さよならベビーフェイス

sayonara baby face

さよならベビーフェイス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
27
評価数
9
平均
3.1 / 5
神率
11.1%
著者
蓮山田れん 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
秋田書店
レーベル
プリンセス・コミックスDX カチCOMI
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784253155045

あらすじ

ヤクザの組員である佑真には組を潰すため別の組から送り込まれたスパイという裏の顔があった。
ところが、陥れるはずの組長代行・黒川が佑真にとって次第に大きな存在となっていく。
好きになってはいけない相手を好きになってしまった佑真だが…!?

表題作さよならベビーフェイス

黒川 大毅(ヤクザ組長代行)
楢木野 佑真(ヤクザ事務局長補佐)

その他の収録作品

  • かきおろし漫画

レビュー投稿数4

裏家業もの

ヤクザの黒川。渋いおじさんです。
そこへ潜入している別組織の佑真。体を使えば良いと黒川をたらし込もうとするが、、

結構早い段階で黒川にメロメロになっちゃうので、サスペンス色はあまり強くないです。
それよりもこざかしそうで純情な若者と不器用なおじさんの恋を純粋に楽しめる漫画です。

別の組にいるもの同士でハッピーエンドになるためにちょっとご都合主義的な展開のような気もしましたが、ラブストーリーだと思えば気にならない、かな。

0

地域密着、いいヤクザ。

表紙の色合い、またヤクザのスパイ、というあらすじに惹かれて。

組長代行、というシブイケオジの黒川。
重宝な若手組員の佑真。
佑真は自分がゲイだと言い、黒川に色仕掛けをしてくる。それは…
佑真が他の組のスパイ、だから。

…と始まっていくんだけど。
うーーん。
黒川は佇まいは渋いけど覇気が無く。
佑真は内に秘めた迫力が無く、自分から仕掛けたくせに舌を入れられたら腰砕け。
何よりも。
元の佑真の組が、黒川を潰そうとしている意味がピンとこない。

黒川は可愛い佑真に自分も絆されてなのか、自分にもそのケがあったのか、あっさり恋愛的関係になっていく。
そのままミイラ取りが〜的展開になって佑真が本気になり寝返るわけだけど、そこは黒川が一枚上手だった…
…という部分を一種のどんでん返しに読ませたかったのかな、しかしながらここもそれほど意外性はなかった。
全体にヤクザものの作品としては迫力不足で物足りなかった。残念。
総合「萌」で。

0

憧れていたころの姿に戻ってくれたからこそ辛い決断!

ヤクザの組長代理×事務局長補佐の歳の差カプ

兎輪仁篤会本部長補佐の孫である佑真はスパイとして山之井組に入り事務局長補佐となり、山之井組の組長代行である黒川と行動を共にする。

三代目組長がハメられ逮捕され代行として組を背負っていた黒川が窮地に立った際に「もうどうでもいい」と気力を失った瞬間「シャンとしろ!」と叫ぶ。
この窮地は前作の鷲生によるもの!!鷲生さん相変わらずカッコよかった♡

佑真は昔、祖父の手伝いをしていた時にしくじったが戸籍上つながりがないので関係はバレず”半グレ”として山之井組に捕まったが当時の黒川に”いい腕と度胸”だからまともな仕事につくよう促され見逃して貰った過去があり、その際黒川に「シャンとしろ!」と言われる。
序盤で佑真が叫んだこのセリフが過去の黒川の台詞だったと分かった瞬間はもぉキュ~ン♡でした!!

回を追うごとに黒川のカッコよさが少しずつ大きくなっていくのが良かったです♪
でも、事後の髪を下した黒川にちょっと笑いが///

憧れた人の元にスパイとして潜り込んだが、憧れてたはずの人は無気力になっていて、いざ組を陥れる時には憧れていたころの姿を取り戻していた・・・。
無気力のままだったらこんなにつらくなかったのに・・・。
決行の時の佑真の葛藤と辛さが切なかったです!!!


描き下ろし「大安吉日」はサイコーでした♪

0

敵か味方か?真逆な関係軸がからむヤクザストーリー!

蓮山田先生のデビュー作『鷲のねぐらで夜明け前』の強気男×中性的美人の絵柄と雰囲気が大好きなんですが、新作は、攻めも受けもあえてキャラを変えてきた気がします。


一冊まるごと、ヤクザ組長・黒川と、事務局長補佐・佑真の話。

黒川は強面で、筋が通っている人情系ヤクザ。
佑真は、見た目はやんちゃなガキって感じだけど、ITや経済に強く、機転を利かせて組のピンチも救う、なかなか出来る男。

組長と部下な二人ですが、佑真からゲイだから同類を見分けられると誘い、熱めなキスをしてなにかが始まりそうに…


黒川と佑真は、関係軸が二つあります。
半グレだった佑真が追いつめられた時に、「信じるものを探せ、それがお前の心臓になる」と生きる目標をくれた人、それが黒川。
そして佑真は黒川にとって ”敵” な一面もあり…


黒川の組は地域に根ざした昔ながらの任侠系なのに、先代組長は黒川の知らないところで薬に手を出して捕まってしまった。
信頼していた先代の裏切りに黒川は投げやりになっていたけれど、佑真のまっすぐさと向き合うことで、自分を取り戻していき…

憧れと敵対、真逆な二つの顔を持っている佑真。
表面上は憧れの顔を見せ、裏では投げやりな黒川に引導を渡してやるってしたたかさもあります。
でも結局は憧れのほうが勝っているんですよね。

この二つの関係軸がからまりながら進んでいくストーリーはおもしろかった!


ヤクザものなので全てがまっさらってわけでは無いけれど、地域住民との信頼関係、黒川が組長になった理由、佑真のその後、敵対組織との手打ち、ぜんぶが人情系で綺麗にまとまってるので、ヤクザものが苦手でも受け入れられそうなお話です。
逆にヤクザの背徳的な荒々しさが好みな人には物足りなさがあるかも?


私的に残念だったのは、絵柄の雰囲気(キャラ見た目)が好みじゃなかったこと…
黒川は強面キャラなのに、男の体にしては線が細く見える時があるのが残念でした。
佑真も後半になればなるほど見た目がガキっぽくなっていき…
はじまりの頃の見た目の方が、佑真のしたたかさも表現されていて良かったのになぁ。

黒川を雄々しいまま、佑真のショタ風味が薄ければ、好きな話です。
BL漫画は、キャラの見た目が好みかどうかって私には重要なファクターなんです。

8

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う