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唐突なラブモードにその空白が気になって気になってじたばたしたくなります。
すぐに回復するだろうと思っていたアフトのお喋りがないせいか静か過ぎて。
それならと当初の目論見通り2人の急展開を期待してみるのですが、意識した途端振一郎が無鉄砲を昇華させ気風のいい男前に急成長。
されど真正面から告白されるとなんだかんだと逃げ腰になる成澤。
結局どれもこれも躱されてばかりです。
さらりと3年過ぎてしまうのも意表をつかれてしまい、物語を先読みできないアップダウンに次は何が始まるのか。
もちろんラブ的なものを期待したくなりますが、それはそれ。
おとぎ話チックなお話しと無駄に格好良い登場人物の続きが気になってしまいます。
第2巻では、突然(のように見える)のBL展開に戸惑います。
いや、BL読者的には嬉しいんですよ。萌え補給にもなるし。
でも、1巻の終わりで他人に興味ない、なんて言ってた成澤の豹変ぶりにアレレ?まだ中学生の振一郎に後ろから抱きついたり、抱き枕にして眠ったり。犯罪だ。
普通のネコになっちゃったアフトを心配してた振一郎だけど、夢に出てきたアフトに、捨てられたのに、みたいな酷い言葉を投げてしまう。振一郎は動転して出張先まで成澤を追いかけて…
ここで成澤の教え子高橋(兄)登場。振一郎が成澤に抱いている気持ちがどんなことなのか突っついてきます。ついでに?振一郎のファーストキスも奪っちゃう!このヤロー。
2巻後半で①アフトがまた話せるようになり、②振一郎が成澤に告白し、③成澤が振一郎との事を保留のままアメリカの大学へ、④遠距離で待つ振一郎が急に大人っぽくなっちゃって、⑤アフトがお父さんになって。
という流れです。2人はキスまで!
恋愛色がほのかだった1巻に比べて、一気に様子が変わる2巻。
「シュレディンガーの猫」の話をうまく使って、2人の関係が進んだような、進まないような。
黒猫・アフトと話せること。
それが成澤と振一郎の共通点だったけれど、肝心のアフトの声が2人とも聞こえなくなってしまいます。
冒頭からひたすら振一郎にべったりとくっつく成澤に期待が膨らむ2巻。
ただあまり膨らませすぎると、ラストの展開から受ける肩透かし感も大きくなるのでご注意を。
「箱の中の猫は生きているのか死んでいるのか、箱を開けてみるまでは分からない」
有名な説ですが、使い方が絶妙でした。
導入として、アフトが大切なものを隠しておくという庭のどこかにある箱の話があって、そこから振一郎の夢の中に現れたアフトの飼い主への思いが繋がって、最終的に自分の気持ちを自覚した振一郎の心境につなげていくのが憎い。
可能性を信じて、箱を開けたアフトと、可能性を残したいから箱にしまう振一郎の対比もすごく良くて、描かれていない成澤の箱にまで考えを巡らせる効果がありました。
真実を知るのは怖いけど、知るためには箱を開けないといけない。
開けなければ曖昧なままでいられるけれど、開けないと得られないものがある。
成澤は自分の箱にしまった想いにも、それを開けたら起こる結果にも50%以上の確信を持っているけれど、ずるい大人だから開けません。
振一郎は子供だから、しまったままにおこうと目を背けてみても、気になって。
気になるということは、それだけ思考を占領する時間が増えるわけで、開けないことで箱にしまったはずの想いがどんどん大きくなってしまう。
大人のずるさが際立って、ラストに関しては「なぜそうなった?」という疑問が生じるものの、振一郎目線なので、成澤がその結論に至った経緯は分からず。
世間一般の常識とは無縁そうなのに、そこを基準にして結論を出したのならちょっとガッカリですが、振一郎の無鉄砲さの前では「常識」とか「ふつう」なんて理論武装は無駄なのになあ、と思った次第です。
なぜここで3年離ればなれにするのか?という疑問を感じつつも、独占欲丸出しでべったりな成澤に萌えた2巻でした。
前巻で仄かながらも心を通い合わせた振一郎と成澤。
