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kimi ni somaru machi no iro
【君に染まる町の色】
ああ、良かった。
幼馴染みの恋の話ですが、攻めの千羽が染め物修行をしに山形に行く設定が生きてると思います。
ずうっと、千羽のことが好きだった由之。由之自身は早くから千羽を恋愛として好きだったのですよね。
だけど、千羽はちょっとおバカで、女の子にモテて。だけど、無自覚に由之にくっついてきて。
何とも切ないのです。
苦しくて、意図的に千羽から距離をとろうとする由之なんです。だけど、やっぱり千羽が無自覚とはいえ由之が好きなんですよ!
受験の日に由之宅に声を掛けに来たり。
うーん、もだつく!だけど、良いなぁ。
シンプルに互いと離れがたいのに、高校生だから、術を知らないのが切ないのです。
ですが、2人がそれぞれの進路に進んだあと。やっと関係性が動き出すんです。
で、件の千羽が修行する山形の出来事が生きてくるんですよ!
言わば、どちらも高校迄過ごしたホームタウンじゃない土地。休日をすごすために来た由之と千羽がどんどん心理的な距離を詰めていくのですね~
千羽が初めて染め上げた青の生地。浴衣に仕立てた物を由之が纏うわけで。
はあ。萌えが過ぎるじゃないですか…
そこからは、ぜひ読んで萌えをご査収下さいませ…
幼馴染みが、離れてこそ向き合える恋の話。
ほんとに優しくて読んで良かった~と思いました❤️
【籠の中の恋の歌】
先輩後輩の恋の話。
後輩の尾崎が、ちょっと恐い。だけど先輩の鷺沢を思うあまりの心配とか、嫉妬の賜物と云うか。身体先行の不器用な2人がちゃんと恋人になっていく、じれじれが良い。
鷺沢の相談相手の二次元専門飯田くん。
いい味でてましたね!
お馬鹿だけど勘が良いノンケの攻めに対して、中学からずっと攻めに片想いをこじらせ続けている受けの、切ないけれど心洗われるピュアラブストーリーです。
まず始めに言っておきたい。
これは買って損はしない!!
感情移入必至です。気づいたら自然とさせられます。
特に、クライマックスでの受けの気持ちには感情移入が甚だしく、涙で目がじんわり滲んできました。
そこまでの過程が思っていた以上に丁寧に構成されていたため、まんまとうるっとさせられました。
そして、二人のキャラクター性がとても魅力的でした。
攻めは、お馬鹿なのにモテる分勘が良いので、その勘の良さがあることがこの物語を一層盛り上げてくれています。
受けは、ほんとに一途なので見ていて安心出来るし、何より癒される!出しゃばらない控えめな感じがまた良くて。個人的に理想の受けです。
また、この単行本には表題作の他にもう一つ40ページ程の読切が入っていますが、最後のどんでん返しが「あーなるほどー」となり、この短さではなかなか読み応えがありました。
ひとつだけ惜しいなと思った点は、この読切が、表題作と表題作その後ストーリーの間にあること。
読切は最初若干暗めテイストから入るものだったので、表題作の幸せ感を一旦逃してしまい、表題作その後を読む時にまた幸せ感を取り戻してから読まなきゃいけなかったのが少し…
個人的には、その後を含めた表題作の幸せな世界へ余すことなく一気に浸りきった後に、読切を読みたかったなと、ちょっぴり思いました。
最後に表題作の幸せ感を噛みしめて読み終えたい人は、先に読切を読んじゃうという手もよいかと個人的には思います。
読む際の一つのご参考になればと思います。
とにかく!
表題作!
設定やキャラクターなどが分かりやすく、重すぎず軽すぎない見事なストーリーだったので、初心者の人にも、癒しに飢えている方にも、とってもオススメしたい作品です。
表題作 他1話、収録されています。
表題作にキュンキュンしました!
