はたて、さんのマイページ

レビューした作品

女性はたて、さん

レビュー数0

ポイント数0

今年度--位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

しっとり系BL

【タイトル】ばらのはなびら
【作者】紺色ルナ
【設定】リーマン、社会人
【舞台】オフィス、自宅、遠出
【攻め】先輩(上司)・強引・不器用・モテ男(保坂)
【受け】後輩(部下)・健気・不器用・地味 (嵐谷)
【絵】繊細、切ない、綺麗

【内容(表紙の後ろ参照)】
内気な嵐谷は、勤め先の先輩・保坂と恋人同士になり
人には言えない恥ずかしい仲に・・・。
もっと保坂を独占したいけれど気持ちを素直に言えない嵐谷は??

【個人的感想】
待ちに待っていた紺色ルナさんの新刊です。
今回は社会人のリーマンものです。2人のらぶらぶ日常話です。
しかしそのラブラブな毎日にも悩みの種はあるんですよね。
そんな些細な悩みを書いたお話なので切なくないんじゃないの?
と思われる人もいるかもしれませんが、これが結構切ないです。

他人が出てきて、二人の仲を裂いたり、嫌がらせをしたりするBLにも
切なさはありますが、この作品ははちょっと違います。

相手を独占したいといったような感情や、同性愛についての悩みなどが
受けの中で広がっていきます。受けの自分自身との葛藤が濃く描かれているので
切なさが通常より増していてより人間味あるBL作品でした。
ただ悲しいだけの切なさではなかったので、私の中ではとてもツボな作品です。
また、攻め視点で描かれている話もあるので
攻めの悩み、葛藤、思いもしっかりと感じることができます。

絡みの描写はぐっときます。ハードなことは特にやっていないのですが
紺色さんの描く顔の表情や一つ一つの動きが耽美さをよりアップさせています。
紺色さんの絡みシーンは、しっかり書かれているのに卑猥ではなくキレイです。
読者をドキドキさせつつも、いやらしいエロ本のようにならないところが
紺色さんの魅力のひとつだと実感することができました。

最後はしっかり綺麗にまとまっていて切なさから爽やかさに変化します。
その爽やかさも思いっきり爽やかなわけではなく
しっとりとほのかに残るような爽やかさで読んでいてリラックスできました。
この読み終えた後の、言葉では表せない何かが心の中に残るのが
紺色さんの作品の最大の魅力だと私は思います。

絵の好き嫌いはあると思いますが
普段と違うしっとり系BLが読みたい方にお勧めします。

最後になりますが作品を読むと素敵なタイトルの意味もわかりますよ。

新しいストーカーものです

【タイトル】片恋ノススメ
【作者】日吉丸晃
【設定】学生
【舞台】学園・日常
【攻め】わんこ・天然・マイペース・おバカ(英吾)
【受け】優等生・真面目・ゆるいツンデレ(清一郎)
【絵】線が細い、繊細、可愛い

【内容(表紙の後ろ参照)】 英吾の日課は、片思い相手清一郎を傍でながめること。
我慢できずに告白するが、『世界で一番嫌いな名前』と言われてしまう。
英吾はめげずに堂々とストーカー宣言するが、清一郎を追っているうちに
清一郎もある先輩を追っていることに気付いてしまって・・・

【個人的感想】
ストーカーものということでドロドロ執着モノに
期待していたのですがまったく違います。
どちらかというとほのぼの爽やかコメディギャグっぽい感じでした。
いい意味で裏切られました(笑)

絵は表紙からもわかる通り、線が細く、可愛い系です。
お話の中に出てくるデフォルメ絵もすごく魅力的ですが、
総合してみるとBL向けの絵というより、
乙女ゲームなどの乙女向け作品が好きな人の方が魅力を感じる絵かもしれません。

ストーリーですが、話の繋がり方が分かりにくいところや、ここで出るキャラは
一体なんなの(誰なの)だろう?と感じるときが何回かありました。
また、攻めキャラが可愛く描かれているシーンが多すぎるので、
他のキャラをもう少し活かしてあげてもいいのかなと感じました。

しかし、先輩をストーカーしている受けをストーカーする攻めなど
ぶっとんだ設定にもかかわらず最後はきれいにまとまっています。
なにより、話の中で謎解きをしていく段階のやりとりが
ほのぼのしていて楽しめると思います。
攻めが可愛く描かれているシーンが多いのでほのぼのが通常運転です。
新しいストーカーの誕生だと思いました。

絡みのシーンは物足りないと感じるかもしれません。
執着ドロドロストーカーを期待している人よりも
BL初心者や、男の子がきゃっきゃしている話が読みたい人向けのBL本だと思います。
ライトなBLが読みたくなったり、癒されたい人におすすめの1冊です。

大好きな作品シリーズものなので

大好きなシリーズ物の新刊なのですが
もう少し設定にひねりがあってもいいと思いました
シリーズ全体を考えずこの一冊での感想は
爽やかなラブコメ、癒されるといった感じです

おそらく『皇帝は○○○○』という作品名からわかるように
基本は『皇帝×○○』という形をとっているので
もう少しキャラの性格や心情に個性をつけてもいいと思います
毎回以下のような設定で絵にかいたようなハピエンものすぎます

