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rough love
電子限定だとは知りませんでした。はやりやまい先生、今の三万倍売れて欲しいんですけど、どうすればいいの…?
先生の作品、数読めば読む程どんどん虜になっていく。一番最初に読んだ「あさはらたそかれ」に萌2付けたの、神よりの萌2ってレビュー書いてますが神に直したくてしょうがない。
この作品も大好きでした。他の作家さんと何が違うって明確に言えないのですが、自分の琴線に触れてくる、求めているBL漫画に近い、空気感や間がピッタリ合う。非現実的な部分と現実的な部分のバランスが良くて、過剰に説明をせず余白が多い、読み手に想像させる…大好きなんだ本当に。
前半のドキドキ感と、後半のドキドキ感が違うのがいい。黒田(攻め 探偵)の思いを追いかけたくて、読んですぐ読み返しました。うーん好き。
「飯食ってキス…」のあとの「ふ」の書き文字にすら萌える。
ラブラブってタイトルかと思ってました。ラフラブです。最終的にラブラブですけどね!
この作者さんの作品全てに言えることですが、第一関門は作画です。
青年誌風の独特のタッチ。
コマ割り・演出・ラブシーン諸々も残念ながら上手とは言えない。
主人公が超絶美形設定なのですが、正直序盤は読みながら美形…美形……美形なのかな??って感じになります。
絵がどーしても受け付けない!綺麗なイラスト以外読み進められない!って四の五の言う方にはどう考えても向いていませんので初めからおススメしません。
これが本作読書の前提条件。
逆に言えば、本作読後に作画について文句をいうのはナンセンスかも。
でも、ちょっと作画不安だけど、イケそう!って感じの方には食わず嫌いせず是非読んで欲しいのが本音。
ここにしかないBLストーリーは作画技術を凌駕しています。
サークルOBの黒田に誘われて、探偵事務所に入社した美形の星野。密偵中にひょんなことから黒田とキスをしてしまい、二人の関係は急接近。黒田の好意を受け入れ付き合い始めた二人だが、黒田のとある隠し事に気付いてしまった星野は動揺と怒りを隠しきれず…
話やキャラがすごい斬新!すごい奇抜!ってわけじゃ無いんです。
ただただ、受と攻の過去と今と未来を感情のぶつかり合いを通して描いているだけです。
ちょっと職業とか家庭環境とかがアレだけど、BL的には珍しくはない部類でしょう。
なのに、あれ?あんまりこういうの見たことないかも??
こういう話の持って行き方は想像してなかったかも…と思わずにいられない。
少しざらつきのあるストーリーの方が、ページをめくりたくなるものなんですね。
予定調和じゃないけれど、自然に受け止められちゃうこの展開はなんだろう?!という静かな驚きが随所にあったりなかったり。
めちゃめちゃフィクションなのに妙な生っぽさもあり、アニメや小説よりも演劇っぽいムードを感じるのもまた個性的でした。
どれも、ここでしか出会えないような人物、温度、テンポ感。
陰7割、陽3割くらいの星野君のキャラバランスも極端に走らず好感が持てました。
最初はサラッとしているのに、意外と薄味じゃない、しかし最後までコテコテでもない。
どれを取っても真似しようとしてもできない塩梅。
この独特の路線が人を選ぶといえば選ぶのでしょうが、私は嫌いではありません。
やはり作画問題だけで良作BLを見逃すのはもったいないなーと思ってしまった一作。
そろそろ王道以外も読みたいという方、ちょっと幅を広げてみたい方には是非チャレンジをおススメ。ご自分の感覚で確かめて頂く方がより価値を感じられる作品だと思います。
シリアスでせつな甘いラブストーリーでしょうか…
最後までたるむこと等なく一気読みするしかない作品。
執着溺愛攻めとイケメンワンコ受け年の差カップルにキュンっとやられました><
内定先が自己破産し就職の当てがなく困っていたイケメン星野、
大学先輩OB繋がりで知り合った黒田に誘われ探偵事務所でバイトをすることに。
二人で探偵の張り込み中、ハッテン場で対象者にでバレそうになり星野が黒田にキスすると
舌を入れて返してきたことから星野が意識し始める。
いつも何かとフォローし見守ってくれる黒田から愛を感じた星野が問うと
「残念ながら一目惚れだよ」と返す黒田…この言葉の意味が実は深かった。
映画のワンシーンのようなカットでイケメンはキラキラ、黒田は渋くてカッコいい!
