So This is Christmas

So This is Christmas
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神58
  • 萌×28
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
14
得点
329
評価数
71
平均
4.7 / 5
神率
81.7%
著者
ジョシュ・ラニヨン 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
草間さかえ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
モノクローム・ロマンス文庫
シリーズ
アドリアン・イングリッシュ
発売日
価格
¥1,000(税抜)  
ISBN
9784403560330

あらすじ

ジェイクとともにクリスマスをロンドンで過ごし、経営する書店に戻ったアドリアン。義理妹のナタリーと従業員のアンガスの関係に時差ボケの頭を悩ます彼の前に現れたのは、かつてアドリアンの所有する敷地で起きた殺人事件で知り合ったケヴィン。消えた恋人を探す彼はアドリアンに救いを求める、一方、ジェイクにも失踪人捜査の依頼がー!?

アドリアン・イングリッシュシリーズ番外篇「So This is Christmas」ほか「雪の天使」「欠けた景色」を収録した短篇集。

表題作So This is Christmas

私立探偵
書店オーナー

同時収録作品雪の天使

FBI捜査官
元宝石泥棒,現小説家兼牧場主

同時収録作品欠けた景色

田舎の警察官 (受け攻め不明)
FBI捜査官 (受け攻め不明)

レビュー投稿数14

5割他2カップル短編作品、残り5割がアドリアン

5巻から『次巻を読む』を選択して続けて読んだので、最初新キャラかと思ったら全くの別作品。ガッカリしながらも読んだら当たり前のように面白く、魅力的なカップルでした。
『欠けた景色』は特に好きです。この後2人はどうするんでしょうか。遠距離?どっちかの方へ引っ越す?それとも2人で別天地?妄想が止まりません。続きが読みたいなぁ。

ナタリー…アンガスとやっぱり引っ付いちゃったのは予想通りですが、兄ちゃんのベッドで致すのにはドン引き…。いや、流石にベッド交換してるかな?そうであってほしい。

そしてまさかのケヴィン登場。ジェイクの嫉妬確定にワクワクしましたが、まさかジェイクが未だにアドリアンを蔑ろに扱ってしまったことへの悔いと、ケイトへの裏切りと家族への罪悪感から自分がアドリアンと幸せになれることを信じることが難しい時があると告白したことに切なくなりました。
それからの慰めエッチでまさかのジェイクの発言にアドリアンと一緒に驚きました。
経験が少なくソロプレイが長いことを1人壁打ちテニス・卓球の王者と自分を例えるアドリアン、好き。
リバは大好きですけど、こんなにドキドキするリバはそうそうないです。シートベルトなしで逆ハンドルの外車をぶっ放す感覚なのかぁ…。
誰かとの60年よりジェイクとの6ヵ月を選ぶというセリフ…最高過ぎ。そりゃジェイクも噛み締めちゃうよなぁ。

アドリアンはジェイクの家族を自分の都合・理想でジェイクを捨てた最低な家族と断罪していましたが、結局ジェイクの家族。悪役にはなりきれなかったんですね。愛情をかけて育てられたからこそ親を失望させたくなかったのでしょうから。
義妹は怖かったですが、1番受け入れていなかったはずの父親が笑顔で迎えてくれて本当に良かった。

プロポーズ…ジェイク、いい男過ぎるぜ。本当ズルいわぁ。

ナタリーの子供、エマ並みか以上にアドリアン伯父バカになりそう。ジェイクも。はぁ〜幸せな読後感でした。

ジェイクママ、アドリアンが似てるって俳優ってまさか…マット・デイモ…?え、ちょ……

0

短編集

・『雪の天使』+後日談
・『欠けた景色』
・『アドリアン・イングリッシュ』後日談

『雪の天使』と『欠けた景色』は短編の電子書籍で既読。『アドリアン・イングリッシュ』とは完全に別の話です。
この二篇だと『欠けた景色』の方が好みでした~~こちらの後日談も欲しかったです!


『アドリアン・イングリッシュ』の後日談について。
五巻のその後、付き合い始めて最初のクリスマスの話です。

二巻に出てきたケヴィン・オライリー、彼の失踪した恋人探しが今回のミステリ要素。
事件自体はシンプルな内容でわかりやすい。
その分、家族についての話がしっかりありました。

ハッピーエンド!

