その肉厚の唇で嬲られたらどんな感じなんだろう。舐めて、噛んで、意地悪されたら…。

センチメンタル・ロデオ

sentimental rodeo

センチメンタル・ロデオ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×224
  • 萌22
  • 中立6
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
12
得点
253
評価数
72
平均
3.6 / 5
神率
23.6%
著者
SILVA 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
ボーイズDUOセレクション
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396700256

あらすじ

ゲイAVナンバーワン俳優・煌(コウ)は、自身にとって相棒のような存在の名カメラマン・長瀬への伝えられない想いを心に秘めていた。 煌はゲイで、長瀬はノンケ。その隔たりが煌にとってはもどかしく、胸が押し潰されそうな感情ばかりが積もっていく。 それはやがて煌を、レンズ越しに自身のプレイを見つめる長瀬との妄想へ導いた。 「レンズの向こうから抜け出した妄想の中のあんたは、俺のケツが大好きで夢中で嬲ってくれるのに…。 ねぇ?ほんとは気付いてるんでしょ?俺があんたに何を望んでいるか…」 そして、いつしか抑えきれない煌の想いは長瀬の心を少しずつ動かし始め、二人の関係は次第に変化していく――…。

表題作センチメンタル・ロデオ

長瀬 修三,煌の専属カメラマン
倉留一煌(煌) ,元スチルモデルゲイビNo.1男優

同時収録作品センチメンタル・ロデオ

ハヤト,ゲイビ俳優,タチ
煌,ゲイビ俳優,ネコ

その他の収録作品

  • Want〜叶わない恋
  • Pain〜もがれた翼
  • Regret〜傷を持つ者
  • Bet〜たゆたう思い
  • Happiness〜焦がれた肌
  • Bonds〜愛あればこそ
  • Charm(描き下ろし)

レビュー投稿数12

鼻血が出そう……。

 昼ドラみたいな濃厚さと、ハーレクインのようなドラマチックさ、そして意外に硬派なストーリー、それにぴったりマッチする綺麗な絵……。
 
 受けの煌君が美しくて色っぽい。
 ストーリーは、ちゃんと主人公がゲイビ男優であることに意味があり、すんなり入り込めました。 ゲイビ男優と専属カメラマンという関係、もうそれだけで濃厚でエロい……。
 
 煌君の好きな長瀬さん(攻め)が自分専属のカメラマンというところが良くも悪くもあり、煌君は仕事と割り切って常に最高のパフォーマンスをするのですが、徐々に公私のバランスが崩れていきます。
 そして煌君を好きだと言う、自信もヤル気も満々のタチ俳優と共演することになって……。
 別の撮影でそのタチ俳優のパフォーマンスを見る煌君の表情が切ないです。
 確かに仕事とはいえ、好きな人の前で完膚なきまでに抱き潰されてイカされて、ガクガクブルブルになっているところを見られるのは恥ずかしいし、辛いよなあ……と、その部分の描写が心に刺さりました。 でも、結局それが二人を近づけるきっかけになったので、良かったよ……。
 
 最後二人の気持ちは通じ合いますが、ハッピーエンドとはまた違った終わり方をします。「おおっ、そういう終わり方するのか!」とも思いましたが、煌君の職業を考えると、その選択もありだなと納得します。
 
 煌君が肉体的に大変そうな描写がいくつかあって、ネットで男同士のセックスを調べたりしたら、やっぱり受けの方って色々大変そうで……。
 それでも愛しい人の為にお尻を開いて受け入れる……。
 『BL』って尊い!!と悶えました。

6

肌色率が高いけどピュア

Renta!BL殿堂入り作品の紙書籍化。

尻がドーンと向いてる表紙より、電子の表紙の方が作品のイメージに近いかな?
7〜8割肌色シーンで、その内 半分はAV撮影シーンだというのに
不思議と優しさやピュアな想いが溢れる作品です。

専属カメラマン×ゲイビ男優のお話。
ゲイ向けのスチルモデルからAV男優への転身した受け。
攻めは初めての撮影から専属となって付いてくれたカメラマン。
受けは最高の被写体に、攻めは最高の映像を撮り、互いを信頼しあって作品にしています。
タチ男優との絡みをしながら、意識の先はカメラ越しの攻めの視線。
攻めへの思いを募らせるものの相手はノンケでーーー。


