開発BL はじめての××

kaihatsu BL hajimete no ××

開発BL はじめての××
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
21
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%
著者
にやま 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
価格
¥944(税抜)  
ISBN
9784815500054

あらすじ

こんなのオカシクなる――
めくるめく初体験の世界…
オメガバースも収録!

事実、日本の受けは「初めて」の誘惑に弱い。

カバーイラスト:にやま

コミックス:
白蜜ダイヤ
セツオ
寺嶋かなえ
でん蔵
にやま
柊みずか
ぼっとん
ミナモトカズキ
りーるー
ロッキー

オール描き下ろし!

表題作開発BL はじめての××

その他の収録作品

  • イヤ!し、癒され⁉︎
  • メスイキリムジン
  • 薔薇園
  • いとしの恩人とヤキモチ彼氏
  • しあわせに満ちた夜の庭
  • ボクのかわいいヒーロー
  • 清濁
  • 被加虐性マグネット
  • 君の世界よ僕で変わってよ
  • 青春、だから僕らは血を流す。

レビュー投稿数4

色んなハジメテをありがとうございます…

イメージしていた“開発”とは多少違った気もしますが結果オーライ!
特に好みの作品を、
個人的にずっきゅんなセリフと共に敬称略で失礼します。

なんといってもお目当てはにやまさんでした!!!
ハイ、表紙もさることながら、トップバッター感謝です!!

『イヤ!し?癒され!?』にやま 24頁
マッサージ師(ゲイ)・恩田×紳士的な常連客(ノンケ)・蓮見。
EDになってしまった蓮見ですが、
恩田の器用そうな手で心も筋肉もあんなところもほぐされて……。
恩田の言葉も技も巧みで、蓮見さん蕩けまくりー!!!!
「いつも来てるせいか僕は…
君の手を覚えてしまってるから」
エロい……そして気持ちよさげ……。
蓮見さんの反応も良かったですが恩田が更に好みでした!!
調子こいてくるところがズルいんだけどかっこいい!!
何度読み返しても飽きません!!早く新刊が読みたいです!!!

『メスイキリムジン午前0時』りーるー 26頁
元特攻隊長タクシー運転手・神立×二代目強面社長・今泉。
リムジンの後部座席で行われる不毛なHを見かねた神立は
今泉から指名が入り…。
いい!!!!!!!!
今泉社長の強気な感じで喘がれるの最高!!!
神立が若いながらもあれこれ心得ていて、
「どんだけつまんねえセックスしてきたんすか、
こんだけスケベな身体しといて」なんて言って
がっつり今泉社長を満足させていました…。
これからは専属でどうか夜露死苦←

『薔薇園』でん蔵 24頁
麗しい生徒会副会長・白鳥×平凡なDK副会長補佐・平(たいら)。
絶対的権力に逆らってはいけないという噂の全寮制男子校で、
突然副会長補佐を任命された平は
後日、白鳥が他の生徒を抱いているところを見ていろと言われ…。
真面目そうな平がそれをきっかけにアナニーにハマってしまうのですが
でん蔵さんのお描きになる手が男くさくてたまらない!!
「どうしよう…“見張り”をやる度に
どんどんケツで感じる様になっていってる…」
前をいじらずとも後ろだけでイケちゃって勉強熱心で何よりです。
最後はハピエンなのでご安心を☆


ダークなものから、ヤンキー受け、女の子みたいな受け、
美しいオメガバースもの、病んでる系な作品まで幅広く読めるアンソロでした。
某書店で購入予定でしたが店頭に並んでおらず、
「開発BL、はじめての××ありますか?」と
店員さんに問い合わせる勇気がありませんでした…。
私もまだまだだなぁ……。

3

甘い話が少なかったです。

にやま様の作品とアニメイト特典のペーパーが目当てで買いました。
アンソロジーはいろいろな作家様の作品が読めるから、新たな発見が出来たり好きな作家様が増えたりして嬉しいです。

読めて嬉しかった作品
にやま様「イヤ!し、癒され!?」
流されやすいチョロ紳士が好きってコメント通り、受けの蓮見さんが結構チョロく攻めの恩田くんに美味しく頂かれちゃうお話です。

ツボ押しの度にビクビク感じてる蓮見さんが色っぽいです。
会陰のツボ押しシーンもありました。←最近ちょこちょこ見るようになってきて嬉しいです。
ほのぼの可愛くて癒されます。
続編があったら読みたいです。

りーるー様「メスイキ リムジン午前0時」
おっさん受けです。こんなに疲れているおっさん受けは初めてでした。
受けの今泉社長は、倒産寸前だった会社を必死に立て直した苦労人です。
ストレス発散のような一方的なHでは全く満足できず、そんな彼を満足させてくれたのはリムジンの運転手神立さん(年下)。

エンジンの回転数に連動して震えるバイブ、なる物が出てきて発想が面白いと思いました。
あまり激しく震え過ぎるとちょっと危険な気もしますが。
神立さんは運転中いっさい今泉さんに触れずにエロエロに育てていきます。
おもちゃで我慢できなくなってきた今泉さんを、言葉で誘導して乳首攻めをさせてる場面は楽しそうでした。


他の方の作品は、昭和っぽい固い感じの絵柄だったり、不憫な生い立ちの受け、繊細な絵柄で切ないオメガバース話、ショタ系、ネトラレ系、病んでる話など多彩でした。

ネトラレ系は一番読んでいて苦しかったです。
告白して付き合い始めたばかりの二人に、全く見ず知らずの男からの突然の悪意。
自分の恋人が、自分以外の複数の男たちに乱暴されて、汚れた彼を好きでいられるか?
ラストの汚された彼を見る彼氏の表情は、好きな人を見る顔ではなかったのが辛かったです。

