恋チン!

renchin

恋チン!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神82
  • 萌×253
  • 萌19
  • 中立6
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
18
得点
685
評価数
163
平均
4.3 / 5
神率
50.3%
著者
カキネ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
恋チン!
発売日
価格
¥628(税抜)  
ISBN
9784799737422

あらすじ

恋を諦めたゲイの加美は、一緒に食べる人もいないのに
今日もたくさん料理を作ってしまう。
「和気が行く! ワキあいあい飯のコーナー! 」
そんな加美の前に突然現れたのは、イケメンアナウンサーの和気だった。
味音痴だけどその食べっぷりと的外れなグルメレポがお茶の間で人気の彼は、
加美の料理を気に入り、職場まで訪ねてくるようになる。
おおらかな和気に次第に加美も心を許していくが、
また傷つくのが怖くて素直になれず…。

表題作恋チン!

味音痴のイケメンアナウンサー
恋を諦めたゲイ

その他の収録作品

  • しあわせの朝ごはん

レビュー投稿数18

幸せの味を知る

「ソフレ部下」に収録されている「ファーストバイト」のその後のお話です。

個人的にファーストバイトは悲しくて泣けて読み返すのがキツく…。
救いの手が欲しかったので、今作は読み手としても救われました。
加美さんの幸せが見られてホント良かったです。
そういう点も含めて神評価となりました。

ファーストバイト未読でも大丈夫な内容ですが、
そちらを読まれると加美さんの後ろ暗い性格やマイナス思考などに理解が深まるかも。です。


さて。
料理上手の加美さんはゲイバレしてていつも1人ぼっち。
みんなにお裾分け出来るよう大きなお弁当におかずを詰めていくけれど、
話しかけることが出来ず、話しかけられることもなく、1人で黙々とご飯を食べています。

いつものように残ったお弁当を持って家に帰り温め直して食べようとしていたら、
突然TVカメラとリポーターが家に押し寄せてきてーーー。
それは人気アナが一般家庭のご飯をリポートするコーナーでした。

残り物をモリモリ平らげてキレイすっかり食べ尽くしたアナウンサーの和気。
その後も加美さんに懐いてご飯を食べさせてもらう時間が続いてーーーと始まります。


加美さんはとてもネガティブな人。
不幸オーラ漂ってて俯き加減でご飯食べてるの見てるほうがツライ(;ω;)
ゲイバレしてて周囲から敬遠されるのが当たり前みたいになってます。

攻めの和気は、そんな加美さんを上回る明るさと元気さ!
食べっぷりが見てて気持ちいいです♪
うんうん、加美さんにはこのぐらい元気なワンコがピッタリ(・ω・)b

そんな和気ですが、難点は味覚音痴。
「昔からうまいもまずいもわからなくて、ぶっちゃけ味はどうでもいい」
と、作った本人を前にして言う無神経さが…。

良くも悪くも裏表がなく感情がストレートに出るタイプです。
だからこそ加美さんのネガティブな心にするっと入り込めたのかな…?

和気との生活を楽しみつつも、加美さんのネガティブさは筋金入りで。
「ファーストバイト」で好きな人の結婚式にでた傷のせいもある気がする。
ホンットね、佐倉がしでかした罪の重さよ…ヽ(♯`皿´)ノ

そんなこんなで逃げるように去ろうとする加美さんと
どう動いていいかわからない和気。
だんだんと拗れていってーーー。

和気の愛の告白はもぅもぅ…!
ウルリとくるものがありました(;ω;)
その言葉は加美さんの心にまでちゃんと届きます。
加美さんから前向きな言葉が出てきてジーンときました。
和気と出会えてホント良かったよ~~~~(泣)

ちなみに佐倉も登場します。
どの面下げて子供だの嫁だの話してるんだ╭(#`皿´)و ̑̑ ウガー
まぁ、彼は彼なりに加美さんを慮っているようですが…。

それはさておき。
加美さんと和気の幸せが見られて良かったです!
余談ですが、加美さん…すごくエッチな人でした(*´艸`*)ポ

12

幸せの共有。

初読みの作家さんの作品でしたが、とても良かったです!

