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シリーズ第6部の2冊目、通しで27冊目になります。表題作のみの収録です。
悠季が、正式に留学を終えて日本に帰ってきます。
この日を待ち侘びていた圭はルンルンと成田までお出迎え。けれど悠季の頭の中は邦立音楽大学バイオリン科講師の件で一杯で、圭の存在を思い出す余地などありません。そのまま圭に気付かずゲートを出て歩き出してしまい、圭に呼び止められて初めて(ああ、そうだった)と思い出す始末。拗ねる圭の気持ちが分かります!
今回から登場人物が一気に増えています。
悠季の就職先である音大バイオリン科は、教授2人(含む福山先生)に、助教授3人、講師6人(含む悠季)で、今後は誰がキーマンになってくるのでしょうか?
そして悠季の受け持つ生徒は5人です。山田杏奈、神山数馬、新藤裕美子、崎村小太郎、由之小路貞光。いずれも個性的な面々です。
また、フジミのメンバーにも入れ替わりがあったようです。
帰国後の悠季は圭とのラブラブ生活を送りながら、懐かしい人達や新キャラたちに囲まれて、講師として、フジミのコン・マスとして、多忙な日々を過ごしています。そして無事に2人揃ったところで、フジミ専用練習所計画も始動します。さて、これから話は、どう転がっていくのか!? 今回は、とりあえず悠季が帰国してからの第1弾という感じで、伏線の張り巡らされた内容となっています。
最後は、家出?してきたチエ姉さん(悠季の3番目の姉)が、悠季と圭の目の前で、愛の巣に居座ることを宣言して話は次巻へと続きます。圭の怒りがどのように爆発するのやら・・・波瀾万丈となりそうな予感がします。