冒頭にも書きましたが肌色率がすごい。
汗も汁も多めでドロッドロ。
攻め以外の絡みもガツガツに出てくる。
なのに不思議とピュアなんです。
いい意味でヤラしさがないというか。

プロの男優として真面目な受けと
カメラマンとしても誇りを持っている攻めと
常に2人の絆が見てとれ、恋愛とは別の強い繋がりを感じます。

でも恋愛面が動き出したら仕事に支障が出て。。。
タチ男優の愛撫に拒否反応する受けが切ない(;ω;)
攻めもカメラ放って割って入っちゃうし…(;ω;)

こういうお仕事だと難しいですね。
でも攻めも受けも仕事にプライドを持ってるから
一度折れかけても仕切り直して、今まで以上の作品に仕上げてくプロ根性が清々しいです。
もちろん綺麗事が通じる世界じゃないけど、AVを"汚れ仕事"という扱いじゃなく描かれているので、受けが攻めの前でガンガンに犯されていても悲壮感なく読めて、むしろ2人の絆に心暖まりました。

んで、攻めも受けもとっても真面目。
全然チャらくもないし、ストイック。
仕事内容が内容なので、恋か仕事かの選択をしなければならないんだけど、
答えの出し方も真面目で。
応援したくなるカップルでした(﹡´◡`﹡ )

肌色率高さやモブ絡みがあるのになんだろう、このピュアさ…。
いやはや、そういう意味でヤラレましたね〜!

絵も綺麗だし、男同士の絡みを色っぽく描かれていて満足!
電子から紙になると、たまに作画が「あれ?」ってことがあるのですが
こちらは紙本映えする絵柄で、次回作も読みたいと思う作家さんでした♪
評価は萌え寄りの萌え×2です。

※余談ですが白抜きです(T ^ T)

12

切なくエロく美しく

いや〜、すっごく良かったです…
正直、エロメインでストーリーは二の次の作品なのかと思いながら読み始めたわけですが。
大変失礼いたしました!
ゲイAV業界が舞台なので、もちろんエロは濃ゆい!
でもストーリーも結構骨太でした。

学生だった一煌(いつき)が、ゲイビ男優の煌(こう)になる切なさ。
自分のために引き抜かれたカメラマン・長瀬がゲイビの世界でも真摯に映像に向き合っていること。
AV男優の自分との信頼関係を大切にしてくれる気持ち。
そんな長瀬に心で惹かれる煌。
2人の哀しい過去話。
距離を縮める2人。
撮影で思わず私情を交えてしまい、お互いの気持ちを確かめる2人…
しかし、仕事か私生活かを選ぶように言われ、2人の選んだ道は!

…と、エロがメインなのは確かなんだけど、筋立てに関しても無理も矛盾もなく進み、読み応えがあります。その上絵柄が非常に綺麗です。
煌は撮影中の表情でも作った演技には見えない本当のエロさ。かといって淫乱とは全然違う純な何かをまとっている。撮影中も長瀬とのHでも容赦なく全裸だけど、いやらしさは感じられません。
長瀬は煌を包み込む男前。
2人の選んだ道は意外だったけど、絶対幸せになって欲しい2人です。

5

ゲイビのエロさだけじゃない!仕事に、相手に、真剣に向き合うストーリー!

お尻を突き出した、かなり扇情的な表紙…
ゲイビのカメラマンとゲイビ男優の話だから、たしかにエロスたっぷりではあるけれど、仕事に、相手に、真剣に向き合う真面目さで、ストーリー性も十分あります!

ネコ専門のゲイビ男優・煌は、凄腕カメラマンの長瀬と組んで、ヒット作を連発中。
煌は2年前、長瀬に一目ぼれして以来、相手役のタチ男優を長瀬だと思って、長瀬への想いをカメラを通して打ち明けてきた。

最初のうちは、ノンケの長瀬に恋愛感情はないのだけど、長瀬は煌のことを理解しているから、煌がカメラを通じて何を語りかけているかはすべて感じているはず。

ノンケとゲイ、カメラマンとゲイビ俳優、恋人になるはずがない二人。
でも煌は長瀬に抱かれてるつもりで、長瀬のカメラにカラダも気持ちもさらけ出して、長瀬がそれを受取る…
カラダが繋がっていなくても信頼と絆、そしてエロスを感じます!

