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色がないのは私だけだ
shiroki hane wo kuro ni irodoru ha
大学院生の宗人が土地神のトリーテを調査するところから始まります。
トリーテはハグロトンボの化身ですが、トンボらしいところは羽だけです。
ただトンボ自体は色々なシーンで描かれているので虫が苦手な方はご注意下さい。
愛する人に先立たれて感情を捨てたトリーテがクローバーの宗人を思う気持ちを利用して宗人を抱くのは後味が悪かったです。
クローバーは土地神の代替わりをさせられたり宗人に失恋してしまったりで良いところがなく可哀想でした。
バツイチだと嘘をついて宗人と身体の関係を持った妻子持ちの教授が宗人を追いかけてきた割に邪魔をしてこなかったので謎でした。
他にも気になる点が多かったので中立評価とさせて頂きました。
DMMは白抜き修正でした。
基本人外は苦手ですが、先生の絵は好きで表紙も綺麗なので読んでみました。
見た目がほぼヒトなので人外であることはあまり気になりませんでしたが、お話がタタタっと進んでしまったのが少し残念でした。
成長したクローバーはイケメンだし、最後のバカップルぽさがかわいかったので萌×2と迷ったのですが、やっぱりもう少しゆっくり読みたかったので萌で。
慧先生の作品を読むのは初めてでした。ファンタジーをよく描かれる方なのかと思いきや、会社員モノが多いのですね。
土地の神様(表紙左)と大学生のCPで、ビジュアル的に珍しい白髪綺麗系×長身短髪です。
「神様だから」の問答無用設定で解決し展開していくのでやや無理矢理感があり、軽率ともいえるスピードで大きな決断をしていくことに怯みましたが、読みにくさはないし面白いです。
クローバー(土地神の子ども)の立ち位置も良い。純粋かわい子ちゃんだったのが、存外性格キツめなかわい子ちゃんに急激に成長して…二度美味しいということで。
攻めの土地神様の見た目が好みですが、受けがイマイチ好みではなかったです。
やっぱあんまり好みじゃないとHシーンとか恋愛面で萌えない・・。
神様がトンボって説明あったかもだけど、よく読んでなくて、
初登場シーンで、え?羽トンボなの?っていうのがビックリでした。
羽だけなので、あんまり虫っぽさはないんですが
やっぱり好みでいうと、虫だったらトンボより蝶がいいなぁと思いました。
定番だけど、別に意外性とか珍しさとかは望まないので。
受けの事を好きって言ってた子供のクローバーが結局失恋しちゃうのが、なんかかわいそう。
受けのために早く大人になりたくて、孵化したのに・・。
攻めの記憶を引き継いで、だからそのままクローバーが攻めでもあるし、クローバーと一緒に、クローバーの体で受けを愛するよってなるのも、それはなぁとは思ったけど、クローバーかわいそうだったなぁ・・。
土地神様に文句言いに来た地元の人は結局一体なんだったんだ?
ただ、代替わり大丈夫なの?っていう自分たちの心配してただけ?
そんで帰って、教授もそのまま出番終わりで、なんか嫌な事してくるのかと思ったらそれはなくてよかったけど、でもなんだったんだ?って感じがしました。
いろんな土地神様巡りする旅はいいけど、収入はどうするんだろうっていう現実的な部分が気になってしまいました。
現地で働きながらとか?
kindle unlimited
marginal作品はコミック買っています。
人外が好きだからですが、今回は昆虫、ということで少し購入まで時間かかりました…
安定の画力に問題のないストーリー運びは慧さんの実力をまざまざと感じることができます。
あとは好みの問題です。
私は受けがガッチリしていて黒髪短髪が好みではないのです。
あとは神のトリーテの次期担い手のクローバーのアザの感じがありきたりな感じがして、少し作り物すぎるな、と感じました。
ヤゴの感じとか、子供の感じとかは違和感なかったし、かわいかったです。
あとは手の動きがぎこちないところが、絵柄がきれいなだけに気になるところがありました。
昆虫にトライして、作品としては買って後悔ありません!
marginalさん、人外もの引き続き期待、で萌×2評価です。
慧先生の正統派ファンタジー♪
薄い本で連載してる『パラサイト・ノア』が、アングラ系ファンタジーで、設定が凝っていておもしろいんです!
