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boku nimo koi ga yattekimashita
ちるちるでは高い評価が少なくて意外でした。
大人×子供(高校生)って、難しいですよね。
BLの世界だしガッツリいっちゃえって思うんですが、
やはり今作のように大人の側がちゃんと思慮深いのも素敵。
手を出して欲しそうにしてる受けに対して攻めが言う、
手を出さない理由に、ハッとさせられました。すごくいい。
要約すると、
「いつか君が大人になって、物事が色々分かるようになったとき、
子供(受け)の言う”真剣な愛”という言葉につけこんで、
手を出す最低な大人だったと思われたくない。
これからもずっと一緒にいたいから、大事にしたい」
というもの。
はぁ~尊い。今の欲望に流されず、ちゃんと将来のことも考えてる。
受け君もすっごく良い。
ちゃんと自分の気持ちをぶつけて、攻めの気持ちを確認するのも偉いし、
同級生達はヤってるのに、なんで社会人と付き合ってる自分は
そういうことができないんだろう、と思うところが可愛い。
私も読みながら、「ヤっちゃえ!・・・あっ、でもやっぱヤっちゃだめ!」と
めちゃくちゃ葛藤しました。。
大人×子供の作品で、両想いだと分かった後でも逃げようとする
大人を見ると、イラッとしますが、
今作品の攻めは、受けから気持ちをぶつけられた後は、
きちんと正面から向かい合っているので、好感が持てました。
絵も綺麗!攻めがかっこいいし、受けがかわいいし、
ときどき見惚れちゃいました~。
『兄貴が恋を拾ってきました』のスピンオフですが、
本編よりもこちらのほうが好きでした。
むしろ、こちらを読むために、本編を買いました。
「兄貴が恋を拾ってきました」のスピンオフなんですが、こっちのほうが断然好き、いやどちらも大好きです!
「兄貴~」を読まずとも十分楽しめる内容ではありますが、もちろん読まれたほうが馴れ初めや経緯がわかってベターなのでそちらもぜひ!
「兄貴~」はBLなのにCP当事者の弟(=本作でも主人公)目線で物語が進む、というのが珍しい設定で(池玲文さんの「兄ちゃんの話」も同じ形式で、こちらも超絶オススメです)、ものすごく面白い作家さんだとずっと気になっていましたが、やはり私の目に狂いはなかった!素晴らしい!
しかもギャグもおもろい!
本作の2人でスピンオフあればええのにな・・・と当時思っていたんです。
歓喜しかありません。
もっと広く知れ渡って評価されてほしい作家さんです。
しかし、ほぼ育児放棄状態の毒親設定が軽く地雷なのでつらかった・・・
まぁ今回は例外ということで。
「大人×DK」モノなんですが、お互いを想って惹き寄せられたり、あえて線を引いたりする心理描写やその理由を述べるシーン、あと「高校卒業するまで待てるのか?問題」に葛藤する描き方もすごく良くて、脳内「もーヤればいいやん!」星人が発生する読者続出(当社比)。
あと伊藤さん、ちょっと不器用すぎじゃない?!って思うけど、普段常に完全無欠な営業スマイル無敵キャラなのに、恋愛下手で、しかもベッドの上では余裕なくなったり我慢できなくなったりするのが非常に良かった。
二人の見た目もモロ好みで絵も美しい!(欲を言えば、誠くんのビジュアルは前作1話ぐらいの方がイケメン&大人びてるので、あのままが良かったな・・・)
いやぁ~ええわぁ・・・。
以上、激しくオススメです。
【兄貴が恋を拾ってきました】スピンオフ
前作でガッツリ誠と絡み、誠の中で「頼れる大人」ポジションをガッツリ確立していた伊藤さんとの恋のお話。
”少年”に対して性的ではない「尊い」と表現するに近い感情を持つ伊藤が、中学生の誠を可愛く感じ愛でていたけど、どうも誠に対しては今まで可愛いと感じてきた少年たちとはちょっと違う感情があると自覚し始める伊藤。
伊藤の誠への可愛がりっぷりを不審に感じる聡と一悶着あった後、聡に「今後は適切な距離で接する」と話した伊藤が、誠への連絡を控えてそれによって誠が寂しがる流れはムフフのキュンキュン♡
『大人と子供』の恋を、伊藤の狡さを織り交ぜつつ可愛く描かれていて私にはドストライク胸キュンでした♪
あと・・・アユさんが、親友の伊藤・恋人の聡の心配をしている中で、誠に対する義兄のような愛を感じられるのがたまらなくツボでした♡
おうちにいるので
好きな作家様
好きな作品を読み返そう!
