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kimi mo shiranai jyaren no hate ni
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
花降楼シリーズ第一弾です。
ちなみに私はこの花降楼シリーズをすべて電子書籍サイトebookjapanで購入していますが、イラストは表紙のみで挿し絵はなく、あとがきも収録されていません。
他のサイトではどうなっているのか分かりませんが、電子書籍での購入を考えている方の少しでも参考になれば幸いです。
さて、この花降楼シリーズは遊廓ものなんですが時代設定は現代。売春禁止法が廃止され吉原が復活した、という世界観での話になります。
なので携帯電話も出てくるし、登場人物の話し言葉もわりとくだけた部分があります。
ですが、吉原や廓のしきたりとして現代的な感覚では考えられないようなことも平気で起こるので、あまり設定を突き詰めて考えずにシチュエーションやキャラクターに萌えつつ読みたいシリーズです。
個人的にはこういうトンデモ世界観はどんなキャラクターや展開が出てきてもどんと来いな気分になれるので結構好きですね。
なんだかんだでハッピーエンドになってくれるので、安心して楽しめるのもいいところだと思います。
そんなシリーズの第一作目となる本作は、遊廓に売られてしまった受けを幼なじみである攻めが助けに来るという遊廓ものとしてはかなりテンプレな展開。
第一作目ではあるものの、正直なところ花降楼シリーズの中ではちょっと印象の薄い作品かもしれません。
というのも受けである蕗苳は花降楼に二年しか居なかったので、この後続いていくシリーズの中で登場したり思い出話的に触れられることが少ないんですね。
キャラクター的にも旺一郎も蕗苳もあまり癖がないので、大きなインパクトなくさらりと読めてしまいます。
あと遊廓ものではありますが、蕗苳は他の客には最後までは致されず(途中まではありますが)旺一郎以外は知らないままなので、受けが攻め以外と関係を持つのが耐えられない人にもギリギリ読める作品かなとも思います。
シリーズ第1弾とは知らずに手に取りました。
蜻蛉と綺蝶の作品にどっぷり浸ったあとだったせいか、トンデモ設定とかまるで感じず(^_^;)、よく知る世界で楽しめました。
いや切ないですね……。
ずっと誤解、幼いときは意地を張って言えない。
再会してからは誤解されてて言えない。
ストーリーはテンプレで最後には両思いになるっ! てわかっているのに、誤解したまま受を抱く攻にはドキドキしました。
山藤とか受のお兄さんとか、悪役のスピンオフも読んでみたいです。
現代の遊郭という珍しい設定に加え、序盤はなんだかハチャメチャな展開だったので、正直最初は「これはちょっと失敗だったかな・・」と思いました。文体も軽いのでエロにも期待薄かなぁ~と。
でも受けが遊郭に入ってから徐々に面白くなっていきました。
あらすじの「指一本触れず・・」の通り何もしないのかと思ったら、ちゃんとやってますw
本番はナシですが他のお客も取っていますし。(いつも思いますがここの部分が無いと遊郭モノの魅力が半減だと思うのは私だけでしょうか(*_*))
受けと攻めの関係も、幼なじみらしくヤキモチ焼いたり焼かれたり可愛さが残る感じで良いです。
医者を目指していたはずの攻めが金融屋になっていたのはビックリしましたが。
全体的にツッコミ所は多いものの、なかなか楽しい作品かと思います。
プライドの高い執着攻め×健気な受け。受けちょっとだけ強気成分ありな感じです。
頭からっぽにして楽しく読めました。
ただ、読み終えて…裏表紙のあらすじが“水揚げするが、指一本ふれず……。”となっていることに、
嘘じゃん!しょっぱなから激しいじゃん!
とつっこんでしまいました…。あらすじにまとめるの難しかったんですね…。
トンデモ設定、テンプレ設定、でも大真面目にそれをやってしまっても萌えさえあればかまわないのがBLでしょう。シリーズの一冊目が、もっとも陳腐だと思うんですが、逆にテンプレ上等なのかも。
この花降楼シリーズ 吉原遊郭 男娼楼であるにもかかわらず これほど 艶っぽく雅で華やかで朱赤が似合う世界はないでしょう! 濡れる ・舐る ・零す・爆ぜる という言葉が似合ってい艶めいて淫らに感じる世界 朱赤の絹襦袢の感触 想像するだけでゾクゾクきますWWWW
そうして旺一郎と蕗苳 旺一郎がどうしても手に入れたかった蕗苳 なにがなんでも手にしたった想いがヒシヒシと感じて あんなに求められたい!! 欲されたいWWWWW しかし山藤の存在がイイ仕事してる!! 蕗苳自身を最後まで奪わなかった!! おもちゃで弄ぶだけ遊んで 最後に取って置くロリコン変態でよかったVVVV そのおかげでの蕗苳の初めては旺一郎vvvv 山藤イヤな奴だけどgoodjob(*゚∀゚)ィィ!! 蕗苳のエロさと可愛さは見れたし 旺一郎の嫉妬にはうちわ扇ぎもので より旺一郎の攻め欲に火をつけてくれて!! とても楽しませていただきました!
