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天才俳優とオレ、クレイジー性愛共依存!!
naraku
あまい♡のにどこか仄暗く重い、そしてエロティシズムのあるお話しがお上手な紺色ルナ先生
今作はそんな先生の中では王道寄りの「拗らせ幼なじみモノ」ですね。
ただこの「拗らせ方」がクネックネにねじれておりますね。
今回はこの拗らせ具合に焦れながらも2人だけが理解し合える世界観を楽しませて頂きました♪
仄暗さや背徳感はあまり他の先生の既刊作品に比べたら少ない印象で、キャラクターを活かした過激なプレイ描写がより印象的でした♡
物語の構成が複雑なのでページ通りではキャラクターの心情理解が難しいかも知れませんね。
「奈落」の2人の話は
前半「奈落:第1~3幕」が大人になった2人の捻じれた関係性
後半「ブルー、ブルー、ブルー:前後編」で幼少期~高校生の2人+2人の現在
という作り
「奈落」の2人の背景が後半の「ブルー~」を読む迄クリアにならない事で混乱が生じるのだと思いますがこの辺がクリアになっていくと「激しめ拗らせCP」としては満足な内容ギッシリな作品です。
詳細ネタバレ含んででも分かり易くレビューを書こうと思って何回かチャレンジしたのですが結構コレが難しい…(゚Д゚;)
リアルに何回このレビューを書き直したか分からない位うまくまとめられなかった…!
でも、面白い作品ではあるので少しでも読もうかな?と思う方の助けになれば、、、と思い残しておく事にしました。
結局分かり難かったらごめんなさいではありますが…。
以下は後半部分で分かって来る2人のキャラとか含んで話すので純粋に本編を楽しみたい方はどうぞそっ閉じ下さいませm(__)m
攻め:秀二×受け:マサト
2人は小さい頃からの幼なじみ
ちょっと奔放な母親に育てられている事もあってか小さい頃から割と性への興味が高いマサト
そんなマサトは見た目もかわいく器用にそつなくなんでもこなせるタイプだが逆を言えば「自我が無い」
一方兄は居るが恐らく子供扱いされる事が嫌な自立型の弟気質だった秀二
何でもこなすマサトを羨ましいと思う気持ちと、かわいい弟のようにも思う気持ちを持ちつつ、マサトの個性=他人を真似するというコトを無自覚に見抜き、「将来は、はいゆー(俳優)だな!」とマサトの「自我を刺激する」
秀二はマサトに対し羨望と庇護欲
マサトは自分を見てくれる、見つけてくれた秀二に情景と独占欲
を幼い時より抱えてそれぞれ成長
多分ココがこの2人の根幹で、始まり
大人になったマサトは憑依型の若手の脇役としてその才能を認められます
役を自分に取り込む為に身も心も「なりきり」ます
その為にその役に合わせて激しいセックスをする事も厭わない
その相手をするのは秀二
そして役が自分に憑いた状態から戻してくれるのも秀二
この関係が「信頼・愛情」の上に成り立つ共依存と考えるのか、
「欲・マウンティング」の上の相互利用として考えるのか、
ココの捉え方が読者も、それこそ秀二とマサトも感じ方が分れる所となるんでしょうかね?
そしてマサトが「憑依型役者」であるが故の本音の分かり難さがまた拗らせる…!っていうね(笑)
私は幼少期に抱いたそれぞれの「劣情という欲が育った愛情故の行為と関係性」と考える事でこのお話しを楽しみました♪
2人の拗らせ感情が見え難いからこその楽しみ方もあり、ゆっくり読める時にはまた読み返したいと思います♡
神に限りなく近い萌2!
理由はお互いがしっかりお互いの存在意義を自覚した上でのラブいプレイがあのままお風呂で見たかったからです♡
デビュー11周年記念二冊同時発売とされた
本作品(奈落)。
※もう一冊の(抱かれた数だけ犬は溺れる)のレビューは そちらにて。
えー、通算21冊目というこの作品ですが…
大変申し訳ないンだが…
「どうしたんだ?!」という出来だ。
帯に(勿論違う意味だが)クレイジーという言葉が記されているのだが……まさしくクレイジーという言葉しか見つからない。
全ては【あとがき】を読んで納得した感じだ。
何と2015年から描き始めたらしい。
つまりその間チマチマと進んでいたという事になる。
とにかくストーリーがブツ切れの印象が強く心理描写と絵が
上手く重なってくれない。
〔H大幅加筆〕と帯にある様に確かにHシーンは多い。
だが肝心なキャラ設定が定まらないまま始まった感が強すぎて
あとがきを読んで作品中のクエスチョン部分を埋め直さねばならない。
マサト(受)がバイ設定なのにも驚いた。
しかしそれ以上に度肝を抜かれたのが
(攻)の岩清水秀二がノンケと書かれていたという事だ!!!
彼は100%ノンケではない!
マサトがバイ設定であるなら秀二は99%ゲイだ。
学生時代に彼女がいた等の話が出てくるがゲイがカモフラとして異性と付き合う程度しか感じず、寧ろマサトへの執着の方が際立っている。
あと秀二の職業が証券マン等というのは読み終わっても一切分からない。
この作品はありとあらゆる意味で自分にとっては
クレイジーな作品だった。
もしこの作品の良さを理解された方が居られたら
是非レビューを書いて頂きたい!
そのレビューを道しるべに今一度読み返したいと思う。