親友にめちゃくちゃにされたい。

終わらない友情と片恋論

owaranai yujo to katakoiron

終わらない友情と片恋論
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×213
  • 萌23
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
14
得点
167
評価数
48
平均
3.5 / 5
神率
18.8%
著者
美和 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784866692371

あらすじ

生島晴真の友人・桝上実咲の恋愛対象は男である。だからといって友人関係を断つ気はなかったし、むしろ日ごとに実咲から目が離せなくなっていった。
もう何年も自分の想いに蓋をしていた晴真だったが、ある日、いつものように男に振られ自宅に転がり込んでいた実咲と勢いでセックスをしてしまう。愛した男を抱いた代償に失ったはずの片恋の行方は…?

表題作終わらない友情と片恋論

生島晴真・大学からの友人
桝上実咲・恋人にフラれ居候する友人

同時収録作品ウチのわんこ調教作戦!

柴崎 サラリーマン,後輩
田代 サラリーマン,先輩

その他の収録作品

  • あとがき
  • ※電子書籍は表題作のみとなります。

レビュー投稿数14

美和先生の社会人もの、良い…

前作は高校生ものでしたが、こちらは大人の晴真と実咲のお話。

いや~これは良かったです!
美和先生の画は滑らかな線画なんですけど、こちらの話の2人にピタリとはまる。特に受けの実咲が長髪の美人さんで魅力的なんです。

大学で知り合ってから、正反対な性格なのに良い友人関係だった晴真と実咲。
卒業してからは在宅ワーカー(ウェブデザイナー?)している晴真のところに、ゲイで元カレに振られた実咲が転がり込んでくるわけです。
で、酔った勢いで実咲が晴真に乗っかっちゃって。まあ、えっちしてしまうわけです。

BLでは、比較的あるある始まりなんですよね。
でも!実咲と晴真は一筋縄でいかない。
晴真は、いい男なんですよね!真面目だし、仕事は一生懸命、意外に顔良く、在宅ワーカーと思えない鍛えたからだ。
何より、人の本質を見てくれるから偏見がない稀有な存在。まあ、部屋は散らかすのが完璧じゃないところで、そこも人間的な魅力になる感じです。

実咲は、色んな男と寝たり、付き合ったりと尻軽(晴真がそう揶揄してる)な感じなんですが、本当はずっと一緒に居られる相手を探しているだけ。
実咲自身は、過去の出来事からそうなっているわけでした。

この2人は、両片思いなところでジタバタしてしまうけど友人と恋人は天秤に掛けながら、一度寝ちゃうとどちらにも傾けない矛盾に入ってしまう。だけど、2人のやり取りとか、日常がテンポ良くて面白いのです!

2人は恋人になったのか、言葉では曖昧。でも離れない関係なんだろうな。

拗らせた2人は読んでいて面白かったです。
晴真の一途な男前と実咲が色っぽいとこ、是非見てください。

7

恋と友情の曖昧なふわふわ感が好き

ふらふらしてるゲイと一途に思い続ける友人という、よくあるキャラ設定の二人。これといって何が良いって言葉にするのは難しいんですが、恋と友情の間ではっきりしないさせない、ふわふわ状態が続く曖昧さみたいなものがすっごく好きでした!
特に美咲が友人であり続けたい理由がツボ。晴真と付き合ったら友達いなくなちゃうし、って最初は軽く言ってるけど、回想で詳しく知るとこの言葉が効いてきます。ただ尻軽なだけじゃない!笑。
晴真は不器用すぎて、一度好きになったら心変わりできなさそうだと思いました。簡単には動じなくて頼れそうで、でも素直じゃないとこ好きです。表情の些細な変化できゅんとさせてくるタイプ!
一つ残念だったのは、五話での晴真。ヤツ当たりする前にちゃんと会話しよう?と言いたくなりました。四話までは大好き!絵も好きです。

0

親友に片恋のツンデレ攻め

Daria掲載「片恋シンドローム」が、タイトルを変更しコミックス発売です。
独特な雰囲気とテンポで展開する、けっこうドライなコミカルエロ作品。
画がキレイで、眼の描写が好みです。

大学からの親友で社会人になった今も変わらず、
彼氏にフラれては在宅ワークの晴真の家で呑んでグチるゲイビッチの実咲。

そんな美咲にずっと片想いを封印している晴真ですが、
いつものように酔った実咲になぜか襲い受けされ、ガッツリ抱いてしまう…
翌朝、何もなかったかのように振る舞う実咲は、
彼氏にフラれた関係で家も仕事もない状態で、晴真の家にそのまま居候することになる。

