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omega megaera
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
丸木戸マキ先生の非BLレーベルから出ているオメガバース作品。とうとう完結、10巻も出てたなんて!
ずっと気になりつつ読めてなかったのですが、読んでみました。
ドロドロお家騒動愛憎劇って感じで、なかなか面白いです。
丸木戸先生のオリジナル設定の部分、私が読んだオメガバース作品中では初めてかも。
それは、
・αを産めるのは、Ωのみ
・運命の番はおとぎ話と思われているが、番のαに噛まれたΩは発情期が無くなる
・政府は、Ωの自立を抑制しαを産むための生き物とみなしている様子で発情抑制剤の研究がストップし、製造・輸入・所持が禁じられている。
・出産出来ないΩは[メガエラ]と差別的な名称で呼ばれる事もある
お金持ちの跡取りとしてのし上がりたい欲望と、子どもを持てず蔑まれてきた境遇から復讐したい2人がタッグを組んでどうなっていくのか楽しみだけど、もう不穏な空気。
これって、αのあの子と運命の番なんでしょ?
この先どうなんの?
シーモアで購入
白抜きとか要らないあっさりベッドシーン
うぁー(゚A゚;)ゴクリ
思ってたより心臓にくる
オメガバースと侮るなかれですな。
1つの財閥のドロッドロのお家事情。
愛憎渦巻くとはまさにこれ。
この世界観は凄い。
運命の番と
愛し合っていたはずの夫婦は
子供に恵まれなかったが故に少しずつ歪み
家のために迎えた妻たちには子供がさずかり
二人の関係も疎遠になった
しかし尽きることのない欲求
番であるということの確執。。
一巻から相当重いが
これからどうなっていくんだろうか
》レオの腹が膨らんでいるのを見たとき
私もゾワっとした
これ最後はハッピーエンドなんだろうか
心臓が痛いんだが。。
丸木戸マキ先生の作品は大好きなのですが、オメガバースがどうしても苦手で今まで敬遠していました。ですがやはり丸木戸マキ先生の作品なので外せないと思って読みました。時代背景はよく分からないのですが(多分昭和?)レトロな雰囲気とSF設定の混在というのも自分には新しくて面白かったです。男性が「夫人」と呼ばれていたり、女性が「父上」と呼ばれたり、男でも女でも子供を産めるようなのでそうゆう男女の差で身分が決まるわけではない世界を描くためにオメガバースという設定を使われたのかなと思いました。
オメガバースの階級社会でアルファの子どもを産めないオメガはメガエラと呼ばれ蔑まれている。オメガは人間扱いされず、生殖だけに価値が置かれていて、このあまりの人権のなさにずっと不快感がつきまとう。そんな世界でアルファとして生きることになったひとりのオメガという約束された地獄。勘弁してくれという気持ちになる。
こちら大分前に読んでいたのですがレビューを書かないまま三巻まで出てしまって、慌てて再読しました。
二巻から三巻にかけて真宮が完璧なαを演じているのですっかり忘れていましたが、そう言えば犀門と出会った頃の真宮はたくましくて、普通の男の子でしたね。伊織との出会いも少女漫画のようで、犀門の過去も細かく描写されていました。
現在では四巻まで出ているので、普通にそこまで一気読みすることをお勧めしますが真宮が英家で過ごしていくうちに日に日に変わっていく様子に頼もしくもありつつ、こんな嫌な連中に毒されないでくれと言う気持ちも増してきますね。
おおお。聞きしに勝るドロドロ度に早々にノックアウトされました。皆さまのレビューを読んでいたとは言え、これはおぞましいですね!うねる様な感情の縺れ、怒涛の展開。
昼ドラも真っ青。往年の韓流ドラマみたく。
また、オメガバース設定なのに。そこここに漂う昭和(しかも前期)感。一筋縄では行かなかったであろう財閥の腐臭漂う悪しき風習。しっちゃかめっちゃかになりそうな設定をこれでもかと盛り込み、練り上げてしまう。これはもう夢中になって一気に読んでしまいました。
αを生むことを義務付けられたΩ。国にとっても、名家・英家にとっても、それが一番大切で、必要なこと。昔なら「石女」(=うまずめ)という蔑称で呼ばれたであろう、犀門はαの子供どころかそもそもが子を産めない身体だった。名家の務めとして、夫である征十郎は、犀門の他に妻を2人持っている。αの子供を産み第一夫人となった獅乃。長子である麗子は優秀だが、弟の伊織はポンコツαと言われている。Ωの子を産んだ玲鸚は第二夫人となるが、冷遇されている犀門にはマウントを取っていたが、犀門の奸計により第三夫人へと陥落する事となる。不思議なのは、征十郎は等しくそれぞれを愛していて。夫人たちも英家の贅沢な生活を守りたいだけでは無く、それなりにそんな夫を独占したいと思っていること。
征十郎はまだ当主ですら無く、その父・善次郎の言いなりであるのに。
また、執事である斯波の、瞳孔が開きっぱなしにも見える、べったりと黒く塗られた眼も恐ろしいし。彼はこの後奸計を張り巡らせて、犀門を引き摺り回す事になる。
人に聞かれてはならない話を立ち聞き、あるいは偶然聞かれてしまう様な場所で話していたり。脇が甘過ぎるのが韓流ドラマくさくて笑ってしまう。
非BLというカテゴリーなんだそうだが、エチが描かれて無いだけで。
登場人物たちは男性同士でも相当ヤッてはいる。玲鸚や犀門が女性、麗子を男子にするだけで、普通にレディコミになれてしまう。非BLなのにそこに男同士を入れる必要があったのかはまぁまぁ謎。
いや、これめっちゃ面白いです!