簡単に言うと『無神経天然わんこ×超臆病ヘタレゲイの餌付けBL』です。
和気君のグイグイわんこっぷりに、(キャー!もっと言ってあげてーーー!)となったり、加美さんの凄まじい臆病っぷりに、(なんでそう決めつけちゃうのおおお!ンググググ…><)となったり、読者を一瞬でも休ませない漫画でした。
エロは少なめでしたが、ラストの方の加美さんが超エロかった!これは確かに絶景です…もっとエッチな加美さんが見たいです。

他のレビューしてる方達が言ってる【ソフレ部下】早速買いに行かなくては…。

5

実写版BLしてください。笑えて胸キュンできて感動するとか最高ですから

商業BLの中でもダントツでストーリーが面白いです。
実写できそう!演出家のどっかの偉い方、頼みます。
初めて好きな人とえっちできたってあなた・・・どんなだけ萌えさせる気ですか。攻めがとてもずうずうしくて元気で、読んでいてなんだかすがすがしかったです。今は相手にしてくれていても、ゲイである自分がいつか一人になるっていうのが怖い気持ち、すごく共感できました。相手ノンケですもんね。
そしておかず描写が美味しそうでした。飯テロBL。
ラストのエピローグのいちゃこら、まだ続きが見たいな~。二巻出て欲しい!

5

切ない尽くしの後に

心が…、疲れた…。
何度も目頭が熱くなって、胸が潰れそうになって、感情の揺れがコミックス1冊分で得られる量じゃありませんでしたよ。

『ソフレ部下』の同時収録だった【ファーストバイト】の与士郎の話です。
実は知らずに、食べ物に釣られて購入して、あとがきが知りました。
思わず大急ぎで本棚を漁りに行きました。
前にも読んだのに、涙が止まりませんでしたよ。
ちなみに【ファーストバイト】を読んでいなくても分かる内容ではありますが、読んでいないと佐倉の立ち位置や、逆玉の輿の辺りに「工事現場勤めなのに、何で逆玉?」というそわっとした違和感を覚えるかもしれないので、読んでおくとより与士郎のしあわせを喜べる仕様です。

というわけでこの作品は佐倉が結婚退職したあと、また独りぼっちになって、大きなお弁当を食べる与士郎の姿から始まります。
誰も一緒に食べてくれないお弁当をひとりでは食べきれず、残りを家でレンチンして夜ごはんにする。
そんなルーティーンを掻き乱してきたのは、アナウンサーの和気。
『ワキあいあい飯』というテレビ番組のコーナーの収録でやって来た和気は、与士郎のごはんを食べ尽くし、作り置きまで食べ尽くし…。

誰かに食べさせたい男子と、味覚音痴の大食漢です。
偶然が重なって、一緒にお昼を食べるようになって、火事でマンションに住めなくなった和気をアパートに住ませることになって…という波乱の展開。
その中で味音痴で「腹に溜まりさえすればいい」と思っていた和気が、与士郎の作るごはんは特別だと感じるようになったり、おいしそうに食べてくれる和気に与士郎が心を許しつつあったり。
おいしそうなごはんに、ほのぼのした毎日。
そこにほっこりしていたら、危険です。
途中から胸が張り裂けそうな出来事がいくつも起こるので、張り裂けないように注意が必要です。

和気の何気ない言葉に一喜一憂する与士郎が切ない。
その度に与士郎が壁を作っていくのも切ない。
それに和気が気付かないのも切ない。
切ない尽くしなんですよ。
涙腺弱めの方は、絶対にやわらかいティッシュか、ガーゼのハンカチを用意してください。

紆余曲折あって気持ちが通じ合ったはずなのに、そのあとの与士郎の決断がさらにだめ押しで切ない。
どれだけ切なくなればいいんだ!?と思いながらも、先を急ぐと…。
母子家庭で、ずっと与士郎のしあわせを願って来たお母さまが良いことを言います。

与士郎にとっては小さい頃に男友達に告白してからというもの、「自分は異常」。
周囲のひとたちが「ふつう」に異性を好きになって、結婚して、子供を持つ。
そういう「ふつうのこと」が出来ない自分を、自分が一番責めてきた。
「ふつうでない自分」のせいで嫌な思いや悲しい思いをたくさんしてきたのに、「ふつうでない自分」を「そんなこと」と言った和気に傷付くのもすごく分かる。
その流れがあってからの、お母さんの「そんなこと」発言ですよ。
「結婚して子供を持つ」という、「ふつう」のひとが「ふつう」に望むことを、「そんなこと」と言い切る。
そのひとことで、与士郎のこころを苦しめてきた「ふつう」の呪縛が解けたのを感じました。

