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retsujou paradox
SILVA先生の描くきれいな裸体と、濃いエロは、とーっても見ごたえがあります!
しかも本作の受けは抱かれたがりな淫乱、攻めも受けの期待に応える男で、エロがめちゃくちゃ濃ゆいんです!
ストーリーも、政治系サスペンスに家族の愛憎を絡めたもので、2時間ドラマのような濃さがあります。
イチャラブを愛でるBLとは一味ちがうので、まずは作品の雰囲気を試すことをおススメします。
ゲイバーにて、セックスをかけたテキーラゲームをするはじまり。
勝ったら綺麗な男・ヒロを抱けるけど、負けたらギャラリーの男達に抱かれるのがゲームのルール。
セイジは「男も酒も上等なヤツはじっくり楽しみたい」とヒロに勝負を挑み、ホテルに連れ込むことに成功!
ヒロは淫乱で「やるぞ脱げ」「さっさとブチ込め」とセックスに積極的!
そんなヒロをロレツがまわらないくらい感じさせるセイジもかなりのテクニシャン!
この二人のセックスはずーーーーーっと濃ゆいです。
このバーやホテルでの駆け引きと、腹の探り合いな台詞の応酬は、キザそのもの。
私は濃ゆいのも、大人の駆け引きも大好物だけど、遊んでる男のかっこよさを演出しすぎている気がして、ちょっぴり恥ずかしくなってしまった…
これがOKかどうかで作品へのノメリコミ度が変わってくると思います。
セイジは情報屋で、議員と秘書の不倫の証拠を掴むミッションを受けて、秘書のヒロに近づいた。
何度かカラダを重ねるうちに、ヒロは妻子ある男に焦がれていることがわかる。
その焦がれたカラダの欲望を発散させるために、ヒロはセイジを”棒”として利用し、セイジも仕事のためにヒロを利用するけれど…
ヒロが焦がれている男は誰なのか?
政界進出を目論む野心家の策略や、ヒロの出生の秘密と抱えてきた愛憎が絡み合うなかで、セイジとヒロそれぞれの想いはどう変化していくのか?
ド淫乱のヒロだけど、どーしようもない男にどうにもならない片思いをしていたり、母親思いで、自分では気付いてないけど父への復讐心を抱えていたり、物語はどんどんシリアスに変わっていきます。
セイジがヒロに、自分が情報屋であることと裏のすべてを明かすシーンは、夜で強い雨が降っています。
大きな雨粒が男達のトレンチコートに跳ねてけぶる、二人の関係が大きく変わるこのシーン、SILVA先生渾身の作画だと思うのですが、ドラマティックで強く印象に残ります。
作家インタビューによると、限られた話数のなかに収めるために余計なエピソードは切り捨てたとのことですが、それでも2時間ドラマができそうな濃ゆい内容です。
私は本編を読む前に、同人誌の番外編『インモラルガーター』を読んでいます。
エッチ系下着じゃなく、スーツの下でソックスが落ちないようにするための男のみだしなみのガーターの話で、逆にそそられました♪
(本編でもソックスガーターを付けたままのエッチがありますよ~)
同人誌だと二人の関係性はよくわからなかったけど、情報屋×議員秘書ってクセがありそうな設定と、秘書が”激情タイプ・ドM・淫乱・計算高くて脆い”って私の好みなワードを並べたタイプで、コミックス発売を楽しみにしていました。
本編は同人誌よりシリアス度も高く、イメージ変わりましたが、エロも、愛憎ストーリーも、男達のキザっぷりも、すべてがネッチョリと濃ゆくて読み応えがありました。
(キザすぎるところがちょっと恥ずかしかったけど…)
同じ編プロ・出版社から発売された前作『センチメンタル・ロデオ』はAVの話で肌色度が高いのに思いっきり白抜きでどうにかしてよ!って思ってましたが、Rentaのコミックス版では前半はトーン棒で、前作ほど修正はひどくありませんでした。(後半はなぜか白抜きでしたが?)
Rentaには通常版と、Renta限定特典付の二種あるので、Rentaで購入する場合は間違えないように注意してください。
久々に素晴らしい大人の色気と絡みを堪能させていただきました。
情報屋×政治家秘書。
情報屋のセイジは依頼により政治家秘書のヒロの身辺を探ることに。
そしてお互い本性を隠し、秘密を抱えたまま体を重ねる関係が続き…
ゲイバーでの出会いからすでに大人な男二人のエロスが滲み出ていてたまりません!
物語もサスペンスフルな展開で読ませてくれます。
秘密がどう暴かれ、二人の関係がどう変わるのか。
ヒロが想いを寄せる男(コイツがまたぶん殴りたくなるほどゲスい!)との決着はいかに!?
しっかり軸のある物語に、濃厚なエロが絡んでくる作品。
うん。とてもよかった!
試し読みが面白かったので、そのまま電子版で購入しました(^^)
情報屋のセイジ(攻)が、ある依頼者からの依頼で、議員の藤原と秘書ヒロキ(受)の関係を調べていくうちに、明かされていく真実に巻き込まれながらヒロキと恋仲になっていくお話です。
絵がすっごく綺麗ですよねーエロい!
