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stoic na kemono no kyouen
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
暫く「獣シリーズ」から遠ざかってましたが、先日「獣のラブリーストイック」を読んだ時にこちらを読んでなかった事に気が付き、やっと本棚から発掘しました。
やっぱりこちらのシリーズ面白いです。何だかんだと一輝が千春を頼りにしているのも良いし、一輝の事になると千春が狂い出すのが最早お約束で楽しいです。
「獣のラブリーストイック」では千春のあのパンツが登場していなかったので、今作に登場した時には「キタ〜」とニヤついてしまいました。
また二人の体位が相変わらず凄くて、あれを受け入れられる一輝を毎回凄いと思ってしまいます。www
この巻を飛ばしてたのでようやく話が繋がりました。千春に囲われてて自分のボンボンぶりに気が付いて無かった一輝の試練の回でしたが、ようやく自分の得意分野を見つけられたのと、マーキュリー社長との会話で一輝の評価が上がったところで終了してました。
千春の暴走に困りつつも、他人に教育係の千春の事を悪く言われるのは見過ごせない、一輝の千春への愛情も良かったです。
「男の密会はベッドの中で」を購入するのを忘れてたので、慌ててポチりました。
いい感じでコネ入社のボンボンぶりが露見し、凹む一樹が新鮮で楽しく読み進められました。
救いの手となるはずの大郷も、まずは海外出張という名目の元音信不通となり。
訳の分からない部署で一樹が能無し扱いされる理不尽に千春の沸点の早さも納得という所。
それを承知の上で、一樹に新入社員として当たり前のことを経験させようとする大郷の懐の深さ。
面倒だと毒づきながらも、面倒見の良さを見せられ惚れ直してしまいます。
三者三様に困惑し苛立ちながらも、小さな躓きを乗り越えようとする一樹とただただ怒りが募っていく千春。
大郷は敢えての高みの見物を決め込み。
千春が与える世界だけじゃない、世間の広さを知ってまた少し大人になるのかな?と思いたいのですが…。
千春を納得させる方法については少し思うところもありますが、今後三人が絡んでいくのだろうと思うだけでまた次が楽しみになってしまいます。
「獣」シリーズ19作目、キタッ!
今回1冊丸ごとメインCPの千春x一輝で展開します。
ストーリーとしては2作前の「獣は高潔なエゴイスト」から続いている、一輝のマーキュリー社での修行関連。
前作「気高き獣のテリトリー」にてようやく一輝が帰国し、本作でマーキュリーの日本支社で配属される。
が!
…という展開。
表面だけ見れば、千春が一輝の面倒を一から十まで見られないことへの苛立ち、一輝との時間は全て強烈なセックス、みたいな「いつもの」恐ろしいほどの千春の一輝への執着の話ではあります。
ですが、一輝を託されたマーキュリー社専務の大郷もさすがなんですよね…
一輝を謎の左遷部署(?)、「総務第3課」に配属する。
ここは社内のなんでも屋さんみたいな体でその実ナニカのプロ集団らしい。そしてそこの些細な業務で、一輝は如何に自分が世間の常識を知らない浮世離れした坊々だったのか、に初めて気付きを得る。
そしてそれこそが大郷が狙っていたポイント。
だが、一輝可愛さのあまり目が曇っている千春にはまだそこが見えていない…
この千春x一輝のCPは、千春が圧倒的な存在感で「超スパダリ」に見えるんだけど、実際は一輝の方が千春の異常さを正している。すぐ暴走する千春を一輝が御しているのです。
本作もそういう部分が見えます。
一輝がバカにされている事を知り、マーキュリー本社に脅しをかける千春。
どんどん千春が公私混同の残念な男に見えてくる。
そしてそれを当然ツブす一輝の男前が際立ってきている。
19作目にしてこれからどう2人は変わっていくのか?と思わせるところが本作の大きな魅力。
大郷とマーキュリーのボスとの会話の場面も、印象がほとんどアメコミみたいですごく新鮮でした。
ところで……
あんまりはっきり言うと営業妨害になるかも知れないけどさ…
この「獣」シリーズってタイトルが全部違ってて、どれが何作目かわかりづらいじゃない?
本作から買っちゃって、実は19作目って知ったら絶望じゃない?
ここから「獣」ワールドにハマってくれたら私は嬉しいけどさ。出版社さんは何か考えた方がいいと思うな。