帝國の宦官(2)

teikoku no kangan

帝國の宦官(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×220
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
165
評価数
40
平均
4.2 / 5
神率
35%
著者
日野晶 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
皇帝と宦官
発売日
価格
¥749(税抜)  
ISBN
9784799745090

あらすじ

帝國の捕虜から皇子・右弦の情人となったビジャン。
武人として誰もに憧れられた屈強な身体は、毎夜のように右弦によって甘く蕩けさせられる。
仲睦まじい日々を送る二人のもとに、ビジャンの弟パールシャーがやってきた。
まっすぐだが空気を読まない無神経なパールシャーは憧れの兄が、宦官になっているとは思いもよらず…。
王宮を舞台に人間関係のこじれと恋人たちの恋の嵐が巻き起こる。
「皇帝と宦官シリーズ」最高潮にHAPPY&LOVE

表題作帝國の宦官(2)

ビジャンの弟
25歳,右弦直属の宦官

同時収録作品帝國の宦官

帝國の第二皇子
右弦の恋人

同時収録作品皇帝と宦官 -馬鹿と乳首につける薬なし-

皇帝
宦官

その他の収録作品

  • もっと知りたい、君のこと。
  • カッコ悪い俺の話
  • 帝國の宦官 -右舷皇子殿下の嫁取り-
  • 故郷への手紙
  • あとがき

レビュー投稿数5

前作が好きなら読んで損無しっ!

続編というよりも、アフターストーリー。
本当になんの憂いも無い(わけでなはいけれど)、ラブラブハッピーな右弦とビジャンのその後の物語が紡がれておりました。
こんな幸せな二人をまた見ることが出来ると思っていなかったので、とても満足です!
他にもビジャンの弟の話やカイエンの話も収録されています。
どれもこれも幸せオーラが溢れていて、ごちそうさまでした!という気持ちになりました。

タイトルに「2」とあるので、この本から読まれる方はいらっしゃらないと思いますが、まずは他の宦官シリーズからがいいと思います。
続編として読む!というよりも、「帝國の宦官」や宦官シリーズが好きな人へのご褒美本ですね。

0

期待を裏切らない宦官シリーズ!!

Kindleで購入

日野晶さんが好き+宦官シリーズ大好きなので、かなり期待して読みましたが期待通りかそれ以上でした!!
帝國の宦官の受け雀(ジャン)の弟と、宦官の1人である張春とのストーリーです。右弦と雀の話もあり、宦官シリーズで一番好きなカップリングなので大満足でした。

雀の弟のパールシャーと張春の関係が少し進展したところで一度終わり、雀と右弦メインの話になったので「え!?ウソ、ここで終わり!?この2人のエロはなしなの!?」と焦りましたが、2話ほど置いてちゃんと2人の初夜が描かれています。
エロシーンは4Pと少ないですが、宦官やそもそも男性同士の性行為知識のないパールシャーと恋人であるが身体の関係がないことに悩む張春、2人の葛藤というか、初夜までの過程に萌えました。

不満があるとすると、メス堕ちBL掲載の『右弦皇子殿下の嫁取り』が収録されていますが、既にメス堕ちBLを購入・読了していたので他のストーリーが入っていたらなと、少し贅沢なことを考えてしまいました。

宦官シリーズはいつもですが、古代中国のことが書かれていて、自身でも勉強してみようと思いました。

1

『シリーズ最高潮にHAPPY&LOVE』に偽りなしヾ(*´∀`*)ノ

(評価は神寄りです。しれっと変更するかもです)

宦官シリーズは今作にて一区切りとのことで、
参考までに発売順にタイトルを並べますね~。

①皇帝と宦官
②帝國の宦官1
③傾国の宦官
④帝國の宦官2

①皇帝~と②④帝國~は一部登場人物が繋がるので
セット読みをオススメします。
③傾国~は時系列が別物なのでお好みでどうぞ♪

「偽りの宦官」は電子のみのようです。
個人的にこれが残念でならないッッッ!
紙になると信じて待ってたんだよぉ。゚(゚´Д`゚)゚。
(あとがき読んでこれが一番ショックだった…)
(きっといつか続くフラグだと信じてる!)