二人はあくまで仕事のパートナーだったけど、煌の過去が襲いかかり、長瀬も辛い過去を打ち明けると、今までお互いが支えだったことを自覚して、このまま恋が始まっちゃう?って雰囲気になるのに、長瀬はノンケだから男を愛することに戸惑いがあって…
この簡単に始まらない、葛藤のワンクッションに説得力があります!

そして、ノンケの長瀬が煌への気持ちを自覚する流れはゲイビ撮影ならでは!
その夜の堪えきれない想いをカラダでぶつかり合う様は、とーっても甘いです♪
煌も最初のうちはゲイビ男優らしくリードするんだけど、最後のほうは、愛してる男に抱かれてるただの男でしかなくて、すごく幸せそう!
カメラを通した一方通行の告白も官能的だったけど、そこに愛がある、双方向のカラダの語らいはたまりません!

公私共にパートナーとなった二人。
でも事務所はそれを許さず、仕事か私生活かどちらのパートナーでいるかを選べと迫られて…

甘えでも馴れ合いでもなく、自分も、仕事も、プライドを持って極めようとする、私には男が進むべき道を選んだ晴れやかな選択だと感じられたし、その先に未来が見えるのでハッピーエンドだと思ってますが、その選択を悲しく思う人もいるかもしれません…
完全ハッピーエンドを希望する方は続編が出てから読んだほうがいいかもしれません。
(※続編はいまのところアナウンスされてませんが、SILVA先生は描く意欲がある気がします。)

SILVA先生は裸体を描くのがうまい作家さんなので、ゲイビをテーマにした本作は絵も見所のひとつだと思います。
ほんと見応えのあるイイ裸体を描く作家様なのに、残念すぎることに、紙本も電子も白抜きです…

※番外編の同人誌『愛しいあなたが満ちる部屋で』は修正甘くておススメです。

4

シンプルだけど見応えあり

シンプルなストーリーでとても読みやすかったです。
2人の心情がメインで、邪魔な要素や横道に逸れることなく集中できました。

絵がきれいですし、肉体美もいいし。
何より目で語っているなぁと。そこが好きです。
特にこの設定では、煌が撮影中、カメラマンの長瀬を思っている。
それが表情や目に表れていで、伝わるわ〜と思いました。

ゲイビの世界のお話ですが、下品でなく、キャラが誠実なのもよかったです。
純愛だし、仕事にもマジメ。
2人とも辛い過去があるのも頷けました。

長瀬の逡巡や、それでも煌への気持ちが止められないところ。両思いになって控えめにうれしそうな煌が、静かに盛り上がるような萌えでした。

煌がゲイビ界でテッペン取ると宣言後の撮影で、相手役に「こいつすげぇわ…」と思われたり、スタッフに「最高だよ‼︎ 煌くん‼︎」と大興奮されていたところは、そんなにすごいの!?とちょっと笑ってしまいましたw

0

ネタバレ注意!

面白かったです。

が、
最後の最後そこじゃなーーーい!!って叫びたいです。

以下ネタバレになります↓
仕事か恋愛か選ぶとき、私としては恋愛を選んで欲しかったです、専属を辞めるなりあったでしょうに…何故そこで仕事を選ぶのだ⁈と思っちゃいました。

絵は綺麗で設定も良かったです。
切ない報われない系が好みですが、こんなのもいいなって感じました。
たまに突然、話がとぶことがあって何度かページを戻しましたが、。

7

絵がすごくきれい!

ゲイビものですね。
ネコ男優の煌と専属カメラマンの長瀬。
煌は長瀬に一目惚れかな?
大好きな長瀬に撮られながら他の男優に抱かれる。そのうち長瀬に抱かれる妄想がふくらんで。

煌が切ないですが長瀬もカメラ越しに煌の気持ちに気がついて…。
煌はノンケの長瀬に望みはないと思っていたけどもしかして長瀬は嫉妬してくれてる?

長瀬の優しさに救われます。

そして煌が自分の人生プライドをかけて男優のお仕事をしてること、プロ意識。
またカメラマンとの信頼関係の大切さ。勉強になります。

煌の想いが届き二人は恋愛関係に。長瀬に抱かれて煌は幸せそう。良かったね!

