マイリトルインフェルノ 下

my little inferno

マイリトルインフェルノ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神204
  • 萌×2106
  • 萌37
  • 中立11
  • しゅみじゃない18

--

レビュー数
32
得点
1566
評価数
376
平均
4.2 / 5
神率
54.3%
著者
朝田ねむい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784396784690

あらすじ

小さくて、弱くて、何の力もない「仁(ひとし)くん」。
そんなちっぽけな存在が、必死に抗って歯向かってきたのが、
新鮮で、たまらなく愉快で、可愛かった。

気まぐれに仁のもとに身を寄せたけれど、
「まーくん」を取り戻したいナカモトの画策で
仁の母が借金まみれにされてしまう。

自分のせいだと気づいた「まーくん」は、
ナカモトが誘う危険で享楽的なウラ社会へ再び戻るしかないと、
穏やかだった仁との日々に別れを告げるが……。

表題作マイリトルインフェルノ 下

真神まゆみ,29歳,天才ハッカー
新井仁,19歳,大学生

その他の収録作品

  • SPECIAL TRACK
  • BONUS TRACK
  • あとがき

レビュー投稿数32

納得の実力派!!そして細かな仕掛けも楽しかったです♪

とにかく大興奮の元読み終えた上巻!
未知との遭遇の高揚感とでも言いましょうか???
すっごい面白かったです
そしてとうとうその全容が明かされる?ナカモトとの行方は??と期待した下巻!

意外にもちょっとナカモトとの関係は切なかったわぁ…(´ 。•ω•。)
そして、まーくんの悪事は結構勢いで少々煙に巻かれた感はあったかなぁ…
そんな事より「まーくんと仁くんでしょ?」って所の焦点が当たっていて、まぁ、そこはそこですっごく良かったんですけれどもね♡

そう!仁くんを可愛がるまーくんがかわえぇ~
ツンツンしまくっちゃう仁くんだけどあのまーくんの前じゃ正に赤子!
赤子の手をひねるかの如く仁くんを小脇に抱えるまーくん←まるでスーパーでお米10Kgを買って抱えてるかの様な体格差…!
なかなか激しいカップルさんだけどあの豪快に笑うまーくんに全て持って行かれちゃう!!
あんなにツンツンしてるのに、まーくんが離れないように大胆な行動にも出ちゃう所とかの危なっかしさが「放って置けない」可愛さなんだろうな~って思いました

あんまりにも素直じゃないと、普段ならそこまで好みな受けじゃなかったかもなのに。。。やっぱりまーくんの存在で仁くんもかわいく見えて来ちゃって…なんかもぉあの最後の注文の多いセックスとか笑顔で見ちゃいましたょwww

後、ちょっと普通に笑ってしまったのがまーくんが着用していたあのパチモン感バリバリのジャージ!(まーくんは”ダセー”って言ってましたねw確かに!ダセー…笑)
そのジャージのバックプリント!
サン〇オさんの稼ぎ頭のKit〇y先輩「Hello K〇tty」をもじった「Hollow Teddy」って書いてあるし、イラストもめっちゃ寄せている…笑
(Hollow→実態のない Teddy→小熊の意味でそのままキ○ィさんのパチなのか?Teddy Boyで不良の意味を示唆したか?まぁ、どちらにしろ彼らが犯してる犯罪の内容を暗喩するにはピッタリの単語ですし、Helloもモジってる辺りが秀逸です!)
このセンス、最高に笑いました!!!

初、朝田ねむい先生作品は読む前はビビり倒してましたが、読み始めたらアッと言う間で、すっごくおもしろく読めました!
訴求力の高いお話しも、キャラの創り上げも、更にキャラの動かし方や描写も、全てが実力派の先生だな!って思いました
おススメで良くお名前を耳にするだけある、ファンの方が多いのも納得でした!!
先生を知らずに終わらず良かったです⸜⸜٩( 'ω' )و //

0

おもしろかったー!最高作品

[まーくん]をめぐる[仁くん]と[ナカモト]の関係。アラジンと魔法のランプモチーフになってて面白かった。

新井仁くん(アライヒトシだが、アライジンとも読める)→アラジン、魔法のランプならぬ閉じ込められてた車のトランクに仁くんが触れたらまーくんが中から登場→ランプの魔人ジーニー、まーくんを裏社会に引きずり込み悪事三昧だった過去、もう一度2人で最強なバディを組もうと諦めないナカモト→ジャファー。

ただ、アラジンのストーリーをなぞるだけでなくてそれぞれの行動と結果が面白かった。
上巻でも思ったけどナカモトが全力でまーくんことまゆみに「公私共に俺と居る方が絶対にいい、お前の為だ」とラブコール送ってたが、まーくんは平凡でちっぽけな仁を選び負けてしまう。
仁と引き離すために仁母にネットで細工して3000万の借金を負わせたり。(そのシステムは、かつてまーくんが作った物という皮肉)

