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10kai mawatte wan to nake
鳴海はこ先生の他の作品が大好きで、こちらも購入しました。
(ちるちるさんは、鳴海はこ先生の元ネームの『しかくいはこ』作品もまとめて表示してくださるので、ファンとしてはありがたいです!)
物語序盤は、ヤンキー田島くんの脅し方が怖くて、読むのをやめようと思いましたが、
とにかく作画もストーリー運びも見事なので、苦手なシーン(フェラを強要されたり、脅されたり)が続く序盤を、何とか読み進めることが出来ました。
王道ストーリーですが、人の本質を見抜くことや、他人に振り回されない生き方など、深いテーマが感じられる作品でした。
結局、中盤くらいからヤンキー田島くんのビジュアルがとても好みだわぁーと思いながらラストを迎えました。
あとがきを読んで、序盤のヤンキー田島くんが何であんなだったかが判明して、救われました。
たった2ページのあとがきでしたが、先生の想いや事情がよくわかり、先生の素晴らしさをあらためて実感しました。
HOMOであることを隠すために協力してるのに、「(テストの順位が上がった)ご褒美♡」とみんなの前でキスしてくる田島くん、、天然なのか確信犯なのかわからないけど、その横暴さがSUKI!!!!
基本、嫌がる受ちゃんをムリやり系(にしてはほんわかしてる)なので、好き嫌い分かれるかと思います。個人的には大好きです。だってほだされハピエンの香りしかしないし。攻の田島くんが小学生男子みたいなノリなんで、悪いことなんですが、悪戯って感じなんですよね、、悪いことなんですが(大事なことなので2度)。絶対牧野くんのこと好きじゃん!間違いない!
あと、こんな、なんかどうしょうもないやり取りをしてる二人なんですが(ホメてます)、なぜかエッチはエッチなんですよねえ、、作画がきれいだからかな?なんか色気が、あります。
ただ、この作品のクライマックスは牧野くんが解放されてから。
排除されることを恐れて、自分を隠していた牧野くんが、田島くんとの交流(?)をきっかけに、自分の在り方、周囲の在り方に疑問を持っていく。そして、明るい方を選ぶ。ここが、この作品のキモです。
周囲の反応は、正直そんなうまくいかんだろ!感はありますが、1巻完結なので、このくらいまるっと収まってもいいのかなあ、とも思います。バランスの良い、素敵な作品です。
ゲイの牧野は
外で無理やりフェラされているところを
同じクラスの不良、田島に見られ
写真を撮られてしまう。
その画像をネタに脅されてしまう田島だが‥
と、ここから始まっていくふたりのお話。
先生も書いていたように
王道パターンだとは思いますが
牧野が地味すぎず、よくあるオドオドしたタイプではないのと
田島が強引ではあるけどクズすぎないところが
クセなく読めてすごく良かったです。
そしてなんだかんだ
クラスメイトが良い奴らばかり(笑)
ふたりのその後も見てみたくなります。
受けの長いまつげと左目の泣きぼくろが大変に美しかったです。
目立たず暗すぎず普通の少年(にしては美形すぎるぞ)として生きてきた牧野が、学校一の不良田島に脅されつつも心身共に関係を深めていくお話です。
1話の田島はなかなかのクズですが、徐々に優しさが見えてきます。
飲酒喫煙その他もろもろ黒い噂まみれの田島が、なにを思って行動しているのか、本編は牧野視点のみなので描かれていません。
しかし喧嘩した田島を見捨てなかった牧野に発した「優しくしてえなあ」に全てが詰まっているように感じます。その後に続く言葉も切なくて愛おしい。
真実はどうであれ噂により周囲から普通でないと判断されると排除され孤立する社会を描いていて重めなテーマだと思います。
けれど可愛らしい絵柄も多く、牧野がいいツッコミをするので気持ちが沈むことなく読めました。
いいヤツっぽい牧野の友人達もいるので二人だけのメリバエンドにもならなそうで良かったです。
なんならあの友達3人組と田島はこれからいい関係を築きそうで面白いですね。
絵柄が好みで手に取りました。
上條●士系のスタイリッシュな男の子です。
王道のヤンキー攻め・脅し・無理矢理・・と思いきや、初めは自分の保身ばかり考えていた主人公(受け)が無理矢理ながら関係を持つうちに噂だけで不良と決めつけられ疎まれる攻めを思いやり心境が変化していく過程がとても良かったです♪