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hyakkujitsu no bara
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
互いに強く想いあいながらも擦れちがい傷つけ合ってしまう二人が哀しい…。
国籍・権利・血族など全てを捨ててタキの「騎士」となったクラウスはタキを求めるが、戦場において清浄潔斎を求められる師団長という立場のタキはクラウスの想いに応えることができない。
そんなタキをクラウスは無理やり抱いてしまう。
伝わらない想いに苛立ち感情にまかせて酷いことをしてタキを傷つけ、それによってクラウスもまた深く傷ついていく……
そんな二人の関係にハラハラしながらどんどん夢中になって作品にの世界に引き込まれていきました。
時折みせるクラウスの恐ろしいほど冷たく悲しい目、遣る瀬無い悲痛な表情に胸が苦しくなる……。
印象的なのは学生時代の回想シーン
藤の花の下で雨に濡れる二人。
戦争の影響で国外退去処分を受け、帰国後は戦争の指揮をとらなければならないタキにクラウスが
「なんだったら俺の国へ来るか?」
「なんとかなるって なんでもやってその日の糧を稼いで生きて――悪い人生じゃねぇと思うぜ」 と誘う。
タキは自分には領主としての責任があり領民を守りたいと断るが、その瞳には涙が浮かんでいた。そこにあるのは
「お前とこの空のむこう どこまでも行けたらよいのに」 という伝えることのできないひそやかな願い。
部屋に戻ってクラウスはタキを抱くがタキも怯えながらもそれに応える。
激しくクラウスを求めるタキの色香は凄絶だ。
学生時代は確かに想いが通じあっていたのに…と思うと現在の関係が一層切ない。
戦火の中で二人の関係はどうなっていくのか…。
今後に期待です。
OVA化される前にとりあえず原作読んでおこうと思い購入。
某錬金術師な漫画を思い起こさせましたが、やはりそれで同人活動してらしたんですね。
師団長タキとその騎士クラウス。二人は主従関係であるが、実は肌を重ねる関係である。
10年前二人は運命的な出会いをし、その後学生時代に再会、クラウスはタキの騎士となることとなる。
クラウスはタキを激しく求めるが、タキは拒絶。「最初に求めたのはタキのほう」と苛立つクラウスだが、タキが拒絶するのには理由があった。
タキは汚されてはいけない「神」たる存在。そのタキがクラウスのキスを受け入れ、何度も肌を重ねているのだから、タキの気持ちもわかってあげてほしい。(しかも初めてのときはタキのほうからも求めているじゃありませんか…!)
しかしなんとゆーか、クラウスのタキへの執着ぶりはちょっと怖いな…
BLという言葉では片付けられない、何か…読んでいても不思議な感覚です。萌えです。
作品の世界に引き込まれました。
痛いけど、切ない。見てるほうとしてもなんかついに不安。
舞台が戦場だからということもあるかもしれませんが、二人の関係が危うすぎて、不安。
続きが気になるけれど、一方では続きを見るのが怖い気もします。
切ないのは切ないけど、号泣するような場面はまだないんですけど、読んだ後にぼーっと放心してしまうような不思議な感覚です。
とりあえず、昔からファンタジー好きな私にとって、この作品はハマリにハマっているのではないか、ということで「神」評価で。
はじめ読んでも話がよくわかりませんでした…現在の話と過去の話が交互に出てくるからかな…
何回か読んで徐々にはわかってきたんだけど、時系列としては
10年前出会い。お互い禁断の一目ぼれ?「お前が私の騎士ならよいのに」→学校にて再会「お前とこの空の向こうどこまでも行けたらいいのに」→「俺を連れて行け 俺をお前のものにすればいい」→「これでずっと一緒だタキ」
…であってるのかな…??
肉級編が一番わかりやすかったな!可愛かったし!