1人の男を手に入れるためにここまで必死になるナカモトがちょっと不憫に思えました。
まーくんがもっとアホで快楽主義だったら、2人で悪事働いて世界牛耳って楽しくやろうぜ!で突き進んで最後破滅ってボニー&クライドになれたんかもしれんけど、そうじゃないから仁くんに可愛げと面白みを感じたんだろうな。
なんか、ドラえもんとのび太くんみたいな関係っていうか。ダメな子ほど可愛い、なんとかしてあげたいし一緒にいたいみたいな。

のび太くんって書いたらだんだん仁くんがのび太くんに思えてきたな。(アラジンよりもドラえもんのが馴染みがある)ドラえもんは使い方次第で悪事も働けるような便利なロボットだけど、仁くんといる限りはただただ愉快に暮らすんだろうな。

2人の初エッチの時の反応、ワーワー大騒ぎ。服脱がない、バスタオルを下半身に掛けて!とか触らないで!そんな事言われても大人なまーくんは爆笑しながらちゃんと希望通りのスタイルで抱いてくれる。回数重ねたらだんだん変わってくるのかな?

登場人物が少ないけどドラマチックでとても面白かったです。今後何度も読み返したくなる作品。

シーモアで購入
修正のいらない描写

1

私「中本」推し〜

下巻。

私は切なかったよ!
ナニがって。私ご贔屓の「中本」の純情が!
もちろん「中本」の執心は愛だの恋だのだけで構成されてるわけじゃなくて、まーくんのハッキングの才能と自分の才覚があれば世界を支配できる!っていう高揚感あってのものではあるけれど。
取り戻したくてキスを誘う「中本」がエロ哀しい。(「永遠にお前の側に〜」のあと、2人はヤったと思います!私基準で!)

なのになのに。
まゆみは仁くんを選んじゃうんだね。
なのになのに。
仁くんはH拒否だね。ハハハ!ここサイコーに笑える。
多分、結局は、いつかは、挿入までいくのかもだけど、ずっと素股だけでお預けしとけばいいよ。
この世の情報とそこに繋がるカネは思いのまま、だけど生身の人間は中本も仁もままならぬ。

タツミのその後よろしくお願いします!

1

ストックホルム症候群だから

仁がまーくんを好きなのかどうなのか
やっぱりストックホルム症候群なんじゃないの?

体を触られたり見られたりするのが嫌なのは仁デブだったからだよね
あと元々ゲイじゃないもんね
それはタツミもそうだったみたいだから追々良くなるのか?
でも、吐くか吐かないかってかなり嫌な感じじゃない?良くなるのか?

まーくん、仁はダメだからドラえもんみたいに助けてやりながら楽しくやるのかしら
ストックホルム症候群だとしても、言うことをきいているのはまーくんの方だから良いのか?
主が平凡なやつならば平凡の中におさまってられる…のかな?
タツミと似合ってたけどね

0

マイリトルインフェルノ(下)

めちゃめちゃ面白いお話でした。すごく好き。親が騙されて借金してるとか、今のご時世ありそうでなさそうで、実はありそうな展開がすごく怖くて好き。世界観がリアルなのに凄すぎて現実味が無いギャップも最高でした。まーくんがカッコイイのかただのオレ様なのか、よくわかんないまま進むのがすごく好き。テンポも良いし、展開が早いし、けどめちゃめちゃ頭いい世界線のお話でゾクゾクしました。結局、離れられなくなっちゃう中毒性みたいなものがまーくんにはあるんですよね。人として魅力的なことだけはすごく伝わるし、それだけでいいんだと思う。上下巻読んですごく満足しました。何度も読み返したくなる爽快感のあるお話でした。

1

タイトルの意味を調べたら…


上下巻を読んで率直な感想は「天才な攻めの取り合い」でした。

視点が色々変わるのですが、私は攻めのまーくんを中心にした物語だなぁという印象を受けました。

というのも、このお話は二巻通して受けが二人。
信じられないくらい平和な受けの新井仁と、麻薬のような受けのナカモトサトシ。
平和だけどスリルがない、スリルはあるけど虚無感と疲労がある。
二つの道で、一体まーくんはどちらに進むのか…。
とても見応えがありました。

スパダリではありますが、まーくん実は優柔不断で一途ではないです。

ナカモトの悪魔のような囁きにフラッと行ってしまいそうになったり、過去には恋人でヤッたりするのでヒヤヒヤしました…(笑)
なので、受け一途が好きな方は苦手かもしれませんが、逆にナカモトとのカプが好きな人もいるだろうなぁと思いました。

甘々!とはいきませんが、この独特さに私はハマってしまいました。

あとがきは、ナカモトとのお話。
まーくんがナカモトの元を離れたキッカケになったシーン。少しイチャイチャしてます。


そういえば、タイトルの意味なんだろうなぁとふと思って「インフェルノ」を調べたら「地獄」「大火」とあり、おお~!と感嘆しました。

0

一筋縄ではいかない、朝田ねむいワールド‼︎‼︎

エクスクラメーションマーク、
四つも付いちゃいますよ‼︎‼︎w

あ、上下巻一気に読んでしまったので、
作品全体での感想です。

いやはや、ホント、面白いv
予想もしない展開に
あれよあれよという間に上下巻読んでしまいました!