甲斐甲斐しく世話をする小姑のような美咲のいる生活がスッカリ馴染み、
ケンカップルのようなやりとりが、見ていて心地いい二人。

晴真は実咲への気持ちを隠し続け、ノンケだと思っている実咲にとって、
晴真だけが親友で特別な存在だからこそ恋愛にして関係を壊したくない。

カラダの関係を持ったことで抑えがきかなくなった晴真の想いに、
友達のままでと受け入れない実咲と、結局カラダの関係は続き、セフレ状態の二人…拗れてる。
せつないんですが、せつない話に感じさせない淡々とした描写が面白い。

初めは晴真の拗らせが面倒臭い話かと思ったら、美咲の方がもっと面倒くさかった。
いつもはキャンキャン言い合う二人なのに、
もう何も言わず抱いて抱いて解らせる…と言って抱く晴真にやっと安心できた実咲が可愛すぎた。

それにしても、実咲の新しい仕事先であるオカマバーのママが、普段イケメン過ぎて勿体ない。
おかま姿であっても、嫉妬してしまう晴真の気持ちがよく解るわ。
ツンデレ攻めの嫉妬は特に堪らない…なんかギュンギュンしてしまいます。

※シーモア:修正は大きめの発光です。モノが大きい訳ではなかった…。

4

トモダチから恋人へ。

電子版のお試し読みから購入しました。実咲くんのフォルムが好みだったので…特に髪型良いです、長さといい、ちょっとまとめたり、とか…好きな感じです。

内容ですが、お互いに「友達」としての立場を敢えて外れないようにしている、両片想いのお話。二人それぞれ理由はあるのですが、ベースとしては相手が大事、いっしょにいたい、ということで…どんな風に一歩踏み出すのか、を楽しませていただきました。
実は隠れイケメン?な晴真の気持ちは最初から最後まで実咲くんにあるし、まあ、もどかしい…ぼんっと背中を押したくなりました(笑)
くっつくべくしてくっついた二人ですね。

3

友情と片恋のループ

真面目に恋をしたいと言うものの、短期間で恋人に
振られては家に乗り込み愚痴りにやってくる実咲に
片想い中の晴真。

お酒の勢いで身体の関係を持ってしまい同居をする事に
なるものの、『友情』がストッパーになりそこから
段階が進むわけでもなく想いだけを募らせていく
ふたりがもどかしい…

大切な友達だから大事にしたい。

恋人は終わりが来るから。

でもキスしたい、抱き合いたい。
(セックスの相性良すぎ(実咲談))

居心地最高、ずっと一緒にいたい。

でも大切な友達だから…

ふたりとも堂々巡りの友情と恋のループにハマって
しまってます。

計算されたドキドキするような恋の駆け引きじゃないんです。
もだもだした関係をどうにかしたいけど、どうしたら
いいのかわからない不器用なふたりの等身大の恋模様。

最後は強引な晴真の力業?でふたりにとってはひとまず
しっくり落ち着いたかな〜といったかんじでした。

1

攻めが男前!

こういう友達から恋人に…というのは好きなパターンなので、あらすじから期待しちゃう。ある日彼氏に振られたばかりで落ち込んで酔っ払いとなった受けに乗っかられて、体の関係を持ってしまう攻め。
攻め視点で切ない片想いの様子も描かれているし、結局は受けも攻めが好き…ということに気づいていく過程が甘酸っぱくて良かった。
受けがちょっとおバカで、なかなか自分の気持ちを認められないんだけど、その理由がいつか別れる恋人より、ずっと一緒にいられる友達がいい、っていうBLではよく見かけるやつだったのがちょっと残念ではある。

このちょい尻軽ビッチ系受けには、言葉じゃなく体で分からせる、という攻めの力業が萌え。ちょっと強引なくらいの方が、受けも安心できるだろうな~と納得してしまうラストだった。

1

最後の一押し〜

好きなやつです!
寡黙で堅実な男前攻め×生涯の相手を探すビッチ受け
親友同士で、攻めの片想いで……と。

攻めの晴真が静かに片想いしていて、振られた実咲の駆け込み寺になっているところとか凄く萌える。
ひょんなことから体の関係を持つようになり、嫉妬したり突き放したり、感情がコントロール出来なくなっていくところも切なくてよかったです。

実咲は恋愛体質ですが、晴真とはずっと友達でいたいと思っています。
それだけ晴真を大切で特別に思っているという事。

普通に考えたら両想いなのに、友だちと恋人という関係の間で葛藤がある。
でも、この二人に関しては名前は関係ないのかなと思います。
結局、気持ちの問題。
気持ちが繋がってれば、関係の名称は何だっていいんですよね。

意地っ張りで素直じゃなくて、最後まで「好き」の二文字が言えなかった晴真。ここがね、残念でしたわ。
意地っ張りの攻めが素直になるところ……ここが見たかった。
ここに萌えがあったのにー!