0

本当のハッピーエンドに安堵

番外編とのことですが、他にシリーズ以外の短編が入っていてました。全部ジェイクとアドリアンの話かと早とちりして「やった〜いっぱい読める!」とぬか喜びしてしまった・・・

シリーズ番外編は殺人事件は起こりませんが、行方不明のケヴィンの恋人を探すというストーリーを主軸に、ナタリーの妊娠ややジェイクの家族との対面などあれこれが絡んで、とても面白く読めました。ホント、ストーリーテラーですなぁ。
そして、ラストがパーフェクトでした。これで安心して眠れます!

2

こんなに甘くていいの!?

3カプ収録の短編集。各作品につながりはないため、どこから読んでも問題ない。私は我慢できずにアドリアンシリーズから読んだ。このシリーズはロンドンでクリスマスを過ごす二人のSSと、また二人で事件を解決する中編の二本。
他2カプについてはそのうち短編の方に書くつもりなため、ここでは割愛。短編売りのものとこちらは絵師が違い、こちらの方が挿絵枚数は少ない。

「Christmas in London」
アドリアンの家族と過ごすクリスマスを、早めに切り上げようとする二人の短いお話。その後の中編の前日譚のようなもの。
なんだかんだ言いながらも、上手くいってるんだなあと分かる会話に心が温まる。相手を信頼しきった様子が見れて良かった。

「So This is Christmas」
シリーズ二冊目に出てきたワンコキャラ・ケヴィンが再登場し、二人が事件に巻き込まれていくお話。いろんなところでプチトラブルが発生して忙しい。

すっかり恋人らしくなった二人には、甘い空気が漂っていた。
最終巻時点ではまだジェイクの変化に毎度驚き、人前で触れてくることに戸惑っていたアドリアンが、この話の中ではそれを普通に受け止めている。
相変わらずキャンキャン言うアドリアンに対するジェイクは、驚くほどストレートに口説いたり折れたりしていて、その変化もとても良かった。アドリアンの家に住むという提案も、プライドから突っぱねそうなイメージだったジェイクが、それなりに受け入れていた。
二人に良い時間が流れたんだなあと思わせてくれ、幸せな気分になれた。

事件を解決した後は、二人にとっての大きな山場、ジェイクの家族との新年パーティへ。心配したほどの辛辣な描写はなく、希望が見える様子にほっとした。

ラストはご褒美のような甘々。本当にあのジェイクか?と疑い、本当にアドリアンシリーズか?と確かめたくなった。一冊目を読んだときには、まさかこんな結末が待ち受けているとは思わなかった。

しばらく余韻に浸りたい、読めて嬉しかったシリーズ。

3

40年後もベイビー

表題作と、他読み切り作品が収録された短編集。
アドリアンシリーズは表題作のみ。それでも半分以上、170ページ分ほどありました。
電子はそれぞれ単話売りもあり。

よかった。やっと笑顔の2人が見れました。
自分の殻を破った人は強いね。揺るぎないものを持ってる。
人前でアドリアンのうなじにキスなんて、2年前は考えられなかったろうな。
もうベタ惚れしてますってひしひしと伝わってくる。
ベッドの上でもね。
ジェイクが初めて受け身になる描写あり。

あと今回はシリーズで一番笑いました。
笑う場面ではないと思うけれど、絵面を想像したら思わず。
大人二人がアドリアンを挟んで怒鳴り合ってる。
一人はアドリアンの耳に、一人はアドリアンの顔に向かって。
(アドリアンの皮肉であって、取り合っている訳ではない。)
こういったシュールさに弱いです。アドリアンはコメディアンだなあ。
やっぱり彼の皮肉集が欲しい。

2

ベイビー

◾︎ノエルとカフェ
「雪の天使」
「Another Christmas」
一冊丸っとアドリアンとジェイクのお話かと勘違いしてたので、途中から出てくるのかと身構えてしまいました。勘違い。でもこちらを読んで、ジョシュ・ニョラン先生の他の作品も絶対読もうと思えました。どれも面白いのね。