さて。「皇帝と宦官シリーズ」最高潮にHAPPY&LOVE
ーーとのことで、確かにラブ度が非常に高い1冊でしたヾ(*´∀`*)ノ

メインは右弦×ビジャン(雀)だけど、脇で新CPが発生する感じ…かな?
帝國の宦官2巻は2CP同時に展開するお話になっていました。
他、番外編的に泰藍×海燕も見られてうれしいーッ!!
全体的に毒っ気が抜かれたラブコメ感が強くほのぼのと楽しめました♪


◆右弦×雀

この2人の描写が一番多いです。帝國2巻としただけある。
同人誌(「明日も君といたいな」)やメス堕ちBLに掲載された作品も収録されています。

いや~なんかもうイチャイチャでしたね…!
嫉妬しあったりケンカしたりしながらずーっと仲良し。
多分この時代背景にしてはごく一般的な夫婦関係を築いているなと思いました。
右弦は皇位継承から辞退しているとはいえ皇帝の息子には変わりないし、
雀は元捕虜の宦官。本来なら身分差がかなりあるけれど、2人の間に身分とかは存在しない。
表紙から伝わるように互いを想い合う関係がとても良かったです。

イチャイチャな中で些細なケンカはしょっちゅうなんですが、
個人的に雀の浮気願望ネタに一番笑わせてもらいました。
雀よ…、ウッキウキで娼館へ向かった時点でアウトやで…?www

それを見越して既に手を打っていた右弦も最高ですヾ(*´∀`*)ノ
雀の浮気心に寛大な処置をみせながら目が笑ってない笑顔が怖いwww

帝國カップルのこういうところ大好き。
嫉妬もケンカも浮気心も所詮イチャイチャのスパイスでしかないんですよねぇ~(∩´///`∩)
基本は似てないけど嫉妬深くて執着するところは似たもの同士なところがイイ。

見てる方がアテられるラブラブさにニヨニヨが止まりませんでした♪

◆パールシャー×張春

新CPです。
パールシャーは雀の弟なんですが、個人的に萌えドストライクでした!!!

まずこのシリーズの攻めは時代が時代なせいかヤンデレが多いのですね。
そんな中に動物的な可愛さと天然さと年下ワンコ感のある攻めが登場ですよ…!
はぁぁぁ…+゚。*(*´∀`*)*。゚+ 癒

裏表のない言葉がすごくいい。
良くも悪くも真っ直ぐで動物的な直感のみで生きてるような野性味。
反面どこか子供っぽいところがあって守って上げたくなる可愛さ。
パールシャーは年下萌えスキーの心をドスドス差してきて大変ウットリしました←

お相手の張春はちょっとびっくり。
地味な脇役の宦官のイメージが強かったので前に躍り出るとは思わなかったダークホース。
宮廷にはいなさそうなタイプのパールシャーに振り回される姿が可愛かったです♪

◆泰藍×海燕

個人的にここのカップルも大好きなのです。
オッサンとショタ。ヤンデレとアホ。物騒な人と平和主義(というか何も考えてない)。
一見噛み合わなそうだけどなんか微笑ましくてニコニコしちゃう。
(16Pほどと短めなお話だったのが淋しい…(;ω;))

今回も海燕がアホをやらかしましてコミカルなお話なんですが、
泰藍は海燕を心配して見舞うシーンにキュンときました(∩´///`∩)

外では首はねろー一家惨殺じゃーと平気で言ってる皇帝が、
海燕の前だけでは唯一人の男に戻れるんだろうなぁ…。
そんで海燕に癒やされるんだろうなぁ…。としみじみ感じました。
(※繰り返しますが内容は海燕はアホをやらかした笑い話です)

宦官シリーズは一旦終了とのことですが、また再び読めることを願ってます。

2

これで終わり、だと……!?

私も何だかんだ、商業で出ているのは全部読んでる宦官シリーズ。一通り描かれて、日野先生満足されちゃったんですかね。ひとまずこれで終わりだそうです。残念。

でも、宦官というとっつきにくい題材で、よくここまで描いてくださったなぁ、と思います。ファンタジーだと謙遜されていますが、なかなかどうして、宦官という存在をめぐる様々な葛藤が描き出されており、そういう存在がかつてこの地上に存在したんだよ、という裾野を広げる意味は、十分に持っているのではないかと思うのです。

しかしこの本、収録順にミスがあるのでは?表題作を優先させたい気持ちもわかるんですが、嫁取り話が後半に来ているので、そちらを読んだことないと、「夫夫」前提で話が進んでいることに途中で「???」となる方もいるのではないか……?

