ふたりのライオン

futari no lion

ふたりのライオン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神93
  • 萌×265
  • 萌23
  • 中立4
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
23
得点
798
評価数
191
平均
4.2 / 5
神率
48.7%
著者
古矢渚 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344843974

あらすじ

人懐っこくおおらかな順平が入学早々のキャンパスで出会ったのは無愛想な男・礼央。言葉を交わすうち、礼央が同じ高校出身で当時「裏番」と恐れられていた「鬼獅子」だと分かる。誤解から遠巻きにされていた孤独な日々から脱するべく、遠方の大学に入り友達を作ろうと努力する礼央の、初めての友人となった順平だが、やがて礼央に対して友情以上の気持ちを抱くようになり……?

表題作ふたりのライオン

大学1年生
大学1年生

その他の収録作品

  • (描き下ろし)前途洋々?
  • あとがき

レビュー投稿数23

古矢先生の描く大学生

古矢先生、高校生の恋を描くイメージがあったので、大学生という設定もとても気になり拝読。

設定が大学生になろうと誰になろうと、先生の作品であればもう萌え悶えました。さすがです。

そして泣けました。

男の子2人が大学で出会って紆余曲折ありながらも友達になって、お互いの過去を知ったり、それでもまだ知りたくて、、、

恋心に気づくまでの過程がとっても丁寧で見ているこっちもドキドキして、、あぁ恋っていいなぁと改めて思わせてくれますよね。



1

激萌えポインツが何ヶ所か♡

好きだ〜〜。このお話。この2人。

まず、鬼塚か脈絡なく「俺はな 友達がいねえ」のところで笑ったw 宍戸の「…何の告白⁉︎」に私も同じリアクションしました。

そこで、あっそ、で終わらず、じゃ俺を友達にしない?と言うのが宍戸ですよね。冒頭で彼のキャラの説明があったように。

そこから友だち付き合いを始めて、鬼塚のことを知っていく宍戸が(誘ってやりたいな)と思うところがよくて。
鬼塚に惹かれていく宍戸の目を通して、私も、ああ、楽しい、ドキドキワクワクする…とこの2人のストーリーに引き込まれていくのがたまりません。こういう見せ方、先生お上手だわぁと思います。

猫をかわいがる宍戸に、たどたどしく猫を預かっているから見にくるかと言おうとする鬼塚に(がんばれ)と宍戸が思うところもツボw 宍戸いい奴。
そして(こ)(これは)「行く」「絶対行く」「いつならいい?」と食いつくのも宍戸の気持ちが素直に出ていて好き。

中でも、めっちゃ萌えポインツなのが⤴︎
酔った鬼塚に、大学が楽しいと言われ、福耳を触られる宍戸の独白。
(好きか嫌いかで言ったら好きだよ 好きだけど ちがう これ)と鬼塚の手をとり
(たまんなくなる方のやつだ)←コレ!!こっちもたまんなくなるやつ!!
好きだと自覚するシチュエーション、表情+このモノローグがすんばらしい!!大好きです。

あと、萌えポインツ⤴︎
鬼塚がチンピラをボコって宍戸が普通に「惚れ直した」と言うとこ。
それまでぐるぐる考えて、鬼塚を避けて、何て言おうか迷っていたのに、あっさりいいセリフ言っちゃった。こういうの好きです。

その後、鬼塚の「がんばってみれば?」「たぶんいけると思うぜ」が超男前!!
鬼塚もそれまで宍戸に惹かれていってのコレだし、セリフも言い方もめっちゃカッコいい。

極め付けの萌えポインツは⤴︎
病院で鬼塚が高校生の時に助けたモブおじにお礼を言われた後、背中が丸々鬼塚の肩を黙って抱く宍戸〜〜!!
この見開きがたまらんたまらん。ぎゅんぎゅん⤴︎⤴︎です。
その後の鬼塚の泣き顔、宍戸のセリフもいい。
鬼塚が順平呼びするのも。

描き下ろしの「俺にはしねえの?」はもちのろんでございます。いつもいきなり男前なことを言う鬼塚に混乱する宍戸がおもしろい。

で、タイトル回収がありました。
ちゅーの後、鬼塚の「時間の問題か…」を宍戸は逆の意味にとっているのもまたおかしかったです。

この2人とても好きなので、続編を描いて下さるとうれしいです。

3

陽キャ×クーデレ

エロ要素がない作品ですが、2人のキャラが立っているので読んでいて面白かったです!がっつり恋愛している作品ではないのでBL初心者の方でも読みやすいと思います。
受けの鬼塚くんが本当にいいキャラで、高校時代ヤンキーのような見た目で「鬼獅子」という通り名で恐れられて、大学から黒髪にしたという逆大学デビューを果たした子なんですけど、本当は強くて優しくて猫が好きな男の子なんです。そこに気づいた順平くんは、鬼塚くんにとって太陽みたいな存在なんじゃないかな〜と思います。
続編を切望しています。どうかご検討を……

3

爽やかな恋

どこかのサイトでこの本を、読むマイナスイオンと紹介してありましたが、ほんとにそうだなと思いました。絵もストーリーも爽やかで甘酸っぱくて胸キュンで、まさに青春です!

