君ありて幸福

kimiarite kouhuku

君ありて幸福
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×26
  • 萌22
  • 中立11
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
11
得点
181
評価数
62
平均
3.2 / 5
神率
25.8%
著者
山田袋 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
価格
¥710(税抜)  
ISBN
9784575380460

あらすじ

たなと先生絶賛!(『スニーキーレッド』『PERFECT FIT』)
「関西弁の"悪魔"に翻弄される初心な大学生の男の子と思いきや…!?
狂気を孕んだふたりの関係の行き着く先を知りたくて夢中で読み進めました。」

【断れない大学生×アソビ好きな悪魔】
「今すぐボクと“遊んで”や 人助けやと思って」お人好しの大学生・環は、
黒い羽根と尻尾をつけた関西弁の男・佐久間に出会い
アパートに引きこもって淫らな生活を送るように。
願われるまま行為に応じていた環だったが、歯車は徐々に狂い始め…。
「このBLがやばい! 2019」ランクイン、「ちるちるBLアワード 2019」ディープ部門ノミネートの
新たな鬼才が描く、堕落と贖罪の物語。

コミックス描き下ろしエピソード&珠玉の短編『川の水は甘い』も収録!!

表題作君ありて幸福

横井 環,断れない大学生
佐久間 亜太郎,アソビ好きな関西弁の悪魔

同時収録作品川の水は甘い

藤沢,映画俳優
満,田舎の仕出し屋

その他の収録作品

  • side episode (描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下イラスト
  • カバー折り返し

レビュー投稿数11

帯ホイホイ

「たなと先生絶賛!!!」の帯に惹かれて読んだのはもう5年近く前だろうか。そのときは全然ハマらず、評価をつけるなら萌ですらなかったかもしれない。満を持して5年ぶりに読んだら、かつてよりはなんか理解できる部分もあるかなって気持ちに。それでもそこまで納得できてはいない。不条理文学とかも苦手だけど、不条理とまでもいかない…まぁでも道理の掴み難い作品だと思う。それにしても何故この帯なのか。たなと先生の作風やたなと先生が好きな層にはあまり刺さりそうになくないか。

0

訳が分からない

大学生の環が関西弁の佐久間と出逢うところから始まります。
ホラー要素があり、人形が怖かったり、環が佐久間の首を絞めたりするので苦手な方はご注意下さい。

悪魔の羽や尻尾がある佐久間が環なら一緒に堕ちてくれそうだと環に悪いことを教えていきます。
どうしてそうなったのかについては全く語られず、環と佐久間の言動を読み手がどう読み解くかに委ねられているので作品の空白部分を自分で埋められる方にオススメです。
私はどうしてそうなったのかを作品で語って欲しいタイプなので合わなかったです。
特に人形を使っての出産の真似事は訳が分からなくて怖かったです。

DMMは白抜き修正でした。

0

悪魔か人か

ちょっとお話の中で分からないことが多くて、読み終えたあと、作者さんの伝えたいことが理解しきれなかったという感じが残りました。のでこの評価です。
でも、同時収録されていたお話が結構よくて、そちらは萌評価。

表題作は、親切な横井が悪魔を拾う話。佐久間は黒い羽があってしっぽもある。そして助けてと始終体の関係を迫る。親切で人付き合いのよい横井はだんだん大学に行かなくなり、バイトもさぼって官能にふけるように。この辺の堕落する感じがあまりいい気分ではないですね。

結局佐久間はなんだったのか。文字通り悪魔のようですが、横井の母の話もあって今ひとつすっきりと納得できなかった。

もう一つは、河童の話。
昔都会でA○監督をしていたという総菜やさんが、河童に合う。こちらは、今は堅実な暮らしをする陰のあるイケメンと、愛されたいと願う河童のラブストーリー。

どちらもファンタジーですね。確か以前は宇宙人のBLも描かれていた気がします。
ファンタジーがお得な作家さんかもしれません。

0

関西弁が性癖

表紙でずっと気になっていてやっと読みました。
思った通り絵柄がすごく好みで、雰囲気も良い感じだったので数ページ読んだ時点でもう胸がいっぱい…。

関西弁って良いですよね。キャラデザとも合っていて違和感なく読めました。
悪魔(インキュバス的な…?)だから不思議な力で攻めも絆されているのかな?と思ったのですがそうでもなかったみたいです。

もともとホラー漫画として描いていたためか、少し表現がホラーちっくの怖いページがありました。

100%理解するには私には少し難しかったです。他の方もレビューで書いていましたが、この作者さんは作中で全部説明してくれない作風?なので読み手の解釈の幅が広がるなあという感じです。よく読むとこういうことだったのかな…?とわかる気がします。
ただわからないなりにわかる点もあり、絵柄と雰囲気の好みで高評価です。


同時収録作品も好きです。そっちが受けなの?とは思いましたが…。河童というのも他ではあまり見ないので面白いなあと感じます。

1

NoTitle

人間×悪魔という好きな題材のはずなのですが個人的にはそこそこです、
デビュー単行本が好きなので期待しすぎたのかも。

方言の悪魔というのは面白いし赤い角や尻尾も格好良いとは思うのですが。
ここでいう悪魔とは他人の心の隙につけこむ何かであって、
それ自体は影でしか登場しません。

極論するとキャラデザを抜きにすれば普通の人間同士でも成り立つので、
少しだけ物足りないのかもしれません。

同時収録の河童は面白かったです。

1

よくわからなかった・・

表題作の方は、結局、受けは悪魔なのか人間なのか、よくわかりませんでした。

病院にいた時点で、本当は人間だったっていう種明かしがあるのかと思ったら、そういうわけじゃないみたいだし・・。

攻めに会うちょっと前に死のうかと思った時に、悪魔みたいになった。
だから攻めの名前とかも知ってた。
攻めが受けの首を絞めて殺したと思った時に人間に戻った。
殺したと思ったのと精神的におかしくなってたので、受けは攻めを母親だと思い込んでベッドに縛って変なことしてた。
生きてたとわかって目が覚めて、受けを病院に連れて行った。