攻めがどこまでもバカで無自覚で、受けを傷つけちゃうお話大好きだ(;///;)
幼馴染みで距離が近すぎて気付かなかった…というお約束もニヤニヤします。
あと個人的にパーソナルスペースが異様に狭いキャラが萌えツボでして…。
その辺りも楽しめて終始キュンキュンしながら楽しめました。
表題作に萌えツボが多々あったので評価は神寄りです♪
◆君に染まる町の色
ブレない夢を持って町を出て行く攻めと、
幼い頃からずっと片想いしていた受けのお話です。
受け:由之の切々とした片想いにキュンキュンします。
気が強くていじめられても負けん気で返す子供時代。
そんな中で仲良くなったのが千羽でした。
友情はいつしか片想いへ。
千羽に彼女がいてもずっと好きなまま、側にいられる幸せを感じています。
なんていうのかな…。
由之は千羽のためになるなら何でもしてあげたい。
自分の進路さえも千羽次第なところもありました。
で。千羽の夢の足枷になるのは絶対に嫌、なのですね。
夢の邪魔にならないよう自分から距離を取るのが切ない。
いじめられようが泣かなかった由之が
初めて千羽の前で泣くシーンにはウルッときました。
攻め:千羽は幼い頃からの夢を持っています。
良くも悪くも裏表がないぐらいのおバカで…。
もぅッッ……(間)……めっっちゃ萌えた…。
パーソナルスペースが異様に狭くて由之にベッタベタなのですよ。
そのくせ由之のことは大事な友達でそれ以上でもそれ以下でもないと思い込んでる無神経さね。
由之のためなら夢を後回しにしようとする時点で気付けよー!って話なんですが、
ま~ぁ気付かない。バカだから。
だから何度も無自覚で由之を傷つけているという(;///;)
傷つき萌え属性持ちには堪らん流れです…これ…。
そんでもって単純だから、一度キッカケがあればコロッと納得。
バカだ…バカすぎるワンコ攻めだ…。(好き!)
距離が近すぎて気付かなかったという部分も幼馴染みスキーには萌えでした♡
由之視点だとすごく切ない感じなのに、
千羽視点になると途端にキュン可愛いお話になります。
募る想いの比重違いってやつですかね?
そんな部分も含めてとても良かったです(∩´///`∩)
◆籠の中の恋の歌
こちらも高校~大学生あたりの可愛らしい両片想いのお話です。
攻めも受けも圧倒的に言葉が足りないまま体の繋がりばかりが深くなって。
受けは見た目が女の子寄りで、
女の子代わりのセフレなのでは?と悩むのが切なかったです。
表題作・同時収録、共に良かったです♡
表題作は幼馴染への恋心を隠し続け進学で離ればなれになっても「親友」としてつながり続ける切なさにキュンキュンでした。
千羽が職場の人に由之が千羽に恋してることをばらされた際に、告白されたわけではないけど優しさから気持ちを確認してふるのはたまらなく切なかったです。
由之に対する気持ちを自覚した千羽に冷静になるように促す千羽にも、切なさが・・・たまりませんでした。
可愛く優しくそして切ない恋にガッツリ引き込まれました。
由之が転校してきた小学校の頃から由之を揶揄い続けてきた深浦が何気に大好きです。超いい味出してました(笑)
同時収録も、短編だけど最高でした♡
pixivで冒頭の試し読みができたのですが、受けの由之くんのかわいさに惹かれて即購入しました。
プライドが高くて、弱いところを見せようとせずに、強めな物言いも多いけど、ちゃんと千葉くんが大好きだということがはじめから終わりまで伝わってきます。
幼なじみの間柄で、ずっと由之くんは千葉くんが好きだけど、千葉くんのそばにいるために気持ちを隠します。
進路によって離れ離れになって、やっと再会できたときも、離れた間もずっと由之くんが千葉くんを想っていたことがひしひし伝わってきます。詳しくは是非読んでみてください…!!
小学校時代、由之くんをからかっていたいじめっ子は腐れ縁のように由之くんと同じ進路に進んでいくわけですが、由之くんと千葉くんが仲良くなるきっかけも、また、千葉くんがやっと自分の由之くんへの気持ちを自覚するきっかけになったのも、偶然彼なのです(笑)
なにげにいい役回りだな、と内心ガッツポーズしてました。
自分の気持ちを自覚したあとの千葉くんは愛が深い。もともと、恋心を自覚してなかっただけで、大切な存在だったことは変わりないのですが、自覚したことで一層、自分の由之くんへの想いを感じながら接しているのではないかな。
終始由之くんを応援しながら最後は親戚のお姉さんみたいな(笑)気持ちで喜べる作品です。2人の今後のしあわせを祈りつつ。一緒にこれからも成長していってほしいと願うばかりです。
千羽くんと由之くんは幼馴染みで、由之くんは千羽くんのことが好きです。
でも、思いを告げようとすることはせず高校卒業と共に上京します。
そして1年半後に二人が再会してお話が動き出します。
上京するまでの間ももどかしかったけど
再会してからももどかしくて胸がぎゅーっとなったけど
ちゃんと両思いになってよかったです。
千羽くんが若干無神経な所があってそのせいで由之くんが傷つくこともあるんだけど
そういうところも含めてきっと由之くんは千羽くんが好きなんだろうなぁと思ったら
由之くんが健気で泣きそうになりました。
表題作以外にもう1つお話が収録されていました。
そちらも初々しくてなんとなく懐かしい気持ちになる作品でした。
尾崎(攻め)がまっすぐでよかったです。
BL初心者の方におすすめ出来る作品かと思いました。
幼なじみ!DKから大学生期間まで描かれてるの良い!!!