私は個人的に黒髪のクーデレキャラが大好物なので、鬼塚にハマりました!
あと順平の福耳キャラ!が珍しくて、結果、福耳いいね…となりました笑。
順平、鬼塚の2人が両想い確定するシーンの、あの流れでの鬼塚の
「頑張ってみれば?たぶんいけると思うぜ」
というセリフがとてもとても大好きで、このシーンを繰り返し読み返してはニヤニヤしてます。
読んだ人は分かります!ぜひ!

3

最高の黒髪クーデレ受けです!

「表紙かわい〜!」くらいの気持ちで買って読み始めたのですが、想像以上にかわいくてやさしいお話で、最高になっちゃいました。買ってよかったです。

鬼塚くん(受け)と宍戸くん(攻め)が出会って仲良くなっていく様子がゆっくり丁寧に描かれていて、ふたりともとっても良い子で読んでいて癒されました...。ずーっとピュア!かわいい!

告白シーン(と言っていいのか?)での、鬼塚くんの「たぶんいけると思うぜ」という返事が大好きです。こんなこという受けにはじめて出会いました。あと「俺には(キス)しねえの?」って普通に無表情で尋ねちゃうところも大好きです。理想の黒髪クーデレ受けでした。

9

ふたりのライオンが会えて良かった

礼央良かったねえ!

高校時代の礼央が可哀想で。でも腐らず大学では1から頑張るぞ!ってところが良い子でかわいい。

同じ高校出身だったのが順平で良かったね。

どんどん友達が増えていく礼央を読んでてとても嬉しかったです。順平を見習ったり変わろうとしたり頑張ったもんね。

順平もそんな礼央を見守りながらも寂しさも感じるようになって。

順平が自分の気持ちに戸惑い礼央と距離を置くように。
礼央は順平が大事だからちゃんと正面きって向き合うんですね。良い子だ。

礼央が助けて誤解や噂の元になってしまった元ホームレスからかけられた言葉に泣けてきますね。

本当にふたりのライオンが会えて良かった。

1

素敵な恋の始まりに悶絶

今作も実にキュンキュンでした。
コミュ強男子とクーデレ男子の組み合わせに非常に萌えた!

あまり好印象な出会いではなかった所からのじわじわ距離の縮まる感じ、そして意識しはじめてからのすれ違い…王道です。
こういうパターンは多分他にも読んだはずなのですが、どうしてだか何度でも萌えられます。

鬼塚のクーデレ具合が良い。クール8割デレ2割(9:1かも)くらいかな?
ごくたまに見せる照れがたまんない。
普段無愛想な友人が自分だけに見せる笑顔にドキッな展開もよく見るのですが、トキメキが止まりませんでした。

対等な関係の友人が欲しいだけな鬼塚を好きになってしまい、葛藤する宍戸も思いやりのある良いヤツでした。
福耳な設定も生かされてましたね。
確かに福耳なキャラは初めてだったかも。
大事な福耳ちゃんが無事でホッとしました。

描き下ろしのキスも上手い角度で隠され、直接的に描かれてないところがまた萌えを助長させます。
自分で誘っておいて冷静な反応の鬼塚が良かったです。

5

強くて同じくらい優しくなる

作家買いしている大好きな古矢渚先生の作品です。
この作品も、古矢先生の綺麗な絵と丁寧な描写に加え感情や距離感などが、とても上手に表現されています。

大学1年生の宍戸 順平くんと大学1年生の鬼塚 礼央くんのお話。

「どっかで見たことあるような ないような…」
順平くんが大学構内で言葉を交わした「男子学生」。
その後も、たびたび構内で見かけますが、目が合えと避けられている感じ…。
ある日、大学図書館に行くと、受付をしている「男子学生」がいました。
やりすごそうと思った順平くんですが、受付に忘れられた学生証を見てしまいます。
その学生証の名前は――鬼塚礼央
順平くんは、「男子学生」が出身高校の「鬼獅子」であることに気が付き…。

礼央くんは、海外出張が多いご両親の代わりに、元軍人のお祖父様に育てられました。
そのお祖父様には、小さい頃から鍛えられ、そして「同じくらい優しくなれ」と言われていました。
礼央くんの別名、裏番「鬼獅子」は、誤解から生まれたのですが、ケンカが強かったのは事実です(笑)
他の学生から「鬼獅子」と呼ばれ、孤独だった礼央くん。
高校生活をリセットして、逆大学デビューをしたときに出会ったのが…順平くんです。
自分の「過去」を知る人間がいたら、いろいろやりづらくなりますよね(汗)
でも、順平くんだったからこそ、礼央くんの新しい人生が始まるのです!

