少年の境界 (2)

shounen no kyoukai

少年の境界 (2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神189
  • 萌×257
  • 萌22
  • 中立6
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
32
得点
1245
評価数
277
平均
4.5 / 5
神率
68.2%
著者
akabeko 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
シリーズ
少年の境界
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784799740514

あらすじ

「あれは俺のαだ」
学生時代に番関係になったゆかと薫、αとしての人生を
それなりに謳歌する大我、Ωであることを諦観する倫――
4人の人生がこの一時交差する。
その出会いはだれかの不幸であり、だれかの奇跡だった。
運命に翻弄される大人気オメガバース作品、第2シーズン開幕!

表題作少年の境界 (2)

α製薬会社勤務,ゆかの番
Ω薫の番

同時収録作品少年の境界(2)

αサラリーマン
Ω居酒屋バイト

その他の収録作品

  • 12.5話(描き下ろし)
  • ー電子限定描き下ろしー

レビュー投稿数32

クズのメタモルフォーゼ

前作の出来事から数年後、番でありながら「幼馴染」で止まっているゆかと薫。
決して悪い関係ではないのだが、どうしても考えてしまう―
あの日、守るつもりが逆にゆかの幸せを奪ったんじゃないのかって…?

ゆかと薫のストーリーも良かったのですが、自分でもビックリするくらい大我のことが気になりました。くそ野郎がだんだん成長していく姿がたまらんw

でもやっぱり一番の名シーンは、運命をも押しのけてゆかを愛する薫でした。かっこいいぃ ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎.ぐ

ここで終わってもいいんじゃないかと思わせる2巻でした。
続きがどういう話になるのかが楽しみです!

1

つらい/運命の番

ストーリーが素晴らしいです。

オメガバースの世界観がめちゃくちゃ活きている。運命の番と、愛する人。どちらを選ぶのか、何に抗うのか、運命を、やり過ごすことができるのか、、。

1巻で番になった薫とゆか。ゆかの運命は、本当は近くにいた大我で、今作では薫に運命の相手が現れる。そして、そのオメガが大我と関係を持っているという皮肉・・・!

正直光属性としては読み進めるのが辛いです。1巻読んでからおもーくなる気しかしなくてずっと読まないでいましたが、続きが気になって、、!

2巻ラストは4人とも幸せになってますが、、3巻はどうなんだろう、、。

1

今まで読んだオメガバース作品の中で一番町ドラマチックでリアル

非常に面白かったです。ズバリテーマはお互いを信じる心なのかなと思います
お互いに運命の相手ではないのに1巻で番になった薫とゆか2巻目では大我と倫
運命ではないけど、理性で愛する人を選んでいるところに好感が持てます!
1巻でのゆかの様子がとてもリアルでもし本当にバース性なるものが存在したら男の子なのに体が変わっていってαから狙われるってなったらみんなゆかみたいになるのかなとと思いながらドキドキしました
1巻でいけすかないαの大我が、実は1番ロマンチストで運命をしんじているところなんか良いですね。言葉が足りないだけで以外といいやつなのかも
もう3巻もすでに出ているので、早く読みたいと思います

1

斬新な発想。泣けたー!

社会人になって。大我や薫はやはりエリートに。 

大我も今になれば少年時代の自分がいかに傲慢で愚かだったかわかるのに…。運命の番を逃して。

大我が運命は裏切らないなんて言って。

薫は誠実で真面目で。薫の本当の番りんが見つかって。
りんが可哀想で。薫に出会ってからは操を立てて。
この世界ではオメガは自立することすら難しいのですね。
大我もりんの為に奔走したり薫に頭を下げたり。

でも薫の決意と葛藤が大我を変えたのかな?
性に振り回されない、好きな相手を番にするって。

薫はゆかのことも幼馴染の関係を一番大切にして。
でもゆかの想いが自分に向け咲いたら、やっと重荷?葛藤が報われましたね。

何度も泣かされました。主にりんくんに。

大我も大人になってりんと出会って色々考えて。
目の前で運命の番のために無理をする狂いそうになるりんをもうほっとけなかったんですね。

4人の視点で読み応えもがっつりでした。

運命にすがりつくオメガと運命を乗り越えるアルファ。
斬新な発想でした。

3巻があるということはもう一波乱あるのかな?
ここでめでたしめでたしすればとも思うけど。

0

運命よりも強いもの

オメガバは何冊か読んできましたが、そんなに興味がわかないのと、私の理解力不足で、よくわからない部分があったんですが(肝のとこw)↓感想を書いているうちに何となくこういうことかな、と思えてきました。
3巻を読んでから、他の方のレビューを読んで勉強したいと思います。

