Dear My Drug

dear my drug

Dear My Drug
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×211
  • 萌5
  • 中立4
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
9
得点
118
評価数
33
平均
3.8 / 5
神率
33.3%
著者
佐藤アキヒト 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784796412773

あらすじ

彼の精液は疫病のクスリ――。
疫病が蔓延しているこの国の画期的な特効薬。
それは特定の男性が持つ「精液」だ。
彼等はIDと呼ばれ通常は国に管理されるが、
特殊なIDで精液を搾取されたくないルカは国から身を隠している。
ある日街中で淫剤を打たれ、精液を奪われそうになったところを
配達員のウィルに助けられる。
そしてそのままかくまってもらうことになるが――?

表題作Dear My Drug

ウィル,36歳,世話焼きな配達員
ルカ(ポチ),17歳,特殊なIDを持ち国から逃亡中

その他の収録作品

  • You are so cute (描き下ろし)

レビュー投稿数9

シリアスな物語の序章!この続きがどうしても読みたい!

アキヒト先生の紡ぐ言葉はやっぱり心に響いてきます!

既刊2冊はホワーンとかわいいキャラの癒しストーリーでしたが、癒しの中にある響く言葉たち。
アキヒト先生がシリアスなものを描いたら、どれだけ心に刺さるものになるんだろう?って、もうその期待通りでした!

巻数振られてませんが、これは【1巻】だと思います!
(1冊目には巻数振らないGUSHのいつもの姑息技ですよね?)


全身に痛みが発症する謎の疫病が流行る国、感染症の疑いがあるから、他国との交易は途絶え、発症者は差別されている。

その痛みを緩和させる精液を持った人間=ID(Including drug)は1000人に1人現れる。
IDは国によって管理され、緩和薬=White drugを作るために精液を提供し続けなければならない。
発症してない者にとっては、White drugは麻薬であり、IDは国から保護という名の搾取をされるか、ならず者に精液レイプされることに怯えるかのどちらか。


配達人のウィルは、差別、人間を搾取すること、すさんだ奴等、そのすべてを忌々しく思いながら、発症した者にも仕事を与え、疫病を治すことを模索している、この世界では珍しくまっとうな人間。

だからウィルは、襲われているルカを助けて匿った。
ルカは国から逃げているIDで、周りのすべてが自分を狙う的だから、最初はウィルを警戒しているけれど、ウィルのことを知ると、少しずつ心を許していく…

ルカにとって精液を出すことは苦痛でしかなかったけれど、ウィルに初めて搾取ではない ”悦くなるため” に抜かれて…
ウィルはルカの初々しさが手放せなくなりそうで、ルカは今までと違う体験が恥ずかしいと思いつつウィルのことが気になり…


36歳と17歳だから、その着地点もありかもしれませんが、BLセオリー的な男と男が恋愛的にどうにかなるかって点は曖昧なままだと思うんです!

そして、ルカが今までどうやって国とならず者から逃げてこれたのか?
ルカのそれまでのことは全て謎につつまれたままだし、ウィル自身のことも多くは語られていません。
加えて、特殊なルカを狙う者たちからウィルはどうやってルカを守っていくのか?
この国の未来はどうなってしまうのか?
世界観とキャラに伏線を張り巡らせた【序章】を描いた1巻としか思えない構成です。

ここまで作り込んだ設定をこのまま終わらせるなんてもったいない!
ウィルとルカのそれまでのこと、これからのことを私は知りたい!
アキヒト先生の心に刺さる言葉をもっと読みたい!

どうか、どうか、この続きが描かれますように。


※3-5月刊行のGUSH紙本コミックスのうち2冊と、雑誌GUSH4-6月号のうち1冊で、描き下ろし小冊子『erotica』に応募できます。
電子特典のペーパーでアキヒト先生も宣伝してましたが、対象作品のエッチな番外編が読めるらしいです。
でも、『Dear My Drug』の続きは番外編に収まるわけがない!
しーっかりと連載して欲しいです。

5

これで終わりでも素敵だけど、続くなら歓喜。

いやぁ…まず言いたいのは続くのかどうか。
最終話の本誌掲載が3月号なので・・・・気になるところ。

ただ、ここで終わりだからこそ素敵な作品になってると言えばほんと「それな」状態。
そして、BLなのかと聞かれたら「彼らの未来はBLだ!」と答えたい。

ルカの精液は国中で苦しむ病人を救うことが出来る。
その精液を悪用するために襲う奴らもいる。
たった17歳の少年に圧し掛かる重圧がたまらないですね。
ウィル達を見て「自分がただ逃げているだけだ」と感じるルカがただただ可哀想で。
国の管理下に行くと言い出したルカを”って”くれたウィルにはもぉ”ありがとう”しかない!

そして、ルカを狙ってるノエル達も気になる。。。
あのラストで察し、残りを妄想で補うのか。
次巻で話が広がるのか。


あと、声を大にして言いたい。
描き下ろしが最高にかわいかった!!!!

0

続きを描いてください…

紙本
修正…白短冊
カバー下…あとがき
カバー折り返し…プロフィール

1

これは、遺伝子療法?

