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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『In These Words』の外伝。
収録内容としては、
コミック
・「NEW YORK MINUTE」(「In These Words 2」初回限定版小冊子より)
・「First,Do No Harm」(「In These Words 3」初回限定版小冊子より)
・ 「ONE OF THESE NIGHTS/Post Script」(同人誌「ONE OF THESE NIGHTS」(2013年刊) より再録)
ノベルズ
・「He Came,After You Left」(未発表作品で、日本語初翻訳作品)
のコミック3話とノベルズ1話が収録されています。分量としては小説のほうが若干ですが多いかな、といった感じ。
コミックの初回限定版小冊子(以前刊行された同人誌)の内容も含まれていますが、お持ちではない方には1冊で網羅できるという素敵な内容かと思います。また、それらをお持ちの方も、後半のノベルズ部分は日本語初翻訳作品なので未読の方が多いのではなかろうか。
『He Came,After You Left』は、浅野先生とデビットが付き合うようになった、その歴史が描かれています。
本誌はコミック3話と小説1話という構成で出来上がっていますが、あとがきでGuilt|Pleasureさんも書かれていますが、この作品は『IN These Words』よりも7年前のお話。「浅野克哉」という男性の中身を描いた1冊でした。
浅野先生って、すごくミステリアス、というのだろうか。たくさんの顔を持っている男性のような気がしますが、彼の実家に関してもチラリと出てくるので、ますます面白い。
イケメンで、優秀な頭脳を持っていて、家がとんでもないお金持ちで、清楚な顔をして淫乱で。
良い!
浅野先生の魅力がまた一つ見えた気がします。
本編では篠原との恋が描かれていますが、デビットのことも心から愛していたのだろうと。ここから、どうやって『IN These Words』につながっていくのか、それもまた楽しみ。ミステリーとしての面はもちろん、やっぱり浅野先生の「恋」の部分もがっつり読みたい。デビット、そして篠原と。
あ、それと。
リブレさん、修正、もう少し何とかなりませんかね…。
絵柄がすごく綺麗なだけに、がっつりな白抜きがすごく無粋に見える。いろいろ諸々見たい、ということではなくて、綺麗な絵柄が台無しになる気がしてすご~く残念なのです…。
もちろん、作品としては神評価。
浅野先生はもちろんですが、浅野先生に一途に向けるデビットの恋心にも激萌えしました。
「In These Words」より7年前、克哉のNY時代の番外編です。
実は私の中で、克哉の印象と言うのは次々変わってるんですよね。
最初は痛々しくもギリギリの所で矜恃を保ち、決して屈しようとしないその凄絶な様に心を打たれ、次にはその魔性系と言うか、艶っぽさに萌えまくりと言った具合で。
そして今回、24才で「In These Words」よりだいぶ初々しく(作者さんも書かれてるように)茶目っ気がある克哉になります。
同じNY市警に勤める刑事のデビッドとの馴れ初めや、付き合ってる二人のイチャイチャ編て感じでしょうか。
まず漫画が3作ですが、微妙に時系列が分からない部分はあるものの、付き合ってる二人の蜜月になります。
ここでの克哉がとっても色っぽくてですね、包容力はあるもののやや単純な部分もあるデビッドを翻弄してる印象。
耳元で「私が欲しいのは・・・」と意味深に囁いたり、騎乗位で挑発的な台詞を言ってのけたり!!
かと思うと誕生日に仕事で離れ離れになってしまったデビッドの元へ、飛行機に飛び乗って訪れたり・・・!! リアル「来ちゃった!」ですよ!(≧∀≦)
また、ドアの向こうに克哉を見つけたデビッドの、慌てっぷりも愛を感じてニマニマしてしまいます。・・・ーからの超濃厚エッチ。
声を堪えてる克哉の表情が色っぽ過ぎて悶絶しました。
そして後半は二人の馴れ初めを小説で!!
私はどちらかと言うと小説派ではございますが、この作品の大きな魅力の一つは、その圧倒的な画力にもあります。
小説だとどんなものかとも思っておりました。
が、こちらでの克哉はまた印象がちょい違いまして、年相応の未熟な部分だったり、危なっかしい所なんかが書かれてるんですね。
心情を事細かに文章で表現出来るのが小説の良い所だと思うのですが、この作品で克哉を随分身近に感じられるように。
そして「浅野克哉」と言う人間の謎めいていた部分を、かなり理解出来るんじゃないかと!!