でも契約の問題で恋人を選ぶか仕事を辞めるか選択を迫られ、業界でトップを取るまで恋人をやめることにします。煌は色んなカメラマンと組んで鍛えると。長瀬も支えると。
心が通いあってれば大丈夫なのかな?
事務所の社長もとても頼りになるいい人だし、何より長瀬!惚れるでしょ!いい男です。

そして絵がどのコマもとても綺麗でした。

なんか美談でしたが恋人が他の男に抱かれるの本当にいいの?と思ってしまう。
でもナンバーワンになるまで頑張れ!

4

私なら嫉妬にかられそう

表紙通りのエロさ爆発のゲイビ男優さんでした。
ほんと、漫画で良かった。こういう世界のテーマは、ビッチだったり、騙されてなっていたりで読んでいて心が痛くなるのですが、自分で決めた道だからか、エロいけど汚さとか可哀想な感じがなくて、普通に読めました。
とは言え、ノンケのカメラマンに対する恋愛話は普通に男女や、男男と変わらずドキドキだし、どうかなどうかな?と切ない感じだし、最終的な決断は他のレビュアーさん同様、仕事をやめて恋を選んでほしかったです。その選択を応援できる長瀬さんの懐の深さに感動ですね。

3

続編を書いてほしい

とてもエロエロで絵柄もとても私好みでよかったです。
けれど最後は予想してたのとは違ってそうなるのか・・・って感じでした。
ぜひとも2人が正式に結ばれる続編が読みたいです。

3

その名の通り、おセンチなゲイビもの。憂いを帯びて狂おしく。

まず、他の方も触れてらっしゃる通り、ラストには納得しきれない自分がいて。
その為か食い足りない感が残ってしまう、読後感です。

ゲイビものに付きものの、哀しい経緯は有ります。
高校生の頃、自身がゲイかどうか、その性癖に悩んでいた頃、
一煌は教師に無理矢理犯されてしまう。それが取っ掛かりになっているので、辛い。
その後、自らゲイモデルになって身体を晒している事を教師から親にチクられ、
家を勘当され。再会した教師に付きまとわれ、「商品開発費を寄越せ」などと口汚ない言葉を
浴びせられ…、といった、とっても残酷な目に遭います。酷すぎる。

一方で、自分の不注意で子供を死なせてしまったという辛い過去を持つ、カメラマンの長瀬。
二人は出逢うべくして出会ったのかもしれません。
そんな二人だからこそ、その表情は常にどこか、寂しげで憂いを帯びている。
そう、とってもセンチメンタル。
ゲイビ俳優である事を恥じてはいないが、カメラ越しに見てくれている長瀬に
身を委ねた煌が綺麗すぎて、それだけに切ないです。
それをじっと、ただ見つめるだけの長瀬。
一度だけ。宣戦布告をしてきたタチ俳優、ハヤトとの絡みを見ていた長瀬は思わず煌の手を
取って、撮影を中断させます。長瀬が初めて、その感情を露わにする瞬間。
煌は自分が撮影を台無しにしたなどと反省しますが、(「長瀬さんっ!」と、口走りそうになっていたから。)止めたのは、長瀬の強い意志だよね!っていうのが萌えます。
このことがきっかけとなって、二人は結ばれるので、ハヤト、当て馬ありがとー‼︎ なんですが。
こんなに抱かれていても。特別な感情を持たない相手となら、仕事として抱かれ続けてもいいのか。
それがリアルなプロ意識なのか。心と身体は別なのか。
長瀬はプロの煌を恋人として支えて行く。一旦恋人関係を解消しようとまでいう。
仕事として、引退を決意するその日まで、なのか。
そこに狂おしさは無いのか。我慢するのか。
他のこういった作品は大抵、「お前が他のヤツに抱かれんのはもぅ嫌なんだよっ‼︎」めでたし!
なんですが、そうじゃないからこそ、センチメンタルなんでしょうね。
この胸苦しさを抱いたまま、二人は寄り添って生きて行くんだろうな、と思います。
どうかいつまでも幸せであって欲しいと願わずにはいられません。

描き下ろしには小さな幸せ。

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