目を閉じても光は見えるよ

me wo tojitemo hikari wa mieruyo

目を閉じても光は見えるよ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神234
  • 萌×298
  • 萌47
  • 中立9
  • しゅみじゃない9

--

レビュー数
30
得点
1712
評価数
397
平均
4.4 / 5
神率
58.9%
著者
丸木戸マキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784834262988

あらすじ

あぁ、なんてまぶしいんだろ…

体の隅々まで俺たちは
その形や味を知り尽くしていたが、
体以外はなんにも
知らないのだったーーー…

人気AV男優の仁はある日、ゲイビ出演の話を持ちかけられた。
そこで出会ったネコ男優の光と体の相性がよかったため、ふたりはバディを組み、頻繁に共演することになる。
仁と光のバディは人気を集め、順調に売れていたが、実際は仕事上の体の関係だけでお互いのプライベートのことは全く知らなかった。
しかしある時、ふたりは同じマンションに住んでいることが判明し…。

フィクションの中から生まれる、ノンフィクションの愛を描いた感動作。

光の過去を描いた、丸木戸マキデビュー作「水曜の朝、午前3時30分」も収録!

バツイチ子持ちのAV男優xある過去をもつゲイビネコ男優

表題作目を閉じても光は見えるよ

35歳,人気AV男優,ゲイビタチ男優
ゲイビネコ男優

同時収録作品水曜の朝、午前3時30分

光生の兄の舎弟
DV兄にひどいことをされていた弟

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 おまけ「セルフつっこみやぶへびまんが」
  • カバー下 あとがき+「チェリーボンボンのなかまたち」

レビュー投稿数30

No Title


以前FFさんがこちらのドラマCDを聞いていて気になった作品。人気男優の仁と光の物語。バディを組んだ2人、プライベートのことはまったく知らなかったけれどあることがきっかけで色々と知ることになる。

光がいつも消えてしまいそうで、何かあるんだろうなとは思っていたけど壮絶な過去だった…。仁さんは光を解放してくれたなぁ。仁さんが気持ちを吐露したあの時、心の底から仁さんを求める光に泣けた。

水曜の朝、午前3時30分はしんどいエピソードだったけれどすごく好きでした。

1

誰かの一番になりたい

どこかノスタルジックな雰囲気の絵柄に惹かれて買いました。初読み作家さんです。

肉体関係から始まる、訳アリな男達の恋物語― 面白かったです!
カプが人気AV男優の「バディ」という設定もかなり萌えました (*´꒳`*)

光くんを中心にストーリーが進んで行くんですけど、個人的に仁さんの過去ももっと知りたかったです。どうして「そう」なっちゃったのとか。

途中から仁の息子が現れたり、14歳の身で光と絡んだりして…
んん~ そのくだり正直あんま意味なかったかなぁ?

その親子の間がちょっとスッキリしない終わり方だったので「萌2」にしました。

1

お話重視でもエッチ

丸木戸さんの大人なタッチのイラスト・キャラデザでイケオジ×美男子(不憫)です。
私はドストライク作品でしたが重い背景が関わってくるお話なので苦手な方もいそうだなと思いました。
「目を閉じても光は見えるよ」その通りのお話でした。

1

BLソムリエよ、いい仕事してくれたな

BLソムリエが復活してたのでいじっていたら再会出来た私の『神本』!!

何回も日常的に読み返す種類の神本ではない為、神棚扱い過ぎて久方振りの読み返しとなりました。
実は今回、何冊も既読本ばかり勧めて来るソムリエにちょっと不機嫌気味だった私。
ソムリエさん、陳謝いたします…
貴方が居てくれて今日の充実した時間がありました。
ありがとう!勧めてくれて・・・!!

と、顔の見えないAI相手に素直に感謝も謝罪も出来る位今回の読み返しの導きはいいお仕事!!