◾︎ナッシュとグレン
「欠けた景色」
そんなわけでアドリアンとジェイクに期待して読み始めたけれど、この作品はこのコンパクトさではたまらなく好きな作品となりました。そもそも警察という属性に大変好かれる自分は、好きにならずにいられない、というやつで。
なんと美しいラストシーンでしょう……

◾︎アドリアンとジェイク
「Christmas in London」
「So This is Christmas」
甘い!!本の半分ほどこの2人のお話です。すこぶる甘い!!!会いたい気持ち、共にいたい気持ち、生きて行きたいを言葉にして伝え合う2人。ここまでたどり着けたんだなと感慨深いです。
リバシーンとプロポーズシーンはもうアドレナリンが出まくってどうしようかと思いました。どうしようもない。レビューでも詳しく書けばいいのかもしれませんが、興奮しすぎて何もかけないです。はぁー……深いため息

5

何度も。お前との新しい初めてを

1冊の半分までがアドリアン・イングリッシュシリーズとは関係ない短編が2作、後半にアドリアン&ジェイクの後日談/続編の収録。

「雪の天使」
単話のレビュー済み。電子版ではイラストは金ひかる先生が担当。
元捜査員と元宝石泥棒の甘さ控えめなクリスマスナイト。

「Another Chiristmas」
「雪の天使」のアフターストーリーSS。
1年後、カフェとノエルは恋人で今年2人のクリスマスを迎えたのだが、ノエルが酷いインフルエンザに倒れ…
準備を全部整えてくれたカフェに惚れ直すよ、という甘いエピソード。

「欠けた景色」
こちらも電子単話版でレビュー済み。
警察官の失踪というサスペンスフルなストーリー。

「Christmas in London Coda:Adrien & Jake」
2人の初めてのクリスマスは、リサとドーテン一家と一緒のロンドン旅行。
でも本当は2人だけで過ごしたい…まあ当たり前ですよね。予定を早めて2人で家に帰ろう、と決めるベッドでの会話劇です。

「So This is Christmas」
ロンドンから帰ってからのお話。
例によってミステリが降りかかります。今回の事件は、2作目の鉱山発掘隊にいた若きゲイ・ケヴィンの恋人アイヴァーの失踪。
ケヴィンはアドリアンを頼って書店にやってくる。アドリアンは今は探偵になったジェイクに話してみる、と請け負うが。
何とジェイクも偶然アイヴァーの家族の方から捜査の依頼を受けていて…
…と、アドリアン&ジェイクの共同作業が始まります。
事件を追う姿勢に対してはアドリアンに甘くないジェイクですが、恋愛面では優しくて思いやりがあって甘やかしてくれるジェイクが何ともスパダリ感。
そしてまあ何と…
ネタバレ無しで読んでたので全くの不意打ちだったのですが、リバになったんです。
これは…リバ大好きの私にはビッグサプライズ!素晴らしいですね…
アイヴァー事件も無事解決し、ジェイクのカミングアウトを拒絶した家族からのクリスマスのお誘いがあって、どうやらこれから時間をかけながら和解していく流れ。
そしてまた最後に感動があります。
それはジェイクからのプロポーズ。なんか泣けちゃいました。
アドリアンには、ジェイクの心配や気配りを素直に受けとってもっともっと健康になって、長く長く末永く愛し合って生きて欲しい。

4

幸せ...!!!

みなさん!!!
アドリアン・イングリッシュシリーズ完結後のお話がでましたよ!!
5巻読後すぐ読んで欲しいです。なんと、「死者の囁き」で出てきた発掘チームのあの青年が登場します...!!!ジェイクが嫉妬深くなってるのも、今までの道程を知っているこちらとしては嬉しく感じてしまいます...(笑)(アドリアンは信用して欲しいようですが!笑)

ラスト、とてもとても幸せで大満足でした。これぞ最高のシリーズの締めくくり!

(でももっとこの2人を見ていたいよ〜!!)

アンガスとナタリーの2人もなんだかんだ言ってお似合いだと思うなぁ。2人とも、今ではすっかり愛着が沸いたキャラクターです!