薫はゆかの運命の番ではなかったんですね!?
じゃ、あの時、薫がラットを起こしていたのは、ゆかのフェロモンにただ反応したってことですか。
で、薫自身はそれをわかっていたと。

ゆかの運命の番は大我だった。
だから大我にとって、女子Ωとゆかのフェロモンの匂いが違っていたのか。

でも、ゆかが薫と番になったので、今は大我もゆかもお互いに反応しない。

ではなぜ、薫と倫は反応しちゃうのか。
それは倫Ωが番になっていないから。
αは番になった後も、運命の番のΩが現れたら抗えない、てことなんですね。
↑この辺が読んでいる時よくわからなかったんですけど、整理してみたらたぶんこういうことかと。

にしても、倫が薫を運命の番だとわかって、それにすがる気持ちは痛いほど伝わるけど、オーバードーズになるくだりは辛かった。

でも、あの大我がそんな倫を見ていられない、と態度を変えたのが、意外に早くてよかった。
その前に、ゆかに会って、もう反応しないと実感したのもあったんでしょうね。

薫に倫を幸せにしてやってくれ、と頼みに行くほど実は大我は倫を思っていて。素直じゃないからわかりにくいけど、情のある奴だったんですね(1巻ではコイツは許せん!と思ったけど)

あれほど運命にこだわっていた大我が、薫の
「運命が好きな人を幸せにしてくれるのか?」
「違う 誰よりも幸せを願う奴が幸せにするんだ」
「だから俺はあの日…運命より自分を信じた」
の言葉を聞いたのが大きかったんだろうな。

大我の言葉と気持ちに倫も応えることができてよかった。

ゆかも薫といることが幸せだと改めて実感できたし、それを聞いた薫がずっと抱えていた辛い思いを払拭できて…よかったよかった。

倫の辛い場面が印象に残りますが、振り返ってみたら、あの大我の考え方が変わって「倫を幸せにしてやりたい」とか「俺の番になってくれ」「他の誰からも守ってやる」と言ったり、凛に子どもほしいねと言われてデレたり、幸せそうな倫が見られたし、ゆかと薫が改めて真の番になったようだし、萌えどころがたくさんありました。

4人ともシンプルに幸せになりたい、そして四者四様にみんなやさしい、そう思える内容でした。
にしても、薫が強い。子どもの頃は気弱そうだったけど、ゆかを思う気持ちは誰にも負けない。運命より、自分を信じた男ですもんね。
そりゃ、そんな薫に愛されてゆかは幸せだと思えますよ。

これでめでたしめでたしでいいのでは?と思うんですが、まだ続くんですよね。
予告では倫の薬の後遺症が?て、これ以上、倫を苦しい目にあわせないであげて〜〜(涙)と辛いんですが…大我と何とか乗り越えてくれるだろうと希望を胸に読んできます。

0

泣けた…

1巻から順に再読中ですがアレ?こんなに面白かったっけ?ってなってる自分が居ます。

2巻ではゆか達は既に社会人になっています。
ゆかと薫は番として暮らしていて、大我はりんという男のΩとセフレのような関係になっている。
ある時りんの働く居酒屋にゆかと薫が訪れ…という展開。
4人が運命の番に関する事実に気づき、それぞれに悩み、苦しみ、葛藤する様が切ない!
誰の気持ちになっても苦しいのです。
過去への後悔も伴っている大我が1番苦しいかもしれない…うーん、でも皆んな辛いよね。
薫のゆかへの揺るがない気持ちが素敵でした…泣

大我が薫にりんを選んでくれと頼みに行くシーンもまた泣けた。
大我の株が急上昇だよー(つД`)
運命より気持ちだよね。
2巻エンドがハッピーだったので、ココで終わりたい気分になりますね。

番になったΩはもう他のαを選べないけど、αは別のΩに乗り換えできるという仕組みがやっぱり嫌だな。
捨てられたΩが1人でヒートを乗り越えなければならなくなるなんて、不公平感が拭えないなぁ。