溜める間(ま)が上手いんですよね!
大人の渋みがエロカッコイイ黒田にすっかり私(星野じゃない)はメロメロです><
イケメン星野は中身がない上っ面だけと自分を卑下しているんですが、
黒田が内面まできちんと評価してみてくれている事を知った星野が心を開き
クールにぐいぐい押す黒田と気持ちと身体を通じ合わせる瞬間は堪りません。
甘やかされたい星野は溺愛してくれる黒田にズボズボにハマって幸せ一杯…。
嘘…裏切り…黒田から対象者として調査されていることを知った星野…苦しい><
やっと卑下してきた自分を認めて受け入れる事ができるようになっていた星野なだけにせつない。
通じた気持ちは本当…でも言い訳しない黒田がせつない。
仕事内容は言えないけどそれだけではなくて、
こうなる事は解っていたのに星野を近くに置いた自分を罰しているかのようでした。
誰が自分のことを調査しているのか調べることで黒田に復習することを考える星野ですが
確実に解っていること「あの人はぼくのことが好き」という黒田の気持ち。
嘘や裏切りは許せないけれど、自分への想いはホンモノであると実感している星野に救われた!
黒田の「愛してる」の言葉に自信たっぷりに「知ってる」と答える星野の余裕がうれしい。
実は長期対象者の星野…黒田の一目ぼれは制服姿から…。
ちょいちょいクールにデレる大人な黒田に、星野が表情豊かに反応するのが堪らない!
中盤のすれ違いも見せ場ですが、前半後半のイチャイチャあまあまも見応えありです。
表情の変化が少ないクールな攻めと対照的に表情豊かな受けが描かれていて、
静と動を感じさせる画に引き込まれました。
やっぱり溺愛攻めと甘え上手な受けのカップリングはいいですね~~~癒される~
溺愛にズボズボにハマる…大好きです。
「いつから俺のことみてたんですか?」
「残念ながら一目惚れだったよ」
何が本当でどこからが嘘なのか?
いつから知っていて、どこまで分かっているのか?
嘘と本当が入り混じり、過去と現在が繋がっていきます。
内定先が自己破産し、バイトもやめてしまい無職となった誉。
サークルの飲み会でOBの黒田と知り合い、探偵事務所に誘われる。
ハッテン場での張り込み中、対象者にバレそうになった誉は一緒にいた黒田と恋人のフリをしてキスをする。
すると、黒田は何故か舌を入れてきて…
いきなりのことでビックリしてやってしまったと誤魔化す黒田だが、釈然としない誉…
だんだん黒田のことが気になり2人は付き合い始めるが、
黒田には誉に言えない秘密が!
絵は決して綺麗ではありませんが、背景に光や風を感じさせてくれます。
オチは読み進めていくうちにみえてきてしまいましたが、それでも2人の終着点が気になって読み進めてしまいました。
roughには色々な意味がありますが、気取らないという意味でタイトルに付けられているのでしょうか?
確かに2人とも自然体で、イケメン誉も全く奢ったところがなく素敵な2人でした!
タイトルと表紙に惹かれて電子版を購入しました。正直に言うと、人物の絵は好みとは言えず、試し読みでどうしようか悩んだのですが、結果、買って正解でした。
ストーリーが飽きさせず面白いのと、私には、誉がとにかく可愛かったです。イケメンだけどそれを自信に出来ず、ヘラヘラしてるようにみえる誉を、先輩の黒田がしっかりと見てくれてる(調査してたわけだけど、黒田のセリフ通り普通は‘気持ちは調査しない’ので…探偵としてではなく、ね)。誉にかわいい、かわいい、言う黒田がまたツボでした。猫好きとしては、もっと猫でてきてもよかったです(笑)
大人でポーカーフェイスな探偵の黒田が
「お前と出会ってから俺オカシーんだから」
とまで言うその真意がたまらなかった。。。
内定先の会社が自己破産して途方に暮れていた誉に、自分が働いている探偵のバイトへ誘った黒田。
寡黙な感じの黒田が惚れている誉に気持ちを見抜かれて「俺のこと好きなんですか」と問うシーンは見開きでぜひ読みたかった!!