振一郎も高校生となり、色んな部分で少しずつ大人びてくるお年頃となる。
しかしアフトが事故に遭ってしまい、以来その声を聴き取ることが2人にも出来なくなってしまうという事件が起こってしまう。
アフトの「声」が「鳴き声」となり、成澤は初めて猫の鳴き声というものを認識する。
これはまさにこの物語の核心に触れる部分であり、転機ともいうべき重要なシーンとなる。
アフトのVoiceがNoiseになってしまってからというもの、成澤の中で振一郎は特別な存在となってゆく。
確かにそれは喜ばしいはずなのだが、やはりアフトがただの猫になってしまったという事実は、振一郎の中で常に心の重石となってゆくことになる。
それはアフトを押しのけて自分が成澤を独占してしまったのではないかという想いや、動物(振一郎はアフトだけだが)の言葉が理解できる力を共有することだけが彼との繋がりだと、まだその時点で振一郎が勘違いしていたからだ。
鈍い・・・相当鈍すぎるよ、シンちゃん(笑)
だからアフトがただの猫になってしまった今、振一郎は成澤との絆を断たれたような不安感に襲われることになる。
しかし振一郎の良いところは頭よりも体が先に動くこと。
今回もまたもや出張先の成澤の元へ、着のみ着のまま駆けつけてしまう。
いいなあ、若者って(*´Д`*)
結果的に振一郎は成澤への恋心をハッキリと自覚し(遅い!)、直後アフトの言葉も戻る。
となると、さあこれから2人はラブラブ展開に!という流れなのだが、やはりそうはさせてくれなかった・・・。
成澤は内緒で3年間のアメリカ留学を決めてしまい、振一郎の事について冷静になろうとするんだけども、もうそんな小細工はシンちゃんには通用しないと思われる(笑)
いったん自覚した恋心は止まらない。
今回はキスまでクリアしたが、さて次の大学生編はついに・・・ついに!なのか。
いい加減ナルナルも観念して、シンちゃんの暴走する性欲を受け止めてあげてほしい。
アトフと言葉が交わせなくなってしまった二人。
皮肉にもそれをきっかけに、急に二人の距離が近くなります。
意外にも、成澤は振一郎にベッタベタのスキンシップをしてきます。
最初は動揺していた振一郎もなんだか慣れてしまって、そんな二人の姿を見た獣医の池上だけが一人心配しています。
ここまできたらデキちゃうのは早い? と思ったのですが、なかなかそうはいきませんよ。
振一郎の自覚も遅すぎるのですが、成澤が大人の理性で踏みとどまっています。
何度かチャンスはあるものの、見事な紳士っぷりです、さすが年長者。
ライバルの出現にも動じる(?)ところを見せませんでしたね。
ああ…かわいそうな成澤、心の中はめっちゃヤ・リ・タ・イーーーッ、って叫んでたはず。
結局、二人はラブラブになるのですがエッチは3年後までお預け。
成澤は振一郎に「ゲイになる」というリスクを負うことの重大性を3年間自問自答させるために、一旦離れる事を決心します。
答えは3年後に…という成澤ですが、きっと振一郎が成長するのを待っているのではないでしょうか?
最後にはちょっぴり大人びた振一郎がとても魅力的でしたもの。
ここで終っているのは残念。
できれば成長した振一郎と、ダンディになった成澤を見てみたいです!
前巻でアフトが人間の言葉を話さなくなってから半年。
成澤先生と振一郎の関係に微妙な変化が表れます。
成澤先生が最近スキンシップが過剰という(笑)。
他人との関係に一線を引いている成澤のことを考えれば、これは大きな変化ですね~。
大きく年の離れた振一郎に甘えて心を許している感じが、ちょっと可愛い^^。
2巻目でやっと恋愛っぽくなってきた感じです。
でも、すんなりとは2人の関係は進んでくれなくて、じわじわと焦らされます。
しかも、成澤は仕事の関係で海外へ行ってしまうという・・・可哀相、振一郎(泣)。
好きだという自覚は成澤の方が早かったようですが、振一郎がまだ若いために自制しています。
振一郎がそれだけ成澤にとって大事だということだと思うのですが、読者としてはほんとにヤキモキします(笑)。