受けが攻めに会った頃から首絞めまでが悪魔だった期間=ケッタイなオカルト現象

物語中で羽とシッポが描かれてたのがそのまま悪魔になってたオカルト現象期間

受けも、どういうことだったのか自分でわからない。

攻めも受けもそれぞれ理由は別だが、心に悩みを抱えてて、それがあの二人でいたオカルト現象期間に表面化して、スッキリした。

って事なんだったとして、あれは本人にも謎なオカルト現象だったって事なんだとしたら、ものすっごくわかりにくいと思う。

オカルト現象から元に戻ったところの切り替わりとか、どういう事だったんだっていうのをもっとわかりやすく書いてくれないと。

最初読んだ時は、はぁ?って感じでわけわかんなくて
ちょっと読み返してみて、もしかしてこういうこと?って思ったことを書いてみたけど、受けが自分でもよくわかんないけど何かに変わってたっていうのがわかりにくい。確かに言ってはいたけど本人の変化が羽等だけで中身が変わってないし。

攻めの悩みみたいな部分も、父親の反応の意味とかいろいろわかりにくくて、理解しにくかった。

河童の話の方は、表題作に比べるとまあまあよかったです。

表題作は中立、河童は萌でした。

kindle unlimited

1

絵がめちゃくちゃキレイです

絵は見やすくて今風でキレイで素敵です。表紙も惹かれます。センスがすごい。

キャラも、真面目な大学生と関西弁の小悪魔といういままでにあまりない新鮮さ。
関西弁受け良いな、とこの作品を見て思いました。
ふたりの出会い方もドラマティックで可愛いです。

真面目な攻めが、奔放な受けと出会い、いままでの真面目さが嘘のように崩れていきます。
最後は受けを監禁し縛り付け、首をしめて殺人未遂(?)してしまうまでに落ちていって。
攻めをこんな風に変えてしまった受けは何なのか。
本当の悪魔なのかと思っていたら……。


先が読めない展開でしたが、ストーリー的にはよくわかりませんでした。
なかなか難解で何度も読み直さないと理解できず。読み返しても分からないところが多々。
いきなり悪魔の羽がなくなっていた…。

ストーリーだけなら中立なんですが、絵のきれいさと関西弁の小悪魔受けのかわいさ合わせて萌2といった感じ。

1

ホラー?ファンタジー?不思議な空間

Renta!
修正…見えない描写
カバー下、裏表紙、カバー折り返し部分…あり
あとがき…あり
Renta!限定描き下ろし付き

1

不思議なお話

ちょっと私には難しかった作品。
ファンタジーでちょっとホラー(?)気を含んだお話でしたが
「重い」というか「ダーク」って表現がしっくりくるかな。

人の頼みを断れないお人好しな大学生・環と、羽と尻尾が生えている悪魔・佐久間。
でも、環は優しさから人の頼みを聞いてしまうって訳ではなく
過去から引きずる思いから少しでも楽になりたくて人の役に立とうとする・・・。
佐久間は、出会った当初からちょっと不思議な雰囲気あったけど
環の部屋に入り浸ってからは不思議感が最高潮。

佐久間は悪魔だったわけではない・・・ようだけど
ちょっとラストに向かってどんどん難しくなって私の脳が付いていけませんでした。
でも、作品がどうとかっていうより、完全に私の理解力不足感が原因です。。。

2

何度も読み返してしまう

前作『とろける恋人』からとても気になっていた作家さん。
今作も読後、激しい「やられた~」感に襲われています。
タイトルを読み、本編を読んで、再びタイトルを読んで「ああ、ひょっとしてこういう意味か?」と考えているうちにまた読みたくなって本編を読む……2度ほどこれを繰り返してしまいました。

理詰めで説明をしてくれないのですよ、この作者さん。
1から10まで、ピタッとスッキリさせてくれないのです。
その余白が、私にとってはとても魅力的に映ります。
「素直に解釈すればきっとこういう話しなのだろうな」と思わせつつ、素直な解釈を拒んでいる様な語り口なんですよね。だから読んでいて混乱する。
でもそれは、こちら側の想像を激しく掻き立てるものなので、同じ話なのに何度も何度も楽しめました。

作者さんがあとがきで書いてある様に、表題作はホラーです。
物語の解りづらさも相まって、非常に日本的なホラーだし、サイコっぽい感じもあります。
ただ「この話のジャンルはこれ!」と言い切れないものがありまして、そんな感じで揺らぐ部分も魅力的に感じました。同時収録作品も同じ様な匂い。

かなり好きか嫌いかが別れる作品だと思うのですが、ハヤ〇ワとか創〇の翻訳ものがお好きな方の中には「とっても好き~っ!」と思う率が高い様な気がします(大雑把な分類なんだけど)。

この本を読んで、かなり前に亡くなった人気小説家が、自分の小説が入試問題になったことに触れて「選択回答に書かれているように一言で表せるならあえて小説を書くことはいらないんじゃないか」という様なエッセイを書いていたのを思い出しました。
そういう物語だと思います。
多分、また読み返すでしょう。それも何度も。
……もう、頭を使いすぎて『萌え』は削がれちゃいましたよ(笑)。

13

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