人気者ノンケ(千葉)×一途な片思い(由之)!
キュン要素満載でした。
由之の気持ちを隠す様が健気で可愛くて切ないったら!意地っ張り万歳!
千葉の鈍感っぷりに止めてーって言いたくなるけど自覚してからの潔さ!
それぞれの想いが染み渡ってニコニコです。
特典のこたつイチャラブは期待と違ったけど、
ほのぼの仲良しこよしで何よりです。
エロほぼなし、ノーtnkで、新書館はババーン!筋!!
ってイメージだったので(偏見)
拍子抜けしたけども、それを上回る透明感に心洗われました。
マフラーずっとしてるって可愛いかよ!
短話もコミカルすれ違いで可愛く楽しく読めました。
とても好きなお話でした
由之の恋が実ってよかった✨めちゃくちゃピュアでキュンが詰まったお話でした
高校最後の別れが気まずくなったことを気にして、元の関係になれるように頑張る大樹と、まだ諦めきれてない由之との『三日間』の生活で色々と変化が…✨
由之視点、ずーっと大樹のこと好きで想いを伝えずに押し込めて隠し通していて…優しくて切なくて…大樹視点で、由之を友人として接していたのが、あるキッカケで気づき始めて無自覚に好きだったんだなぁ〜と思った。
由之を好きなこと気づいたけど信じてもらえなくて悔しがってたけど、由之は長年片想いしていたんだから「頑張れ!大樹!」「ちょっと苦しめ大樹」と思ってしまった
もう一つは、好きなら大事なら会話大事‼️と思った
とってもキュンとくる片思いです。
受けの由之が意地っ張りで負けず嫌いだけど、
とても健気で可愛かったです^^
由之視点の1話を読んだ時は、神?って思いましたが、
2話目以降、視点が攻めの千羽に変わってからは……
ちょっと残念なところが多かったかな。
由之と千羽は幼なじみですが、
由之は千羽のことがずっと好きです。
気持ちを伝えるつもりはなく、
千羽に彼女がいることにも慣れてしまい……
千羽に振り回される由之が切ない。゚(゚´ω`゚)゚。
いじめられても決して泣かなかった由之が、
進学を機に離れることになった千羽の前で初めて流す涙……
〝海も山もどうでもいいただ
この町にはお前がいたーーー〟
雪の中のとっても素敵なシーンで、
とても感動的でした。
2話目以降は離れた2人が夏休みに再会するお話です。
千羽の家に遊びにいくのですが、
この辺りから千羽のバカさ加減に呆れること多々あり^^;
告白もされていないのに、
「同じ気持ちを返せない 諦めてくれ」って言ったかと思ったら、
次の日には『好きだ』って……信じられるかよ!
あと、周りが勝手に由之の気持ちをバラしすぎ……
それでも、ずっと好きだった千羽に告白されたら嬉しいよね^^;
受け入れる由之の気持ちも分かるんだけどね……
ただ、即Hはなくても良かったかな。
性急すぎて、描き下ろしでよかったのにと思いました。
同時収録作も攻めの気持ちが伝わりにくかったです。
セフレっぽいのに実は両片想い……というお話です。
描き下ろしはとても可愛かったし、好きでした。
全体的にはもう一歩……という感じですが、
季節を感じさせるところや、
会話のテンポがよくて面白かったです。
攻めが好きになれるかどうかで評価が変わる作品だと思います。
ツンとしがちな由之のその心の真ん中にはいつも千羽が居て、進学のこともずっと未来の事まで考えて千羽と関わっていられるようなところにしようとするそんな意地らしいところがすごく可愛かったです。
大学生になって少し大人になっても千羽への想いは変わることはなく、でも決して押し付けがましくもなく。健気さがまた切なくもありました。
結局千羽に振り回されてしまった感はありますが、これからは気持ちを自覚した千羽を存分に振り回していって欲しいと思いました(笑)