瀧田宗司という男

takita souji to iu otoko

瀧田宗司という男
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×236
  • 萌20
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
315
評価数
80
平均
4 / 5
神率
27.5%
著者
松基羊 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784801961005

あらすじ

ヘタレリーマン・松尾の上司は、強面変人無愛想。
その名も瀧田宗司。
同僚からはすこぶる評価が悪いけど
実は仕事ができて面倒見のいい松尾の憧れ。
ところが、そんな瀧田には爛れた噂が――!?
「瀧田さん、性関係ユルッユルの絶倫なんだって」

想い人の代わりに双子の弟と体を重ねる
松尾の同僚・酒井のcomplex loveや
不良と平凡リーマンの常軌を逸したviolent loveなど
〝胸キュン〟から〝シリアス〟まで詰め込んだスピンオフ作品集★

表題作瀧田宗司という男

リーマン,上司
新人リーマン,営業

同時収録作品雁字搦め

双子の弟、リーマン
双子の兄、リーマン

同時収録作品ほどける視線

高校生、居酒屋バイト
ヤンキー高校生、居酒屋バイト

同時収録作品君の証明論

高校生

同時収録作品君の秘密を見せてくれ!

高校3年生、学年主席、BL漫画を描く
高校3年生、絵のポーズモデル

その他の収録作品

  • 瀧田宗司という男-後日談-(描き下ろし)
  • カバー下漫画

レビュー投稿数12

インパクト大

瀧田の顔が大写しの表紙とフルネーム入りのタイトル。それだけでインパクトがあったのですが、お話もそのインパクトに負けない面白さでした。
ただこれだけ瀧田が前面に押し出されているのに短編集だとは思わず。瀧田と松尾のお話、もっと読みたかったです。

仕事は出来るし実は優しい一面もあるのに、変わり者なので職場内でちょっと浮いている瀧田。顔もいいのになんであんな扱いをされてるの?と、ちょっと謎ではありましたが、だからこそ松尾の「好き」の気持ちが際立ったところはあったのかも。

色々ありながらも両想いだったとわかるわけですが、短編ならではの駆け足感がもったいなく感じて…他のカップルのお話もすごく良かったのですが、ちょっぴり物足りなかったかなと思いました。

0

まだ思うような短編集

この本の中の物語は短いが、すべて精錬され、完備している。人物作りが生き生きしていて、性格が立体的で、嫌な役はほとんどありません。基本的には様々な黒髪攻設定の集合で、例えば厳しいメガネ上司、悶騒学霸など、考えたこともないほど、実の兄弟の題材を見ることができます。とても良くて、黒髪攻めファンの福音です(笑)(英語翻訳)

2

最高〜ッ短編集

表紙見るたびに良いなと思い続けようやく購入。
買い渋っていたのは短編集だったから…
それが、読んで全部良かったっ!自分の好みに合ったというのもありますが、全部のお話が良いってなかなか巡り会えないので嬉しかったです。登場人物が少し重なっている(会社内→その同僚 など)のですが、お話の空気が全然違うので、「A君B君のお話のC君D君のスピンオフは苦手」という方でも大丈夫かと思います。

表題作、顔もスーツもちょっとくたびれた荒っぽい瀧田さんと、彼の良いところを知ってる可愛い後輩松尾くんコンビはとにかく良いし。(ラーメン食べに行きましょうで「おかわりは2杯までね」って優しすぎでしょ〜〜っ笑)
一真と悠二兄弟の交錯する気持ちと頼りの仕方が可愛いし、ガッツリやってるのとか、身体の描き方が性格もちゃんと表現されてて良かったです。
前髪長い少年と真っ黒な瞳の少年の飲み屋のお話も可愛いし。お目目!
君の証明論の狂い方はヤバいし。
BL漫画を描いてる子とその漫画を盗み見ちゃってモデル頼まれる事になった子も最高。

どれも結構「破れ鍋に閉じ蓋」感のある二人で、松基さんの描かれる表情やドタバタがたまらなく魅力的なので読んでいて楽しいです。
笑顔が特に可愛いのだけど、ニッカーな笑顔も面目なさそうな笑顔も、寂しそうな笑顔も、暴力が楽しそうな笑顔もみんな生き生きとしていつまでも見ていたくなります。