普段明るいハッピーエンドな話か、切ない話でも最後は幸せになる話ばかり読んでいるので、結構いろいろな展開に戸惑う事が多かったのは残念です。

4

お題「開発」のアンソロジー

10作品収録のアンソロジー。
以下、収録順にざっと。(作者様敬称略)

「イヤ!し、癒され⁉︎」にやま
行きつけのマッサージ店でEDを相談したらヤられちゃった…
好機を逃さぬ棚ボタ店長ですが、なぜかほんわかした世界観で読後感も良い。絵ヂカラですかね〜

「メスイキリムジン午前0時」りーるー
女王様気質のオラオラ社長をゴリゴリにイかせる元ヤン運転手。爽快です。

「薔薇園」でん蔵
憧れの生徒会の頂点に君臨する会長の、ものすごくわかりづらい愛情。

「いとしの恩人とヤキモチ彼氏」寺嶋かなえ
もうすでに恋人の2人の、初めての潮吹きプレイ。
描写は無いけどリバっぽいかも。

「しあわせに満ちた夜の庭」ロッキー
オメガバース。
静かだけど抗えない出会い。α同士なのに…
ドラマの予兆だけど、後に長編となる中の初めの一編なのでこれだけでは消化不良。

「ボクのかわいいヒーロー」柊みずか
ショタ攻めもの。小学生みたいなのにヤらせろヤらせろって…
受けがヤンキーっぽいのが逆に救いです。

「清濁」ぼっとん
これは後味が悪いし、「開発」のテーマに合ってるかも微妙。
恋人狩りをする一団がカップルの片方を壊れるまでレイプするお話。結果的にもう片方も壊れる。胸糞。

「被加虐性マグネット〜のっぽと姫と、ときどき巨根〜」白蜜ダイヤ
かまってちゃんと、無視するクラスメイト。無視されるから「構って」が加速して。
可愛い話になると思いきや、オラオラの方が勝つ流れ。これからの2人は不均衡になりそうで実は後味が悪い。

「君の世界よ僕で変わってよ」セツオ
パワハラモラハラに遭って死のうとするリーマンの話。
最後まで読めばハッピーエンドだけど、途中がモヤる。

「青春、だから僕らは血を流す」ミナモトカズキ
ボコり系。
優等生の裏の顔的なストーリー。痛みも征服欲の一部になってる。
この後2人は執着絡みのカップルになりそう。


自分からは読まないだろうという設定が読めるのがアンソロジーの面白み。
その意味で言えば、結構な収穫の一冊だったと思う。
総合では「萌」で。

0

取り扱い要注意な作品がある

バッドエンドが苦手な人が読むと、これ以上無いほど落ち込む作品があるので要注意です。

冒頭から楽しく読んでいても、その作品のあまりに毛色の違いに戸惑いどころか精神的に地の底まで突き落とされます。
火傷注意です。


完全ネタバレします。

それはぼっとんさんの【清濁】(冒頭から数えて7番目)
同級生同士がお互い好意を伝え合い初々しいカプが成立した様子を、こっそり見ていたリア充狩りが趣味な男に拉致られてモブレ&処女強奪。
受けは最初抵抗するもモブレの末、快楽堕ちで思考破壊されちゃってアヘ顔。
そんな様子を見させられる攻め。

で、全てが終わってぐちゃぐちゃになった受けを見つめる攻めの目がもう冷ややかで、救いがないんです。
このカプはもう終わったな……としか思えない(涙)
おまけに邪悪な男は、「次はどんな子にしようかな?」と犠牲者がまだまだ出そうな野放しエンド。

他人に汚された男でも心から愛せるか試すために、初心いカプを拉致して犯して快楽の虜にするってことが、この作家さんにとっての「開発」らしい。
そんなの開発と言ってほしくないわ。

ゲス攻めに絡め取られて闇落ちしちゃう受けというのも好きじゃ無いけど、それでもそっちのほうがメリバという点ではまだまだマシと思えるほど。

それほどこの作品はどこにも救いがなく、メリバですらない完全バッドエンドです。
開発とかBLとか全てぶっ飛んで、身勝手な快楽殺人犯にオモチャにされてしまった犠牲者たち…というイメージしか残らなかった。
あのサイコパス野郎にしかメリットがないなんて、悪意を正当化して犯罪をのさばらせているような描き方が本当に嫌い。

しかも、ぼっとんさんってこの作品しか描いていない作家さんなので、(あまりに腹が立って、ネットで作家情報調べたけど別名で活躍しているらしいという記述があった。誰?!)ダークめな作風の作家さんだとかそういう前情報もないために、身構えることも出来ずに読まされる悲劇。

【清濁】が「しゅみじゃない」を10個つけても足りないくらい。
他の作家さんのは楽しく読めたし、トップのにやまさんの無自覚ながらもエロくてチョロいリーマンを開発しちゃう【イヤ!し、癒され⁉︎】とかすっごく良いのに(にやまさん好きなら満足できます、絶対に。)清濁があまりにも破壊力がありすぎるので中立です。

開発をテーマにしたアンソロでも同じ三交社のデイジーコミックスが出してる「調教・覚醒BL」のほうが愛がベースの開発系でエロも濃くて楽しめるので、断然そちらをお勧めします。

4

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