掲載されていた『コミックアクア』が休刊になり、続編は?と心配していたところ、稲荷家先生から発表がありました。先生のHPのinfomation『百日の薔薇』について、と言うところに8月12日に追記があります。版権関係の手続きが終わってから、新たな掲載先を探すと書かれているので、手に入れやすい商業誌がいいですが、どんな形でもこの物語の最期を見届けたいと思っています。
領主であり師団長のタキ・レイゼンと彼のただ一人の騎士クラウスの運命の恋と戦いの物語です。主人公のタキとクラウス、周りのキャラたち、そして背景までもが綿密に描かれ、重厚な物語に深みを与えています。「美しくて鮮烈で、気高く凶暴で、危うい」と評されるタキが言葉のままにそこに描かれる圧倒的な画力は素晴らしく、戦場での気高い様は『狂える花』そのものです。領民にとって清浄潔斎な決して手折られることのない花、『魂の拠』と神格化された存在のタキは、クラウスへの思いを口にすることは許されず、「俺を欲しがったのはお前の方だ」と自分を凌辱するクラウスからの痛みを、己への罰のように受け入れています。前後して挿入される過去のエピソードが美しく儚くて、まるで夢の中の出来事のようです。出会った日の幼いタキの願い。10年後に再会したタキが口にした、小鳥の囀りのような美しい言葉。そしてお互いに総てを求めあった機甲学校での最後の夜。花を手にするように優しくタキを抱くクラウスと、口を噤んだままクラウスを受け入れ、自らも激しく求めるタキとのベッドシーンは、息詰まるような展開で一コマ一コマが美しく、言葉にはしないタキの心情が心に響き、静かで煽情的です。タキにとって、領主でも師団長でもない、ただ『タキ』として抱かれた、最初で最後の夜になると思っていたのだと思います。
スパイ容疑をかけられ、拷問を受けるクラウスを、傷つき熱のある体をおして助けに来たタキの姿は息を飲むほどに美しく、クラウスが跪きタキの剣に口づけて主従を誓うシーンにはため息が漏れました。
タキは純潔であるべき総ての領民の『魂の拠』。小鳥の囀りの意味を知ったクラウスはどうするのでしょうか・・・。
BLの世界に私を貶めた作品の一つがこの“百日の薔薇”この作品と出会わなければ、今の私は存在していないでしょう。
3年前に電子コミックで読んだのがこの作品との出会いでした。画のすばらしさ・綺麗さに衝撃 男同士とか同性愛とかそんなことはすっとんで一気に引き込まれるほどのエロ綺麗さに言葉をなくしてしまいました。
軍人で学生時代はルームメイト そして現在は主従関係にあるタキとクラウス お互いがお互いを心から求めているにも関わらず、主人であるタキは立場的にもクラウスを受け入れる言葉一つ告げることも認めることもできず拒絶姿勢を崩さない そんなタキに対してクラウスは力を持って主人を陵辱する しかしクラウスもまたタキの心がほしいだけ 学生時代に初めて自分を受け入れてくれたタキ あの時のタキがほしいだけ なんて切ない なんて歯がゆいvvv 3年前 続編で百日の薔薇Ⅱが出てることを知り 本屋さんをハシゴして購入したのを覚えています。 本作品は現在もコミックアクアで連載中 稲荷家先生の画力が私をこの世界の虜にした!といっても過言ではありません 稲荷家さんの綺麗リアルエロ 是非皆さん一度稲荷家房之介の綺麗リアルエロをご堪能くださいvvv
野に咲き誇る気高い藤のように、
あるいは丹精込めて造形された至高の薔薇の如く、
これ程花に例えられ見劣りない男を初めて知りました。
蜜が滴るような芳しい色香と、戦場においては鮮烈で危うい
軍人の顔を見せるタキの存在は圧巻です。
敵国の軍人同士でありながら主従の契りで結ばれる
指揮官タキと彼の騎士クラウス。
戦況が悪化したタキの故国へ、全てを棄て付いてきた
クラウス達の周囲は、常に一触即発の戦線でした。
互いを求める想いは確かにあるのに、
それは決して言葉にはされません。
高貴な血族のタキは民の上に立ち統べる身であり、
古い信仰により神の依代となる存在。
その身の穢れは死にも等しいもので、
どれ程クラウスが求めて体を繋げても、ただタキの心身を