さて。
BLソムリエの話はさておき…
丸木戸先生の作品の中でも断トツに好きなこちらの作品。

私、基本BLで感情揺さぶられ系で感動してもあんまり泣くって事自体は少ないんです。

ほっこりしあわせだなぁ~、じんわり(´ω`*)っていう、気が緩む感じの涙はあるんですが、こう胸をグッと締め付けられた感じでメインキャラに対して泣くって事は少ないんです。
グッとなって泣く時は例えば2人を見守って来たサブさんだったり、和解出来た親目線だったりで泣く事の方がどちらかと多い感じなんです。

でも、「この目を閉じても~」では完璧に2人の物語で、完全に2人に胸を鷲掴まれ、完膚なきまでに2人に泣かされるんです(´;ω;`)ウゥゥ

大人な2人と大人な登場人物が多い作品だからこそ辛いシーンがあってもただ辛い…。というだけではなく、ちゃんと救済される方向に光が指しているんですよね。
社長やCBの気さくな同僚、そして何よりもカンちゃん・カンちゃんを支えている世界の人達。
この物語の下地を支えてくれる大人に加えて、まだ青臭さが残る大人になり切れない息子や俳優の同僚。
彼らがいる事で、都合のいい耳障りだけが良いドラマになる事なく、深みを与えてくれています。

そしてそんな世界で
処世術が長けていく分、心を許す事に疲れ始めた大人過ぎてしまう「仁」
大人にならざるを得なくて、自覚も無く大人になっていってしまった「光」
が体と心を繋げていく。
(この2人の話はネタバレなしでは語るのが難しいからこれ位で!)

しっかり読ませてくれるストーリーがあったからこそ、もぉグッとなった時には完全にボロボロと光と共に涙が止まらず・・・
最高のデトックスをさせて頂きました。。。

切なく、シリアスなトーンであるのは確かですが、そこは大人が紡ぐ世界!
ほど良い掛け合いが場を和ませてもくれるので、終始「重い、辛い」って事はないのも丸木戸先生の上手さに救われます!

もし、最近BL知ったよ&スト重探してるよ!なお姐さんが居るならば是非、読んで欲しい・・・
そしてソムリエさん!ガンガン勧めていって欲しい!!!
頼んだ!!!

※人に依っては地雷案件要素は多めだと思いますので気になる方はご確認を

※紙修正情報:白細々線、挿入描写時結合部修正なし、*修正なし→液垂れ描写あり
└こんなに良質な作品に無粋な情報ではあるのですが、ノンストレスな高修正作品でもあるので載せておきました。
(電子未読)

2

絵が綺麗で美しい。

男優b容赦もさんの世界の奥深さや立場、葛藤などの描写も交えながら性行為のシーンは美しくエッチに描かれており、とても読み応えがありました。他の作品の名前を出すのは作家様に失礼なことを承知でみなさまにお伝えしておきたい…!!!
BANANA FISHが好きな方はきっと 目を閉じても光は見えるよ も好きです!
ストーリーやキャラクターの性格は違いますが、読んでいる中で作画や雰囲気がどこかBANANA FISHを彷彿させました。BANANA FISH ファンの方にはぜひぜひ
おすすめしたいです!

1

読者にも光みえます!

1ページ目の様子から最後こんな話になるなんて!じんわり感動して何度も読み返してます。受けの光くんは壮絶な過去(本当に大変)を背負っているのにそこを前面に出してない、淡々と日常を生きているというのがいい。仁さんのテンションの低いおじさん感がいい。光くんと攻めの仁さんの職場でのあれこれを主軸に途中なんやかんやあっても割と淡々と話は進んで行くし、二人はプロの男優としてセックスしているわけであくまで仕事仲間、恋愛感情というベクトルで二人の間が近づくわけではないのに、最後の終わり方が最高、納得できる。監督のマリ子さんのキャラも最高。普段仕事であんなセックスしまくってる(エロい)のにプライベートでは釣り堀で釣りしてるのも最高。他作品にはない独特の魅力があって大好きです。

1

眩しくひかる

登場人物もエピソードも多めですが
きちんと1話ごとにまとまりがあるのが素晴らしい。

メインは仁と光の話ではあるけど、単純に1人対1人の恋愛を描いているのではなく
その背景にある過去や考え方やそれぞれの立場なんかも含めた展開になっているのが面白いところでした。

