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今、恋人の走馬灯の中にいる──
kono sekai wa boku to kimi wo tsunagu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
1年前に「H・K(ホンコン)ドラグネット」が、普段利用している電子書籍販売サイトで課金数ランキングの50位台に入ってて、すごくキレイで好みの絵だったので気になってたんです。
で、まずはこちらを読破。
すごく良かったです。
乃一ミクロさんは初読み作家さんでしたが、素敵な話を描かれる方ですね。
ぜひネタバレなしで読んでいただきたいです。
唯一の不満点は受けの見た目で、ちょっと女っぽいところと、特に髪型。
なぜあんなに常にボッサボサなの…もうちょっとどうにかなったやろ…と思いました。
でも試し読みで一瞬で分かるぐらい、攻めがスパダリでかっこいい。
攻めはほんっっっとに100点満点。
ページ数は151pと少なめですが、逆にそのおかげで一気に読み進められて、まるでジェットコースターのようでした。
短すぎるという不満は皆無で、読後はとても暖かい気持ちに包まれたのですごくおすすめです。
もっと知られてほしい作家さんです。
蛇足ではありますが、実在する霊能者さんの実話マンガ(斎(いつき)さんシリーズ、音羽マリアさんシリーズ)が好きで、その中にもこういった話はよく出てきます。
もしご興味あればそちらもぜひ。
さらにさらに、俗に言う幽霊BLで印象に残っているのはマスシタさんの「愛、see you」です。
そちらもすっごくオススメなのでぜひ。
独特の世界観が面白い
こういう雰囲気というか空気感が好きな人には
ハマるのかなという印象。
卒業をきっかけに
好きだった気持ちを、幼馴染で親友だった男に告げた。
まさか実る恋だなんて思ってなかった。
お前がそう思うならそうしよう。
受け入れられた気持ちに浮かれてた。
そのあとどうなるのかも知らないで。。
事故にあったあと目覚めた場所でみたものは。。?!
これ実は好きだったのは〜な
展開が王道だったとしてもよかった。
なんか優しいんだよ登場人物が(笑
ガッツリせめぎあう話もいいけど
たまにはこういうのもいいのかなと思います。
個人的には可もなく不可もなく、かな
とても良かったです。
乃一先生の線の細い絵と、作品の世界観がよく合っていました!
正直、でしょうね……と、いう感じで読めてしまう展開なのですが、それが分かっていても一途で素敵なラブストーリーだったと思います。
この作品の中で凄いなと思ったのは、主人公2人が繰り広げる世界が走馬灯の中であるというところ。
この発想は、なかなかないと思う。
そして、静かな作品なのにスピード感がすごい。
もう少し丁寧にゆっくり描いても良かったのかな?という気もしましたが、全く飽きさせることなくラストまで走り抜けます。
蓮太が見た目だけじゃなく中身もイケメンだったこと、春生がどんどん綺麗になっていくところも良かった。
不思議なラストも好きでした^^
幼稚園からずっと一緒の春生と蓮太の不思議なお話!
高校の卒業式に告白して付き合うことになったその帰り道、事故に遭う二人。
そこからは本当に不思議な世界。
春生の前に現れた蓮太の姿はまさに幽霊。
死んではいないと言う蓮太。
帯に書いてある
【今、恋人の走馬灯の中にいる】
が、全てです。そのまま。
走馬灯の最後に現実世界に帰る事を怖がる恋人にかける言葉がとても好きでした!
ここ最近読んだ商業BLの中でも群を抜いて厚さは薄かったです。
きっとお話も駆け抜けるように展開早いんだろうなぁと
想いながら読み始めましたが、確かに走馬灯は駆け抜けてましたが(?)
ストーリーのテンポは心地よかったです。
読後に「少ない」とは感じませんでした。
が、まぁ実際薄いんですけどね。。。
あらすじで惹かれ 現物を見ずに取り置きをお願いして
手にするとびっくりするほど本が薄くて正直しまった…とおもいました;
150Pあるかないかぐらいです(厚み約1cmほど…)
先に現物みてたら躊躇してたとおもいます;
これで700円はちょっとな…と感じてしまい少々萎えました(;´Д`)
ホンマ貧乏丸出しなこと書いて恥ずかしいのですが、
でもそういうのって大なり小なりありますよね…?
(きっと私だけじゃないと信じたい←)
そんなこんなでマイナス気分のまま読み始めたのですが、
内容は良かったので救われましたヾ(*´∀`*;)ノ
【今、恋人の走馬灯の中にいるーー】(帯より)
幽霊になった彼と現世と繋ぐお話は、
夢の中でフワフワ浮いている感覚で不安になるような心地良いような不思議な気分。
個人的にはネタバレなしで読むのをオススメします…!!!
評価は萌え寄りかな…。☆3.5ぐらい。
MAXの部分で涙するほどグッとくる場面もあったので萌え×2で上げます。
(ここからネタバレ入れた感想なので注意)
あらすじにもあるように卒業式のあと恋人になったばかりカップルのお話です。
幼馴染みで小さい頃からずっと一緒にいて、これからは恋人としての関係が始まる日。
そんな幸せな日に事故に遭ってしまいます。
次に春生(受け)が目を覚ますとそこは自室のベッド。
事故の後どうなったかわからないままでいると、蓮太(攻め)が霊体で姿を現します。
春生は蓮太が死んでしまったとショックを受けるけれど、
蓮太は「(自分は)生きてるよ」「体は別のところにある」と…。
それならばと春生は本体に会おうと病院へ行こうとしても蓮太に止められてしまいます。
以降、時々記憶が曖昧になり不思議な現象も見られる中で
霊体の蓮太がいつも側に居て穏やかな時間を過ごします。
けれど蓮太の本体が心配で会いたい。
なのに蓮太は病院にだけは頑なに行かせてくれなくてーーーと展開します。
なんとなく途中から展開は読めたものの
【走馬灯の中に他者が入り干渉できる】という点がなんとも不思議な感覚でした。
幼い日の春生と蓮太の出会い。
過去には2人で溺れて死にそうになったこともありました。
幼少~現在を巡っていく春生の走馬灯の中で、
蓮太が春生を現世に連れ戻すために必死に奔走する姿が切ない。
このまま死んでしまうつもりの春生に対し、
めいっぱいの愛情をこめた蓮太の言葉にはもらい泣きしました。
このシーンはめちゃくちゃ良かったです…!!(;///;)
蓋を開けてみればプロローグとエピローグ以外は
ほぼ春生の夢の中にいたお話だったので何とも言えない浮遊感が。
個人的にあまり読まない系統のお話のせいかこの感覚は新鮮でした。
何も気付いてない春生を刺激しないよう注意しながら
現世との繋がりを切らないようひたすら頑張る蓮太に心打たれます(;///;)