「花降桜」シリーズ・第1作目です。
さて今回の美妓は、惚れた男と駆け落ちするも、
男を想い身を引いて、泣く泣く廓に売られてからも…
ひとり恋人を忘れられない…普通で可憐な…蛍にございます☆
傾いた実家の為に、男の子が身を売るという…時代錯誤も甚だしい、
そう…これはまさしくBL版「金色夜叉」であります!
(↑ただし、こちらはハッピーエンドです、ご安心を。)
ことの始まりは、駆け落ちを断った蕗苳(こと蛍)のこの言葉!
「貧乏なんてしたことないし、身売りしたほうがマシだっての。
おまえも悔しかったら、大学出て金持ちになってみろよ。
百年早いんだよ、俺を攫って逃げようなんて……!」
旺一郎を想ってのこの言葉が、旺一郎を変えてしまうことになるとは…!
彼はありとあらゆる悪事に手を染め、金になることなら何でもやって…
悪名高い闇金融として蕗苳と再会します。
文字どおり「頭の高さまでも金を積んで、金で買い戻し、妾として囲う」ために。
「金色夜叉」の男のように、旺一郎は金銭欲に取りつかれた…野望体質の男です。
この人の野望体質って(絵に描いたようで)ホントに解かりやすい(笑)
元々が最高峰の医学部合格(しかも苦学!)の頭脳を誇るところに、
色と欲が絡み合った複雑な怨念が混じると、ちょっと凄みを帯びた亡者になります。
金の亡者とはいえ…このタイプは、目的のためなら着々と…
計画的に野望をこなして行くのです。
(↑資金調達から、男の抱き方、競売にかけられた旅館の買い戻しに至るまで!)
そして挫折を知った男は、負けん気も強いので…他者の排除にも抜かりはありません。
(↑優越感も力も金も、他者と比較するんです。このタイプはどうしても!)
ただし…恋する男としては最強だけれど、恋愛力はどうかなぁとは思います(笑)
どれだけ金と力を手にしても、恋心だけは数年前のセリフに囚われ、
がんじがらめのままストップしています(←つまり、時が止まった人なのね…)
これは金銭欲という独自の野望だけに眼を向け続けたため、
今現在の恋人&自分がよく見えていないためですwww
それでも旺一郎は、ここぞというラストで、蕗苳のために無一文になります。
亡者になりそこなって…だからハッピーエンド!
(↑見直しました☆ やっぱりBLは、こうでなくっちゃね。)
さて、お楽しみのエロですが…蕗苳君がバッサリ言ってのけてます。
「おまえ、ほんとは凄いやらしー奴だったのな……。」
ええ、これ以上の表現はありませんよ(笑)
売春防止法が廃止されて十数年たった
仮想現実の中で男ばかりの遊郭・・・
花降楼シリーズ第1作目
このシリーズは、花降楼の男娼=色子が
身請けされるまでのストーリーなんだけど
第1弾は、幼なじみモノ。
旅館の息子と使用人の息子という関係が
逆転して、旅館の息子は色子に転落。
使用人の息子は、ヤバイ金融屋さんになって再会する。
最初からラストは見えているのですが
吉原だとか遊郭だとか赤線だとか
受けは女郎のようないでたちで長髪を結ってます。
どこか近代ロマン的な雰囲気ですが
ケータイとかコンビニなんて単語も出てきて
まさに仮想現実!
近未来のお話?
アナザーワールド?
このあたりの世界観が非常に独特で
時代錯誤に陥るのが楽しい。
舞台が遊郭なので、他シリーズでは
受けは他の客に陵辱されてるんですが
第1作目では、本番的な陵辱はナシなんですねぇ。
これまた清純派なシナリオ★
ボーイズラブなんだけどオトメチックなシナリオで
往年のテレビドラマみたいな感覚。
ご都合主義ではありますが、ときにはこんな作品も読みたい私でありますv
廓とか男娼とか遊廓とか身売りとか。
たまらなく好きなんです*。(*´Д`)。*°
辱められる姿が好きなのではなく、その裏にある複雑な心情を読み取ることで胸が騒ぐというか。
今回はそんな身売り&男娼な話。
旅館の経営が傾き、兄の借金で兄に身売りをさせられると言う話。
幼なじみで淡い恋心を抱いている旺一郎と一度は逃げますが、「旺一郎の人生を台無しにするきか?」の一言で戻ることを決意します。
そして2年。ついに水揚げの日はやってきて・・・!?
というお話。
ホノボノする中にもやっぱり、他人に抱かれるという恐怖であったり不安に怯える様子。
焦がれた相手との再会。
そしてその後。
設定も、キャラクターも十分に楽しめる作品でした。
文章も読みやすく、サクサク読めるので小説は苦手という人でもわりと読みやすいのではないでしょうか。
結局、最初から最後まで想った相手との~でまとまっているので、陵辱が苦手な方でもわりとOKだとおもいます。
ま、かませ犬の山藤さんはちょっぴりかわいそうだなと想いつつ(笑
トクベツこれがいい!!
というのが無いというのもまた叱りですが、さらりと読むにはいい作品。
遊廓好きにはたまらない1冊だとおもいます。