あかりと彼はなやましい

akari to kare wa nayamashii

あかりと彼はなやましい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神125
  • 萌×267
  • 萌35
  • 中立1
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
20
得点
999
評価数
233
平均
4.3 / 5
神率
53.6%
著者
鶴亀まよ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビボピーコミックス
シリーズ
三上と里はまだやましくない
発売日
価格
¥687(税抜)  
ISBN
9784799741825

あらすじ

「ノンケのあんたが俺を好きになれんの?」

友だち(ノンケ)の男2人がくっついた。
ゲイを公言する男子校生・あかりは、それが何だか面白くない。
うらやましい? それとも嫉妬? ……なんじゃそりゃ。
俺にだって、きっといつか「好きな人」ができるはず…!
意気込んで向かったゲイバーで出会ったのは、
正論を振りかざすムカつく大人で――!?

pixivコミックでフォロワー20万人突破の「三上と里はまだやましくない」スピンオフ!
コミックスでしか読めない描きおろしは初めての×××!

表題作あかりと彼はなやましい

若宮瑞貴,26歳,会社員
桜井あかり,16歳,高校2年生

同時収録作品番外編「おあずけ」「かなわない」

(仮)三上勇斗,16歳,高校2年生
(仮)里涼一,16歳,高校2年生

その他の収録作品

  • あかりと彼
  • 友人
  • 忘れもの
  • 夏の日
  • あかりと三上
  • 連行
  • 落としもの
  • あかりと瑞貴
  • あかりと瑞貴は悩ましい(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • 電子限定描き下ろし
  • カバー下漫画

レビュー投稿数20

よく頑張ったと褒めてあげたい

めちゃくちゃ最高でした!本当に大好きな作品で、何度も読み返させていただいてます!!

あかり(受)は大人びていてひねくれてる印象だったので、初めは「あんまり可愛げのない子だなあ」と思っていたのですが、物語が進んで行くとどんどん可愛くなっていきます。
自分の欲しい物を得ようと走るけど転んでしまう。それでも一生懸命走り続けようとする。16歳になるまでに傷の痛みを知りすぎたうえに不器用なので走り方が分からず、臆病にウロウロして周りを見て切羽詰まってしまう子です。
ほんとに愛くるしいし、めちゃくちゃ応援したくなる。
そんな彼のもとに現れたのが、包容力増し増しの年上王子、瑞樹(攻)!!
体から「優しい」が溢れ出てる方です。
あかりの絆創膏の下を見た瑞樹は傷跡を撫でながらあかりの欲しい物を次々と与えていきます。対するあかりは、保険をかけ、時には突き放し、どこまでも臆病に受け取っていきます。このやりとりがめちゃくちゃ尊い!

苦難を乗り越え、2人が結ばれたときは涙がでました。おめでとう泣 よく頑張った泣 今までの分、沢山幸せにしてもらえよ泣 と。笑

書き下ろしも最高でした。
ずっとあかりにおめでとうって言ってました。
えっちが少ないと物足りなくなってしまうことが多いのですが、この作品は全然物足りなく感じません。むしろ初夜でおなかいっぱいになります。えっち少なめか…と思っている方、ぜひ呼んでください!!
あと、瑞樹の髭ですが、包容力と年上味にマッチしすぎて途中から全然気にならなくなるので(私は、ですけど)髭で躊躇っている方も読んでください!!

幸せの気持ちでいっぱいになる作品に出会えて幸せ。。ほんとにありがとうございました!

2人に幸あれ!!

0

理想の恋人

”みかさと”より好きでした。好きすぎます…。
社会人と未成年というカップリングのとき、なぜか心の大人ストッパーが発動してしまい萌えにくかったりするんですが…ジャンル的にどーでもいいことなんですけど!作中の社会人の倫理観がちゃんとしてるとめっちゃ萌える性癖みたいですw(他に同じ理由で刺さりまくったのが”グッドバイライラック”)。

みかさとの低温キャラ。一見低温キャラほど内に秘めたものは熱いってね!気になってましたよ、あかり君。人と違う(ゲイである)ということに悩んで、人より早く成熟した感のある彼が居心地のよい場所と、甘えられる相手を見つけられてよかったよ~幸せになってね~という気持ちでいっぱいになりました。

そのお相手、世話焼き兄さん・若宮の”さりげない”優しさは、読者の心にも沁み沁み。相手の気持ちを尊重して、踏み込みすぎず、でも他人なので(汗)控えめに見守って、ここ!というところでちゃんとリードする。人生の先輩として、恋人として、過不足ない理解と愛情を示す理想の年上の恋人だなと思いました。大人になってしまえば10歳差ってたいしたことないけど、10代の10歳差って、いろんな意味で大きいんだな~と改めて思える尊みがあります。