今回は一応「帝国の宦官2」ということで、右弦皇子殿下×雀(ビジャン)のカップルがメインですが、そこにビジャンの弟、パールシャーがガッツリ絡んできます。と言っても間男兄弟BL展開ではなく、日野先生ご自身が「ホームドラマになってしまった」とおっしゃっているような意味で。

……うん。確かにホームドラマ。電子版の「嵐を呼ぶ弟編」の表紙(単行本版口絵)からは、エロ展開以外の何を想像すれば良いのかわからないくらいなんですが、本人たちはまさかの番外編までエロなし(笑)。そしてその絵で思いっきりお尻めくられてるの、レギュラーキャラの宦官三人衆筆頭・張春だったのね……。初対面で陥没乳首つつかれるエンカウントからの、まさかのエロなしですよ(二度言う)。皇子殿下と兄貴は、バレたくないとか言いつつ遠慮なくやってるのにねぇ。

しかしこのパールシャーと張春、何というか、思ったよりいいキャラというか、いいカプでした。身内を宦官にされた事実を受け入れ難く感じて苦悩するパールシャーに、自らが宦官であることを納得しつつもどうしようもない歪みを抱える張春が、かつてパールシャーにかけられた言葉を返し、胸を張る。お互いを救える、この組み合わせじゃないといけないんだ、と思わせてくれる二人の物語って、やっぱりいいなと思いました。

ちなみにパールシャーは、デカい、力強い、言葉足りな目、距離近い、素直、狭いところが落ち着く、ときて、初対面の相手は匂いかいで確認するとか、なんか、全般的に挙動が動物的。こー、何というか、(そんなものは実在しないかもしれませんが)バカ犬のセントバーナードか土佐犬?みたいな?イメージです。「付き合ってる」と公言しながらも、やり方わからんから張春に手を出さなかったとか、意外とかわいいやつです。

張春はわりかし美人系の見た目ですが、宦官としての自分の欠落を埋めるため、屈強な男を組み敷いて喘がせるのが好き、という性癖持ち。このへん、妙なリアルさがあるなー、と思います。もちろんパールシャーにもそういう意味で迫ってみたわけですが、結果はお察し。相性いいみたいでよかったね(合掌)。

後半には「皇帝と宦官」の短編も入ってます。この時間軸では右弦と雀はどうしているのかしら。

しかしまあ、何が残念って、右弦泰藍話の登場人物粗方出てきたのに!麗琳いるのに!……文昌様の出番がないなんて。ヤンデレ皇帝一族の中では個人的に一押しだったんですが、最後に一目お姿が拝めず、なんとも無念。

1

バカで癒し系の海燕が、短編でまた読めてうれしい!(メインは大人カプ)

宦官シリーズ、なんだかんだ全部もっています。
一番好きなのは最初の皇帝・泰藍と宦官・海燕ですが、
この帝国の宦官は泰藍の兄・右弦と異国の元兵士、ビジャンとのお話です。

1巻でビジャンが捕虜→宦官、いろいろあって右弦とくっついたその後のお話ですが
ビジャンの弟がやってきて、幸せとは、恥とは、プライドとは、というものがテーマかな、と思います。

ビジャンは弟に自分が宦官になって、右弦と夫夫になったことが言えません。
でもまっすぐて野性味のある弟は、天然ながら段々とビジャンのいる国の王宮文化を知っていきます。

納得の仕方も、今に通じてるものがあって、
お互い尊敬していることが何よりだよなあ、と思わされました。

他にも短編が入っており、
少しバカな海燕のちくびが小さくなる薬の話が面白かったです。

この帝国の宦官を楽しむには、最初の皇帝と宦官を読むことをお勧めします。
海燕をかわいがる麗琳という宦官がツンツン設定なのですが、
ちくび小さくなる薬事件の最後の一コマが麗琳らしくて、日野先生、さすが!って感じです。w
ほんと笑ったw

巻末に宦官シリーズはこれでいったんおわり、とおっしゃっていたので
全シリーズを読み返すしかないのか、新刊はもうでないのか、と寂しいですが
読むとわらっちゃうこのシリーズが大好きなので、また先生が書きたくなるのを待ちたいと思います。

知識ではほんのり知っていた宦官を、がっつり漫画で表現してくれた先生に多謝!です。

4

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