謎多き『まーくん』と、
ビビリでいじめられっ子だった仁くん。

全く甘く無い二人の関係は、
甘く無いまま物語は終わりを迎えるのですが、
不思議とちゃんとボーイズがラブしてます!

いや、不思議では無いのか!
何故ならそこに愛があるから!v

言いたいことは沢山ある気がするのですが、
ねぇ、ちょっと読んでみて?と、
人に薦めたくなる作品。
甘々成分はちょっと少なめなので、
多少勧める相手は選びそうですが……!

とにかく予想を裏切る……というか、
予想しにくい展開で
ついぐいぐい物語に引き込まれます!

ナカモトのその後とか、スピンオフ希望!

評価はいい意味での
気持ちいい裏切りに『神』!

0

面白かった、けど、、、

割と好き嫌いが分かれそうです。攻めは最初からスパダリな訳ではなく、受けも重度のヘタレで、よくこのカップリングで書き始めたなあという意外な組み合わせです。きゅんや萌えを求めて読むには少々場違いだと思います。サスペンス?先の読めない展開?がこの作品の一番の魅力だと思いますので、ぜひネタバレなしで、恋愛マンガというよりはサスペンスドラマを読むような感覚で読むと面白いと思います。


1

まーくんの不思議な魅力?魔力?

まーくんは怖いけどカッコ良くてゾクゾクします。不思議なキャラ、洋画の主人公っぽさがありますね。
仁くんは…ヘタレ寄りの普通の大学生で、可愛い可愛いと皆さまおっしゃってますが、私には苦手なタイプの性格でした。ですが、この性格だからこそ、この骨太なストーリーが見事に成立してるわけですよねー。タツミさんは性格はクズですが顔が好みなので、スピンオフなどでもっと見たいです。あと、まーくんのほのぼのしたオカンな日常も見たいです。

1

物語としてとてもおもしろい!

おもしろかった!
中本が汚い手を使いまーくんを取り戻そうとし、能力も住んできた世界も何もかも違う2人だし、仁になすすべないやんと思ったけどあんな風にまーくんを引き戻すとは。

仁の言動に爆笑するまーくんが楽しそうで
ハピエンでよかった✨

中本(イケメン担当)の言うことや気持ちもわかる。
でも最後はあきらめてくれてよかった。
そこまで悪い奴じゃなかったのがまたよかった(やってることは悪いけど)

仁とまーくんの告白のやりとりに笑ったw
くっつくとなった時、仁が偉そうでめんどくさいのに聞いてあげるまーくん、さすがスパダリ。
オチもいい。

インフェルノ=地獄。
タイトルは仁、まーくん両方に言えることかな。

「アラジンと魔法のランプ」の使い方がかっこいい。

中本にとってまーくんは魔人のランプと言うし、まーくんが仕掛けたマルウェアが通称「魔人のランプ」

仁(新井仁で冒頭「アラジンだ」と言われている)にとっての魔人もまーくんか。

中本はまーくんと共に巨万の富や世界を支配するようなことを望んだ(魔法使い役?)

仁にとっては、自分を受け入れてくれて一緒にいてくれるのがうれしくて好きになった存在。
それがまーくん(魔人)だったのかな。

まーくんの名前が真神てのもおもしろい。

3人とも(仁、まーくん、中本)過去について必要最低限な描写もよかった。
今の話に集中できる。 

仁の母に実害なかったのもよかった(リアルに考えると怖いけど)
全体的に、怖いとか辛い展開が最小限なのも好み。
痛快でテンポ良い展開が心地よい。

しかし、平凡で友だちもおらず無力な仁がまーくんとどうなるんやろ?と思ったけど、違和感なくなるほどそうなるか!?という展開が見事でした(偉そうにすみません)

まーくんと中本(本名タツミ)の方がお似合いだしリアリティあるけど、まーくんは嫌気がさした、てのもわかる気がするのがまたうまい。

個人的にはキャラ萌えはせず、L的要素も薄く感じても、物語としておもしろかった。

欲を言えば、いちゃいちゃがもっとあったり、主要キャラがイケメンだったらうれしかった。
が、そこは作者さんの狙いとは違うんやろね。

タツミがイケメンだったけど、あの役あれはあれで良しか。

キャラ萌えはしないと言ったけど
読んでいるうちに、2人のことはどんどん好きになっていきました。
悪役的なタツミのことも。
タツミにも感情移入できたし。
そこがまたすごい力量だなと。

朝田先生の絵は、立体感はもちろん、質感とか体のぐにゃり感とかも感じるのがうまいと思う。
構図も、コマの流れも気持ち良くて好き。

あと、作品的にも、生きづらさがある中、懸命に生きる人物に救いがあったり、笑いや毒や悪や悲哀やあたたかみ等等がある物語が多くて。そこも好き。
でも陰鬱さや重さがさほどない。

BLというよりシンプルに物語としてすばらしいと思う。
絵も構成もキャラもすばらしくて、大好きな漫画家さんになりました。
うれしい。

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