切ないです。
切なすぎます。
だからこそ得られるしあわせが嬉しくてあったかい。
このしあわせ、ぜひ味わってみてほしいです。

3

尊い…

何回読み返しても泣けるBL

ソフレ部下に収録されている短編『ファーストバイト』
ファースト~は短いながらも号泣(マジ)させられて、あまりにも悲しくて切なくてあああ…とか思っていたらその続編が恋チン!です。

ゲイだけどそれを相手に伝えるコトもなく、ただただ諦めるしかなかった加美。
味オンチだけど食べる事大好きレポーター、和気。
番組撮影で出会った二人がそこから育んでいく、人間味あふれる恋。

ハッキリ言えば短編からの救済BL…でもよかった。
加美さんが幸せになってくれて本当に本当に良かった。
恋チンでも初めから幸せだけではないですが、ちゃんと幸せを掴もうと諦めないコトを覚えた加美さん…最高です。

そして諦めてばかりの加美さんに諦めないことを伝えた和気くんがもう…男前すぎて素晴らしいです。

2

良かったです

料理上手なゲイの加美の家に、アナウンサーの和気が突撃で収録にやってきたのが出合い。
加美の料理が特別だと感じる和気は、昼になると加美の職場に来て一緒に昼ごはんを食べるようになる。ある日和気の住まいが火事になり、加美の家に居候することになるが、加美は少しずつ和気に惹かれていく。。。

幼い頃からゲイであることに辛さを感じ、好きになる事がいけないと思うくらい追い詰められていた加美なので、和気を好きになっても一筋縄ではいかない展開です。
和気の遮断するような悪気のない言葉に加美が傷つき、その度に1枚ずつ加美の中に壁が出来ていく感じで、結構辛かったです。
でも、救いはお母さん。あぁ、お母さんがこのキャラで良かったぁと思いました。
和気は若いから、色々なことを学んでいる最中。加美と居ることで、相手を思いやれるコになってきていて、和気の成長記でもある感じです。

1

何度読んでも良いんですよ!

タイトルは軽めですが、食べることと生きる事、恋愛することは深い繋がりでバランス取り合っていると思う作品です。

読むと、なるほど既視感が有る場面のせいかぐいぐい話に引き込まれてしまいます。
既視感、例えばテレビの突撃晩ごはん。
いや、コレ、わかるひとには解る既視感です。

アナウンサーの和気と加美。偶然の突撃晩ごはんロケで繋がった2人が、ほんと好きだ。

味音痴なのに、食リポをする和気は食べながら提供してくれた人の顔や表情、場の雰囲気から味わいを構成してリポートする。

加美は、ひたすら食べてくれる誰かのために手の込んだお弁当を作り続ける。

外部に対する期待される自分を見せて。ひたすら信じられる何かを求めて生きるしかないこと。和気も、加美も飢えているんですね。自分を受け入れてくれる、ひたすら許される存在になること。

いや、深いけど重々しいわけじゃない。食べながら、笑いながら過ごす和気と加美の様子は大変よろしいのです。

加美の辛さも、和気の拠り所ない寂しさも、ちゃんと出会ったことで変わっていくのが、ほんと好きです。

加美の作るごはん。美味しそうで、美味しそうで!丁寧に、誰かと自分のために作るごはんのお話。
続編も有るようですし、2人の暮らしが続くのが明るくて良い余韻です。

読み返して良さに、更に気がつく作品だと思います。

0

和気くんが教えてくれる、幸せの味

ヨシローくんを幸せにするための本ですよね、知ってます!
(カキネ先生の『ソフレ部下!』の『ファーストバイト』から来ました)

スタートから切ない。切ない…。

3話。ワキくんの台詞が最高。
「一般的な価値観でかわいそうだと決めつけるのはさみしいです」
真っ直ぐさがしみる。ワキくんが味音痴なのは幼い頃の食生活のせいなのかな?

3話終わって、切なさでしにそう。涙を堪えて読み進める。

この後も泣き場(日本語が不自由)が!ワキくんギャグみあふれるキャラなのにめちゃくちゃ泣かしてくる…( ; ; )

ストーリーがほんとうに、あったかくて素敵です。最大級の「幸せになってね!」を贈ります。

0

か"わ"い"い"!!!