どれも1冊分の連載になっておかしくないクオリティでありつつ短く濃く纏めてあるのでendでOK!良い読後感です。

3

瀧田宗司が予想と違った

表紙買いです。
眼鏡のちょっと裏がありそうなキャラに弱くて。
この表情、変態か粘着気質に違いない!と思って。
意外と普通というか、いい上司でした。ただ絶倫すぎるのね。少々物足りなさはありましたね、予想が外れて。
受けくんが可愛い子でした。

2話目には表題作に出てきた同僚が登場。
ガチ兄弟なのでご注意です。
ここからどうなるのかな?って所で唐突に終わり、びっくりしちゃいました。
キャラクター好みだからもうちょい見たかったです。

3話目は別の話で、高校生のお話。
こちらもキャラクター良いのですが、短い!
だから身体の関係にすぐなっちゃう感が否めなくて残念です。

4話目がまた3話目の当て馬のスピンオフ。
3話で失恋した不良攻めがドMリーマンに拉致され、掘られますが、結局はリーマンは不良の新しい飼い犬になる、そんなお話です。


5.6話が続きもののお話になってまして。
高校の気になるクラスメイトが授業中になにか描いている。
そのノートを盗み見たらBL漫画(しかもエロいやつ)だった!というお話。
このくらいのボリュームは欲しい。キャラクター含め良かったです。

瀧田宗司という男の後日談3P。瀧田さんの絶倫具合が披露されています。もはや眼鏡すらしてない…。なんだったんだ表紙の意味ありげな表情。

瀧田宗治という男の番外編4P。瀧田さんが絶倫過ぎてこのままでは尻が死ぬ!と危機をおぼえた受けくん。
瀧田さんに自慰してるところがみたいとおねだり。
好きな人の前で自慰する瀧田さん…めちゃいい表情。
この作品の1番の萌えでした。

2

好きだけど短い

短編集でした。
結構インパクトのある標題と表紙で、好みなので期待したのですが、短くて残念。

表題作は、仕事できて面倒見いいけど、無口で無愛想なので皆はそれを理解していない、という上司、瀧田。ワンコの部下が、瀧田さん好き好きオーラ全開。
仕事のトラブルをかっこよく解決してくれた瀧田に、お礼を、と行ってホテルに連れて行かされ、誰か相手呼んできて、と言われるワンコ部下。ここでようやく、他の誰かにとられたくないと部下から告白するんですが、なんと瀧田もこの部下に一目惚れで、好かれようとポーカーフェイスながら色々がんばってた、というお話でした。もっとこの二人が読みたかった。

他に、脳天気かと思った会社の同僚が、双子の弟にとらわれている話などが入っていました。

この作者さんの作風は好きなので、もっと長編が読みたいな。

1

ギリギリを攻めてる作品

面白かった!短編どれも拗らせてたり歪んでたりするのに、どこか温かみを感じる不思議なお話でした

続きが読みたい
どれももうちょっと、いやけっこうがっつり追いかけたいお話ばかりでした

表題作の瀧田さんはかっこいい設定なのに、残念な感じがプンプンしててそれが良かった!メガネで仕事ができる男なのに、そのギャップが良かった

その次の双子のお話も、瀧田さんからの流れで良かった〜
願わくば、きっちり想い伝え合ったとかも読みたいなぁ

1

もっともっと読みたい!

もっと読みたい!
短編集だったのですが、表題作の『瀧田宗司という男』がおもしろくて、丸々一冊読んでいたかったくらいです。
なんといってもキャラがいい。
瀧田さん、変人なのに仕事はできるし優しいし、格好いいし…たまりません!
松尾くんはゆとりっ子って感じで、興味あることに対する適応力が半端なくて良かったです!

同時収録作の『雁字搦め』は、瀧田・松尾と同じ会社の酒井が主人公。
こちらは双子で、お互いに執着して依存して、追い込んでいるような作品です。
コメディー要素がなく、表題作とは全く違う雰囲気に驚きました。
もちろん、内容も素晴らしかったです。

その他の作品も高校生ものなど、とても可愛くて好きでした。
全ての作品で楽しませていただきました!
滝田・松尾の続編に期待したいなぁ…。

1

良い意味で物足りなかった。

まるまる一冊一つのお話かと思ったのですが、短編集だったんですね。
”スピンオフ作品集”という謳い文句がよく分からず、全部のお話が繋がってるのかと思ったらそうでもなくて少しややこしく感じました。

私は表紙に一目惚れだったので読む前から期待値がとても高かったです。
好みにハマったのもありますが、どのキャラクターも魅力的でしたので神評価になりました。
欲を言えば、もっとじっくり読みたかったです。
一話では足りないというかもったいないというか、とにかく続きが読みたい!

