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shouwaruneko mo koi wo suru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家買い。
主人公はアナウンサーの道場。
真面目で社交性のなかった彼は、中学生の時に転校先の学校でいじめにあった過去を持つ。そんな彼は「勝ち組」になるべく努力をし、今ではさわやかな笑顔で「みっちー王子」といわれるアナウンサーに。
そんなある日、仕事先で、かつての中学校の時の同級生で、そして彼の初恋の相手でもある坂口に再会し…。
というお話。
なんていうのかな。
すごく木下さんらしい作品だったように思います。
とにかく、めっちゃ可愛い。
道場という青年が健気でもあり、豪胆でもあり。
再会してから再燃した坂口くんへの恋心に翻弄されつつ、それでも仕事にプライベートに奮闘する姿が超キュートでした。
坂口くんに会いたくて右往左往する姿が、恋する男の子って感じで応援したくなります。恋する男子ではありますが、思考はめっちゃ男らしいので可愛いだけではなくてカッコいいのです。
タイトルは「性悪猫」ってついてますが、そして性悪って道場くんのことを指していると思いますが、道場くんは全然性悪ではない。本性を隠して、実は口も悪く辛辣な本性を隠して「さわやか・好青年」を演じてはいますが。でも、これくらいはふつうあるよね、という許容範囲内かと思います。
そして攻めの坂口くんも。
23歳にしてバツイチでシングルファーザーになっていて、子育てにそして仕事に頑張っている。
頑張っているけれど、気負っている感じはない。ごく自然体で、日々の生活を楽しむ余裕がある。
彼の子どもの翔太くん絡みのエピソードもカッコよかったし、翔太くんもプリティです。
一応、攻め・受け認定しましたが、濡れ場はなし。朝チュンでした。
坂口くんは巨根らしいし(←翔太くん情報☆)、彼の巨根を堪能できる甘々な濡れ場が見たかったなと思ったりしましたが、それでも全体を通して可愛らしくほっこりするお話でした。
木下先生の鉄板・私的に最強の“同級生もの”の本作、雑誌掲載時から「この感じ大好きだなぁ」と いつも思っていました。
永遠に平行線をたどって交わらないように見えた二人。彼らの気持ちの温度差が埋まっていく過程がコメディタッチでテンポよく、ちょっと変わった魅力的なキャラとともに描かれています。
「過去なんて くそくらえ
今が最高さ」と、押しも押されぬスターアナの地位を目指し、人生の勝ち組になるためだけに奮闘している道場の前に(というより道場の横を)、初恋の人が偶然通り過ぎていった・・・
しかも彼は離婚して息子の翔太君と二人、温かい家庭を築いているではないか!
実は、都会育ちのガリ勉ダサ眼鏡の過去を持つ 今や人気アナウンサー・道場。
彼の忘れられない初恋の人・坂口はとても男前で、余計なことは言わないけれど、大事なところは見過ごさない坂口の行動に思わず ときめいてしまいます。
道場の本音だだ漏れのモノローグは時にキレッキレで、プッと吹き出しそうになったり うまく人に甘えられず ついつい意地をはってしまう彼の強がっている姿には胸が苦しくなったり…と、とにかくジタバタさせられます。
そして翔太君の天使っぷり、特に寝顔には愛くるしさが ぎゅうぅっと詰まっていて終始癒されること間違いなし。
道場の中学時代のエピソードは、あったかくて くすぐったくもあり、言動と心の叫びのちぐはぐさは この頃から健在で、甘酸っぱくて切ない感情が紙面から ほろほろとこぼれ落ちてくるよう。
学生時代の大好きな人との思い出と、いろんな覚悟を胸に抱えて 道場が今まで一人で頑張ってきたことを思うと涙がにじんでくるのです。
再会もので描かれる「同級生」という関係性が醸し出す、圧倒的な安心感と 少しの気恥ずかしさと いたたまれなさが、たまらなく私は好きだなぁ。