最後に、”え!?”と思ったのは、あかりは攻めたかったんですね。でも若宮が好きだから受でいい♪(うんうん、そうしてあげて…)っていう”どっちがどっち”問題もグッときました。いつか逆転する日がくるのだろうか…。

1

悩めるDKの恋

「三上と里はまだやましくない」のスピンオフとのこと。元の作品は未読でしたが、全く問題なく読めました。

LGBTQが何かと取り上げられる昨今、今時のゲイの若者は大昔よりも多少は生きやすい環境になってきているのではと勝手に想像しておりましたが、この作品を読むと、やはり個人の人生におけるマイノリティとしての悩みはいつの世も変わらずに存在し続けるように思えます。ゲイであることで色んなことを諦めてきた主人公が救われるストーリーは、王道ものとして素直に楽しめました。

ただやはりDK相手は18歳になってからでも良かったのでは?うーん、あかりに自分の気持ちを信じてもらうには必須な流れとは思いますが。その一点だけはフィクションながら心配になりました。

0

瑞貴視点がうれしい

あかりは三上と対照的な性格だけど、こちらも1人でぐるぐるするタイプですね。

でも、瑞貴が大人で冷静であかりのことを考えてあげられるやさしい人なので、いい組み合わせだなと。

三上と里は〜では、ほぼ三上視点だったのが私は一本調子に見えてダルく感じてしまったのですが、本作では、瑞貴視点があったのでよかったです(複数の視点で描かれるのが好みなので)。
瑞貴があかりをどう見て、どう好きになっていくのかがよくわかって萌えでした。

それに、お付き合いが順調な三上と里がちょいちょい出てきて、あかり一本やりだとしんどそうなところをほっこりさせてもらえました。

続編も楽しみに読みます。

0

あかりと彼はすごくいい

あのあかりが主人公です。
前作ではクールなイケメンだと思っていたら、こんなに面倒くさ可愛い男の子だったんですね。

たった一回行ったゲイバーで会った人と一度だけ初めてホテルに入るところを、たまたま同級生に見られて写真撮られてみんなに回されるなんて!

運が悪いですね…。
そりゃあ不幸体質にもなりますよ。
学校にも家にも居場所がなくて。

そんなところで出会った十個年上のノンケリーマン瑞貴。クールなのにお人好しで面倒見が良くてノーと言わなさそうな男の人。
お互いそんなことされたら好きになっちゃうよ〜な日々で。

あかりがゲイであること瑞貴がノンケであることにこだわりすぎて、あかりは素直になれず。
そんなあかりに瑞貴が言う言葉がどれも刺さるんですよね!

最後はあかり!良かったね!!!
でもいきなり一生とか言っちゃって大丈夫?

2巻があるということは、まさかゲイとノンケや男同士の苦しい辛いイベントがあるのかな?

ノンケ社会人とゲイ高校生の年の差もの、よくある組み合わせですが、とても新鮮でした。
瑞貴の懐の深さと若干のほだされ、いいですね!

里と三上カップルも出てきます。
里、男前ですね!あかりを支えて離れずにいて。だからあかりを心配するんでしょうね。

目の前で二人がくっついたら、そりゃああかりも複雑ですよね。俺だって…?って。

2

なんつー切なくなる仕様……

2巻発売のタイミングでセールになっていて、試し読みをしたところのめり込んで購入しました。

あかりは普段愛想が無く何でもない風に過ごしているのに、実は心に蓋をして、切ない気持ちをやり過ごし誰も見ていないところで泣く子。(泣)

そしてお邪魔することになる社会人の若宮さんとの体格差や会話も歳の差がハッキリ描かれているのですが誇張し過ぎず、とても自然で読みやすい。何気ない仕草や雰囲気まで(スーツと制服良い〜)全然違う二人が目に嬉しいです。
表情と言うことがコロコロ変わる高校生のあかりは内面を正直に出せず、それを若宮さんがやれやれと相手したり、内心をしっかり汲み取ってくれる。二人のバランスがとても良くて大好きになりました。

そしてベタな無理矢理にエロ投入が無く、二人の恋愛ドラマとしてしんみり読めたのも良かったです。(書き下ろしではあるけど)
満足度高い一冊でした!

そして今作はスピンオフらしく、元cpの番外編が本編途中に差し込まれてます。
あかりの片想いの相手と彼氏のラブ話なんて間に挟まれたら切な過ぎるんですが?

