だから愛ちゃんと離れようとする。
台風が来て良かった、ありがとう台風!
本編中アイスレモネードだったのが、書き下ろしではホットレモネードになっていて夏から秋にうつろう今の時期にぴったりのお話でした。
有名な作者さんですが、実は初読み。
絵も綺麗で、表紙とタイトルのように甘酸っぱくて可愛い良い作品でした!他の作品も読まなきゃ!
大学進学の為に、ひとりウィーンから以前住んでいた平屋に戻ってきた主人公の愛。ある日、前の住人だという倫太郎が現れる。いつかこの思い出の家を買い戻すことを夢見ていた倫太郎だったが、両親を亡くし目的を見失ってしまいます。どこか寂しげな倫太郎に、愛は家に来てもいいよと言い、一緒に時を過ごすようになります。
倫太郎は28歳、愛ちゃんは19歳くらいかな。
倫太郎はイケメンだけど、部屋にいる時はお酒飲みながらぐーたら、1円でも安いビールを探して歩くとか、ちょっとダメな大人かと思いきや、仕事の時は別人のようでギャップが良い〜!
愛ちゃんも見た目可愛いけど、中身しっかりもので世話焼き。一見、倫太郎が愛ちゃんにお世話されてるみたいだけど、ちゃんと愛ちゃんが怖い時や寂しい時を察知してそばに居てくれる倫太郎はやっぱり愛ちゃんより大人。
出てくる登場人物はほぼこの2人のみで、大きな家で2人で過ごす時間を丁寧に描かれていて、2人のじゃれ合う姿にほっこりします。
倫太郎がもうここへは来ない、と言ったシーンは辛かったけど、その後のまだ大人になっていない愛ちゃん特権の真っ直ぐな追いかけが良かった!
ちょっと弱いダメな大人が大好きなので、倫太郎のキャラは個人的ヒットでした。
エロは最後までは無いですが、2人の日常を丁寧に描いている分、空気感の違いにどきどき出来るので良かったです。
キャー♪庭が広くて古い一軒家を舞台にしたさわやかすっぱあまストーリー♡
5年前に家族でウィーンに移り住んだが、大学進学を理由に一人だけ日本の家に戻ってきた愛。
ある日自宅に帰ると喪服の男が上がり込んでピアノを弾いていた所かからお話スタート。
喪服の不法侵入者は、愛たち家族が引っ越してくる前にこの家に住んでいたサラリーマンの倫太朗。
家族を亡くしたので家族との思い出が詰まってる家を見に来て思い余って侵入してしまったと話す倫太朗に絆されてこれからも来ていいと許す愛。
どことなく影があって時折寂しそうな表情をする倫太朗がたまらなく切なくて、
そんな倫太朗を無自覚で包み込む愛のあたたかさが優しくてたまらなく可愛かったです!!
倫太朗家族がこの家を去った理由・倫太朗が家をまた訪れた理由・愛が大学進学を機に日本へ一人で戻った理由、一つ一つが切ないのに全く重くなく爽やかな切なさで表現されていて、家の雰囲気や二人の纏う空気がとてもあたたかかったです!!
最高に可愛くて優しいお話です。
季節を感じさせるところが素晴らしかった。
春のあたたかさ、夏の新緑、台風の強い風、秋の銀杏拾い……
白黒なのに鮮やかな風景を想像させてくれる作品でした。
エリート音楽一家の次男・愛は大学進学を機に、
都内の邸宅で一人暮らしをする事になります。
ある日、家から聞こえてきたのは悲し気なノクターン。
喪服姿でピアノを弾く男は、邸宅の以前の住人・倫太郎で……
この怪しげな不法侵入男を簡単に信用してしまう愛に、
本当に大丈夫?と心配になりましたが、
2人はあっという間に距離を縮めていきます。
愛が休日居候の倫太郎と過ごす日々はキラキラしていて、
どちらが年上か分からない本音のやり取りには、
思わず笑みがこぼれます。
倫太郎はいい加減にみえて、
愛の気持ちを慮る事ができる青年です。
エリート家族の中で劣等感を抱く愛は、
自分のなかの家族に対する気持ちに気付き、
励まされます。
愛への気持ちを我慢できなくなった倫太郎からキスをし、
愛は一方的にイかされてしまうのです。
そこから2人がギクシャクしてしまって、
とっても心配しました……
幼少期を家族で過ごした家を買い戻したい倫太郎は、
母の死によって目的を失ってしまいました。
前に進むために愛と家に別れを告げる倫太郎に、
自分の気持ちを知りたい愛は2度目のキスをします。
普通ならここで気持ちを自覚して……となりそうだけど、
愛にはまだ分からなかった。
本当に距離を置いてしまう2人が切なかったです……
それでも、余計に前に進めなくなった2人は、
台風の日に再会するのです。
笑いながら手を繋いで走る2人が可愛かったよー!