電子版でコミックスを購読。
尿療法があるくらいなので、ありそうな遺伝子療法系の話だな~と感心しました。

希少で貴重な精子を持つ美少年ルカ。疫病の特効薬になる「精液」を持つ人は、国が管理するIDを付与され管理される特殊な存在。
管理者から逃げ出して、襲われているところを助けてもらった年上の男性と行動を共にしながら、街に蔓延する奇病に苦しむ人達を見て、国家管理に戻ろうと考えるルカ。

独特な描写で、断片の継ぎ足しのようなこまわりから、苦しさを感じます。
まだ完結していない連載ものなので、なんとも感想を書けません。
でも、今までに無い発想が面白いです。

0

これで終わり???ほんとに?

佐藤先生作品の中で一番好きな世界観!!!
別作品目当てで購入した連載誌を読んでドハマりしてましたが、
連載誌で完結した時に「え?…もう?これで?」と…愕然としてしまいました…。
単行本で大量の描き下ろしがつくことを祈って、すご~~~く楽しみに電子コミックス購入しましたが
読後の虚しさときたら…。

いや~~ほんとにもう終わりですか?
応募者全員サービスの小冊子描き下ろしで二人のエロティカが見れるとありますが、
もちろん二人のエロは見たい!でも、問題はエロじゃないんですよ。

しかも、雑誌であったキスシーンが、単行本ではキスしようとしてやめる…に変わっていた。
恋愛関係にならない設定にするなら、小冊子のエロティカはおかしいですね…。
それとも、小冊子の為にキスシーンなしにしたのか?
あ~先が見えない苛立ちがクレームになってきました><

作り上げた世界観で始まった物語が序章で終了の気分です。
これだけ残念なのは、それだけ作品の質が良かった訳ですよ、ほんと、勿体ない!!!
レビューじゃなくてクレームしか言ってない事に気付きました…。


繊細なタッチで描かれる風景、街並みの美しさに、一気に引き込まれていく…
佐藤先生の画でみせる、荒廃した世界観がとても繊細に表現されています。
設定が海外ドラマや映画にありがち、特殊な力を持つために追われる若者と守る大人…大好きなんです。

疫病の特効薬はないが、痛みを軽減する抗不安薬の成分となる、特殊な精液を持つ人「ID」
病にかかっていない人には強力なドラッグとなり、ジャンキーがID狩りと称してレイプが横行。
ルカ(ポチ)17歳は希少なIDで、レイプされそうなところをウィル36歳に助けられる。

この二人の関係が変化していく過程がいいんですよね~
イケおじのウィルが若く感じるので、19歳差の年の差にはみえにくいかな。
幼い頃に国に囚われ、精液を採取され続けた経験から、誰も寄せ付けない、信用しないルカの鎧が
お節介ウィルの包容力に絆され、自分の味方だと実感していくにつれ柔和していく。
二人のやり取りがコミカルに、シリアスに、萌えエロで描写され目が離せません!

快感の為の自慰…ウィルがルカに実践して教える場面の大胆なカットは見どころです。
恥じらい、新しい感情や、感覚の芽生え、快感に打ち震えるルカに魅せられます…。

IDである為に触られることが不快でしかなかったtnk…触られるのが嫌でなくなった理由を
ウィルの友人にそれとなく相談する少年ルカが可愛かった><

追われていたノエル達に場所がバレて、疫病を終わらせる方法をみつけようと努力しているウィル達に
迷惑を掛けたくない、問題からもう逃げたくない、自分のわがままで人助けを避けている、
自分が国にもどれば…と、DV被害者のような思考回路に陥っているルカが、なかなか切ない><

最後まで味方であることを必死に伝える、包容力満点な大人なウィルに
やっと本音を吐き出すことができたルカ…意地っ張りのデレいただきました!

ルカの居場所が定まった事が終着点でない限り、このお話は完結してないです。
その他個性的なキャラや、今後…ぼんやり状態でこのままはね…やっぱり酷くないです?

何度も言いますが、これだけごねているのは内容がいいからです!
もちろん諸事情あるのかもしれませんが、是非続きをお願いしたいです><
消化不良が甚だしい…小冊子描き下ろしでは絶対に解決されない消化不良ですよ。

10

世界観

舞台は欧米?謎の感染病(かどうかもわからない)が蔓延している国において、IDと呼ばれる人々から採取される精液が症状を緩和するドラッグとして取引されている、という世界観
精液が健常者にとっては媚薬にもなることから、国の管理を逃れたIDは常に誰かに狙われる生活を送っていて…

ルカ(ポチ)の危うさがヒリヒリする
1巻は甘いシーンはほぼなく、世界観を説明するためのストーリーが淡々と流れていく
前途多難な雰囲気だけど、絶対に幸せになってほしい

1

笑うルカをもっと見せて

 これは続かないのでしょうか? 番号が振られてないのでこれで終わり? というのも別にこの結末を咎めているわけではなくて、ここで終わりというのもそれはそれで読者に想像を任せる良い終わり方だと思ったので、純粋な疑問として気になりました。攻め受け2人の関係がほとんど発展しなかったので、他の作品なら物足りないと思ってしまいそうなところですが、この世界観なら十分納得。