光が背負う過去は予想外に重かったけど
大切な人の人生を狂わせてしまったことへの責任と記憶の中にある彼とのキラキラした思い出はどうしたって切り離せなくて…
光からすれば、重くて暗いだけの過去ではなかったのかもしれないなぁなんて思いました。

複雑に入り組んだ、現実世界の人間関係を見ているようで本当に奥が深いし
違う視点で読み返すと、またその深さを知ることができる。そんな作品だなと思います。


1

深い…

AV男優の仁さんとゲイビ男優の光さんのお話です。
表紙の温かさに惹かれて購入しました。

ストーリーは今まで読んだ、どのBL本よりも深く、考えさせられる本でした。
殺人のシーンがあります。私はその様なシーンが苦手なので、中立という評価をさせて頂きました。苦手な方は注意かと思われます。

愛って眩しいな、温かいな…でも難しい。愛って何なんだろう?この本を読んで何度も考えました。

最終的にはハッピーエンドです。深いストーリーをお探しの方にはオススメかと思われます。

1

完成度が素晴らしい

一巻220ページでこの完成度は素晴らしいと思います。

AV男優(離婚後子持ち)×AV男優(前科あり)のゲイビ出演からの馴れ初めという重い内容ですが、ストーリー作りが上手く、良い意味で起承転結を忘れられます。

攻めの子供が出てきたり(純朴)受けの王子様が出てきたりで(再会時結婚済)情報量が多すぎますが、それを自然に作れるネームの上手さに脱帽します。
登場人物すべての人生が違和感無く進んでいきます。

続編やスピンオフを切に願っております。

3

生きていく辛さも痛みも。全部「チェリーボンボン」が癒してくれる。

丸木戸先生の物語は痛すぎる。あまりに辛過ぎる。
それを余す事なくこれでもかと我々に見せつける。

決して大っぴらに言えない職業、ゲイビ男優になった経緯はきっとそれぞれ後ろ暗い背景がある。
光のそれはとてつもなく重いものだった…。(仁さんは何だったんだろう?)
半ば諦めた様に淡々と仕事をしている様に見えていた光が、仕事で関わりを持った人たちとの間で心を開き、過去を乗り越えて愛を知る物語。
後半に行くにつれて、それは激しく切ない展開になって行くのだが、前半に描かれる「チェリーボンボン」のくだりが好きで。この陰鬱な物語の緩和と癒しになっている。
私はもちろんゲイビは嗜まないけれど。こんな企画があったら凄く楽しい事は容易に想像出来る‼︎
ゲイビでの人気カップルをバディと言って、なるべく固定化して売り出し、イベントなどで、イチャイチャを演出してファンを楽しませるなんて‼︎「キス撮影会」なんて‼︎
固定カップルで仕事を重ねるのには弊害もあって、ガチ惚れした挙句、別れでもしたら仕事に差し障りが出るので、「バディは原則恋愛禁止!」なんてマリ子さんに言われてしまう。
撮影後にちょっとイチャついてる仁さんと光も微笑ましくて。もっと見ていたい。
全くの番外編で良いので、「チェリーボンボン」の別カプでもいい。とにかくイチャイチャだけを企画モノで見ていたい。

仁さんもAV嬢との間に出来た子供の認知をなかなかしなかったり、家族を持つことを煩わしいと思って来たという、マリ子さん曰く「男としてはゴミカス」だけど、人として少し欠けたところがあるらしいけれど。ラスト周辺にはきちんと光に「愛している」と告げているし、何か過去に背負っているものもありそうだけど、それでも。これからはずっと光を愛し続けてくれるんだろうと何だか安心させてくれるのだ。仁さんにとっても、これが初めての恋だったのかもしれなくて。
痛みを知るもの同士だからこそ寄り添えあえるのだと思う。

描き下ろしには、いい年をした大人二人が独占欲を見せつけ合うちょっと可愛いお話があるけれど。本編と、デビュー作だという「水曜の朝、午前3時30分」の痛さと重さは、心に深く突き刺さる。
ちょっと辛過ぎて、時々飛ばしてしまうくらい。そしてまた「チェリーボンボン」のくだりを少し読んではホッとして。そうしてやっと読了するのだ。

4

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