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mangan jouju
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
凪良作品の『闇を呼ぶ声 -周と西門-』の続編。ホラー要素満載なので怖いのが苦手な方にはちょっときつい描写もありますが、めっちゃ面白かった。
ネタバレ含んでいますので、苦手な方はご注意ください。
物や場所に取り憑いた怪奇を、そこから強制的に引きはがす「呼児(よびこ)」。
呼児が引きはがした怪奇を、彼岸に送ったり強制的に封じる「戻児(もどしこ)」。
呼児と戻児が、二人ペアになり怪奇現象を解消していくお話です。
主人公は四辻周。
拝み屋の四辻家の長男にして呼児の能力を持つ。周は生まれたときからずっと一緒にいてペアを組んでいた、戻児である双子の妹の薫を、かつて事故で亡くしている。それ以来呼児の力を封印し、閉じこもって生きてきた。
そんな周を心配した両親が呼び寄せたのが、戻児の力を持つ親戚筋の西門。
西門もまた、こちらも子どもの頃からずっとともにあり続けてきた呼児の六巳を仕事中に失っている。
周も西門も、彼らの事故は自分のせいだと自分を責め続けて生きてきた。そんな孤独と贖罪の思いを抱えて生きてきた彼らが出会い、そしてペアを組むことになり―。
前作『闇を呼ぶ声 -周と西門-』は周が薫を失った時の話でしたが、今作は西門とペアを組んでいた六巳のお話でした。二冊とも、それぞれ現在起こっている怪奇現象を解決する過程で、今は亡き薫と六巳が巻き込まれた事故が解明していく、という展開なので非常に面白く読みごたえがあります。
今作品では、『闇を呼ぶ声 -周と西門-』で、存在だけは大きかったものの名前しか出てこなかった西門のかつての恋人であり、そして仕事の上でもペアを組んでいた六巳の存在が大きくクローズアップされています。
そして六巳を忘れられない西門の想いも。
西門に惚れてしまった周の恋心とともに、「六巳」という男性の存在が上手にリンクされ、怪奇現象の解明と周と西門の恋模様について描かれていました。
BLとして読んでも、ホラー物として読んでも、すごく面白い。
大人で、六巳のために愛する人を作らない、と心に決めていた西門が、周に少しずつ惹かれていく過程も良かったし、「六巳」に敵うわけがないとわけがないと思いつつ西門に愛されようと奮闘する周も可愛いのです。
二人とも大切な人を失った、という過去を抱え、それゆえに惹かれあうものがあったのかな。
二人の想いが通じ合う、という点は若干性急な感じはあったものの、それでも過去に深い痛手を負ったもの同士、前を向いて歩いていこうとするさまは非常にたくましく優しかった。
ホラー部分も様々な伏線を回収しつつ進んでいく展開で、あっと驚く結末になっていました。
タイトルの「満願成就」。
あー、そういう意味か!
とちょっとゾゾっとしました。
前作もそうでしたが、怪奇現象を生むことになった人の業が、切ないです。
周と西門の「ラブ」の点は一向に進展せず。
今作品で両想いにはなりましたが、キスどまり。
身体の中に薫の存在が残ったままの西門なので、周のほうがストップがかかっちゃうんですね。キスどまりな彼らですが、そのキスでさえ、舌を入れられただけで動揺してしまう周のまっさらさんぶりが、けしからん可愛さです。そんな周に振り回されつつも愛でる西門の大人な態度にも萌えが滾ります。
まだ続きがありそうな雰囲気ですし、ぜひとも続編を出していただきたいなと切望しています。
本シリーズは四辻分家筋の戻児と
四辻本家の跡取りである呼児のお話です。
四辻家当主への依頼された案件と
攻様の元対が最後に請け負った案件、
それぞれの怪異か時を超えて決着するまで。
受様は怪異を解決する能力を持つ一族の
本家の跡取り息子です。
その一族には一族独特の
怪異を呼び出したり、引き剥がす能力を持つ呼児と
引き剥がした怪異を強制的に封じられる戻児と
2人で対になる能力者がいます。
受様は本家で久しぶりに生まれた呼児で
双子である戻児の妹と対でしたが
高い能力のあった妹が亡くなり、
引き籠りとなっていました。
そんな受様のあらたな対となったのが
分家筋の出身でかつては当主候補ともなった
戻児の能力をもつ攻様です。
攻様も恋人でも会った呼児の対を亡くしており
長く一族から離れていましたが
縁があって受様の実家である本家預かりとして
受様の新たな対となります。
今回のお話は受様の父親である当主が
女性に祟るという市松人形の祓いを
請け負った事に端を発します。
預かった古い人形は
受様の母親にも害意をあたえ始め
両親はよばれた親族の結婚式出席を断り
受様が代わりの祝儀品を届ける事になります。
調度同じ頃、
攻様の対であった呼児が関わった
結界の解呪を望む元依頼者から
攻様に連絡が入ります。
偶然にも結婚予定の親戚と
攻様への依頼主は居住地が近く
受様と攻様は一緒に
かの地に向かうのですが…
本作は互いに対を失った2人が対となり
怪異に関わる依頼を解決しながら
お互いの絆を深めるシリーズです。
本作で2作目ですが
前作を読んで続く要素バリバリで
シリーズ展開されるのかなと思ったのですが
本作のタイトルが「満願成就」で
前巻では受様が告白していた故に
攻様の恋が実るって意味での成就か!?
