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yuutousei niwa himitsu ga ippai
ユキトとタツヤの二人を主軸に様々なお話が展開。
「セックスプライスチケット」
ライブのチケットを転売して稼ぐショーマ。
ある日、チケットを手渡しで欲しいと言われ、取引相手と会うことに。
しかしやってきたのはそのバンドのボーカルで、ショーマは制裁としてレイプされる。
どろどろに犯され放心状態のショーマに、ボーカルはチケットを一枚放り、「ライブ見てってよ。これるなら」と言い残して去ります。
このボーカルが後にメインで出てくるタツヤで、いきなりの鬼畜の所業に衝撃を受けました。
「ワンボックス・フレンド」
ユキトとタツヤの高校時代。
軽音部のタツヤは、いつも流れる放送部のユキトの声を気に入っている。
ある日、そのユキトが一人カラオケで煙草を吸っているのを見かけ、思わず声をかける。
一曲歌ってもらった後は、煙草の件をちらつかせ、一人でするところが見たいと言う。
後ろを使って始めるユキト。やがて欲情したタツヤが誘い、抱き合う二人。
この時から二人の不思議な縁が始まります。
「ボーイフレンドガール」
イオリとマモルのカップル。
バンドに誘われたマモルがメンバーの女の子を口説いたら男で、自分が入れられる方だったという女装攻め。
実は二人は学生時代の同級生で、当時はマモルがイオリをいじめていました。
女の子だと思ったら男で抱かれ、挙げ句自分がいじめていた相手だったことに驚くマモルですが、今は恋人として仲良くやっているようです。
イオリとマモルが参加しているのはタツヤのバンドで、冒頭のレイプ現場に二人と思しき人物がいるのがわかります。
「オイルショックラブ」
フェスティバルで歌い終えたユキトに、ファンだと声をかけてくる謎の外国人。
上手く誘われホテルの一室へ行き、抱かれてしまう。
今後も応援すると言う申し出を断るユキトですが、男はそのつれない態度に煽られ、君に拒否権はないと宣言。
タツヤとは違うバンドだけど一応恋人っぽいので、ちょっと複雑な展開。
「ビギニング・レッスン」
ユキトの子供の頃の話。
ピアノのレッスンの日、先生の誕生日ということでお母さんから預かってきたプレゼントを渡すユキト。
好きな女の人と過ごす方がいいはずなのに、レッスンでごめんなさいと謝るユキトに、僕は男の人が好きなんだと答える先生。
男同士のやり方を教えてあげると言われ、咥えられたり、なめられたり。
大きくなったら自分も先生を気持ちよくしてあげたいというユキトに、先生は早く大きくなってと嬉しそう。
結局先生とのその後の話はないので、ちょっと寂しい気も。
本命がタツヤだとしても、謎の石油王との話があるくらいなら、先生との再会があってもよかったのに。先生もどこかで幸せになっているといいなぁ。
「リバーシブル・パートナー」
現代のユキトとタツヤの話。
バンド活動で勝負している二人。今回の勝負に勝ったユキトの希望は「挿れてみたい」。
ユキトは後ろでしかいけないと言っていたので意外でしたが、七菱さんの絵はみんなかわいいのであまり違和感はなかったです。
タツヤの後ろを慣らしながら、これまでの日々を思い返すユキト。
いつも一緒で、バンドの成功も自分のことのように喜んでくれたタツヤの笑顔を思い出し、感極まる想いをぶつけるように抱きます。
終わった後、次はタツヤが抱くというところで終了。
「オンリースター」
描き下ろし。結局二人の関係ってどうなの?という点が回収されます。
プロダクションの社長とホテルに入ったという記事について問い詰めるタツヤに、ユキトは記事は誤解で、お前としかしたくないと伝え、ここに来てやっと恋人らしい流れに。
タツヤとユキトのカップルはかわいくて好きなんですが、収録されている話の順番が時間通りではなく混乱を招くのと、別の相手としてたりタツヤが他所で鬼畜だったりでなかなか二人の関係がしっくり来ないのが残念です。
パラレルワールドなのかと疑いたくなるのですが、「優等生にはひみつがいっぱい」というタイトルなので、ユキトには色々あるということでしょうか。
描き下ろしの二人が幸せそうだったので、今後は幸せに暮らしてくれるといいと思います。