とはいえ、総じて面白かったです。
美和先生の絵がキャラにもぴったり合ってました。

1

終わる恋より終わらない友情

大学からの友人でゲイの実咲に片想い中の晴真。
いつも恋人と長く続かない実咲がまた別れて同棲していた家を追い出されたからと居候することに。
酔った勢いでセックスしてしまうも、実咲は翌日からも普通通り接してくる。。。

好きだと伝える晴真に
恋人はいつか終わりがあるけど友人に終わりはないから晴真とは友人のままでいたいと言う実咲。

実咲も、晴真が一緒にいて一番落ち着く相手だとは分かっているけど、
だからこそ失いたくないっていう気持ち。可愛い。。。
お互いに想っているのにこのじれったさ!!
「見捨てないで・傍にいて欲しい」と思うも言葉にしない実咲にキュン&ムフフでしたね。
そんな気持ちでセックスして晴真から「俺なしじゃいられなくしてやる」って言われた時の実咲!!
安心しちゃうよね♡

じれったくもお似合いの二人にキュンってしちゃいました♡

0

恋人か友達かそれとも

"恋人"はいつか別れが来るけど、"友達" "親友"ならばずっと関係は切れない。こんなにイイやつを、恋人にするのは勿体無い。
そう思う実咲くんに、すごく考えさせられました。確かに、この関係が変わってしまうなら、今のままでイイと思う気持ちには共感します。でも、そんなにイイやつなら、恋人にしたくないだろうかとも思います。私なら恋人にしたい。でもここできっと、"同性"という壁が出てくるんだと思います。カミングアウトしても、イイやつ、つまり晴真くんは引かなかったし、受け入れてくれました。しかし彼はノンケ。だから、そばにいる為には"友達"でいることが最高峰であり、仮に付き合ったとしても別れてしまう不安があるから、いずれにせよ"友達"がベストだと…。
健気で、考えすぎな部分もあって、そんな実咲くんが可愛いと思いました。実咲くんにとって、恋人と友達、どちらが大切なのかを考えた時に、どちらでもなく、イイやつ、つまり晴真くんが大切ってことなんだって思いました。

晴真くんは、ずーっと、実咲くんが好きです。恋愛的にも、ほっとけないって言う人間的な部分でも。好きじゃなかったら、実咲くんを支えたりしないですもんね( ^ω^ )頭でわからなきゃ、体で分らせてやるために、"俺なしではいられない体にする"って言う口説き方、キュンキュンしました( ◠‿◠ )

こじらせ両片思い、面白かったです!

0

ハッキリしないで終わる

絵がわりと好きで、そこそこ面白かったんですが
なんか曖昧な感じで終わるんだ・・・っていうのが今ひとつでした。

ハッキリ好きとは言わないけど、ハルマの「体から〜」って言葉で
ミサキには通じたってことみたいですけど、私にはあんまり通じなかったです。

「俺じゃダメなのかよ」
「何、お前俺と付き合いたいの?早く言えよ」
「べつに!」
っていう二人の会話が途中にあったりして、そこで否定しちゃって、付き合わなくて
そのくせ、その後ゴタゴタお互い悩んでるの何だこれって感じがちょっとしてしまいました。

恋人になっちゃって終わって傍にいられなくなるのが怖い、
だったら友達のまま傍にいたいってお互い思ってて素直になれない、
っていう感じなのはわかるんですが
それで「俺と付き合いたいの?早く言ってよ」って言葉が言えるのかなっていう、それが言えるなら、付き合っちゃえばいいんじゃないの?って思いました。

二人のキャラが二人ともいまひとつ好みじゃないせいかもですが
二人のやりとりも、なんとなくしっくりこないと感じるところがあって
そういうキャラを演じさせてる感がありました。

Hシーンがエロい感じなとこはよかったです。
回数はまあまあありますが、それほどしっかり長く描かれてるわけでもないです。

前作も思ったんですが、表紙が中身の絵に比べるといまひとつだなと思います。
この絵だとちょっとシリアス気味の表紙の人がひどい目にあったりしそうな暗めな話をイメージしましたが、内容はそんなことはなく、ミサキがゲイなことで、親に追い出されたりの過去はあるけど、そんなに酷い目には遭わないし、明るめな話なので、内容に合ってない感じの表紙は手に取る人に思ったのと違ったって思わせそうです。

私は前作がよかったから読んで、明るめな方がいいので、イメージと違ってよかったと思いましたが。

全体的に前作の「オオカミくん〜」方がよかったです。
(書かれた順ではこちらの方が先ですけど)

それとあとがきにはサラリーマンの読み切りの事が書いてあって、んん?と思いましたが、電子にはついてないんですね。

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