とドキドキしながら読み始めました。
今回はそれぞれ別々の依頼だっはずの2件が
かかわった人達の過去が複雑に絡み合い
まさかの決着が着くまで山あり谷あり
最後まで奥の深~い「満願成就」でした。
2人の恋はやっとスタートラインって感じで
私の当初の読みは大外れでしたが
すごく期待外れ(良い意味です♡)で
とっても楽しく読めました (^_^)v
攻様に恋心を抱く受様ですが
今回攻様が引き受けた依頼には
元対で恋人でもあった呼児が
関わっています。
受様がご祝儀を届けた親族は
一族に嫁いだ女性、生まれた女子が
次々と亡くなっていく家系で
攻様の依頼者は
親族の亡くなった妻の妹で
義兄に長く片恋をしている女性です。
受様は自分と攻様の元対を比べたり
女性依頼者と義兄の重ねたりして
ぐるぐる悩みながら
攻様と共に怪異の解決に挑みます。
それぞれの関りは複雑で核心部分には
あまり抵触しないようにしますが
受様達には必要な情報は
都度提供されるので
読者にも見えてはいるのですが
巧妙に散らされている伏線を
繋げて読むのはなかなか難しく
私も途中から少し受様と一緒に
ムムムっ!?しましたが
ピン!!とくる状態には程遠く… (^-^;
怪異事件の解決でホラー要素は強いですが
推理モノがお好きな方にも楽しめる
良作だと思います。
今回の事件で2人の仲は進展し、
2人は両想いとなるのですが
なにせ受様はひきこもりで
世間一般的な常識ばかりか
実家の特殊事情すら知らない子ので
世慣れた攻様はお仕事も恋愛も
受様にあわせてのゆっくり進度を
余儀なくされています。
恋愛進度はBLの肝でもあるので
Hまではまだ遠い本カプでは
ちょっと物足りない方もいるのかな。
私的には攻様のジレジレ感も
ツボって楽しく恋愛進度の遅さは
全く無問題でした。
そんな2人の恋と次回の依頼が
どんな展開を見せるのか
ワクワクで次巻を待ちたいと思います (^o^)/
今回は怪異事件解決する術者のお話で
椹野道流さん『人買奇談』から始まる
奇談シリーズをおススメ作とします。
こちらも未だにプラトニックカプです♪
前作は、続き物だとこちらのレビューで拝見していたので、「完」が出てから読もう、と思っていました。
今回、「満願成就」の題名を見て、ハピエンきたのね、と勝手に想像してレビューを見ることなく読んで倒れました。
「満願成就」ってそっちの…。
ぐわーっ!