傷付けるだけの事実が哀しいまでに溝を作ります。
このタキの色気たるや凄まじいものがありまして。
クラウスに組み敷かれても声を立てず服を、腕を噛み
必死に堪える様さえひたすら美しい。
うなじから腰にかけての滑らかな曲線には見惚れるばかりです。
「大河ロマン」と銘打たれる通り、壮大な戦争ファンタジーで
軍服、狩衣、銃、戦車、戦闘、オヤジなど、ご本人の「好き」と
「萌え」がこれでもか詰め込まれております。
それでも、一切の妥協を感じさせずぐうの音も出ない程に
見せつけられては、喜んで降伏する他ないのでした。
OVAから入りました。
とりあえず、軍モノというワードに惹かれる方にはドンピシャではないでしょうか。
世界設定や背景、戦車などかなり丁寧に描かれており見ていて気持ちいいほどです。あ、あと受けの泣き顔に力が入っているような。
ストーリーに関しては一度読んだだけではすべて理解出来ないかもしれませんが、肉球編というかなり肩の力を抜いた巻末おまけ漫画で分かりやすく解説されているので問題ないと思われます。
メインカップルは主従関係なのですが、私はこの作品で属性に目覚めるほどはまりました。
戦場では派手に戦って、体も態度も特大サイズな攻めが美人受けにかしづく様は萌えです。さらにこの二人の場合はパワーバランスがエロシーンで崩れても、一瞬で元に戻るのがいいですね。これぞ主従関係というか女王様受けの成せるワザかと。
キャラクターも魅力的です。私が推したいのは受けのタキ様。まさに様づけされるのにふさわしい、美しく気高く女王様なツンデレです。そして意外と泣き虫様なところが加虐心を煽りますね。
ツンデレ、と言っても作品がシリアス傾向なだけにテンプレ的なデレ(べっ!べつにあんたのために以下略)はしていただけません。そこがまた気高くて良いのですが。
それから脇役のおじさまたちがいい味出してます。本編でも、肉球編でも。タキ様が気高く美しく真っ直ぐ育ったのはこの方たちの功績ですね。肉球編でのはっちゃけっぷりも可愛いです。おじさま萌え属性は持っていないつもりだったのですが、不覚にもやられました。
そしてこの作品、世界観も濃厚ならえろシーンも濃厚といえます。が、いわゆる萌えエロ(ハートいっぱいみんな気持ちいい)ではないので苦手な方はご注意を。あまりデフォルメされたエロではなく、痛みもあります。かなり体格差のあるカップルでもありますから、ごつい体に組み敷しかれる黒髪受けは必見かと。
攻めのことも語りたいのですが、下手に触れるとネタバレになってしまいそうなので避けます。
軍モノですから全体的にシリアスで痛いシーンも目立ちますが、それらさえ地雷でないのであれば大々的にオススメします!
とくに、美人ツンデレ黒髪受け 主従関係 軍モノ ハードエロ などに引っ掛かる方はまず間違いないと思われます。BLだけど、しっかりしたストーリーを読みたい方も是非。
深くはまった方は先生本人が出されている同人誌とovaにも手を出しちゃってください\(^o^)/
とにかく質の高い作品だと思います。
タキとクラウスの恋も、時に切なく、時に甘々、エロエロ、萌え萌え・・・
で、とってもいいんですが、
それを抜きにしてストーリー自体すごく面白いし、設定がしっかりしています。
一番すごいと思うのは、表情とかの描写がとても見事で、
物凄く細かい所にまで気を配って描かれているのがわかる所です。
たとえば、セリフも心理描写も何もないページで、ただ絵だけでしっかり語ることができているとか。
ストーリーは時系列ではないし、伏線張りまくりなので、読んでて謎も多いんですが、
続きを読んで初めて一つの真相が明かされたとき、
前の話を読んで、改めて言葉の意味とか、表情に隠されていた気持ちとかが分かったりします。
なんというか、小説で言えば、面白い作品を書く作家はたくさんいるけど、
「文学」といえる作品は、面白いだけでなく、違一種の芸術としての質の高さがありますよね。
それと同じで、「百日の薔薇」は面白いだけではない、芸術的な質の高さがあると思います。
のびのびになってる3巻(4巻)、いったいいつになったら出るのかな??
