「オメガだけど、俺は…先生を抱きたい――」純愛スクール・オメガバース!

君はオメガ

kimi wa omega

君はオメガ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×29
  • 萌6
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
93
評価数
27
平均
3.6 / 5
神率
25.9%
著者
アサナエアラタ 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
君はアルファ
発売日
電子発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784041088364

あらすじ

αの大学生・柏木光一が教育実習先の学校で出会ったのは、教師達からも非行を黙認され、Ωの生徒をはべらせた不良学生・逢沢理人。彼が以前出会った優秀なα校志望の教え子だと気付き、声をかけるが!?

表題作君はオメガ

高校生
α,大学生,教育実習生

その他の収録作品

  • 7年越しのメロウタイム(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下「巣作りパねぇっす 理人編」
  • 「幸せな事」

レビュー投稿数5

生きたいように生きて良い!オメガバースを通して贈るメッセージ。

「君はアルファ」のスピンオフという事で、ヒートを起こして親友の隼也を襲うも未遂に終わり、その事がトラウマになっている光一の物語。
光一は、アルファ性である自分の抗えない本能を怖れている。今は同窓として普通に会える隼也も当時のことを許してくれているけれど、またあんな事になったら…と、怖れている。
ちょっと鈍臭い天然系の光一がαというのも面白いところで、それを言うなら、優秀でハイスペックな理人がΩというのも意外。それもその筈。子供の頃にαだったのが、後天的にΩ化したという、新しい設定。そもそもが、光一が、隼也を襲ったという事件を引き起こしたのも、この「後天性Ω化」という設定世界のせいなのだ。そして、男女性では無く、αやβ、Ωが一緒に学ぶ学校を「共学」と呼び、優秀なαを集めた進学校的な高校を「α校」などと呼ぶ。この世界観をまず頭に入れると全貌は明らかに。そして、ここが多分肝なんだけど、とーっても珍しい「Ω攻め」である。お尻が疼いちゃったりもするんだけど、「Ω攻め」。
まぁ、フツーにオメガバースで無ければ、「年下執着攻め × ほだされ健気受け」 というオーソドックスなものなんだけど。「Ω攻め」というので。そこは作者的には意欲作と言ってもいいかもしれない。

後天性Ω化に戸惑い、その事で厳格な父親に見捨てられ、優秀なのにグレてしまった理人。そんな事とは知らず、幼い頃の理人を塾の先生のバイトとして教えていた事のある光一は、教育実習に訪れた高校で再会出来たことを無邪気に喜んでいた。物語は交互に光一視点、理人視点で描かれて行き、理人の苦しみや、幼い頃から光一に寄せていた気持ちが恋になっていたという事が割と丁寧に描かれています。
そう。理人が我知らず願っていたのは光一と番いになる事。それにはΩ化する事が必然だったのかもしれなくて。なーんとなくこれは「運命の番い」である為に引き起こされたことなのかも。っていうちょっぴりロマンティックな側面も見せてくれるんですよね。ええ。弱いですけども。
終始ふにゃあと可愛い、どこと無く頼り無い光一先生ですけども。「生きたいように生きて良い!振る舞いたいように振る舞って良いんだ!」っていう、オメガバース性を越えて、またはオメガバースらしいメッセージが込められてもいる。そう、恋は自由だし。生きたい道を行くのも自由。誰が何と言ったって。理人は親によって息苦しくされてしまった生き方を。光一はトラウマを乗り越えて。
温かくも優しいシンプルな物語でした。
絵はちょっぴり雑いです。エッチは、あんまり見えないけど局所は白抜き。オメガバースにしては淡白め。

10

体はΩ!心はα!

【君はアルファ】スピンオフ
前作で隼也を襲った光一のお話。

理人は光一がα校を目指している小学生に勉強を教えてた頃の生徒で、光一が教師を目指したきっかけも与えた相手。
しかし、教育実習先で再会した理人は光一を慕う優秀な生徒の影はなく、そもそもΩになっていた。


αとして生きてきたのに突然二次検査でΩになり、変わってしまった体に苦悩し、親からも見放され、
子供の頃に大好きな光一先生を抱きしめたくて早く大きくなりたいと願っていたのに、大きくなって再会した時には自分は”抱かれる側”の人間になっているという利人がたまらなく切なかったです。
理人が心の中で「俺が先生を抱きたいんだ」と思うシーンは切なくキュンキュンでした!

カバー下の「巣作り理人編」は可愛くカッコよかったです♡

3

しかも超優秀

「君はアルファ」のスピンオフ作品。
「〜アルファ」で隼也が校内で発情してしまった時に居合わせた柏木光一が主人公。

隼也の事件、隼也と亮太の関係も良い方にまとまったが、光一は怖がる隼也の姿がトラウマに。
教師志望で教育実習に臨む光一は、実習先の高校で昔勉強を教えていた男子・逢沢理人に再会するが…
…と始まります。
理人は小さな時の性別検査ではαだったのに思春期の検査でΩと決定し、性衝動などはα寄りの発現、つまり…「抱きたい」側。
そんな時に憧れ/好きだった光一が目の前に現れ、心をかき乱す…
光一の方も理人/Ωの考え方がわからずに苦しんで。
バース性によって悩み苦しみ、という正にオメガバースの正統派的な作品だと思います。
この作品の独自性は「Ω攻め」というところかな。
光一が童顔小柄であまりαっぽくないのもあってカップリング的には違和感は全く無いです。
ただ、守るためとはいえ高校生と教育実習生が番になるのはどうなんだろう?
この作品の世界観にはネックガードは無いのだろうか?
「萌」で。

1

心からの笑顔を

αの光一とΩの理人のお話。
かつてはαだった理人が後天的にΩに、という展開ですが
君はアルファのスピンオフなので設定はそのまま引き継がれている感じです。

光一が中学時代に近所の子供たちに勉強を教えていて、その中にまだαだった理人もいてすごく懐いてくれていたが
数年ぶりに再会した理人はあの頃とはまるで違って不良になっており、しかもΩになっていて。
そこから光一や理人の過去エピソードを交えつつ、少しずつ理人が心を解していき
最後はふたりが想いを通じ合わせるという展開で
重めかな?と思ったけれどそんなでもなく
さらりと読めるオメガバースでした。

0

ゔーん

「君はベータ」で当て馬だったオメガ先輩のお話を読みたいと思ってこちらを購入しました。

でもちょっと表現で引っかかってしまいました。

ひとつは教育実習生の光一が、男子校だけど共学だからと思った所でした。
確かに光一はアルファしか居ない男子校だったから共学では無いけれど、私の考えかたが古いのか共学校だと男女の方を想像してしまいました。

それから理人の身体はオメガでも心はアルファが、性同一性障害を連想してしまって今ひとつ盛り上がれなかったです。

別にオメガがアルファを抱いたって良いと思ってるし、体格の良いオメガも線の細いアルファがいたって良いと思うのです。

だから別に後天性をこじつけなくても良かったと思いました。

オメガバ大好きで殆ど地雷が無かったんですが、こちらの作品で自分にも地雷があったんだと知ってしまいました。

2

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