坂口が道場のマスクを外して、キスするシーンが良かった~~服を一枚脱がす以上のドキドキを感じました。
木下作品はHシーンの描写こそ濃厚ではないけれど『その立派なナニで 俺をくるおしく抱けよ』
のようなミもフタもない台詞で、こちらの妄想を前触れなしに煽ってくるので要注意です。
自分にないものを持つ相手への尊敬と強い憧れ。
ささやかだけど、そこにあるのは すごく手に入れたい幸せ、そういうものが詰め込まれた本当に好きなお話でした。
道場の初恋が成就し、嬉しいやら もう彼らに会えないと思うと寂しいやら…。
木下さんの漫画は初めて読んだかもです。ほのぼの癒し系BLという感じでした。ストーリーはよく出来てるしキャラクターも皆可愛いです。試し読みで気になったので読んでみましたが、当たりでした。ただし濡れ場はほぼ無いです…フレンチキスぐらいと思ってください。「エロのないBLなんて…!」という自分には少し消化不良ではありましたが、濡れ場にそんなにこだわらない人には充分オススメ出来ます。あと初心者にもオススメです。
主人公の道場は性悪というか捻くれ者で素直じゃないですが、坂口が天然でお人好し過ぎるので道場の捻くれに気付かず純粋に褒めてきます。そんな坂口の純粋さに捻くれてた道場も少しづつ変わっていきます。道場が坂口に会いたいけど自分からは連絡出来ずモダモダしてるくだりとか可愛いです。結局我慢できなくて自分から連絡してしまうという…。にしても坂口はお人好しすぎて詐欺に合いそうで心配なレベルですが、これからはしっかりしてる道場が父子共々守ってくれるでしょう!道場に幸せが訪れてホッとしました。
中学校の同級生の再会ストーリーです。
バツイチ子持ち攻め×朝番組の看板アナウンサーというカプ。
木下けい子先生の、子どもが出てくる作品はほっこりするものが多く、こちらももちろんその一つなのですが。
勝ち組とか負け組って何だろう、世間からの人気や名声、収入の多さ=幸せ、なのか?だとしたらそれらを何一つ持っていないように見える坂口がとても幸せそうなのはなぜ?
と、受けの道場視点で色々なことを考えさせられる、素晴らしい一作でした。
こちらの作品でももちろん、子ども大活躍!
翔太くんの見事なアシストのおかげで成就したと言っても過言ではない、道場の初恋。
翔太くん、あっぱれだよ〜!!
そして翔太くんに耳打ちされた後の道場の涙に、気付いたら自分も涙を流してました…
一生懸命、必死に頑張っている不器用な道場が愛しい。
あっ、番外編の「名探偵ショウタ」も最高に可愛くて笑えて萌えました…お泊まり保育の日のカレンダーの日付に♡書いちゃうなんて…攻めも可愛いぞー!と、一人きゅんきゅん悶えました笑
受けのひねくれ具合が可愛かったです。
普段は爽やかイケメンアナウンサー「みっちー王子」としてきりりと武装してるんだけど、、初恋相手の攻めの前になると、それがポロポロ崩れてついつい顔が赤くなっちゃう。攻めを見る時の視線とかひたむきに攻めのことが好きだったんだなぁとか垣間見える姿も愛おしい。
受けは暗黒の中学時代を乗り越え、必死で勉強をして人生の勝ち組を目指し「俺は変装しないと生中さえ頼めない人気アナだぞ」「人気アナランキング初登場17位 主婦のアイドル道場王子だぞ」とか自分に言い聞かせて己を叱咤激励してるんです。うんうん、がんばってる、がんばってる。とヨシヨシしたくなる。
攻めも血が繋がっていない事を知った上で引き取って大切に育てているいい父ちゃんで子供の翔太くんもかわいい。
性悪猫は受けを指していると思うんだけどぜんぜん性悪じゃなかったな。ちょいひねくれている程度。というか、性悪は攻めの元妻でしょう。攻めとは寝てもいないのに騙してデキ婚を迫り…っておいおい。この女がちょいちょい前半に登場するのがちょっとうざかったです。
受けが目指す幸せ・目標が最初は人生の勝ち組になる!みたいな漠然としたもので、それって本当に幸せなのか?と自分でも気づいて愕然となるようなものだったのが、攻めと再会して攻め&翔太くんと過ごすうちにどんどん具体的に変化して、押しも押されぬスターアナになってゲイだとカムアウトする(というほぼ告白シーンがとても良かった)→スターアナになって三人で幸せに暮らすとどんどん変わっていったところも良かった。