しかも今回、先生の後書きがなかった。
けっこう先生方の後書き、楽しみに見てるので、今回あれ?ホントにないの?もしかして乱丁?と真剣に思ったのですが、他の方も「なかった」とレビューしてあったのを見て、本当になかったのか、と寂しく納得したのでした。
先生、ぜひとも続きを早めにお願いします。
西門と周。
今回の仕事のお話も、なんとも複雑に絡まっているようで、最後はここに繋がっていたのか、というまさに因果応報。
そして満願成就の方も、市松人形の高笑いが聞こえてくるようで、その妄執に薄ら寒い思いでした。
呼児としての自分の力量不足を歯痒く思いながらも、それを受け止めて頑張っていきたいと自分の気持ちを言葉にしている周の成長に、これからも見守っていく所存の私です。
攻め様視点は大好きなので、西門が周に対して「こらあかん」ってな気持ちを抱いてから「惚れてる」って認めるまでの気持ちが読めて大満足でした。
今回語られた西門と六巳の辛い過去。
西門が六巳を忘れる事はできないのはもう仕方ない、というか、次の大事な存在ができたからって簡単に手放してほしくはないけども。
それでも、今を生きている人間なんだから、今度は一度愛した対の相手を失った戻児の西門として、同じく対だった相手を亡くした周と新たに関係を育んでいくのをこれから見守っていきたいな、と思いました。
今回は先生、2人を一緒の寝室にぶっこんでくれてました(笑)。
ただ、そっちはあんまり進展してない。
次は舌もOKになってるといいね、西門。
でもその進み具合だと「完」までにどれくらいかかるのかしら…。
ガンバレ、西門&周。
対としても恋人としても、2人の今後がとっても気になりますです~。
〝満願成就〟ってそういう意味かぁ……
怖っっ
エピローグでゾッとしてしまいました。
2作目も本当に面白かったです。
周の恋も成就したので、タイトルにはそういう意味もあるのかもしれません。
祖霊の怪異と市松人形の怪異──
それらをつなぐラスト……と、ストーリーと構成にドキドキさせられっぱなしでした。
謎が気になって気になって仕方がなく、あっという間に読み終わりました。
二人のラブは動き出したばかりだし、西門の中の薫は依然としてそのまま。
これからの展開が楽しみで堪らないのに、レーベルが〜
このまま続編は出ないのでしょうか?
先が気になって仕方がないです。
凪良先生の中では物語は出来あがってるのでしょうか?
何とかして続編を出して下さい。
お願いします!!
前作に続いて面白かったです。怪異そのものは前作の方が怖かったと思いました。
今作では西門と対であった亡くなった六巳との詳しい関係が書いてありました。六巳の事は忘れる事は出来なくても、既に周の事を大分好きになってて言葉に出せない西門の思いも分かりました。
プロローグから「因果」「応報」そしてエピローグまでの流れが秀逸で、さすが凪良ゆう先生だなと納得しました。
気持ちが通じ合ってもまだまだキス止まりの2人なので続きますよね?大器晩成した周と西門の活躍ももっと読みたいし、西門の中の薫にも成仏してもらいたいです。
じっくりと続巻を待ちたいと思います。
「凪良さんは凄く体力がある作家さんだ」と思ったんですね、読後。
なんて言うのかな、42.195kmを軽く走れる感じ?いやいや、そんなもんじゃなく、トライアスロンに出たその晩に、会場周辺で野営しちゃう感じ。
『薔薇色じゃない』とか『美しい彼』を読んだ時にちょっとだけ感じていたんですけれども『続かせる』んですよ、不完全燃焼の状態を。
「ダーッと解決したくならないのかな?」と思ったりしますが、そうしないのが凪良さんなのでしょうね。コツコツと物語を積み上げていきます。誠実だなぁ。
誠実なのと同時に繊細だからなんだろうな、とも思います。
2人の関係を構築するエピソードの重ね方がまさに「針の穴に糸を通すほどの細やかさ」。
魂の片割れとでも言うべき人を亡くした2人の話ですから、細やかに、慎重に綴っているのでしょう。
それこそ、膨大な体力を使って。
そういう2人の心情はさておき『怪異事件のお話自体は面白く読ませてしまう』のは、流石です。
今までの私の書き方になぞらえれば「筋力もすごい」。
このシリーズは、才能と体力があり真面目に取り組んで来た一流選手の試合を観ている様です。
なので個人的願望としては、2人の救済もLOVEの進展も「結論を急がなくていいから、このペースでじっくり書いて欲しいなぁ」と思います。
その2つともが一気に昇華する素晴らしいラストが来る様な気がするんですよ。
待っています。
まさかもう出ないのかとびくびくしていたのですが、やっと続きが出ました~。ビビりの私ですが、前作より怖さはマシで(しょっぱなに一発あり)、どちらかというと二人のぐるぐる模様を楽しめました。プロローグ+本編+エピローグの270Pほどで、先生のあとがきが無い!前作は先生のあとがきが一番怖かったので、今回無かった事でほっとしたようなびびったような・・・先生、これ続き書いてくださるんですよね???ということがめちゃくちゃ気になってます。絶対続き読みたいのですが。