ちるちるトップのトピック内で、この作品を知りました。
評価も高く、しかも軍服、戦場、美人受け、上下関係などなど大好物ばかりですぐに購入。
一巻が発売されたのが9年前ということで、当時の私の年齢は十代前半。当時はラブラブきゅんきゅんな少女漫画的なBLが好きだったので、今作に出会っていてもストーリーも何も深く考えずに読んでいた事でしょう。
そこから、9年経ちました。沢山のBL本を読みました。人気の作品も、あまり評価の高くない作品も。甘々モノからDVモノなど本当に沢山のBL本を読みました。作風の好みも変わりました。作者の方が、どういった気持ちで作品を描かれたのか考えながら読んだり、キャラクターの表情にも気をつけながら、時には、時代背景を勉強して話を進めたり…私なりのBL本の読み方を確立してきました。
そして、今作品を拝見してストーリーとキャラクター設定、人物、表情、服、背景、戦場、性の描写が私の心を捉えました。言葉にないから表情で読み取る、今、受けのタキはこう考えていると思う!いや、もしかしたらこう考えてるかもしれない。私なりの解釈でページをめくりました。ここ何年かで拝見した作品の中でもコマ割りのレベルが高いです。戦場シーンも緊迫した感じが伝わってきます。
今作品が発売されたのは9年前。私が手に取ったのは9年後。
今作品を発売日に購入された方には読むの遅いって思われるかもしれません。しかし、私は、今の年齢になってから今作品と出会えて幸せです。これから何回も読み返して、その都度の解釈を楽しんで拝見します。
長年評価され続ける今作品に敬意を表します。
最後に、作品のレビューというより自分語りのようになってしまいすみません。
物凄いものを読んでしまったという感じ。ここ最近読んだ中で一番面白かった。
まず軍モノというのが良い。流行りだけど、漫画だと手を出しづらいジャンルだと思う。知識はもちろん、凝ろうとすると作画が大変なことになるし。しかしこの作者、BL以外の作品でも軍モノを書いていたり、ミリオタなのか、造詣の深さを感じさせる。本作も例に漏れず、BL漫画では珍しくコマの外に戦術などの注釈が付いているほどw
そして作画がめちゃくちゃ良い。戦闘シーンなんかがメインになる話もあるので(というかほぼそれ)、武器から戦車から背景から、何から何まで手が込んでる。特に表情が素晴らしい。セリフやモノローグではなく、キャラクターの表情に語らせてる感じ。特に受けの泣き顔は最高。全体的に漫画が上手いなあと感じる。コマ割りとかめちゃくちゃ上手です。
メインカップルの2人はもちろんだが、脇を固めるキャラもかなりいい味出してる。タキ様(受)に仕えるオジサンたちが皆いいキャラです。
そしてやはりタキ様!領民を預かる主としての姿や攻めに見せる(見せられない)情、乱れる姿。清廉潔白、を表したような人で、巫女のような立場らしく貞節を守らなければならないのだけど、攻めに乱される姿は壮絶。
どう見ても両思いでタキ様もいけない事だと知りつつも受け入れているんだけど、いかんせん本番はほとんどレイプ状態。嫌がっているというよりかはセックスにかなり痛みを伴ってる感じ。そりゃあ、戦場で、領民を預かる身で、そんな事はしてはいけないという意識もあるんでしょうが、とにかく出血がもうひどい。こんなんじゃいくらお互い思いあっててもエッチ出来ませんわ。タキ様がいくら受け入れたくても肉体的に無理となっちゃあそりゃ限界があるし耐えられない。でもそれで拒むと、攻めはなんで拒むんだ、と、元々お前から求めたんだろう、と。そして攻めはいっそう激しくタキ様を追い詰める。いや察してやれよ。でも肉体的な限界で、思いあっていてもわかりやすい形として繋がれないというのは苦しいなあ。
OVAを先に見たので世界観がつかみやすかったかもしれません。
コミックスもOVAも同じような構成なんですが、一読しただけでは 時間の流れとか、クラウスとタキの気持ちとかがわかりづらいところがあります。
それでもやっぱり好きなのは何よりクラウスとタキが魅力的だからでしょう。
クラウスの狂犬っぷりはかっこいいし、タキの直衣姿はあでやかで、ひとコマひとコマが実に魅力的です。
本格的な濃いストーリーで、脇キャラもキッチり立っていて、よその軍服モノとは一線を画している感があります。
そして『肉球編』
オリジナルのシリアスな世界から一転 ケモミミモード。
一目惚れでお尻尾ブワッって、もう萌えるしかないじゃないですか (*´Д`*)ハァハァ