登場人物多いけどみんな個性的ですぐ覚えられるし、キャラの表情を描くのが上手いから感情移入して読める。
非BLとのことですが、BL抜きにしてもストーリーが面白いから読み応えがある。(でもほんのりBL要素があるような…?)
これからどうなっていくのかすごく楽しみ!
オメガバースということで長らく手を出さずにいたのですが、新刊の発売で現在一人丸木戸マキ祭りを絶賛開催中ということもありまして。
惚れ込んでる作家様の一作品を趣味嗜好の問題だけでスルーし続けるのもいかがなものかと思い直して、試しに1巻買ってみたんです。読んでみたんです。
めちゃくちゃ面白い!!!
読み終わってすぐさま何の迷いもなく、2巻の購入ボタンをタップしていました。
昭和の財閥一家のお家騒動にオメガバース要素を掛け合わせた世界で、とあるΩが人生の敗者復活をかけて巻き起こすとんでもない逆襲の物語です。
社会的価値が最も高いαは、αの子孫を残す義務が国の法律によって課せられている。
そのαはΩからしか産まれないが、Ωであれば必ずαを産めるかといえば当然そんな訳はなく、それゆえにαには「αの子を産めるΩ」というアタリが引けるまで次々にΩを娶ることができる一夫多妻制が認められている。
Ωに課せられる最大の役割は「αの子を産むこと」。
そんな世界観なせいで、本作のΩには元々の最下層扱いに加えて、Ω内でもさらなる格差と差別が存在します。
αの子を産めれば優秀なΩ。第一夫人として優遇され、逆にΩの子すら産めなかったΩは妻としての序列が最下位となるだけでなく、【メガエラ】と蔑まれます。
主人公・漆間犀門(うるしま さいもん)はメガエラです。
夫である征十郎との間に子供は出来ず、第三夫人の座で屈辱の日々を送っていますが、征十郎を“魂の番”だと信じて愛し続けています。
そんな犀門にある日、千載一遇のチャンスが訪れたことで、物語は転がり始めます。
征十郎の父であり、現英財閥当主の善治郎には15年前に作った隠し子がおり、その子がαなら犀門にやろうと言い出すのです。
(妻として高待遇を受けられる「αの母」というのは実子でなくとも良いようです。)
なんとしても第一夫人に返り咲きたい犀門はこれを受け入れ、当の子供を探し出すのですが、見つかった子はそんな犀門の期待も虚しくΩでした。
あーぁ残念でしたネー・・・なんて終わらないのが昼ドラであります。
犀門はこの子(馬宮)をαとして英家に連れ帰り、命がけの大逆襲に打って出るのです……!
「ポルノグラファー」しかり、「アケミちゃん」しかり、丸木戸マキさんの作品にはどこか昭和の三文メロドラマ調の空気感が漂いますから、今回の舞台はなんていうかもう、ついに真打ちが登場したな‼︎って感じです。
BLではないですから、犀門が征十郎とハッピーエンドを迎えられるかどうかは現時点ではまったく読めません。
だけど、この昼ドラヒロイン顔負けの女々しさと計算高さを合わせ持ったヤベーΩ・犀門が、馬宮と一緒にどこまで成り上がっていけるのかは見届けたい。
むしろBLじゃないからこそ、ストーリーだけを純粋に楽しめるオメガバースかもしれません。
2巻まで読みましたが、先はまだまだ長そうです。
果たしてどんなドロドロっぷりを呈していくのやら・・・?
掲載誌「ITAN」の廃刊後はWEB上の「コミックDAYS」に場所を移して連載続行されています。
↓こちらで最初2話と最新2話が無料で読めるようになっています。
https://comic-days.com/episode/10834108156631345003
これは面白い。個人的に、シリーズ物の最初の方って、説明的な部分が多かったりメイン2人の関係性がまだ薄かったりして、1巻だけで一気にハマった!っていう作品がかなり少ないんですよね。なんとなく惰性で追い続けたら段々魅力が分かってきてハマる、という流れが多かったんです。でも、これはもう1巻から続きが気になって仕方ない。
キャラ立ちも素晴らしいし、テンポも良く飽きさせず、所々にBL要素を匂わせながらしっかりとしたストーリーを印象付けてくれます。オメガバースというBL界で一躍人気になったジャンルを、非BLジャンルで描くという試みも評価に値すると思います。といっても男性同士の愛も絡みも存在するので厳密にはBLなのかもしれませんが、主軸はあくまでオメガの2人による理不尽な世界への挑戦。これは目が離せませんね。
αの征十郎と一度は心から愛し合った仲である、主人公のΩ・犀門。征十郎は無闇に差別したりしない誠実そうな人柄ではあるけれど、今、犀門と同じ熱量の気持ちを持っているかと問われたら微妙な線ですね。犀門への気持ちが冷めたというよりは、この世界に抗っても無駄だと悟ってしまったような、哀しい無気力さを感じました。そんな彼を犀門が焚き付けることができるのか、あるいは破滅への道となるのか。もう1人の主人公である馬宮もどこまで秘密を守り通せるのか、続きがとても楽しみです。