とろけるたまごとベッドの中で

torokeru tamago to bed no naka de

とろけるたまごとベッドの中で
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×233
  • 萌13
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
20
得点
378
評価数
92
平均
4.2 / 5
神率
44.6%
著者
ミブヨシカズ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
ニチブン・コミックス MeltyBullet
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784537139198

あらすじ

ユウとケイゴは付き合って10年の仲良しカップル。
朝起きて、ご飯を食べて、仕事に行って――2人一緒に過ごす何もない日常。
病める時も、健やかなる時も、にこにこ、ほっこり、いちゃいちゃしたい!
日本中のどこにでもいる普通な彼らは数々の問題に直面し、共に向き合って生きていく。
最後に待つのは君との未来! ! ゲイカップルの同棲【日常】BL

表題作とろけるたまごとベッドの中で

若林圭吾(29歳・リーマン・交際10年のカップル)
小野寺 優(29歳・シェフ・交際10年のカップル)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数20

これは、現実的。みんなに読んで欲しい!

すごく素敵なお二人のお話でした。
とても、現実的な事に触れていて、作中にしっかりLGBTが、テレビで解説されていたり。
ケンゴさんが、同性婚について調べていたり。
読みながら、やっぱり普通に結婚するのとは、違ってハードルが高いんだな…と、私も理解しました。
「ただ、好きで一緒に居たいだけなのに」
「なにも、悪いことしてないのに」
これは、刺さりましたね。
私自身、偏見も無いし、実際そのような知人も居たのですが、抱える物が違うんだなぁ・・・と。
「幸せになる権利はある」
そーですよね。その通りです!

そんなシリアスな問題も入れつつ、ケンゴさん&ゆうさんカップルには、とても癒されました。

ワンコ系ケンゴさんと、ふんわり癒し系のゆうさん。めっちゃ、お似合いだし。
読んでいて、ふんわり幸せを読者に与える素晴らしい作品でした。

作者さん、ありがとうございます!
これからも応援してます!






1

ゲイCPの現実 マッチョを添えて

初読みの作家さん。
表紙から溢れ出るマッチョ感に、マッチョ苦手な身としては身構えざるを得ませんでしたが、苦手を凌駕する勢いで「おいしそうな食べ物」の気配を察知して購入。
苦手と分かった上でも食べ物が見たい。

大学1年から付き合い始めて10年。一緒に暮らして5年。
28歳になったリーマンの圭吾と料理人の優は、ケンカもなく穏やかな毎日を送っていた。
そんなある日、テレビでパートナーシップ制度のニュースを見て…。

2015年11月に「パートナーシップ制度」がスタートしてから、早いもので5年半近くが経ったんですねぇ。
それまで戸籍上はただの「他人」、どうにかして関わりを作るには養子縁組しかなかった同性カップルにとっては大きな前進の一歩となった制度。
ただこの制度の広告塔のような形になった女性同士のパートナーがわりと早くに関係を解消したりして、法的拘束力のある異性間の「結婚」よりも軽い感じが付き纏うのも事実。
でも公的に「パートナー」と言えるということは、必然的にカミングアウトも伴うわけで、まだまだ圧倒的多いであろうクローゼットの方々には敷居が高い制度かなあと思います。

この作品ではこの制度をきっかけに、円満だった圭吾と優がそれぞれの直面する現実を知って、「2人がしあわせに暮らしていくために必要なこと」を考えていく過程がつぶさに描かれていました。
優は敬語と同居するタイミングで両親にカミングアウト済み。
その結果、5年間両親と顔を合わせることなく、疎遠になっています。
圭吾はニュースを見てその気になるけれど、彼はまだ「ゲイ」であることが周囲に知れたあとの現実を経験していません。
一見、2人の関係を知った上で温かく迎え入れてくれているように思えた圭吾の祖母と母も、「親友」だからそういう対応だったわけで。
10年もの間、家族にすらカミングアウトをしてこなかった相手へのモヤモヤ感、ゲイを嫌う職場のオーナーのこと、同性を好きになっただけで絶縁状態になった両親。
優の周囲には「同性カップルのつらい現実」が渦巻いているんですよね。
その一片も知らずに能天気に「パートナーシップ宣誓しよう!」なんて言われたら…。
その辺りの心理描写が秀逸です。
このままでいいのにという戸惑い、何も知らないくせにという怒り、制度が出来たからと言って世の中の人々の目は変わらないという諦め。
いろいろな感情が優の中で渦巻いているけれど、でも根底にあるのは「圭吾とずっと一緒にいたい」という願いだから、分かってない圭吾に読者までモヤモヤ。