「瀧田宗司という男」
会社員で新人の松尾君(受け)の教育係として瀧田(攻め)さんが付き、上司と部下の関係から始まります。
瀧田さんは同僚たちから良くも悪くも一目置かれてしまっていますが、松尾君にはそう映りません。
相性の妙なのかもしれませんが、松尾君を通して見る瀧田さんがすごく魅力的で彼の良い所を松尾君がどんどん引き出しているように見えました。

「雁字搦め」
表題作でちょこっと出てきた同僚君がまさかの主人公で驚きました。
ただの噂好きな同僚、くらいの印象でしたので。
しかも明るく能天気なキャラクターっぽかったのに、今回はシリアスというギャップ。
しかも相手は双子の弟です。
このお話が一番短すぎると感じました。

「ほどける視線」
高校生同士のお話。
受けの藍輝君がめちゃくちゃ可愛かったです。
攻めの東雲君との出会いによって、藍輝君のコンプレックスがほどけていく様がとても爽やかでした。
菅君という当て馬的なヤンキーとの微妙な三角関係もすごく萌えました。

「君の証明論」
「ほどける視線」で登場したヤンキー菅君とサラリーマンのお話。
普通のサラリーマンかと思いきやドMヤンデレ。
菅君は自分に従順な”犬”を求め、リーマンは菅君のお眼鏡にかなったようです。
でもなんか違うような…という危うさがあり面白かったです。
これから心を通わせていきそうだし、この2人がどう変化していくのかめちゃくちゃ気になります。

「君の秘密を見せてくれ!」「きみの秘密を見せてくれ2」
高校の同級生同士のお話で、2人の性格が斜め上気味で個性的ではありますが、じわじわと関係を深めていく様が初々しくて素敵なお話でした。
このお話もツボでした。

絵がお上手なので訴えかけてくる誠実さみたいなものをとても感じました。
善良なキャラクターは愛されそうな説得力があるんですよね。
逆にヤンデレなどの歪んだキャラクターが掴みずらかったです。

2

淫乱受けだと思ったら…

【瀧田宗司という男】ではメインカプが描かれていて次の二話目【雁字搦め】で当て馬のお話が、
同様に三話目も【ほどける視線】メインカプのお話で、次の四話目【君の証明論】では当て馬にスポットがという形式になってます。
いずれも最初のお話はどちらも比較的明るめなのですが、スピンオフでは拗らせというかちょいダークな香りが漂っていて、陰陽が楽しめます。

【瀧田宗司という男】
「瀧田宗司という男」というのでどんだけアクの強い男なのかと思いきや…結構普通、というか同僚からは変人扱いされてるけどさほど変人感もなく、仕事が出来て優しくていい男でした。
この表紙を見たときに、仕事は出来るけど実は…といったど淫乱メガネ受けかと思ったのに、絶倫攻めだったよぉ……私は淫乱受けで読みたかったな。
瀧田は拍子抜けするほど、結構まともでいい人なんだけど、瀧田の事を意識し始めちゃって普通に受けちゃう新人ノンケリーマンの順応性の高さのほうにビックリした作品。

で、第二話【雁字搦め】はまさかのガチ二卵性双子。
片割れは、表題作の攻め(新人君)に瀧田の噂を吹き込んでいた同僚で、少しずつ作品の登場人物が次のお話に絡まっていく模様なんだけど、わー、ここでガチ兄弟ぶっこんでくるのかぁと。
すみません、ガチ兄弟は好まないのでスルーします。

【ほどける視線】
高校生もの。居酒屋でお嬢ちゃんと間違えられたことに腹を立て、店員を殴ってしまった真田は弁償のために居酒屋で無償バイトをすることなります。
そこで教育担当になった東雲は、真田と実は同級生で少しずつ仲良くなっていき…。

都合良く先輩に抱かれるだけの存在だった真田が、先輩とも自分のコンプレックスとも決別し、NEW真田として登場する最後がなんとも読後感が良かったです。
真田かわいいし、東雲は男前だしいいカプです。

