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machigitsune to hitonoko
ん村先生初読みでした。綺麗な絵柄がBLクリエーターズに掲載されていて、気になる作家さんのひとりでした。この作品も紹介されていています!
大正時代のお話。
まだまだ、書生がいたんですね。深作清は、帝大に入学と共に上京してきます。迷い込んだ道には立派なお屋敷。
そこで、お屋敷の主人の尾崎と出会います。尾崎は外国人と見紛うような髪色と体格。
そんな尾崎は、清を書生としてお屋敷に迎え入れてくれて同居が始まります!
程なく、尾崎が四つの尾を持つ妖狐であると判明。なのに清は、するりと受け入れて行くんですよ~
医学や科学が進んでいた大正時代。帝大生の清は探究心旺盛で妖狐の存在にわくわくしちゃうんですよ!
尾崎と清の祖父は、昔、友人として交流しており。ところどころ、尾崎が祖父と清を重ねているんです。でも清は、違います!
尾崎を大事なだんな様として、慕いながらあれこれ世話を焼くのです。
カフェのハイカラなライスオムレツも、女給さんから教えてもらって。尾崎に食べさせてあげたい一心で。可愛いよ、清。
まあ、このライスオムレツが心情変化をもたらすんですけどね。
ライスオムレツ旨そう…
尾崎も清も互いに惹かれて行くんです…主従関係じゃないし、友情じゃないのに気づいて行くんですよね~!
正直、祖父と尾崎に恋情があったのかなぁと思って読み進めていましたが、違ったようで。
清には、祖父に感じていた友情でなく感情で接していると尾崎が気付くんですよね。
でも、違う時間の流れで生きている。尾崎の抱える孤独感、切なさが後半ぐっと迫ります。
清は、健気で探究心旺盛で。あー尾崎が惹かれて行くのわかる。悠久?の孤独感の中でくるくると新鮮な今を吹き込む清は、尾崎にとって素晴らしく吸引力のある愛しさを感じさせてくれたんだろな~
清の健気な頑張りで、尾崎がちゃんと現在と向き合えるようになって良かった~!
あと、尾崎と清は恋人同士になるんですけど。
大正時代の乾物ローションを溶かす場面は御座いませんでした~!
でも書き下ろしでは、今後の二人には必要になるんだな!清あざと可愛いな!
尾崎がやっぱり野生見せるんだろな!
是非みたいな~っと期待して可愛くおわりました。
エロさも良いけど、ちょっと優しい話で癒やされてみたいな…という時期に、お薦めします❤
まあ…乾物ローション(先生のインタビューで登場)見たかったですけど…
笑わなかった尾崎さんが、過去に楽しく過ごした清史郎さんの孫である清君に出会って、少しずつ笑えるようになるお話だと思っています。
雨の中、傘を持たない清君を迎えに行った際に初めて見せたほころんだ笑顔を皮切りに、少しずつ尾崎さんの笑顔が大きくなっていく過程が丁寧に描かれています。ここらへんの心情の描き分けが流石、ん村先生!最終頁で見せる尾崎さんの大きな破顔は、いつ見ても心臓を撃ち抜かれます!ズッキューン!大好き!
願わくば、清史郎さんと過ごした時代をもっと詳しく読んでみたい。
ん村先生作品は大抵が幸せな未来を連想させる終わり方になっていて(実際、『オンラインゲーム仲間とサシオフしたら(以下略)』は続編が始まりましたし)大好きなんですが、この作品に限っては、大正時代が舞台なので、その後にくる関東大震災や金融恐慌、日中戦争を思うと胸が苦しくなります。そんな、どこか切ない未来を内包しているからこそ、より尾崎さんと清君の二人には幸せでいて欲しい、と強く願わずにはいられません。
是非、御一読なさって下さい。m(_ _)m オススメです。
大正9~11年のお話。
帝国大学へ進学した清が東京に出て学生用貸家に向かう途中迷子になったところを
大きな屋敷に一人で暮らす尾崎に声を掛けられ
書生として迎え入れてもらう事に。
後に尾崎が天狐だと分かり、屋敷に迎え入れたのは
清の祖父である清史郎への恩返しだった。
尾崎に惹かれる清が”自分は祖父の代わり”
としか見られていないと悩む姿は切なくも胸がキューンってなっちゃいました♪
清が東京をめちゃくちゃ満喫して
色んな処へ行くが、人間や人込みが嫌いな尾崎は誘っても全く家から出ない。
この尾崎が人間と関わらないようにしているのが、
慣れ合ってしまうと、寿命の違う人間との必ず来る”別れ”がつらいからだと
分かるとまたまた胸がキューーーーーンでした!!
せつなぁい!
人外のこの寿命問題は本当に尊い!!
だからこそ描き下ろしラストのページの
可愛い笑顔での「100年先でも離させん」は爆萌えでした!
舞台は大正時代、妖狐と人間の恋を描いたお話でした。
尾崎の屋敷に書生として住むことになった清。明るく元気で、成績も優秀らしいのですがなんだかちょっと変わり者で可愛い人だなという印象でした。
狐の姿になっている尾崎を見ても驚かないあたりに好奇心旺盛な清らしさが表れているなと思いました。
そんな清の祖父・清史郎との過去の記憶から
尾崎は清との距離が近付きすぎないように突き放し、突然居なくなったりしますが
山奥まで意地でも探しにするくらいの清の心の強さに尾崎は自分の気持ちを認めていくのです。
尾崎の胸に埋めて言った「お慕いしています」という清の言葉は感動せずにはいられませんでした。
寿命の差があるのでどうしても辛い別れは待っていると思いますが、それでもふたりはきっと幸せなんだろうなと思えるラストで良かったなと思いました。
帝大生となった清は、田舎から東京へ出てきて下宿先へ向かおうとして道に迷い、大きな御屋敷の前でとある男と出逢う。
この出会いにより、清はこの家の書生となるが、外へ出たがらない旦那様のことはよく分からずじまいだった。
ある日、旦那様の苦しそうな声が部屋から聴こえてきて訪れると、狐のケモ耳と立派な4つの尻尾が生えていることに気がつきます。
気持ち悪いなら出て行っていい。
旦那様は清にそう伝えようとしたが、、、?!!
大正時代のケモ耳って、和装とのバランスも良くいいですね。
そして、書生さんも。
あと、なんたって清の祖父との付き合いから、その孫である清のことも大切にしたいという長きに渡る忠誠心。
本編はえちシーンなし。
しかし、ライスオムレツを旦那様に食べさせてあげたい清のエピソードや、旦那様がいなくなってしまうエピソードなど、どれも恋心へ繋がるまでのエピソードとしてはえちなくとも読み応えたっぷりでした。
清はいずれ寿命が来てしまいそうですが、それでも末永く旦那様が、清とともにずっっっと幸せであってほしい。
そう思えた1冊でした。
大正時代って、ロマンがありますよね✧