そして「残念ながら一目惚れだよ」とタバコを吸いながら答えるシーンは超キューンって来ました!!
普通にキューンと来たその答えの意味が後から分かった時は違う意味でキューンとなりました!!
うーむ……
「ふーん、そうなのかぁ……」で終わってしまい、はやりやまいさんの作品でこんなことは初めてなのでショック受けてます。
芸能人並みの容姿を持つ受けは、「皆を惑わす罪なオレの顔」のような感じで明るく振舞っているんだけど、内心は自分は顔のみで中身は平凡で取り柄がないと思ってる青年。
内定した会社が倒産して困っていたところ、サークルOBだという攻めの誘いで探偵事務所で一緒に働くようになり、そこからお互いいい感じになり恋人同士に。
ところが、受けは長年攻めのターゲットであったことがバレ、全部騙されていたのか……と愕然となります。
攻めは、調査依頼の対象者だった受けに惚れてしまい、まさかのターゲットを自分の事務所に誘い込むという探偵失格なことをしてでも手元に置いておきたかったんだろうな、というところが萌えどころの一つなんだと思う。
ただし、攻めは基本顔には出さない大人で、裏事情(ひたすら見てるしかなかった自分とか、受けに嘘をついている罪悪感や、執着心も)もサラッとしか描かれてないので、私はそこが物足りなかった。
「一目惚れした受けを、(調査といえども)影からひたすらずーーーーっっと見てきた」攻めってこの上なく美味しいのに、ずーっと見てきた感が希薄なので、後から事情を明かされても、へぇーそうなんだぁ程度しか感じられないというか。
探偵としてコッソリ見ているしかない歯痒さや、もっと側で守りたいみたいな渇望が伝わってくるエピソードの一つでも欲しかったというか。
そして自分のエゴで受けをスカウトしておまけに恋人にしちゃうのってすっごい葛藤とか罪悪感があっただろうに、そこも余り描いていないので初読時は事実関係を把握するのみというか、まるで報告書を読んでるような気分で終わってしまった……。
でも、真面目で優秀な彼が、探偵としてタブーを犯す事自体が、それだけでもう‥‥!って感じだろうし、実は平然としたツラの裏側で葛藤とか罪悪感とかいーっぱいあったんだろうなぁという想像だけで萌えられる人はすごく楽しめると思うのだけど、私は一見平然としてるように見える攻めの裏側のジタバタが大好きでそこを詳しく!!というタイプなので、この作品で作家さんの描きたかったことと、私の求めてる方向性が全然違うんだろうなぁと思います。
ルックスが良すぎて尾行にすぐ気づかれてしまう探偵さん・誉。
探偵としてはまだまだな誉を先輩として指導する黒田ですが、ある調査でキスしてしまったことから物語は動き出します。
誉にとっては顔バレしそうになっての咄嗟の行動。
しかし、実は誉に恋をしていた黒田は思わず舌まで入れて。その事で誉は黒田の気持ちを知る事になります。
誉が比較的あっさり受け入れた事に拍子抜けしましたが、この作品のキモは2人の恋愛の方ではないんですよね。
私的には終盤に明かされ始める黒田側の真実に驚きました。
とはいえやはり2人の甘々な恋の様子がなければこの「嘘」も効いてこないわけで。
車の中での『抱かれたいかも』には黒田ならずとも心臓がドキドキしました!
終盤畳み掛ける嘘と真実の絡み合い、恋なのか裏切りなのかの攻防を楽しんで!
p.s. 黒田さんちの美人猫さんのお名前が気になる〜。