ちなみに、両視点で進むため、デビッドの事も良く分かりました。
内容的には馴れ初めと言う事で、二人がぎこちなく距離をはかりながらも近付いていく様や、すれ違いを経て結ばれる所までが書かれてます。
克哉の未熟さや危なっかしい所なんかも書かれてると先にも申しましたが、そんな部分も新鮮味がありました。
場末のバーで一服盛られて、あわや貞操の危機とかね。慌てて駆けつけるデビッドにもニヤニヤさせていただきました。
そしてちょびっとだけ、ガブリエルの出番も! 相変わらず、彼の凄絶な愛には痛さしか感じられませんでしたが・・・。
ここから7年後、何故克哉が日本であんな目に遭ってるのかー。
デビッドとの関係はどうなったのかー。
そのへんも大変気になります。全く赤の他人になってるんじゃ、ちょっぴり寂しい(´・ω・`)
とりあえず、どうもデビッドとの恋愛が、克哉にとって大きなターニングポイントであろうと言う事は感じられました。
あと、カバー下がめっちゃお洒落です。
ウットリしちゃう素敵な表紙は自分一人の時に楽しんで、外で読みたい時はカバーを外しちゃえばお洒落な洋書。最高ですね。
ところで、どうにも引っかかる部分が一つだけ。
未発表作品もあるのですが、初回限定版小冊子と重複してる作品もあります。
嫌なら買うなと言われればそれまでですが、こうゆう書籍の販売方法て、如何なものか・・・(´・_・`)
私はBL小説はネット上や電子でしか読まないので、紙では初めてお目にかかりました。
他の小説作品がどう言う感じなのかはわかりませんが、これは小説入門にはとても良いボリュームなのでは、と感じます。
In These Wordsはたぶん読み手に取って好き嫌いが分かれそうな作品ですが、設定やプレイ内容が平気そうなら、是非おススメしたいです。
漫画を読んでその後にこの番外を読む…そうしたら、「あ、小説ってそんなに敷居高くないんだ」と感じるかもしれません。
私がそうでした(照
In These Wordsの主人公、浅野克哉の過去編。まだ若い克哉がニューヨーク市警で仕事をしていた時、市警の刑事、デビッドとの恋愛を描いています。
まずは言わずもがなの作画の圧倒的な美麗さ。カラー絵でも白黒絵でもとにかくめっちゃくちゃ絵が美しい。若いときの克哉もイケメンですが、とにかくデビッドのかっこよさにもはや昇天しました。確かデビッドは克哉の一回りくらい年上だったはずなので、30代半ば、36歳くらいなのかな?
端正な顔立ちに匂い立つ色気、筋肉質で逞しい体躯、克哉を包み込む大きな胸板、男らしい腕。やんちゃで子供っぽさもありつつ、若くして管理職に就くほどの努力家で、歳相応の落ち着きや判断力もある。
ニューヨーク市警のなかでも、最強独身モテ男の名をほしいままにする男。デビッドがかっこよすぎる…。克哉を抱きしめるときの力強さ、優しい横顔。もう、すべてが最高にかっこいい…。
デビッドの誕生日に一緒に過ごす約束をしていたのに、仕事でラスベガスへ行かなければいけなくなったデビッド。とても残念がって寂しそうに克哉と電話で話したあと、ベッドで寝ていたところノックする音が。ドアを開けると克哉が会いに来てくれた。
克哉を目の前にしてぎゅーっと抱きしめるデビッド。そのままベッドへ押し倒し、2人で熱く抱き合う。このときの克哉もすごく色っぽいんですけど、愛する人が来てくれた喜びと興奮を隠しきれないデビッドがもう!!克哉のことが愛おしくてたまらないんですよね。2人で抱き合い、誕生日おめでとうとデビッドに囁く克哉を見て、んもう、めちゃくちゃ愛し合ってる感が尊すぎました。
その後少しだけ小説パートが続き、そこでついにデビッドが、「愛しているよ」と克哉に言うんですよね。
このときのベッドの2人の挿絵がほんとに美しい。デビッドは克哉にベタ惚れ、克哉なしには生きていけないと伝えます。克哉はもう少し時間がほしいとデビッドに優しくキスするんですけど、心はすでにデビッドを愛しているのは間違いありません。でも、そんな克哉にいつまででも待つと言っちゃうデビッドのかっこよさ…。
こんなスーパーいい男に惚れられて、陥落しない男、いるんでしょうか…。いないと思う。(個人的見解です)
マンガパートはここまでで、このあと小説パートになります。
克哉とデビッドが恋人になる前のお話。克哉、すんごいお坊っちゃんだったんですね!お互いが気になる存在ながらも、距離をとって、お互い駆け引きめいた状態にある2人。克哉のお祖父様がニューヨークに来られて、いろいろあって、日本に無理やり連れ帰ってしまう。デビッドももう2度と会えないかも…と落ち込むのですが、克哉は帰ってくるんです!