4

巻き起こるトライアングル

番になったふたりの前に、『運命の番』が現れてしまい…
という展開で、愛憎劇の名手・akabeko先生なのでCP逆転して泥沼展開になってしまうのでは……?とそわそわしてましたが、
逆転…しなかった…!!
ウルトラハッピーエンドで良かった!
それぞれ、運命よりもお前を一番幸せにしたいと思ってるのは俺だ!保証はなくても想いは負けない!というところに帰結して、素敵でした。薫とゆかの初々しさたまらん。大我も大人になったね。

1

運命か、それとも…

オメガバで運命の番を見つけて、番うことはΩ、αにとって幸福なことだと思っていた。
この本を読むまでは。

1巻から続き、薫とゆかのCPはもちろん、今度は1巻でゆかの友人αだった大我が登場する。3人とも大人になって。
1巻の描きおろしで、大我の運命はまさかの……ってとこで終わったが、今度は薫の運命も登場する。

薫の運命が大我の相手である、りんになるわけなんだけど、複雑かよ。
スワッピングしろとまで思ったけど、これは身体より心が重要な話なんでそんなことしない。

1巻がゆかの受難ならば、2巻は薫の受難だ。ある意味、ゆかの受難でもあるか。
そして、3巻への絶妙な布石。2巻はつらいなっておもったけど、3巻読み始めたらさすがに鳥肌立った。

1巻で大我滅びろって思ったけど、さすがに2巻ではかわいそうだったな……。

運命とか運命じゃないとか、好きとか嫌いとか、全部脳で制御されたことなのにどうしてままならんのだろうな。
せつないね。

0

絶対ではない運命の番

バース設定と首を噛んで起きる変化の取り扱いが、この作品は面白いです。

立場を置き換えてみたら、夫々のキャラによく似た囚われた人生観を持っている人は、意外と多いのじゃないかと思います。
読書は、人生の疑似体験をする為に存在するようなものだから、どんどん読んで、こういう判断をするとこうなっちゃうのかもしれないな、と心に留めて後で役立てることが出来ます。漫画は映画の紙面版、脳トレにもなります。

運命のαに拘る大我君が「運命のΩとを取り逃がした」と後悔していますけど、1巻のユカ君への大我のアプローチはとんでもなく失礼。Ω性を本能のままに軽んじて、産むだけの存在としていたんじゃ、Ωに嫌われても仕方ない。

2巻の倫君のビッチな生き方は、全てを諦めているから。
大我君と倫君は、「運命の番」に拘りを持つ二人
大我君は、倫と関わることで考えが変る、人として成長していく。

運命の番の設定は、フェロモンが惹き合う遺伝子の相性ということなら、人は生きて毎日変化していくので、運命の番の条件も変化するはず。

香りでビビッとくる相性に拘る、「運命の番」の思い込みが強い二人、
大我と倫のように、番う二人の意識次第、想いあうことで理想の番になっていくはず。

自分が変って、相手が沿うことを促して待つ辛抱が、他人と共に生きて同化するには必要。・・等々、考えさせられる内容でした。
自分を愛せない人は、他人も愛せないってことを伝えたい作品ではないかと、思います。
3巻まで出ているので、続きを読みます。

1

それぞれが選んだ未来

3冊の中で1番厚い2巻です。

薫の運命の番である倫が現れた事で、ゆかは薫への気持ちについて深く考えるようになりました。
そして運命よりも自分の気持ちを選ぶ薫が相変わらずブレてません。倫に迫られながらも薫が言う言葉が1番納得出来たし重いです。

だからゆかが薫の事を大好きと言って薫が泣いた時にはジーンと来ました。

一方で倫に対してΩだとしか思っていなかった大我の中で、倫が特別な存在だと変化して行く過程にも感動しました。
倫の為に薫に懇願したりα用の抑制剤を飲んだりと倫の為に動きだします。
運命を取りこぼした後悔に縛られていた大我が、ようやく自分の気持ちを選ぶのです。

三巻の内容に続く抑制剤の過剰摂取に対する注意喚起も随所にありました。

そしてなんといっても大我の人の思考は変化する、俺も変われたって言葉にに感動しました。


1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う