攻め:やんわり強引的なところもあるけど基本は優しい
受け:攻めに告白されほだされていく、健気、素直
その後事件に巻き込まれてハッピーエンド

ラブコメチック・ハピエン・爽やかなシンデレラストーリー
といった点ではこの作者さんの魅力や個性がでています
さらに民族的な世界観の描写の中でのBLはこの作者さんの
最大の魅力なんではないかなあと思います

しかしシリーズ化するなら皇帝が陰気とか受けがひねくれとか
おもいきって皇帝×皇帝(別な国の)、子虎×子虎などと
性格や受け攻めの設定を思い切って変えないと
シリーズの醍醐味が半減するとおもいました

シリーズ全体を考えず単独でみたら楽しい作品ですが
シリーズ一貫してみるともうヒト押しスパイスがほしいです

本当に胸がこわれそう(ネタバレ有り)

【タイトル】胸がこわれそう
【作者】花村イチカ
【設定】幼なじみ・従兄弟
【舞台】大学生活の夏休み
【攻め】美形・過去持ち・素直じゃない・優しい(遥)
【受け】可愛い・鈍感・健気(七央)
【絵】丁寧・柔らかい・優しい

【内容】
七央は幼なじみの晴基に甘やかされながらも充実した毎日を過ごしていた。
そんな中、七央の従兄弟の遥がやってくる。
それから3人はいつも一緒に過ごしてゆくが、七央は遥が好きなことに気付く。
しかし、遥が晴基にキスしているのを見てしまい…。
3人の想いは複雑にからまってゆく…。

【個人的感想】
でました新刊!大ファンの作家さんです。花村さん大好きです。

絵はとにかく優しくて繊細な花村さんのストーリーにぴったり。
細かく描かれていて、絵からも話の優しさが伝わってきます。

最初読んだときは…三角関係か…と思ったけど泥沼化はなかったです。


ドロドロになっちゃう関係を爽やかに描くところに青春っぽさを感じました。
攻めも受けも、互いが大切なあまりに、お互いの気持ちを勘違いしたままのもどかしさがとにかく切ない。受けが健気だから、切なさが倍増しちゃうのかも。

切なさは家庭環境や三人の関係にもあらわれているのだけれど、決してシリアスではない。むしろ爽やかでした!

くっついたあとのらぶらぶっぷりも最高です。
こんなセリフ恥ずかしいわってくらいの甘い展開。
また主人公の胸につっかえてたものも解消できてさっぱり綺麗な終わり方でした。

連載がBL誌ディアプラスなので絡みはそこまで多くないです。2人がくっついてからはあるけどくどくない。しかし、セリフが恥ずかしい。

花村さんはディアプラスからあと2冊だしているんですけど、短編のヤンデレが出てくるお話がオススメです。とにかくみなさんにも花村イチカ先生の世界を味わっていただきたいです。

表紙はさわやかな感じ(ネタバレ有り)

【タイトル】犬とつばめ
【作者】雨隠ギド
【設定】幼なじみ・学生
【舞台】学生生活
【攻め】美形・寡黙(野呂)
【受け】平凡・寂しがりや(楓)
【絵】いい意味で淡白・優しい

【内容】
お兄ちゃんが大好きな楓。
ある年の夏休みにお兄ちゃんが海外留学してしまい、その間会えなくなる。
そんな中、楓のご近所に夏の間だけ田舎から野呂がやって来る。
お兄ちゃんに会えない寂しさを野呂で埋める楓、楓になつかれる野呂…。
しかし楓と野呂の別れはそっけないものだった。

月日は流れて11年…楓の元に再び野呂が現れる。
以前と変わった楓になにかひっかかる野呂。楓を変えてしまった原因は実の兄の死だった……。

【個人的感想】
とにかくほんわかです。絵のタッチはなんていったらいいんだろう…。
優しい絵です。山中ヒコさんとか好きな人だったら絶対に楽しめると思います。
BLじゃなかったらflatっぽい雰囲気の絵です。
少女漫画みたいにキラキラした絵ではないので切なさもマックスに伝わってきます。
BL誌だとoperaとかcraftとか好きな人にはオススメです。

内容についてですが、兄の死について自分を責める受けと、兄を超えられないんじゃと苦しむ攻め。兄の元恋人も登場してシリアスシーンもしっかり描かれてます。

それに対して、ラブラブっぷりもたくさんです。
最初の頃は無表情で、暗そう、周りと関わりたくないオーラをだしてる感じに描かれてる受けと寡黙、クール、大人っぽく描かれてる攻めですが、時間が経つにつれて、甘い雰囲気になってくるので◎。

その甘さも不自然じゃなくて、自然な感じっていうか、見ててこっちが照れるくらいピュアでした。かといって王道な甘さでもなく…ほんわかしっぱなしです。絡みはほぼ無いです。最後にあったけどくどくないし、さらっとしてて初心者にも読みやすい作品です。

強いて言えば、楓と野呂の同級生仲間でもある金持ち人気者×貧乏ほんわかキャラのやりとりがもっと見たかったです。でも、この二人の話は後から続編で描かれるのかなぁ。と思っています。
しかし、兄の死の理由設定には少し無理があったとような気が。

でも個人的にこのようなカップリングは大好きなので、大満足です。
今後の雨隠さんのご活躍に期待しています。

ちなみに雨隠さんは、あと2冊同時に発売してます。BL本じゃないみたいですが、雨隠さんが気になる人はチェックしてみるといいかもしれないです。たぶん私はそのうち買います(笑)

DVD付きも・・・

DVD付きも・・・買ったけど、欲しい。