木下さん作品らしい安定さでほのぼの楽しく読めました。
物語に性悪猫は見当たらず、私には健気で努力家で意地っ張りな猫しか見つけられなかったです(笑)
中学時代馬鹿にしたまわりを見返してやる!と努力してアナウンサーになり「ミッチー王子」と呼ばれるようになった道場。
一方、中学時代から格好良かった道場の初恋相手の坂口はバツイチ子持ち。
この二人が偶然再会して物語がスタートします。
なんとまぁ、かわいい話!と終止温かな気持ちで読み進めていました。
再会し、坂口に気持ちを持っていかれながらも認めたくなくて意地を張る姿は滑稽だけどかわいらしくて応援したくなるし、坂口は優しくて包容力があり、パパとして満点だけどちょっと鈍感。
そんな2人が息子の翔太くん(保育園児)と3人でご飯を食べたり動物園に行ったりして交流している姿は微笑ましいやら、焦れったいやら。
翔太くんは素直で聡いイイコ(恋のキューピッド)でこれまた画面に出るだけで和む。
BLなんだけど、ほのぼのとしたホームドラマ的な空気感を感じる作品でした。
でも、ほのぼのとしているだけではなく、道場が坂口に対して、人気ナンバーワンのアナウンサーになってフリーになって帯番組を持ってゲイだとカムアウトする、と宣言する姿は胸に秘めた強さや覚悟があって格好いいし、坂口の意外に手が早い感じも良かった!
一冊通して大きな起伏はなく、恋をした人間のキュンキュンモダモダした日常が描かれているのでほんわか幸せな気分になりたいときに読みたい一冊です。
昔は暗くていじめられ気味だった道場さんは、努力して人気アナに。
毎日短い朝番組を持っている。そして偶然遭遇した元同級生、坂口。子連れで頑張るシングルファーザーになっていた。
初恋だった坂口に会ってどぎまぎするが、なんやかんやで坂口家との付き合いが始まり、仲良くなってしまうというストーリー。
最初は、連絡先を教えた坂口から電話がないかとしょっちゅう携帯とにらめっこしていたりと、文句をいいながらも完全に乙女な道場。
坂口が道場を好きになった理由がちょっと弱いかもしれません。
表面だけ見ていたら道場は結構いやなやつだし。。
でもまあ、みんな幸せならよかったよかった。
ほんわか。癒されます。
由利先生シリーズが大好きで読み始めた作家さんですが、絵柄も大好きです。
表紙からもわかるように子持ちさんが出てきます~。
ちみっこ翔太くん、可愛い!
よくよく考えるとハードな設定もあるんだけど、そこはさらっと?流してます。深読みせず、さらっとほんわか気分を味わいたい時にお勧めです~。
現在は王子さまキャラの受けの願望と妄想のコマにクスっとなります。
不器用さも可愛いです。
特典ペーパーは同様のネタが本文にも出ていたのですが、攻めのあれはよっぽど・・・っと思ってうけましたw
サラサラサラ~っと読めました。
ちょっとある小説を連想しましたが。
見返してやる!ってのは割りと好きです。
でも再会した坂口は初恋の相手。自分をバカにしてこなくていじめてもこなくて、唯一助けてくれた誰にでも優しいヒーロー。
道場が毎日坂口からの連絡を待ってていじらしいですね。
道場のひたすら頑張るところに坂口もひかれたのかな?
昔から頑張り屋なところが気になってたのかな?だからといってくっつくところがなんだか性急でした。
道場の夢が3人で暮らすことに変わってて良かったですね。
しかし坂口はなぜ関係すら持ってない相手と結婚したのか?子供が可愛くて引き取るのはわかるけど離婚した後も家族然としてて、え?いい人過ぎるの?懐が深すぎるの?
学生時代いじめられたりバカにされて、頑張ってどの相手よりもいい学校いい仕事に就く話はありがちですが、自分もいじめられっ子だったので共感してしまい読むとちくっとします。
道場が何を言っても、そうかー頑張ったなあとの反応がいいですね。