2人でレモネードを作るラストは、
キラッキラに輝いていていました˚✧₊
描き下ろしは台風の日の夜。
最後までいたしていませんが、かなり長い絡みシーンです^^
お互いを好きすぎてたまらないところがとても良かった♡
最近の波真田先生の作品はとても癒されますね。
レモネードのように甘酸っぱい2人で、
どなたにも胸を張ってオススメできる作品です!
季節感を感じる作画が大好きな作家さんなんですが、今回はレモン。
レモネードのように甘くてすっぱい大学生の初恋です。
可愛い顔で軽口をたたくやりとりが男っぽくて、波真田先生らしいキャラが生き生きしてる。
エリート営業マン×お坊ちゃま大学生
音楽一家の家族から離れ、大学進学を機に都内の邸宅で一人暮らしを始めた大学生の愛。
20年前にこの家に住んでいた倫太朗が、懐かしんで勝手に入り込んでいたことで知り合う。
寂しそうな姿と言葉から、いつでも来ていいと言った愛ですが、
それから休みの日には勝手に来て、ビールを飲んで寛いでいる図々しい倫太朗が笑える。
だらしない倫太朗に文句を言いながらも、すっかり気を許している愛とのやりとりが面白い。
名前しか知らない相手なのに、気兼ねなく一緒に過ごす時間が心地よくなる愛も、
おっとりなお坊ちゃま感満点です。
偶然スーツ姿の倫太朗を見かけたことから、やっとエリート営業マンだと知り、
グダグダ何でもない話をして過ごしながら、お互いに家族話や思い出話をして、
お互いの事を少しづつ知っていく…
言葉にしなくても自分を理解してくれることで、どんどん気持ちが近づいていく。
これがすごく自然で、スムーズな描写の上手さが、波真田先生の技ありだと感じさせます。
音楽一家で両親も忙しく若手ピアニストの兄を持つ愛は、
幼少期はお手伝いさんと二人、この家で過ごすことが多くどこか寂し気で、
今でもこの家では一人の夜を怖がってしまう。
倫太朗は幸せだった幼少期から、父が仕事で失敗し母と二人での生活。
いつかこの家で母と暮らそうと、成功する為に必死で頑張るも、
目的を果たす前に母が亡くなり、社会的に成功していながら生きる目的を失った状態で、
倫太朗はずっと、幸せだった子ども時代を求め続けてきた人生だった。
そんな二人がこの家で一緒に過ごし心の隙間を埋め合っている感覚。
都内で緑に囲まれた平屋の邸宅って、それだけで庶民には想像がつかないんですが、
夏に庭の手入れをするシーンで、何より広さにビビるわ。
庭のレモンの木が実ったらレモネードを作ってあげると約束する、も~青春映画ですよ。
台風で心配になった倫太朗が駆けつける場面もそうで、
この作品はレモンと台風が二人を近づけるキーワード。
愛と倫太朗の過去話がほのぼの癒される構成で、レモンの木と同じように、
この邸宅を舞台に長い時間をかけて、築いてきたものがあったと解る描写にニンマリします。
愛はレベルの高い家族にどこか引け目を感じている描写ですが、
ピアノもできるし、しっかり目的を持って保育士になるため頑張ってる。
心に隙間を抱えながらも、初めから自分の足で立つ強さのある子という設定が良かった。
倫太朗も同様で、自分が稼いで家を買い取る決意でエリート営業マンになった男。
軸がしっかりした二人なので、今後も安心感満点です。
カバー下のイラストがめちゃくちゃ可愛いいですよ。
※シーモア:トーン描写です。