2

本編よりすき,,,,

あかりがどんどん可愛くなっていきます
どうしよう、こんなにも幸せになってほしいと思う主人公は初めてだよ,,,,

2

心から幸せになって欲しいコ

もう大好き!瑞貴はちゃんとした思考の大人だし、あかりは本当に幸せになって欲しいーと思いながら見てしまう高校生。キャラもラブも最高な一冊でした。
あかりは言っちゃうと分かりやすい可哀想なコなんですね。ゲイバレしてハブられた過去があって、家でも邪魔者扱い。BLだと教師の家に押し掛けるタイプです。
このお話では偶然知り合った10歳年上リーマンの家に行っちゃうんですが、拙い理由の作り方が健気で涙を誘います。態度は図々しいのに、些細なものでも繋がりがないと踏み出せないギャップに萌えます。笑顔の壁が分厚くて、めんどくさすぎるキャラだけど、内側は脆くて弱そう。そんなところに瑞貴が絆されていくのが分かりすぎるほど伝わってきて、なぜか泣きそうになってしまいました。
瑞貴は思春期の不安定さをちゃんと分かってるところがすごく好きでした。まともな倫理観を持った大人。そのうえで一泊旅行を決行しちゃう大胆さに萌えます。何事にも動じなさそうで、そこまでするキャラに見えなかっただけに、意外性がたまりませんでした。
初Hは描き下ろしにて。雰囲気ぶち壊しなジタバタDKが可愛かった!この二人の奇跡の出会いに感謝したい!と、本を抱きしめながら言いたくなる作品でした。続きも楽しみ!

4

年の差がいい味出してます!

この作品は、「三上と里はまだやましくない」のスピンオフ作品です。あかりが高校生でゲイ、表紙左の瑞貴さんがリーマンでノンケです。

あかりがゲイバーに行き、そこで瑞貴さんと出会います。(瑞貴さんはマスターの手伝いに来てただけ)それで、お酒に酔ったあかりを瑞貴さんが介抱して、、という感じで関係がスタートしていきます。

「三上と里〜」では知れなかった、あかりのゲイゆえの悩みだったり気持ちを、大人な瑞貴さんが優しくひたすら優しく受け止めるさまがとても良いです!!

二人とも本当に幸せになれ!!!という思いで読ませていただいています。

8

欲しいものを欲しいと言えない子

寂しくても「寂しくない」と、大丈夫じゃなくても「大丈夫」と言ってしまう子。
桜井あかりというのは、甘えたいのに甘え方を知らない、自分よりも人のことばかりを考えてしまういじらしい子なんだと思います。
こんな子、幸せになるしかないじゃないか。

前作が、人が人に恋をするときめきと純粋さを描いた優しいものだとするのなら、今作は、幸せを求めてやまないのに、自分で自分の足に枷をかけてしまっている子が立って歩けるようになるまでのお話だったような気がします。
ドが付くほど好みのお話でした。

居場所がないのに、居場所の求め方も分からない。
学校の友人達のことは好きだけれど、どうにも居心地が悪い部分もあって。
でも、みんな善良で気持ちの良い大らかな人間ばかりで、もやもやとしている自分ばかりがみじめで滑稽に思えてくる。
こういうことって結構あるんじゃないかななんて思う。心理描写が上手いなあ。
物事を複雑に考えすぎる自分はばかなのだと頭では分かりながらも、なかなかストッパーを外せないあかりの内面が、非常に人間くさく危うくて、そして愛らしくて仕方がないんです。

帽子を、本を、ペンを。
シンデレラがガラスの靴を置いていくように、若宮の家に"会える理由"をいつもひとつ置いていくあかり。
言葉に出来ない分、わざと忘れものをすることを若宮に認めてもらうことによって「甘えてもいいの?」と伺いを立てているかのようで、これがどえらい可愛かった…
もう、早くあかりを頭から爪先まで丸ごと包み込んでベタベタに甘やかしてほしい。
と、終始そんな気持ちになりながら読み、あかりの前に合鍵を持って現れた王子様・若宮のキャラクターにガッツポーズ。
誠実で大人。でも、あかりのためなら大人のルールから一歩踏み出すことだって出来る人。
傷付いて、不器用で一生懸命なあかりごと可愛いと言う包容力のある彼との出逢いは運命だったのかな。
里や三上の前では決して見られない、泣いたり笑ったりする、あかりの年相応な表情の数々を引き出してくれてありがとう若宮。
今までたくさん傷付いた分、あかりにはそれ以上に愛して愛されて笑っていてほしいな。

描き下ろしでの若宮の葛藤がとても良かったので、もう少し若宮視点で彼の内面が知りたかったなと思っていたら、なんと続編が出るそうで…!
ノンケとゲイということもあり、このままベタベタに甘い日々をおくってほしい気持ちと、2人が年齢差にもだもだとしながらそれぞれ葛藤する展開も読んでみたい気持ちがせめぎ合います。
続編では一体どんな2人が見られるのか?今から楽しみです。

それから、若宮がオフの日以外はサイドの髪の毛を耳にかけるように流しているのが妙に好きでした。

10

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