そのモヤモヤの部分を、敬語がひとつずつしっかり自分で見極めて、対処していくのが良いんです。
自分の家族のこと、それまで知らなかった優の両親とのこと、自分自身のこと。
制度に躍らされるのではなく、自分たちがどうなりたいか。
そういった問題をきちんと考えて、答えを出していく誠実さが伝わってきて、ああ、これが優の惚れたひとなんだなと思いました。

ときめきばかりがBLじゃないんですね。
じんわりと温かく沁み込むような深くて大きな愛を見せていただきました。
途中から食べ物!なんて気持ちは消えて、マッチョも気にならないと言ったら嘘になるけど、そこまで気にならずに読めました。
食べ物が好き!でも、マッチョが好き!でも、どんなきっかけでもいい。
ぜひ多くの方に読んでほしいなあと思う1冊でした。

0

かわいいけどリアル

付き合って10年同棲して5年、お互いを大事にする二人の日常が、
淡々と描かれている。

大きなドラマもなく、おそらく現実でもこんな風な問題を抱えながら、息苦しい社会の中で、疑心暗鬼になりながらも、お互いの幸せを探し、求めていく同性カップルはいるんだろうな。

すごくリアリティのある世界を描写し問題提起もしているが、絵柄とあいまっで深刻になりすぎず、程よいバランスが保たれている。

ファンタジーで萌えのBLも好きだけど、たまには多様性とは何ぞやってBLと現実を行き来して考えるのもありかなあ。

1

素敵な作品すぎて

付き合って10年のゲイカップルのお話だと思い込み、試し読みで惹かれたのであまり深く考えず読みだしたことに後悔

重たかった
同棲とか結婚とかカミングアウトとか職場とかとにかく世の中にはいろんな人がいて、自分自身もいろんなところに所属してるのだと思い知らされるお話

BLはファンタジーでちょっとエロが過ぎるくらいが好きなので、この作品は重たかった

ただ純粋に10年のカップルの日常がみたかった
昨日何食べたのようなお話を勝手に想像してました

0

甘さも、苦さも。

可愛いだけじゃない、えっちなだけでもない、ゲイカップルの抱えるリアルな問題と正面切って向き合った、真剣なBLです。

ほのぼのとした日常のあたたかさ、かけがえのない大切な人と生きていくこと。
その幸せを守るために、何ができるのか。
差別、偏見、制度の壁…「好き」だけで乗り越えられるほど、決して簡単ではない現実。
互いに傷付きながらも、迷い、悩み、葛藤し、二人なりの答えを探す姿に胸を打たれます。
深い愛情を感じられる作品です。

絵柄も綺麗で、作中に出てくるごはんイラストはどれもとても美味しそうです♥
私は単行本を購入致しましたが、カバー裏のオムライスは一見の価値アリです✨(´p`*)
笑顔で囲む食卓のシーンにも、家族のぬくもり、大切な居場所に込めた思いが伝わってきます。

もちろんえっちなシーンもあるわけですが、いちゃいちゃ甘々もしっかり堪能できます!
むっちりお肉が好きな方には自信をもっておすすめします!!^^///
触れる手の優しさや、柔らかい表情、愛情ダダ漏れの眼差しにも胸キュン必至です♥

少し重いお話ではありますが、得るものの多い作品です。
興味を持たれた方は、是非、試し読みからどうぞ!ヾ(*´∀`*)ノ

1

ぷにぷに ぽにぽに

~ミブ先生ワールドへようこそ~
と手招きされ、ご本を読んでみたら
好きになること間違いなし!
溺愛アベックお好きな方々カモンです♪

ぽにょぽにょ柔らかそうな
美味しそうBODYなユウ

ユウとは違うガッシリとした
肉づきが良いBODYなケイゴ

一緒に生きていくために
悩んだりぶつかったり…
だけど最後は2人で乗り越えてゆく(*^^*)

そんなとろたまな世界を影から見守っていたくなる
心暖まる大好きな大好きな作品です(*^^*)