お話は、秋の最初、四辻家に「人形」(恐怖でしかない・・・)が送られてくるところから始まります。その人形のせいか四辻家に(特に周の母に)色々起こったので心配した父親は家を空けられん!と考え、両親が出席予定だった結婚式に、西門と周で出席することになり・・とお話は続きます。
攻め受け(予定)以外の登場人物は
薫(周の双子の妹、故人、西門の中に魂が残っている)、六巳(西門の対だった、故人)、周の両親、清白高人(四辻の遠戚)、高人の義妹等。事件発生ものなので、それなりの人が出てきます。
**攻め受けのぐるぐるについて
楽しかった。西門(36歳、めちゃ愛嬌あるおっさん)が関西弁なのが、より親近感を高めていると思うのですが、とにかく「あーこういうおっさん、知ってるー」という、大好きなタイプのおっさん。無精ひげがあり、小綺麗ではなさそうなので、キライになるケースもあるのですが、なんでかな、愛想がいいし気遣いするしぐるぐる一生懸命悩んでいるから好感度高いのかもしれないです。こんなおっさんに「堪忍な」と言われると「もうええわ」と何でも許してしまいそうw
周もぐるぐるへたれってて、割合後ろ向きな時もあるのですが、それでも何とかしようと一生懸命頑張ってるから嬉しいです。頑張れよ、周!とちょっと応援する気分。
いいとこまでいったのですが、なんとなんとな展開ですw なので絶対続きが読みたい。意味深な記述もあるし。次は一体いつ出るんだろう・・・と少し待ち遠しすぎるので、神じゃなくて萌2にします。
先生、続きを何卒・・・
序盤、絶賛片想い中の周のいじらしさにどうしたらいいかわからなくなり
ちょっともう西門────!!!とどつきまわしたくなりました。
でも六巳との過去を西門から直接周に話してくれてとても誠意を感じ
ちゃんと周に向き合ってくれる事が嬉しいです。
六巳が綺麗なひとだったというのは想像出来ていましたが
内面がもっと大人で文句のつけどころのないような男性をイメージしていたので
自分の予想の真逆だった事に驚きつつも
だから尚更西門の胸を離れられないのかもしれないなと妙に納得です。
今回の事件も、自分の未熟さにしょげてしまう周が気の毒でしたが
些細な違和感を感じ取れる力はさすが洪さんの息子…!!
洪さんの親心も非常に沁みました。
塞ぎ込んでしまっていた周を変えたのは紛れもなく西門で
もうどこへも動けなくなってしまった西門の心を動かしたのは周。
対としてもどんどん深くなっていく二人でしょうけど
ラストでかなり前途多難!ww
これはもう地道に頑張るしかない西門に「どんまい」と声をかけたくなりました。
祖霊というのを初めて知りましたが
やはり生きている人間が一番おっかないですね…。
目に見えない恐怖も相当ですけど
人間の心の奥底にある情念ははかり知れないものだと改めて思いました。
“因果応報”、まさにその意味がずっしりくる作品です。
周の可能性がまだまだこれから、のようなので
早くも次巻が読みたいです!!
おもしろい!
周と西門の恋愛についてはまだまだこの先が気になるところですが、一冊で事件は完結、しかもその事件がとても読ませる内容・構成で、とても満足です。2時間ホラーサスペンスか映画を観たような満足感です。
今回は西門視点があったので、彼がどう思っているのか、何を考えているのかを知れたのが良かったです。
西門が忘れられずにいる六巳についても今回は語られています。
好きになった人の心に既に自分以外の誰かが居て、しかもその人は過去の思い出の中でずっと美しいまま・・・これって結構辛いですよね。好きになった方も、好きになられた方も。
今巻は一段とそう思いました。
周と西門には幸せになって欲しいです。薫ちゃんも心残りなく成仏して欲しい。
プラチナ文庫さんが休刊となってしまいましたが、続編を紙媒体で出版していただきたいです!よろしくお願いします!
これすごく期待してたシリーズなんです。前回のお話もホラー部分がめちゃくちゃ怖くて、結構濃厚で魅力的な濡れ場も書かれる凪良さんにしては珍しくエロ要素なしで、「ようし次こそは!」と思ってたけど今回もまさかのキスどまりでした。完全にBLよりもホラー部分重視で、その部分は決着が着きましたが、最後に二人が結ばれるという腐女子の満願成就はならずです。第3巻にも続きそうなので乞うご期待という感じです。
受けの切ない片想い状態は脱し、ようやく両想いになったとはいえ、受けが性的に幼すぎて(24歳?嘘でしょって感じ)前途多難です。攻めに憑いてしまった亡くなった受けの妹の気もどうなってしまうのか気になります。攻めの亡くなった彼氏も少し回想シーンで出てきました。美人でしたが気性が激しそうで3巻でも霊として出てきて邪魔してきそうな予感です。
恋愛部分は少し物足りなかったのですが、BLジャンルの次くらいにホラーが大好きなのでその部分は楽しめました。日本人形の部分とかとても怖くてぞわっとしました。もう夏も終わりそうですがこの季節のホラーはやっぱり良いです。