でも、エロがメインかなと思いきや、予想以上に話が面白かったです(^^)
情報屋とターゲット、カプ的には、そこまでの驚きはありません。でも、読みはじめてすぐに2人は出会うのですが、セイジを初めて見た時のヒロキの顔、これがまず最高に可愛い!!なぜこんなに可愛いか、これはのちに明かされますが、ヒロキの片思いの相手にそっくりなんですよ。読み進めていくうちに、"あ、だからかー!"みたいのって、私大好きなんですよね(*´꒳`*)しかも、その片思いの相手がとびっきりのクズ野郎笑。そのクズ野郎具合も、最初は好青年の為分からないんですわ。クズ野郎 増田も政治の世界に身を置き、ヒロキを利用しようとしていて、驚くことに増田がセイジへの依頼者でした。徐々に分かっていく謎は、一度読んだだけじゃ飽き足らず、私は何回も読み、その面白さにハマりました(^^)
気持ちの変化がセイジやヒロキの表情の変化で分かるところがお気に入りです(^^)表情はシリアスなキリッとしたものや欲情したエロ顔、惚れ顔、照れ顔、とびっきりの笑顔と、様々で、そこが、話が淡々とせずに強弱を感じるとてもイイ見所だと思います!!
特にヒロキは、最初は増田に似ていたから惚れてるように見えた表情が、セイジと過ごすうちに知る彼の内面によってセイジへと思いが変化していく様子が、すごく可愛らしくて切なくて大好きです!
増田からの依頼で出会うセイジとヒロキ。秘書をしていた藤原は実は父で自分と母を捨てたと思い込んでいたヒロキが真実を知り、その事実自体をリークすることでのし上がろうとする増田。増田に想いを寄せていたヒロキは、裏切られていることを知りながら、逆にそれを利用し、藤原や増田へ制裁を加えようとする…探り合いや駆け引きの果てに真実を知った時"本物の愛"に気がつくかどうかがテンポ良く描かれていて面白かったです(^^)家族愛、恋愛、嫉妬、欲、たくさん盛り込まれています!
議員秘書を辞め、セイジの相棒となることになったヒロキ。続きがあるか分かりませんが、相棒で恋人の2人のお話も読みたいー!!続編あるといいなって思っちゃいました♫
前作の「センチメンタル・ロデオ」がとても良くて本作も大いに期待していました。
そして…実際面白かったです!
エロ「も」、ストーリー「も」の骨太な作風だと思います。
その上、絵柄も綺麗。
この3本柱がしっかりしていて、読み応えありますね。
情報屋と、スキャンダルがご法度の政治家関係者、の駆け引きだらけの出会い。
情報屋のターゲットは、国会議員の第2秘書。
議員に持ち上がっている同性との不倫疑惑をほじくるために、ビッチなヒロキにハニトラを仕掛けるセイジ。
ヒロキは表の秘書の時はソツなく完璧、裏のビッチの時は獰猛ながらどこか投げやり、それは心で密かに愛している男がいるから⁈
そんなヒロキに惹かれていくセイジはヒロキの事を調べ、ヒロキが実はもう一段階深い秘密を抱えている事を知り、時折見せる幼さと脆さがそこから来ていることを理解し、そしてそんなヒロキにまた一段と惹かれていくのです。
…と、秘密が段々暴かれていくようなスリリングな展開と、政治の世界にうごめく足の引っ張り合いの画策、などなどでストーリーの面白さも十分味わえます。
もちろん、快楽に忠実なヒロキと、精力もテクもルックスもイケてるセイジの、会うたびの濃厚Hは見ごたえあり。
いいところで現れて陰謀首謀者のゲス男に対峙するセイジと、何の打ち合わせもなくバッチリ息を合わせて追い詰めるヒロキ。対決シーンはスカッとしますよ。
カラダも性格も相性の良さそうな2人、仕事のためにハニトラもしちゃうセイジも、元々ビッチだったヒロキも、もうお互いだけと決めて仲良く暮らしていただきたいです。
気になっていた本を早速購入。
後ろのあらすじを読まずに読み始めたから、ただのハッテン場での出会いから始まるお話なのかなーと思っていたら、#1の終わりでターゲットという単語が出てきて、ん?となりました。
読み進めていくうちに、情報屋と標的のお話かと理解。
全てを読み終えてからタイトルを読み返すとこのタイトルがこのお話に相応しいと思いました。
(因みにPARADOXとは正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉)
ドラマチックな一冊
エロエロな描写満載で、ストーリーも骨太でキャラクターも魅力的
詰め込み過ぎなのに、重たくなくて満足のいく一冊でした
セイジが終始カッコいい
余裕があって頭も良くてセクシーで逞しくてほんとにスパダリ
そして、逆にヒロが一見ちゃんとしてる風なのに儚げで脆くて危うい感じがキレイに表現されててほんとに素敵でした
政治家絡みの情報屋としてのクロい部分がちょっと薄めかなと思いながら、そのあたりはマンガなのであまり深く考えず流すと読み応えのある一冊でした
ターゲットと情報屋。
体から攻略しようとして深く惚れてしまう。
ターゲットは本当に愛人?
依頼者の目的は?
イラストは綺麗だしエッチ多め。
ストーリーもしっかりしていて満足。
悪役がちゃんと悪者だったので、気分も爽快です。
寂しい過去を持つ受けちゃんが、今後幸せな人生を送れますように。
SILVA先生初読みです。
おもしろかったです。
ミステリーとBLがうまく融合されていて、最後まで楽しめました。
ひと昔前のよく出来たドラマを見たような読後感。
最初、お互い腹の探り合いで、お芝居じみているんだけど、お芝居しているんだからそうなるわねと納得。
セイジ視点でヒロのことを探り、意気投合したり、惹かれ合っていくのが、ストーリーの進展とマッチしていてよかったです。
ヒロの考えもわかるし、行動したことの意味もわかる。
セイジの言動も。
プロット、キャラの心情変化ともよく練られていると思います。
何より、絡みの絵がお上手だし。
ヒロの表情の変化がいい。
イケメンで普段冷静なのに、ふと切ない顔をしたり、デレたり、に萌えます。
セイジが惚れるのもわかる〜となります。
一言で言うなら、いいフィクションを見せてもらったな、という感想です。