今まで1人だった礼央くんが、順平くんと友達になったことで、礼央くんの世界が広がっていくのがわかり、こちらまで嬉しくなりました。
新しい友達が出来たり、休日に遊びに行ったり、みんなで焼肉を食べたり…。
一番、成長したなと思うのは、順平くんを自分の部屋に招いたことです。
でも、2人の距離が近づくにつれて、順平くんの心はざわめきます。
友達なのに、同性なのに…自分の気持ちに戸惑い始めた順平くんは、礼央くんと距離を取り始めます。
一方、避けられていると感じた礼央くんは、理由を考えます。
うーん、礼央くんからしたら、友達だと思っている順平くんに避けられるのはショックだよね。
しかも、理由がわからない…。切なすぎる(泣)

脇キャラもみんないい人です。
とくに、礼央くんの幼馴染みの亮二くんは重要なポジションです(笑)
順平くんに「あいつは対等に飢えてんだよね」と教えてくれます。
周りからはずっと遠巻きにされ、友達と呼べるような相手もいなかった礼央くん。
損得勘定なしで対等に付き合える人間関係を築きたかったのでしょう。

後半は、2人で話をしているときに男たちから暴行を受けてしまいます。
順平くんの「福耳」をナイフで傷つけられた瞬間、礼央くんの眠っていた「鬼獅子」が目覚めました(笑)
暴力シーンは好きではありませんが、礼央くんがすごくカッコイイです!
でも、順平くんが自分のことを好きだと認めた後の礼央くんは、もっとカッコいいです!
「頑張ってみれば? たぶんいけると思うぜ」

最後は、2人が病院で治療を受けた帰りに男性から声を掛けられます。
そのエピソードがすごくいいので、作品でご覧ください。
お墓のお祖父様に問いかけた「俺は、間違えてなかったよな」の答えがもらえます。

描き下ろし『前途洋々?』
礼央くんは、亮二さんの出張でアコギを預かります。
描き下ろしのメインじゃないけれど…この作品のタイトルの意味がわかりますよ。

本編では、まだお付き合いもしていない2人。
これからどのような関係になるのかがとても気になります(汗)
古矢先生があとがきで「今後は、順平が別の意味で大変そう」と記載されていますが、やっぱり礼央くんに振り回されちゃうんですかね?
礼央くんって、無自覚な小悪魔タイプですもんね。
頑張れ!順平くん(笑)
これからの礼央くんの人生は、楽しいことでいっぱいですよ。
間違いなく、礼央くんのラッキーアイテムは「猫」と「福耳」でしょう。

読後は、爽やかで優しい気持ちになれます。
古矢先生の世界観に浸れる素敵な作品ですよ。

6

噛みしめたくなるお話

たまたま目に入ったので読んでみましたが、もっと早くに読みたかった......!とつい唸ってしまうほど、大好きな雰囲気の作品でした。

序盤から最後まで、ずっと受けがかっこいい。
こんなことある?ってくらいかっこよくて、くらくらしました。

誤解されやすい性格と行動でうまく友達づきあいが出来なかった高校時代から脱却したかった受けに、偶然とは言えなんでもないように手を差し伸べて、連れだしてくれたのは攻めだったし、そんな攻めに感謝して大事にして守ってくれたのは受け……
このバランスがすごくよくて、出逢えてよかったね……としみじみと思います。

受けの髪が地毛に戻るところも見てみたいですね。
絶対可愛いもんね。

この作家さんの漫画は初めて読みましたが、噛みしめたい台詞や「ここが最高なの!」と抜き出したいシーンが随所にあって、一度読み終えてもまたその場面に戻って良さに浸りたくなるのも心地よかったので、別の作品も読んでみようと思いました。

5

Boy meets Boy

普通の男の子が普通の男の子と心を通わせていく物語です。
間違えてお酒を飲んで酔って打ち明け話したり、ワルに絡まれたり、青春漫画の王道的展開なのですが、主人公の心の変化が丁寧に描かれています。
思いがけない思いを抱いた(男の子を好きになった)戸惑いや、相手の世界が広がっていくことへの寂しさや嫉妬心・・・BLだけど男女問わず恋をしたら誰もが感じる普遍的な思いに寄り添うよう素敵なラブストーリーです。

BL要素ではないですが、おじいちゃんが元軍人という設定が好きです。

9

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