笠井あゆみさんのレビュー一覧

隷属の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

「定理」三部作完結

『天使の定理』に登場した、式見のマネージャー・瀬戸が主人公。彼の被虐的な性癖が引き寄せる、破壊と再生を彷彿とさせるシリアス&ディープなハード・ラブストーリーです。(なんだか薄っぺらい煽り文になってしまった、、)

発売まで待ちきれなくて、作者様のツイからあらすじに触れてしまって正直後悔してます。瀬戸と乃木の出会い→式見の絵を描いてもらうまでの駆け引き段階は想定内。二人の関係性には共依存…

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眷愛隷属 -白狐と狢- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

攻めのキャラは好きだけど……

表紙の狸が可愛すぎて惹かれた作品。主人公のお約束とBL受けの資質ともふもふ要素まで兼ね備え、各方面のポイントの押さえ具合がすごいと思った。攻めの有生がかなりツボなタイプで好き。

慶次は熱血少年で心理描写が幼く猪突猛進な中学生のよう。四股を踏んで気合いを入れるBL小説主人公は珍しい。片目に秘密があったり、なぜか術が効かないといったベタ設定が主人公らしい。その理由を次巻に持ち越すのはセオリー通り…

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狼に捧げたい -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

有生の兄編

『眷愛隷属』シリーズ第三弾です。
こちらは弐式家の長男(耀司)のお話なんですね〜!
知らずに購入してました(*´ω`*)
長男は謎に包まれていたので、耀司をより知ることができて良かったです。

とにかく受けの柚がいろんな意味ですごかったです…!
耀司に対する崇拝っぷりがすごすぎて
この子大丈夫かな…?と思っていたら案の定…ですね。

途中どうなっちゃうんだろう?と思ったけど、

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隷属の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

破れ鍋に綴じ蓋

先生買い。定理シリーズの3冊目。前2巻読んでないと面白さ半減だと思うのでぜひ前2冊からどうぞ。3冊目の受けは2冊目受けのマネージャーさんで、攻め受けとも重めな方で破れ鍋に綴じ蓋?と感じたので萌にしました。本編250P弱+あとがき。

未だに式見への思いに囚われ「心臓が止まりたがる」という様子の瀬戸。ある日、式見のポートレートを描いてもらえると人気の画家と打ち合わせをしたのですが、式見とは会わず…

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きつねに嫁入り -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

イライラしちゃう

『眷愛隷属』シリーズ第二弾です。

今回は有生と慶次の出会いの話から始まります。
有生視点で始まるのですが、このとき幼い彼はそういうことを思っていたのかと知ることが出来ました。

今回も前回出てきた涼真とひと悶着あるのですが、
慶次の大人しくしてられない性格にすごくイライラしました。
言葉足らずな有生も悪いけど、かばんを隠すなんてなにか意味あるに決まってるのに
ほんとに慶次は馬鹿だ…

1

眷愛隷属 -白狐と狢- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

面白い

初めての作家様です。
お名前だけは聞いたことがあったので
読むのをすごく楽しみにしていました。


掴みどころのない有生と、純粋でおバカな慶次。
慶次のキャンキャンうるさいところがあまり好きではなく
読めるかな…と序盤で不安になりましたが
面白くて一気に読み終えました。
と言っても、やっぱり少し慶次は苦手です…。
エッチの時は可愛いんだけどな…。

慶次はいい意味で単純だけ…

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隷属の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

「人間」というエネルギーの塊

「兄弟の定理」「天使の定理」に続くシリーズ3作目。

既刊は未読でも大丈夫だと思いますが、
天使~だけでも読んでおくと理解度が増すと思います!

・生死ギリギリのところで家族の絆を繋ぎ合わせた1作目
・殺し合いも辞さない覚悟で殻をぶち壊しにいった2作目
・壊して欲しい自分と壊れそうな繊細さが描かれた3作目

これら定理シリーズを読んで感じた共通点は、
生きることへのハンパないエ…

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隷属の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

「羽化」していく姿に萌える

『兄弟の定理』→『天使の定理』に続く、定理シリーズ(沙野先生曰く「式見槐 三部作」だそうですが)の3冊目。沙野さんは個人的にハズレがない作家さまなのですが、今シリーズはもうとにかく大好き。めっちゃ萌える…!

今シリーズは甘々な作品ではありません。
ほのぼので優しいお話が読みたい気分の時には回れ右。
複雑な内面を持った男たちの、魂と魂のお話です。痛い描写もあります。が、だからこそ、でしょう…

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双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

兄の嫉妬が良き

小柄な美形が両脇に大柄な男前連れてる図、良いですよね。
悦司がインテリな男前で…篤志がモデルの男前で…と読む方も若干混乱するのに、ハッキリ見分ける兄の紅が二人から愛されるお話。誰も見分けが付かない(ってことはこんなに性格違えば普通はあり得ないけど)なら自分を見てくれる人を好きになるのは必然ですね。触れ方やキス、果ては挿入がどちらか目で確認しなくても判別できるの、エッチだわ…
エロエロな話だけじ…

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春淫狩り ―パブリックスクールの獣― 購入者特典書き下ろし小説ペーパー グッズ

こーゆーの好き(*´ω`*)

本編での、キツネ狩りの時。
攻め様であるクリフ視点のお話です。

クリフがローレンスの事を好きなのは分かってましたけど、こうやってモノローグで胸の内を知るのは嬉しいなぁ(≧∇≦)


自ら服を脱ぐローレンスを前に、怒りや欲望、自己嫌悪など、色んな思いが去来しているようです。
『キツネ狩り』から助けることもできたのに、ビリーから助けるという名目で、ローレンスを抱くことができる。

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