「兄貴が~」のスピンオフ
弟の恋がメインのお話
見かけが小粒で可愛らしくて
高校生になっても少年みたいな弟と
(精神的にはほぼオカンw)
少年を見ているのが好きな作家先生の秘書の
(危ないヒトではありませんw)前向きな恋のお話。
大人の方が色々考えちゃって悩んで離れようとしますが
子供の方が恋にたいして真っすぐで素直。
諦めるとか考えに及ばないのが、若者の特権なのかもしれません。
節度ある大人と高校生の恋は良識があって好きです
まあ…勢いのままやっちゃうのもアリといえばアリなんですが、そこはそれ(笑)
大人×子供だとお縄になっちゃう(ゴホンゲフン)
【兄貴が恋を拾ってきました】のスピンオフ。
登場人物たちの性格がハッキリしているため前作を履修する方が馴染みやすいです。
両親が海外赴任で留守がちなため、浮世離れしている兄:聡とふたり暮らしの誠。
このぽわ~んとした兄がゴミ捨て場で拾ってきた、うさんくさ~い作家:アユさんとくっついたのが前作。
もだもだとしているふたりを中学生だった誠の保護者的視線で追うかたちでしたが、今作は高校生になった誠とアユさんの幼なじみ兼マネージャー?の伊藤さんのお話。
前作の時点で「にっこり紳士だけどちょっと挙動不審」だった伊藤さん。
誠との話が読みたいな~って思っていたので嬉しい~!!
兄の聡はカフェで働き始めたものの、相変わらずのゆるゆる生活。アユさんも作家業の傍ら藤原家で聡とだらだらしているので、誠は引き続き世話やきに徹しています。
勉強と主婦業に明け暮れる誠にとって伊藤さんのくれる優しさはどれも輝いて見えて…というスタート。
かなり序盤から伊藤さんが誠のことを憎からず想っている描写がありますが、なんと聡がふたりの間に立ちはだかります。
単純に「俺がお兄ちゃんなのにー!」というヤキモチというだけでなく伊藤さんの中の危うさを本能で牽制するというめんどくささを伴って。
年の差系って年下から好意を寄せられた年上が戸惑いつつも少しずつ向き合っていき…って展開が王道だと思うのですが、聡とアユさんがわっさわっさと動き回るため、そんな情緒はナシ。
その動きを受けて伊藤さんは周囲の思惑を汲み、サッサと悪役を演じて誠を遠ざけます。
誠がそろそろ自分の気持ちに気づきはじめているタイミングだったので、その場面は胸が痛く切なかったぁ。
誠はもともと大人びているけれど恋愛ごとにはまだ入口に立った程度。
そんな彼の勢いある告白までの流れが痛快です!
理屈や順番はそっちのけでわからないことを追求する姿に大人の体裁なんてすっとんでしまいます。
突然、遠ざけれられたことで悲しさと一緒に怒りのスイッチが入るって健全な反応ですよね。
そりゃあ伊藤さんも覚悟きめちゃいますよ。
うまくいってからも「大人になるまで」のガマンをしてる誠が同級生にアテられて焦る姿がすごく可愛いくて、伊藤さんを愛おしく思う気持ちが伝わってきます。
伊藤さんが好みでスピンオフ読みたいな~って思ってましたが、誠くんが可愛いかった~。
ただ、本人たちが向き合う前に聡とアユさん(当事者以外)の目線が入ることで、話筋が散漫になってしまってる気がしました。
前作でも主役たちの恋愛より誠の心配ごとがクローズアップされている感がありましたが、今回も聡とアユさんの保護者視線がクローズアップされてしまってゴチャゴチャしてもったいなかったです。
【恋の続きをしませんか?】
描きおろし後日談。
大学入学を決めた決めた誠がついに!!
ガマンできない伊藤さん、素敵です←
ふたりともお互いを大事にして、されてください。
最後のコマの笑顔がすごくすごくよかったです!
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表紙のタイトルで「!?」のロゴだけ色を変えて位置も面白いところにあるので気づかなかったんです。背表紙には黒でガッツリ入っているんですよね。誠が、ホントに恋がやってきたのかどうかわからない恋愛初心者感が現れていて面白いな。と思いました。