【君の証明論】
ほどける視線で真田をおもちゃとして抱いていた菅先輩が主役。
真田が東雲と付き合い出したので、新しい犬を探すべく年齢詐称してバーにやってきた菅が、ヤンデレ執着攻めにホテル監禁レイプされてしまい、菅がこれからはヤンデレのおもちゃになるのかと思いきや…。
リーマンは実は過去、菅の鬱憤晴らしで殴られたことがあり、それが忘れらなかったという奴隷志願野郎。
菅も新しいおもちゃ見つけた、ニヤリ…という共存関係が新たに始まる…という終わりでした。
ただでさえ現時点で菅は立派なクズなのに、恐ろしいほどのクズになりそうで怖い…。

【君の秘密を見せてくれ】
いつも目をキラキラさせながら授業中にせっせと何かを書いている学園トップの秀才君。
そのノートの中身が気になった三野は、放課後に机を探ってこっそりノートを見てみると…

創作腐男子と、彼のノートを勝手に見たお詫びにポーズモデルをしたことがきっかけで近づいていく二人のお話で、お話は想定範囲内だけど二人があまりスレていなくて私はこのお話が一番好きでした。

ダークな作品が好きな人にとっては、二作品も収録されているのでとっても美味しい短編集だと思います。

2

フランク

わぁ!
今の今になってコメントいただいていたことに気づきました(汗)
ガチ兄弟ものが苦手なので、超流し読みしちゃってて意外性があって驚いた!という記憶しか残っていないのです……

ラブコメからダーク堕ちまでバラエティ豊かな短編集!

全部で5話が収録されている短編集。
このストーリーの脇キャラが、のちのストーリーでメインになるという風に、世界観につながりがあるのに、テイストがまったく違ってるのがおもしろかった!

●「瀧田宗司という男」
新人営業マン・松尾視点で語られるストーリー。
上司の瀧田さんは服装が自由な会社で一人スーツを着て、クラシックを爆音で聞く変人。でも仕事はできるし、松尾の仕事のミスも無理してフォローしてくれる頼りになる人。そんな瀧田には性生活ユルユルって噂があって…

オチまで読むと、オッサン上司と健気部下の両片思いなんですが、松尾の目線で語られる瀧田さんは頼りになるし、ふと見せる優しさにときめくし、噂よりも瀧田さん自身を信じたいって思えてきます。
恋しちゃう気持ちってかわいいなと思えるストーリー。

●「雁字搦め」
松尾に瀧田さんの悪評を吹きこんでいた一真と、その双子の弟・悠二の話。
松尾に片思いしてる一真が、悠二にカラダだけ慰めてもらうテイで始まるのですが…
一真は弟にこそよこしまな気持ちを抱き、悠二も誰かの代わりでも良いから兄とカラダを繋げたい、そして兄の隠している気持ちを実は気付いてるっぽくて、なんともダークサイドにハマりこんでしまった兄弟!
表題作のラブコメぶりとは一転した暗さに余韻を引きずります!

●「ほどける視線」
イジメられっ子の藍輝は、助けてもらったヤンキーの菅に心酔していて性的おもちゃになっていた。でも壊した皿の弁償で居酒屋バイトを始めると、教育係の東雲が最初は愛想がなく見えたのに、意外としっかりした奴で一緒にいるのが心地良くなって…
女顔だからって前髪でずっと顔を隠していた藍輝が、髪を切って見せた瞳がきれいでかわいい!

●「君の証明論」
藍輝を性的おもちゃにしてた菅が目隠し&緊縛&監禁されてる衝撃的なはじまり。
菅がかつて殴って傷つけたリーマンの復讐レイプってストーリーなんだけど、菅が求めているものと、名も無きリーマンが求めているものが、ビックリするくらいマッチしていて、甘さはまったく無いけど、これ以上ないってくらいピッタリな二人で…
この本の中でこのストーリーに一番ゾクゾクさせられました。
この話が一番好き!

●「君の秘密を見せてくれ!」
三野は優等生の岩本がBL漫画を描いている秘密を知ってしまい、お詫びに岩本のBL絵のポーズモデルをすることになって…
高校生の片思いが両片思いっぽくなるラブコメなんだけど、我慢してた欲望が爆発しちゃうところは10代とは思えないくらいエロい!

世界観が繋がってる話は、ただの脇キャラに思えた彼が、あの時はこんなことを考えていたんだなって、後の話でわかるのもおもしろかった。
ストーリーがバラエティに富んでいるので、短編の集まりなのに読み応えがありました。

4

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