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hanabi to kizuna to miraichizu
この先生の本は、考えさせられたり、泣かせられたりと、どちらかというとBLというジャンルを超えて、医療もののドラマを見ているような感覚に陥る本が多いのですが、今回もまさにそんな本。
私はいつもレビューを書かない人なのですが、今回は書かせてもらいたい!!
なぜなら、本当に感動したから。
この本の中に、エロ度もキュンもほぼほぼないのですが(逆にこの先生の特徴でもありますよね。)、とにかくとある女の子の最期の書き方が本当に泣けて泣けて。
茨木さんも危機に陥るし、まんじも大変なことに。
細かいことは言わないですが、ハンカチ片手に読んでほしい。
そんな本でした。
一巻目から読むことをオススメしますが、この本だけでも楽しめます。
まんじが働いているまんぷく亭のマスターとおかみさん、
過去にそんな事があったんだねぇとほっこりしつつ
やっぱり商売を続けるのは大変な事だとしみじみ思いました。
跡を継ぐまんじの誠実さと謙虚さ、
学はなくても素直で一生懸命で他人の機微に長ける男、
改めてめんこいです!!!
京橋くんも言っていましたが、
あの(といったら失礼かもですが)楢崎先生を甘やかすのは
絶対まんじしかいない…!!
今作で、楢崎先生の患者に向き合う気持ちがとても温かくて
思わず目に涙を溜めながら読ませていただきました。
お互いを補い合い、喜ぶ顔がみたいとか諸々、なんともお似合いのカプです。
まんじのお母さんの話も切なくて奥歯を噛みしめました。
茨木さんが相変わらず気障なセリフをスラスラ言ってくれちゃって!
全然嫌な感じがしないのは草間さんのイラスト効果もある気がします。
京橋くんも頑張り屋さんでね、めっちゃ愛されてる感がうらやましいww
未来は今のまま続いているとは限らないから
ある程度考えなくてはいけませんね。
でも自分で具体的にとなるとちょっと想像がつかない…。
人生の岐路についた時、どの選択が正しいのかわからないけど
なるべく後悔せずいられたらなぁとは思います。
楢崎先生と同じで、行き帰りが超絶に面倒なんですが(混雑もキライ)
今年は花火を見に行きたくなりました。