 作品全体の感想としては、佐藤先生の繊細なタッチと、この特殊な世界観が絶妙にマッチし、受けのルカの未成熟な危うさと攻めのウィルの落ち着いた包容力がとても魅力的に映りました。設定もよく練られていて、面白い。淡々と描かれる距離の縮まり方は、少しもどかしいのと同時に、そのぎこちなさがリアルでもあって。でも、描き下ろしの2人のやりとりが可愛かったから、やっぱり続きも読んでみたいかな。関係が発展しなくてもいいから、楽しそうなやりとりをしている2人をもっと見たい、と思いました。

0

独特

原因不明の疫病が流行る国で、特効薬となる精液を持つ男性をめぐって展開されていくお話。

初めてこの作品を読んだとき、回収しきれなかった謎な部分が多かったけど
きっといつか続きが出て、そこで結末を迎えてくれるのだろうと淡い期待を抱いた記憶があります。
久しぶりに読み返しましたが、やっぱり続編は出ていませんでしたね。
販売も終了しているとのことで、続編はないのかもしれない。頭の中でその後の彼らを想像して完結させるしかないんだな、と少し残念な気持ちも感じつつ
この独特な世界観はなかなか味わえないのでそれは楽しめる作品だなと感じました。

0

すっごくよかった!だからこそ言いたいです!

佐藤アキヒト先生は私の中で『等身大の爽やかなエロを描く』注目の作家様で、デビュー当初から追いかけているのですが、今回は「そう来るか!」という変化球な意欲作だと思います。

ただ、すっごくレビューに迷った…
自分の中で評価が二転三転して全然定まらないし、こういう読後感は久々です。
迷ったのは、ズバリ、面白かったから。

全身に慢性的な痛みを覚える謎の疫病が蔓延する、とある国のお話。
その病気を治す薬は存在しないものの、痛みによる不安を取り除き症状を和らげる「抗不安薬」として、特定の人達の精液が有効なことがわかります。
「ID」と呼ばれるその精液の持ち主は、1000人に1人の割合で存在し、多くは薬の製造のために国の管理下に置かれていますが、国の管理を嫌う一部の人間はそれから逃れて暮らしています。
ところが、IDの持つ精液は、疫病にかかった人間以外には強力なドラッグ効果があるため、彼らは常にジャンキーたちから狙われ、『ID狩り』という名のレイプが横行しています。

そんな世界で出会った、配達屋・ウィルと隠れIDのルカ。
レイプされそうになっていたルカを救い、ルカの特殊精液を狙うノエル率いるグループの追っ手から守り匿うウィルですが、ウィル自身も何らかの過去から「疫病」や「ドラッグ」「ID」に対して複雑な思いを抱えていて…

荒廃した世界観がいいし、17歳の綺麗な少年と、36歳の謎多き男というキャラもいい。
ストーリーにも惹きこまれます。
周囲から麻薬製造機のように扱われ、精液を狙われてきたルカにとって、性器に触れられることは「気持ち悪い」もの。
それが、精液目的ではないウィルの愛撫によって、初めての快感や初めて知る不思議な思いを抱くシーンなど、2人の間のエロスの芽生えも本当にとーってもよかった。
脇役もまたいいんです。
とにかくすべての要素が素晴らしい。

だから、話の進行具合と残ページ数を見ながら、なんか嫌な予感がしたんです…

とにかく「え!うそ!これで終わり?」なんですよ。

【え、これ続かないんですか?】

ウィルの過去。希少種だというルカのハッキリした正体。
ノエルとは何者なのか?彼は疫病にかかっているの?
ノエルの側近ユリはIDなの?え?え?
皆の未来はどうなるの?
ウィルとルカの関係も、少々曖昧な状態。
決定的なエロにも至っておらず。
(応募者全員サービスでの描き下ろしエロはあるそうですが…)

…もうね、知りたいことだらけ。
なんか読み逃したかも!?とレビュー書く前に確認のためもう一度読み返しました。
どこかに1巻って書いてないかな?と表紙に穴が空くほど隅々まで見ました。
うーん、やはり書いてない…

(ザックリと含ませたまま終わるのもアリなのか?いや、ないだろ。ん〜でも逆にアリ…?)
と、深夜の自問自答。まとまらない。
仕方ないから朝に持ち越そう!寝れば頭もスッキリするでしょ♪……と爆睡するも、結局朝になってもまとまらないままでした。

評価は中立ですが、作品に対しては非常にポジティブな思いがあります。
だってこれ、1巻と銘打ってあったら、続きへの期待も込めて間違いなく「神」つけてます。
続編が決定した時点で評価を変えたいくらい、「1巻」としては最高の出来です。
でももしこれで終わってしまったら、それはないよー!と思ってしまう。
伏線はきちんと回収して欲しいし、広げた世界観を心行くまで見せて欲しいです。

私の結論としては『続き必要!!!』
これに尽きる。

出版に関する事情が諸々おありだと察しますが、一読者としてのお願いです!ぜひ続編を!

16

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