オメガ・メガエラ 3

omega megaera

オメガ・メガエラ 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×28
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
96
評価数
23
平均
4.3 / 5
神率
52.2%
著者
丸木戸マキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
KCx
シリーズ
オメガ・メガエラ
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784065180020

あらすじ

話題のSF設定オメガバース×身分制度×華麗なる一族の家督争い、暗躍と裏切りの第3巻!!優れた性とされるαが支配する世界。虐げられる性・Ωの人生は、αの子供を持てるか否かにかかっていた。財閥・英家で子を生せず疎まれていたΩ・犀門は、Ωの少年・真宮をαと偽り、跡継ぎ候補として迎え入れることに成功する。α・βの子供たちが通う名門校に編入した真宮。英家の長女・麗子は生徒会に所属し、生徒たちから絶大な人気を集めている。英家当主・善治郎から跡取りの条件として「麗子を生徒会長選で落選させる」ことを命じられた真宮は、さっそく窮地に…!?

表題作オメガ・メガエラ 3

レビュー投稿数4

泥沼の会長選

評価は難しいですよ……
だって、萌って^^;
今後への期待を込めて、神評価から一段落落とした……
という意味で萌2評価としました。


いよいよ会長選が始まりました。
表紙は、麗子とリリィです。

リリィの癖強っっ!
リリィにかかれば間宮もマミィだしね^^;

〝おリボン〟とか〝おズボン〟とか言っちゃうリリィに対し、
「まさか対立候補がこんなよくわからん人とは」
……と思っている間宮には吹いた(笑)

それな!

しかしながら、リリィはなかなか聡くて怖い子ですね。
そして、そんなリリィに忠誠を誓ってしまった間宮は、
伊織を裏切る事に……
家督を手に入れるため、ひいては犀門のために……

信じていた間宮にも裏切られ、
伊織は何も悪くないのに本当に辛いーーー
会長選、家督争いの犠牲者の最たるのもです。

間宮がαである事を疑う存在がチラホラ出始め、
麗子までもが汚い手を使い間宮を陥れようとします。
会長選は、泥仕合になりそうな予感です……

暗躍と裏切りのドロドロした波が次々押し寄せる中、
次巻では犀門の留守中に間宮に危機が訪れそうです。
どう切り抜けるのでしょうか……

それにしても、第二夫人となった犀門はちょっと浮かれすぎですね。
他の夫人たちの動きからも目が離せないし……

早く続きが読みたくて待ちきれません‼︎

2

暗躍。血の闇

面白くなってきたじゃないの!
元々非BLだし、もちろんこの巻ではラブシーン的なものやロマンスのようなものは一切出てきません。
完全に「政治」の巻。

2巻のレビューでリリィ様はギャグにしないで、と書きましたが、彼はそんじょそこらのαを凌駕しているようですね。
本名は「橘有憲」。でも女性の口調と髪型で。名家出身のはずだから風当たりは強かっただろうに貫いてきたのでしょう。
真宮は生徒会長選挙で彼に頼ることにした。
何でもする、と約束した真宮にリリィが命じたのは…!
女装子みたいな、ヘンな人みたいなリリィ。でもやっぱり彼も冷酷、酷薄なα。
リリィの有りようにはゾクゾクするものが感じられる!
さて、会長選挙の犠牲になるのが伊織で…
やはり真宮と伊織には何かが起きるな。
愛か発情かどうかはまだわからない。憎しみかも。ともかく大きなうねり。
犀門はというと。
彼はもはや狂い始めていて、真宮と齟齬が生まれる兆しにアンテナをはれない。
メガエラの恨み、母になりたいという執着、征十郎に対してはまだ愛?
麗子の母・獅乃も壊れそう。
さてラストは麗子が真宮の薬を捨てるシーン。
さあ、どうなる?
しかし、元は家長・善治郎から連なる一つの家の中での権力争い、そんなものに巻き込まれて高校生たちがドロドロワールドに引きずり込まれてる。
面白いんだけど何とも苦い味がする。

0

怖い展開になってきました

この作品、ずっと表紙が暗くて、かつ、ちるちるでも非BLに分類されています。二巻まではそれでもまだ真宮が素直で優しいので癒されたりしたんですが三巻になって段々と真宮までやばい感じになってきました。
家督を継ぐと言うことが、何をおいても優先事項だとわかってきた真宮。色んな苦しみから現実逃避するためにもせめて伊織だけは残しておいてほしかった。
真宮の秘密を知る人間が少しずつ増えて、ヒリヒリ感も増してきたのでそろそろ誰かくっついて、癒しを入れてほしいところです。(←非BLだっつうの)

3

非BLらしい学園ものに突入⁈

真宮は英家の優秀なαという触れ込みで、名門校に編入する。
それは、家督争いをする麗子と同じ学園だった。次期生徒会長の座を狙う麗子に、当主・善次郎は、次の選挙に勝てたら麗子を跡取りと認めよう。そして真宮にはそれを阻止する様にと課題を与える。別に麗子が憎いわけでは無いが、この闘いに勝たねば自分の人生が詰んでしまう。どんな手を使っても、戦わなければならない。自分の中の正義と、切羽詰まった中で苦しむ真宮。
策略対謀略。非道な策を取らざるを得ない真宮たちの運命は⁈
今作は大人たちのドロドロとした思惑を他所に10代の子供たちが翻弄される回でもあって。その中で際立つ斯波のじっとりと真っ黒な瞳が怖い。
真宮を絶対に護らなくてはならない筈の犀門も、子供たちだけの学園という社会には入り込めないのだ。というか、やっぱり犀門も脇が甘過ぎ。彼は真宮を自分の人生に関わらせた責任があるのだから。ちゃんと守って欲しい。
そして、大切な話は迂闊に人に聞かれちゃダメ!絶対に誰かが立ち聞きしているというシーンが多過ぎて笑ってしまう。遅かれ早かれ犀門の企みはバレてしまいそうなのだ。

征十郎と獅乃の長子、麗子さまが美女なのに凛々し過ぎてもはや男子。橘が女装男子なのを見るにつけ、麗子には男装させて欲しかったと思ってしまう。
非BLとは分かっているものの。無理くりBL臭く作られてる様な気がしないでも無くて。
普通に昭和のドロドロお家騒動に描いても良かったのになってどうしても思えてならない。
この学園ものには少々飽きたので、大人のドロドロを楽しみに待つ。

0

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