びっくりしました。
取り敢えずめちゃめちゃかわいい。
表紙から見てもうかわいいを極めてますねこれは。

加美は毎日大きいお弁当を持って職場へ行く。しかし、一緒に食べる人もおらず、残してしまい、それをレンジで温めて夜ご飯として食べる生活を送っていた。また弁当を残してしまった日、加美の前に突然ある男が現れる。それは食べっぷりが有名なアナウンサーである和気だった。和気は加美の残した弁当の中身を全て平らげてしまう。その味が気に入ったのか、和気は加美の職場にまで押しかけて来て…??

かわいいです。すごく可愛い。そして幸せ。

エロはあっても薄めです。でも可愛い。絵柄から人柄から全てにおいて素敵なお話です。二人の欠けた部分を二人が埋めあっていくストーリーが素敵で美しくて……好き……(語彙力)

買うか迷ってる人は買ってください…ほんとに…買って…
読んでください!!!(語彙力)

0

加美さん、良かったね。

「恋チン!」と書いて「れんちん」と読みます。
ちなみに私は「恋するチン◯」の略かと、途中まで思い込んでたアホです。

さてこちらは「ソフレ部下!」に収録されている短編【ファーストバイト】というノンケに恋して失恋したお弁当男子・加美さんの救済ストーリー。

レポート番組で自宅突撃したのをきっかけに、加美さんの料理を食べにやってくるようになったアナウンサーの和気は、グルメリポートやってるくせに実は味音痴というところが新鮮。

胃袋を掴まれた和気がせっせと手料理を食べにやってくるようになるけれど、期待しちゃいけない、勘違いしちゃいけないと痛々しいまでに感情を押し殺している加美さん…。
彼はゲイで、ゲイであることの後ろめたさを抱えているわ、ゲイばれしてて周囲から孤立してるわ…で、終始諦めたような暗い雰囲気をまとってます。
この作品を読むと、【ファーストバイト】で佐倉のために毎日弁当を作り続けていたことが、どれだけ勇気がいることだったか改めてわかる。
そしてどれだけダメージを受けたのかも改めてわかる。
だから、この作品は単独でも読めるけど、より理解が深めるために【ファーストバイト】を読んだほうが絶対にいいです。

そんな加美さんが勇気振り絞って和気に気持ちを伝えるも、それ以上望まず自ら手放そうとするところが本当に切なすぎる。
和気が、加美さんにとって自分はどんな存在か聞いたときの返事ときたら、加美さんの気持ちが痛いほど伝わってきて、思わず涙腺緩んでしまいました。

和気は馬鹿正直で真っ直ぐなワンコ。だからこそ加美さんの心の鎧が脱がすことができたのだと思うし、幸せそうな二人の様子を見れて良かった。
そして今回は、加美さんの夜の素顔も見れたのだけど、予想以上に淫ら♡

さて佐倉嫁。
佐倉はどこが良くて結婚したんだろう?
前作ではホモ蔑視発言をし、今作でもダメ嫁ぶりが露呈。性格も悪けりゃ振る舞いも悪い。
佐倉は周囲から逆玉だと言われてて、一緒にいれば金に不自由しない暮らしが約束されている以外に、何かいいとこあるのか?と思ってしまうほど。
でもそんな女と結婚生活を続けて子供まで作ってるのだから、佐倉ってやっぱりどこか鈍くてばかなんだなと思ってしまいました。
加美さん、そんな佐倉よりも、絶対に和気のほうがいいよ、和気と一緒になれて良かったね!と思わせてくれるために、佐倉嫁も必要なのかも…しれない……?!

あと個人的に気になったのは、加美さんを目の敵にして何かとホモファビア発言を繰り返す同僚の田口くん。
絶対、彼自身もゲイで、だけどそれを認められず足掻いている青年だと思うので、田口くんが自分を見つめ直してゲイであることを受け入れるスピンオフを読みたいなぁー。
あ、もちろん受けでお願いします。
で、どういう攻めがいいかなぁと妄想した結果、オネエ攻め希望。
超邪険にされても、やぁねぇ〜とかわしてへこたれず、手練手管で距離を徐々に縮め、今まで辛かったわよね…もう解放しちゃいなさいよ…と言われて、抱かれちゃう田口くん。で、オネエは雄全開に♡

9

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