短編2篇は既に単話配信のものを既読済みでした!アドリアンイングリッシュとは関係ありませんが、両方共とても大好きなストーリーです!短編なのに作り込みが深くて楽しめます。

アドリアンイングリッシュはこれを読んでこそ本当の終わりだと思うけどので、迷っている方は是非!絶対後悔させません。

5

読み終わりたくない気持ちに

アドリアンシリーズ作者の短編集に、アドリアンシリーズの番外編が入っています。短編をポツポツ翻訳してくれるなんてなかなかないと思いますので、とても豪華だなあと思う。嬉しいです。
(これからも出来たら短編集出して欲しいなあ…)

一番最初の「雪の天使」は再会もので、怪盗と刑事というちょっとファンタジー(?)な組み合わせなんですが、敵味方なのに惹かれてしまうポピュラーな組み合わせなのかもしれない。
短編なので、2人の出会いなどかなり端折られていてちょっと唐突な設定がポンポン入ってくる感じはありますが、大人の恋愛だなあと思える部分はじっくり描かれています。
私はその後のお話で入っていたショートストーリーのほうが好きかも。
ずっと、好きで読んで来たこの作者のカップル感というか、ケンカしながら相手を受け止めるという雰囲気が好きです。

この人の描く攻め側の男性像で、いつも共通してドキドキする部分があるのですが、この短編でもそれが健在でした。
強引で口が悪いところがあるけど、例えば女性がヒステリックに喚いても男性らしい冷静さを残して相手を包もうとする所というか。カッコいいな…て思いますね。

「欠けた景色」
こちらは行方不明になった恋人の足取りを辿るお話。
事故にまきこまれたのか、自分から姿を消したのか、それとも…?という、ミステリー要素の強い作品でした。
ストーリーは面白くて最後まで一気読みしたくなりますが、如何せん、好きな人が行方不明という出だしなので、ほぼ主人公視点です。相手が出てこないので、相手の人となりがわかりにくいため、恋愛もので感じるきゅんとした感じやドキドキ感は薄めでしたが、ミステリーとしては面白いです。ミステリー好きの方にはオススメです。

最後に入っているのは肝心の、アドリアンシリーズのその後のお話。
主人公のアドリアンとジェイクはようやく一緒に暮らしていて、周りの環境も本編の時とは変わっていて、色々大変そう。それでも幸せそうです。
やはり最初の2作を上回る、恋愛ものとしての至上のドキドキを味わえました。
ドキドキきゅんきゅんというのでは全然ないですが…。
長く読んだからこそ、ここまできたなあという感じです。
言葉に表しにくいですが、一字一句がずしっときます。
ゆっくり読みました。
二人がケンカしたり、軽い皮肉めいた言い争いをしてる時はいつまでも読んでたくなります。けど重たい話をしているときはゆっくり読みたくて、終わってしまうのが惜しい。読み終わりたくない気持ちになります。

この人の描くカップルは、いつもケンカすっごいするんですけど、パートナー感があります。
ちゃんとケンカしている、という感じです。対等感があります。相手を愛しているから譲らないというのも伝わります。
本当に素敵なカップルでした。終わってしまいたくないです。

一番最後のシーン、まあ、当たり前のシーンです。恋人だから。
でもここまで読んだので、別に自分のことじゃないのに泣けてきました。

最後に、訳者さんによって、お話の良さは80%にも120%にもなると思います。
BLじゃなくてもそうですが翻訳モノを読むときにはいつも思います。
この翻訳者の方で本当に良かったと思います。ありがとうございます。

14

地雷が天国に

「So This is Christmas 」

皆さんのレビューで地雷シチュがあると聞いて拝読。
おお、これは確かに凄い。ぼかすわけでもない、はっきりとしたリバ表現。やはりM/Mは凄いなと思いました。これ多分、国産BLの人気シリーズでやったら大問題になるタイプのお話。レビューがすんごい事になりそう(笑)けれど、そうならないのがこの作品のいい所。二人の愛が本物であると、ジェイクとアドリアンの絆をたっぷりと感じられました。凄くいいシーン。感動しました。短編でもいいので時々、この二人の物語が読みたいです。ありがとうございました。

6

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