絵がキレイな慧先生だから、正統派ファンタジーも読んでみたいなーと思っていたところに、羽根あり長髪美形の神様なんて!
待ちに待った~って感じです♪
それぞれの土地には、その土地とそこに住まう生き物を守る土地神がいる。
土地神は伝説的なものではなく、確固たる存在として人々に受け入れられている。
巨大な獣姿で人間とは一線を引いている土地神もいれば、人間の姿で町に現れる土地神もいる。
宗人は、土地神の調査(取材)のためにレトにやってきて、長髪美形の男に声をかけられた。
振り向くと消えていた不思議な男、彼こそがレトを守っている土地神のトリーテ、ハグロトンボの化身です。
トリーテはプール付の豪邸に住み、人間っぽいことに宗人は驚く。
そしてトリーテから取材の報酬に ”世話係” になることを求められた。
トリーテが雄トンボを抱いている所を邪魔したから、その代わりに性的なお世話をするのかと思いきや、、、
トリーテの子ども達(ヤゴ)の世話!
宗人はヤゴ達に懐かれ、なかでもクローバーと名付けた子には特に好かれる。
このクローバーが宗人大好きーって感じでかわいいの♪
宗人は見た目は男っぽいのに、妻子持ちの教授と不倫して逃げてきた。
未練たっぷりで意外と女々しい。
ゲイの宗人がトリーテの全裸に欲情すると、トリーテも釣られて宗人を荒々しく抱く。
そしてクローバーの宗人への愛情にリンクして、愛おしむように優しく抱くことも…
宗人は神との交わりに感じさせられ、愛を感じる触れられ方に感情が動くけれど、熱が治まったトリーテは感情が無く冷たい。
トリーテはかつて愛した人を亡くし、あまりの辛さに感情を捨て、感情とともに、黒い髪・肌・羽根はすべて色が抜けてしまった。
トリーテにとって【黒】はかつて愛した人の髪と瞳の色、自分の【愛】という感情そのもの。
そして黒い瞳と黒い髪を持った宗人が現れ、トリーテは感情を捨てていなかったら、宗人を愛したと思うのだけれど…
宗人の未練を愛だとバカにしないところに、トリーテの愛情の深さの片りんを感じます。
神様として崇められることは縛られることに似ている。
愛する人を失くし、感情を捨て、トリーテが望むことは神格を子どもに託して解放されること…
トリーテがその選択をしたことを責めることはできない。
感情を捨てたことも、この選択をしたことも、実は愛情深いトリーテだからそうするしかなかったんだと痛いくらい理解できます。
ただ、それがもたらした結果は悲しすぎた…
トリーテは身勝手に感じます…
トリーテにも、宗人にも、感情移入してるから、この悲しい結果をひっくり返す展開はホッとしました。
でも、宗人のために大人になったのに、トリーテの背負っていたものを引き受け、宗人を手放すクローバー…
二人には幸せになってもらいたい!
そう思う反面、二人の幸せはクローバーの犠牲の上に成り立つんだよなぁ…
その点だけはモヤモヤ感が残ります。
感情を捨てたはずのトリーテの愛情の深さを感じさせるところ、
美しいトリーテ、男っぽい宗人のキャラデザ、
ファンタジーの雰囲気を崩さない慧先生の画力、
荒々しいセックスシーンも、愛おしむセックスシーンも好みです。
神様は清浄な白のイメージがありますが、本作では白(透明)を感情を捨てた抜け殻の色として、【黒】を愛の象徴の色としているパラドックス感がおもしろいと思います。
ただ、黒トリーテもワイルドで素敵だけど、白トリーテの方が美しくて私は好みだなぁ。
土地神様について研究している宗人が訪れたレトの土地神様でハグロトンボの化身トリーテとのお話。
取材をさせてもらう代わりにトリーテの家に住んで沢山いる子供たちの面倒を見る事になるけど、チビちゃんたちが可愛いこと可愛いこと!