JFK空港に人を迎えに行くよう頼まれしぶしぶ行ったデビッドでしたが、そこはデビッドの同僚の粋な計らいで、迎えに行った人はなんと克哉だった。力強く抱きしめるデビッド。デビッドはここで克哉への愛を確定的にしたんだろうな、と思いました。
そのあと、2人が初めてキスをした、あのクリスマスの夜のその後の話がありました。(このクリスマスの話はこの本の最初に掲載されています)
2人の熱いセックスシーンの描写もあり、お互いに求めあうやりとりが最高でした。
克哉が起きて、デビッドの手書きのメッセージを読むところでマンガは終わりでしたが、小説はそのあとの話が綴られています。
克哉が、夜中3時くらいに目が覚めてキッチンでぼんやりしていると、仕事の途中、署に戻る前に、克哉がお腹を空かせているかもしれないと思い、テイクアウトを買って戻ってきたデビッドが。やっさし〜!なにこれ、もう、スパダリでは!!克哉にキスして温かいご飯を置いて、数時間後に戻ると言ってまた仕事に戻ります。ほんの一瞬でも、デビッドが自分を気遣い自分の為に戻ってきてくれたことに喜びと安心を感じる克哉。
その後、克哉はまた寝ちゃって、再び目覚めると、デビッドが帰宅し、ミートソースパスタを作ってくれているんです。克哉へ何度も優しくキスするデビッド。ずっと前から克哉のために手作りご飯を作ってあげたかったんですって!!ミートソースを、も少し煮込むまでの間、デビッドは克哉の手を取り、テレビから流れるフランク・シナトラの曲に合わせてスローダンスを踊る。そして、自分と付き合ってほしいときちんと伝える。克哉はデビッドに優しくキスして、これでクリスマスプレゼントをもらってないとは言わせない、と。克哉らしいYESの返答。
まず、デビッドがめっちゃくちゃ優しくて男らしくて、惚れた男をこれでもかー!と甘やかし大切にするんですよね。克哉のために手料理するデビッドがどストライクにかっこよくて、クラクラします。こんな男に愛されてる克哉、羨ましすぎます。
それにダンスを踊りながらの2人だけの甘ーい時間。このあたりはとても外国的という感じで、抱き合い克哉をリードするデビッドがめちゃくちゃサマになってて、とにかくスマートでかっこいい!!
そしてIn These Wordsとはまた違う、若くて感情的な揺さぶりも感じる、初々しい克哉がとても新鮮でした!
この本では克哉とデビッドが本当に心から愛し合って、甘い時間を過ごし、双方にとってかけがえのない存在であったことが明確に描かれています。しかし、あまりにも深く愛し合っているから、2人はこのあとどうやって離別し、そしてIn These Wordsに繋がっていくんだろうと、気になって仕方ありません。そのあたりの話もいつか描いていただけたらと願わずにいられません。
あまりにも完成された圧倒的な絵と芯が通ってブレない圧倒的な物語構成。すべてにおいて、神です!!
「In These Words」外伝。
今までの限定小冊子や同人誌のマンガと、後半は中編の未発表小説で構成されています。
内容は、精神科医・浅野克哉の過去…
私は同人誌等追ってないので、浅野克哉に関して本作が全てなのですが。
「ITW」にて犯罪と関わり、被害者になり、という克哉のNY時代、そして刑事との恋愛、出自。
もろもろ非常に断片的で、克哉のミステリアスな存在感がますます増したな、という印象です。
特にNY市警の刑事・デビッドとの恋愛関係はこんなに甘かったのに。
今の克哉の傍らにはデビッドの影は無く、一体何があったのか、おそらく陰惨な何かがあったのだろうという空気…
「ITW」の世界、浅野克哉とは何か、篠原との関係性は、という疑問はより深まるので覚悟して下さい。
カバー下、文体、絵柄、全て非常にスタイリッシュです。読んでることがカッコいいBL。