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acid town
巻を追うごとに意表を突かれる展開に目が離せない『ACID TOWN』。1巻から神テンションをキープし続け、怒涛の勢いが止まりません。
6巻目は兵藤の巻。彼が極道に入ったルーツが仄めかされます。また、しばらくご無沙汰で出番がなかったテツにも動きが。というわけで、ここにきてストーリーの始まりであるユキと兵藤の関係性に再びスポットが当てられます。
読んでいるうちに、やっぱり龍児が近親者や関わりのあった者たちに遺していった愛や情の影響力って凄いんだなぁとあらためて思いました。もとい、龍児と椿の、といっていいのかなと思いますが。そりゃユキもとんでもなくドロッドロで大きなものを背負わされても仕方がないです…。
兵藤が手を尽くして追っていた零児の正体も知れることに…。部下の小田嶋はどうなるのか、同じくヤクザの兵藤に零児の情報を提供出来る警察関係者の七海とは何者なのか、あらたに気になる展開がぁー…!
兵藤はなんとなく正継が臭うことを察知しながら、黒龍と青道会の話し合いの場に正継の護衛として同行しようと決めている。その真意とは?そして王虞淵と手を組む零児と正継の目論見とは…?
気になるー!!
それぞれの思惑が複雑に絡み合い、捻れ、内面を抉っていく過程が一大ストーリーへと形作られていく作家様の手腕はお見事です。この血生臭い濃さは裏社会モノで味う醍醐味ですね!
5巻発売からはや幾年月。
待望の6巻発売!
5巻の最後がユキオのシーンだったので次はユキオがメインの話になるかな、と思っていましたがそうではなく、兵藤目線の物語が紡がれていました。
6巻はおそらく物語が大きく動く前の溜めの巻であり、そのため組や登場人物の状況や思惑は丁寧に説明されていると感じました。
伏線や絡まりあった秘密(謎)が各々の立場で知りゆく過程は無理のないストーリー展開で引っ掛かりなくスムーズに読み進めました。
ただ、登場人物の内面の描写が少々物足りなく感じてしまって・・・。
群像劇の様相を呈しているので、スポットが当たる人物が毎巻違うのも『ACID TOWN』の魅力ですが、今回は全体的に心情描写が弱いかなぁ、というのが個人的な印象です。
マイナスな事も書いてしまいましたが、物語は1巻から変わらず引き込む力が強くドラマティックであり、登場人物はみな魅力的!
悲しいエンディングではない着地点へ辿り着けることを願いつつ次巻を待ちます。
6巻ー。ようやく兵藤が主役の一冊となりましたね。彼の想いも、なかなか全部は見せてもらえないんですが、この焦らされ感もまた好きなんだなと考えてしまう読後です。美しい零児の登場は少なめでしたが、相変わらずなんとも惹かれるキャラクター。
ずっと曇り空の下みたいなお話なのに、そんな中だれもが誰かに憧れたり想ったり、誰もがだれかに大切にされているんだな…と。そんな作品はいくつもあるかもしれないけれど、『ACID TOWN』はそれがとてもストレートに入ってくる気がします。
ラスト2ページ、涙溜まってきてしまいました。
このイラストを前にすると、やはり次を待つしかありません…。
この6巻は、兵藤とユキに焦点が当たります。
なんかエロいユキ。兵藤の手下の半田は、バカっぽいけど明るく兵藤に忠実で、暗くなりがちなお話の中で潤いになっています。半田に世話を焼かれて、素直な面も見せるユキ(デレ)。
一方、兵藤の過去や、正継との関係もしっかり描かれます。零の件がある前は心が通じ合っていた二人。しかし、何時の頃からか、正継に何か違和感を感じるようになる。それは、心を殺して復讐を誓った正継の変化でした。
兵藤の手下が、捉えられながらもナカモトの姉の情報をつかみ、警察らしき協力者も零の過去について兵藤に情報を入れる。だんだんと兵藤は零の核心に近づきます。
しかしやっぱり、この巻のいいところはユキのデレ。彼シャツ1枚羽織った姿で、兵藤のシャツをつかみながら涙目とか反則。。
次巻が楽しみすぎて、待ちきれません。
早く描いて。。。