中でも宗人に名前を付けてもらったクローバーは宗人にべったりできゃわわわ♡
トリーテは人間が島に住みつく以前から土地神様をしていて
長い年月を過ごしその中でひとりの人間と愛し合ったけど
寿命の違う人を愛したことで悲しみ、
自分だけが一人土地に在り続ける為にはこの感情は不要だとして”愛する感情”を捨ててしまい体や羽が白くなる。
トリーテが今までもたくさんの子供たちの中から”後継者”を探そうとしているのが、土地が見である限り外の世界も見ずこの土地の為だけに孤独に生きていく寂しさがすごく表れててとても切なかったです。
今までいろいろと人外は見てきたつもりですが
まさかトンボBLにお会いできるとは…
とはいえ、トンボ全開!な描写があるわけではなく
ハグロトンボの化身のトリーテはほぼ人型で、
特に美しい白い翅が印象的でした。
トリーテは土地を見守っている『土地神』、
永く神として存在していて、
姿は他のハグロトンボが黒髪・褐色肌なのに
対して銀髪で透き通るような白い肌。
その姿になったのは理由があって…。
そして各地の土地神を研究している大学院生の
宗人はそのトリーテに取材(なんか違和感感じちゃい
ました(笑))をするためにレトという街を訪れて。
宗人もやや訳あり。
宗人はトリーテの後継者の子供たちの世話役と
してトリーテ達と関わり合っていきます。
トリーテが神として存在するために切り捨てた
感情は辛いこともあるけどそれだけじゃなくて
大切なものなんだ、としみじみ考えさせられ。
トリーテの後継のクローバーがとにかく健気で
かわいいし不憫ではあるんですがクローバーの
素晴らしい立ち回りには拍手しかないです。
宗人と関係を持った自分の立場しか考えていない
自分勝手な教授はもはや空気…
感情を取り戻したトリーテの表情が素敵でした。
さんざんいたしておいて、キスが精一杯って!
白トリーテもよいですが、黒トリーテも好き。
ハグロトンボは『神様トンボ』ともいわれる神聖で
綺麗なトンボだそうで、まさにトリーテだなあと
思いました。
ちるちるさんの作家インタビューを拝見して、面白そうだなと思って購入。初読みの作家さまです。
土地を守る「土地神」がおり、人々は土地神を崇拝している、という世界観のお話です。
主人公は「土地神」について研究している大学院生の宗人。レトという町の土地神の研究のためにレトにやってきた彼は、早々にレトの土地神であるハグロトンボの化身・トリーテと出会う。
真っ白な肌と翅、そして髪を持つ彼に「取材される代わりに」と請われ、彼の家にいるたくさんの子どもたちの世話をすることになるがー。
というお話。
トリーテという神さまが、とにかくイケメンです。
何もかもが真っ白。
ハグロトンボの化身、なので、本来は褐色の肌に黒い髪を持つはずの彼。
色素がないゆえにより神々しく感じるのですが、何故彼が「白い」のか、が、このストーリーのキモになる重要なポイントでした。
そして、彼が子どもたちを育てている理由も。
子たちが、とにかく、メッチャ可愛いです。
宗人に懐く様に萌えが滾ります。
可愛いビジュアルなのに、肉食(何せ彼らはヤゴですから)なのも良い。キバがしっかり生えてて、宗人をアグアグするシーンにはうっかり萌えました。
この作品はトリーテ×宗人、のお話ですが、トリーテの後を継ぐクローバーと宗人が名付けたトリーテの子どもの一人も絡んできます(羽化して、大人のビジュアルになってからなので、ショタ苦手な方も大丈夫かと思います)。
3Pものではないですが、クローバーが絡んでくるストーリーで、読んでいてちょっとドキドキしました。
土地神、トンボの化身の神さま、と、バックボーンが特殊で非常に面白かったです。
ただ、風呂敷を広げすぎた感も。
トリーテが色を無くした理由。
宗人の不毛な過去の恋。
土地神を巡る人々の想い。
そして、トリーテの跡を継いだクローバーの存在。
どれも面白いバックボーンですが設定を盛り込み過ぎたために「広く浅く」になってしまった気がしました。特にトリーテの過去の恋の話しはもう少し突っ込んで描いて欲しかったな。また、トリーテと宗人が、お互いに恋愛感情をもつに至る過程も若干甘かったかと。
が、絵柄はすごく綺麗ですし、設定が独創的で面白かった。
慧さんの、他の作品も読んでみたくなりました。