またの名を!食テロとろたま漫画!
ミブ先生が描くお料理はどれもほかほかで美味しそうっ♪

ぜひっご堪能あれ~☆ミ

1

地味な世界で語るからこその作品

 恋愛に都合よく構成されたファンタジー世界が舞台ではなく、登場人物が特殊な能力を持っているわけでもなく、両思いになるまで波乱万丈のドラマがあるわけでもない、本当に地味な世界の地味な登場人物の話なのですが。
 その分、まるで近所のお兄ちゃん達が悩んだり喧嘩したり悲しんだりしているように身近に感じられるお話です。
 死とか運命とか世界の存亡なんかは関係ないけれど当人達には重い問題を扱っています。とはいえ、むちむちむきむきお肉とエロスとおいしい料理を堪能してるうちに自然に理解したり応援したくなるような巧妙なつくりなので、肩肘張らずに楽しめるはずです。
 できれば、「最近のBLは悩まなくなった」と嘆いているお姉様方に見ていただきたいです。悩める主人公達は一周してまた別のレベルで苦悩して解決していってるんだよ、って。
 1巻完結でもやもやが残らない気持ちいい作品でした。

2

いいなぁ~、この作品。

表紙が好みの感じではなかったので、1度はスルーしたものの、なぜか気になって読んだ1冊。絵がとても綺麗だし、エロさもいい感じにあるし、そして何よりストーリーがいい。直感を信じて買ってよかった!私の中ではここ最近の1番のヒットかも。

1ページ目から鍛え上げられたボディのイケメンくんと、甘いお顔のむちむちボディくんという私の大好物の二人の濃厚キスから絡みへという、なかなか刺激的な始まり方だったので、どんだけエロエロの話だよと過度に期待をしてしまうのですが(笑)とにかくお互いが大好きで大好きでしかたなくて、心から大切にしているのが、ちょっとした一言や態度から溢れ出るように伝わってきて、すごく幸せな気分を味わうことができた作品でした。

ですが、内容としては、終始甘々、いちゃこらというわけではなく、じわじわとストレスをかけられていくような展開。何気なく発せられた差別的な一言や態度に傷ついたり、ゲイとして生きる自信を失いかけたり、家族との確執に苦しみ、一旦は距離をおきながらも、二人で壁を1つずつ乗り越えていく姿に、ただ愛する人が同性というだけで、こんなにも障害があるんだよなぁと改めて虚しくなる一方で、お互いのために強くなる二人にじ~んと胸が熱くなりました。

そんな二人の日常を描くことで、LGBTの方々が普段から抱えている苦悩や、生きづらさ、さらされる偏見などをリアルに感じながらも、でも重苦しく問題提起されるのでもなく、とても愛情あふれる作品として読み応えがありました。

普段、執着心の塊だったり、愛する対象以外はモノにしか見えないタイプとか、屈折した愛情表現しかできないゲスいタイプにばかり萌えを滾らせる私ですが、10年間も、そしてこれからも、変わらずただまっすぐに愛し続けられる二人がとても素敵で、本当にいい話だなぁ~ってしみじみと幸せを噛み締めました。大好きです。

3

お肉の付き方が絶妙

カバーイラストの、お肉の柔らかそうなエロいお兄さんが目を引くコミックス。
同棲カップルのほのぼのでエロエロな日常を描いた作品と見せかけて、実はきわめて真面目に正面からゲイ婚に向き合う二人を描いた作品。
何といっても、主人公たちがちゃんと大人で、お互いに相手のことを深く思い合っているところが素敵です。
圭吾の会社の先輩や上司、優の店の店長など周りの人たちも優しい。
とにかく、優のとろけるようなエロさが絶品、柔らかなお肉が本当においしそうです。

0

たくさん読んで欲しい作品

絵に色気があって面白かったです。
現代のゲイカップルの話で、ファンタジーとかご都合主義とかも無く、ほのぼのしていながらもピリッとしてて良かったです。

同棲してるカップルだってそれぞれが考え方は違うし、お互いにどう寄せて行くかは何も同性愛者だけじゃないですよね。

圭吾が母親に告白する時だって優の話を聞いてたから怖かったわけだし。

優の店の店長さんの言葉もそうです。人は誰しも幸せになる権利があると思うし、諦めなければきっと幸せになれると思うに同意でした。

圭吾のおばあちゃんが可愛いかったです。


3

この作品が収納されている本棚

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